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後編
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次の日も、マリアは仕事でミスをする。
領地経営のことなど、商家の出身でもないマリアにはとても難しいことだった…。
「なぜだ!お前は私に損をさせたいのか?」
ハルトは、手にしていたグラスの水をマリアに浴びせかける。
「そ、そんな事は決してありません……。すみませんでした。」
いつもの様に土下座するマリア。
「全く、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日!すみませんばかり連呼しているな!それはお前の挨拶か?『はい、こんにちわ!』っとでも返そうか?」
土下座をするマリアは、
「すみません!」
そう答えると、
「はい、こんにちわ!」
マリアが土下座をして謝る姿に、挨拶で返すハルト。
「まったく、平民と言うのは頭も使えないのか?もっと賢く立ち回ったらどうだ?」
「ご、ごめんなさい……。」
土下座をするマリアの頭部をハルトは踏みつけると、
「この中に少しでも中身があったら私はこんなに苦労しないのにな……。」
そう言うと、唾をマリアに吐きかけ、ハルトは部屋を出るのでした。
そんな日が続いたある日。
マリアは、自分が妊娠している事に気付くのでした。
「これでハルトを見返せる。」
マリアは、不適な笑みを浮かべ、その日の夜寝室で、
「どうぞ、お飲み物です。」
「ふん!わかっている!早くそこへ置け!」
ハルトはマリアに乱暴な言葉を浴びせかけると、グラスに注がれているワインを一気にあおる。
「さぁ、今夜も………う!……く………。」
グラスのワインを飲み干した早くは急に苦しみだし、苦悶の表情で、床を転げ回る
「どう?痺れ薬の味は?」
「な、何をする……マ、マリア……こ、こんな……事を……して……。」
「ああ、大丈夫よ。安心して、貴方の言う通りに頭を使ってみたの。」
「な……なんだ……と?」
「だ、か、ら!頭を使ったのよ。まぁ、安心して。嫌だけど、フェルト伯爵家の血筋は残って行くわ、この私のお腹に宿る子によって……。」
「はぁ?……な…に……を?」
「まぁ、そう言うわけだからサヨナラ。本当に毎日、毎日、毎日、私を好きにしてくれたから、わたしもそうしたいけど、それは難しそうなのよ……。だから、今日1日だけなの。……残念だわ。そんなところが平民なのね…。さっ!はじめましょ♪」
そう言うと、マリアは包丁を取り出し、ハルトを生きたまま解体していく!
「や、やめ……て……ぐ…ぎゃ!」
「痺れているだけだから、鈍いけど、痛みは感じるでしょ?考えたのよ♪そんなところも♪それに私の得意な料理の技術も活かしてみたの♪」
マリアは嬉々とした表情でハルトを解体し、その肉片は焼いてマリアが食べたり、家人に振る舞ったりする。
骨は農機具にかけて粉砕すると、畑の肥料として撒いていく。
「これで余すところ無く使いきったわね。あ!あとは届け出をしないと……あ~忙しい♪」
その後、マリアは、ハルトの狩猟道具を魔の森に棄てに行く。
「ふぅ、こんなものかな♪」
数ヵ月後………
マリアはそれからの日々を楽しく過ごし、ハルトは狩猟に出て帰らず、行方不明と言うこととなり、マリアの子供が伯爵家を継ぐとことなるのはまだまだ先の話。
領地経営のことなど、商家の出身でもないマリアにはとても難しいことだった…。
「なぜだ!お前は私に損をさせたいのか?」
ハルトは、手にしていたグラスの水をマリアに浴びせかける。
「そ、そんな事は決してありません……。すみませんでした。」
いつもの様に土下座するマリア。
「全く、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日!すみませんばかり連呼しているな!それはお前の挨拶か?『はい、こんにちわ!』っとでも返そうか?」
土下座をするマリアは、
「すみません!」
そう答えると、
「はい、こんにちわ!」
マリアが土下座をして謝る姿に、挨拶で返すハルト。
「まったく、平民と言うのは頭も使えないのか?もっと賢く立ち回ったらどうだ?」
「ご、ごめんなさい……。」
土下座をするマリアの頭部をハルトは踏みつけると、
「この中に少しでも中身があったら私はこんなに苦労しないのにな……。」
そう言うと、唾をマリアに吐きかけ、ハルトは部屋を出るのでした。
そんな日が続いたある日。
マリアは、自分が妊娠している事に気付くのでした。
「これでハルトを見返せる。」
マリアは、不適な笑みを浮かべ、その日の夜寝室で、
「どうぞ、お飲み物です。」
「ふん!わかっている!早くそこへ置け!」
ハルトはマリアに乱暴な言葉を浴びせかけると、グラスに注がれているワインを一気にあおる。
「さぁ、今夜も………う!……く………。」
グラスのワインを飲み干した早くは急に苦しみだし、苦悶の表情で、床を転げ回る
「どう?痺れ薬の味は?」
「な、何をする……マ、マリア……こ、こんな……事を……して……。」
「ああ、大丈夫よ。安心して、貴方の言う通りに頭を使ってみたの。」
「な……なんだ……と?」
「だ、か、ら!頭を使ったのよ。まぁ、安心して。嫌だけど、フェルト伯爵家の血筋は残って行くわ、この私のお腹に宿る子によって……。」
「はぁ?……な…に……を?」
「まぁ、そう言うわけだからサヨナラ。本当に毎日、毎日、毎日、私を好きにしてくれたから、わたしもそうしたいけど、それは難しそうなのよ……。だから、今日1日だけなの。……残念だわ。そんなところが平民なのね…。さっ!はじめましょ♪」
そう言うと、マリアは包丁を取り出し、ハルトを生きたまま解体していく!
「や、やめ……て……ぐ…ぎゃ!」
「痺れているだけだから、鈍いけど、痛みは感じるでしょ?考えたのよ♪そんなところも♪それに私の得意な料理の技術も活かしてみたの♪」
マリアは嬉々とした表情でハルトを解体し、その肉片は焼いてマリアが食べたり、家人に振る舞ったりする。
骨は農機具にかけて粉砕すると、畑の肥料として撒いていく。
「これで余すところ無く使いきったわね。あ!あとは届け出をしないと……あ~忙しい♪」
その後、マリアは、ハルトの狩猟道具を魔の森に棄てに行く。
「ふぅ、こんなものかな♪」
数ヵ月後………
マリアはそれからの日々を楽しく過ごし、ハルトは狩猟に出て帰らず、行方不明と言うこととなり、マリアの子供が伯爵家を継ぐとことなるのはまだまだ先の話。
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