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第三十八話 王都決戦!!
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岩壁?の作り出した突風により、雲一つ無くなった王都の空を、日が赤染め、沈む……
モーリヤスが率いてきた、元王国軍兵士約10万を加えた
キースの軍は、装備の赤を沈む太陽がさらに紅く染め、この後におこるであろう、戦闘によりもたらされる血に染まった大地を思わせた。
真っ赤な炎のごとく紅く染まった大地はやがてその色合いが黒に傾き、辺りは闇が支配する夜へと移り変わっていく………。
暗闇に飲み込まれた大地は、王都の城壁を照らす魔法の明かりと極限まで欠けた月からもたらされる微かな光だけがたよりになる。
そんな暗闇に包まれたのを合図に、キースは10万の軍隊の先頭に立ち、王都を睨む!
さすがのギネリン王もキースの進軍に気付いているようで、城壁には王都に常駐する兵が装備を固め、戦闘準備は万端といったところであろう。
暫くのにらみ合いの後、
キースは、スッと両手を高く掲げると、フワリとその身を宙に浮かせる、そして、高く高く空へと上っていく……。
それを認めた王都から、キースを、撃ち落とす為であろう、魔法の火の玉が次々と撃ち込まれる!!
キースはその火の玉を凝縮させて、王都の空で爆発させる!!
それを合図に、王都を取り囲むように配置されていた魔法使い部隊が王都に向かい、風魔法を使った!
すると、用意されていた魔法の粉が王都に送り込まれる。
「さて、アメリア……君の願い通りに行くと良いのだが……君の見つけたこの策は此処までは上手く進んでいるよ……最後の仕上げだ!!」
キースは名一杯の魔力を込めて王都の空に霧を生む!
その霧は魔法の粉と反応して王都へと降下していく……。
そして、数日降り続いた雨に含ませていた、もう一つの魔法の粉と合わさる!
昨日まで降り続いていた雨は、キースが王都に潜ませていた魔法使いの仕業であり、王都の隅々にその粉の成分を含ませていた、そんな事もあり、王都は魔法の霧に包まれる事となる!!
真っ白な霧に包まれる王都は魔法のぼんやりとした光に照らされ、幻想的な雰囲気を漂わせる………その霧の効果により、王都に居る人々は次々とその身を横たえ、深い深い眠りへと落ちて行くのだった……。
その様子を上空から見ていたキースは、ホッとした口調で、
「よし……霧の効果で争わずに済みそうだな……アメリア、君の願い通りに無血開城出来そう………ん?」
城壁にいる兵士から、城下町にいた兵士、民間人に至るまで皆がパタパタと倒れる様子が見られる中、王城の一番高い位置にある展望台に、霧から逃れるギネリン王の姿をキースが確認する。
「往生際の悪いヤツだ……しかし今は無血開城の準備が先だな。」
様々な魔法具によって身を守るギネリン王だが、この霧の中逃げることも出来ないだろうとふんだキースは、地上に戻ると、防護服を着こんだモーリヤス達に王都にいる兵士達の拘束を命じるのだった。
モーリヤスが率いてきた、元王国軍兵士約10万を加えた
キースの軍は、装備の赤を沈む太陽がさらに紅く染め、この後におこるであろう、戦闘によりもたらされる血に染まった大地を思わせた。
真っ赤な炎のごとく紅く染まった大地はやがてその色合いが黒に傾き、辺りは闇が支配する夜へと移り変わっていく………。
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それを認めた王都から、キースを、撃ち落とす為であろう、魔法の火の玉が次々と撃ち込まれる!!
キースはその火の玉を凝縮させて、王都の空で爆発させる!!
それを合図に、王都を取り囲むように配置されていた魔法使い部隊が王都に向かい、風魔法を使った!
すると、用意されていた魔法の粉が王都に送り込まれる。
「さて、アメリア……君の願い通りに行くと良いのだが……君の見つけたこの策は此処までは上手く進んでいるよ……最後の仕上げだ!!」
キースは名一杯の魔力を込めて王都の空に霧を生む!
その霧は魔法の粉と反応して王都へと降下していく……。
そして、数日降り続いた雨に含ませていた、もう一つの魔法の粉と合わさる!
昨日まで降り続いていた雨は、キースが王都に潜ませていた魔法使いの仕業であり、王都の隅々にその粉の成分を含ませていた、そんな事もあり、王都は魔法の霧に包まれる事となる!!
真っ白な霧に包まれる王都は魔法のぼんやりとした光に照らされ、幻想的な雰囲気を漂わせる………その霧の効果により、王都に居る人々は次々とその身を横たえ、深い深い眠りへと落ちて行くのだった……。
その様子を上空から見ていたキースは、ホッとした口調で、
「よし……霧の効果で争わずに済みそうだな……アメリア、君の願い通りに無血開城出来そう………ん?」
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「往生際の悪いヤツだ……しかし今は無血開城の準備が先だな。」
様々な魔法具によって身を守るギネリン王だが、この霧の中逃げることも出来ないだろうとふんだキースは、地上に戻ると、防護服を着こんだモーリヤス達に王都にいる兵士達の拘束を命じるのだった。
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