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猫の日 当日夜 謎の物体装着
しおりを挟むイってグッタリしているところに、脚を持ち上げられたり広げられたり身体をひっくり返されたりしながら、それを装着されていく。
「あー…想像以上……」
彼の興奮しきった声がちょっと怖い。
パチンと首元で音がして
「できたよ」
囁かれた。
チラっと自分の身体を見下ろすと、革のベルトが縦横無尽に這っていた。
………本来、隠さなきゃいけない筈のところは一切隠さずに!
すっっっごい恥ずかしいけれど、もう今日はこれ着るって決めてたから我慢する。
でも…割と複雑な作りっぽいのに、彼の手には全く迷いがなかった。
「…こんなの、どうやって覚えて…」
ほんの少しだけ浮気の2文字が頭に浮かびかけて
「最近は通勤中、ずっと頭の中でこれのシミュレーションしてた」
次の瞬間、消え去った。
「何やってるの!?」
本当、私の旦那様は外で何やってるの!?
「あー、やっぱり生の君の方がずっと可愛い…」
でも、抱きしめられたら何も言えなくなる。
私…彼に弱いにも程があるんじゃないだろうか。
惚れた弱みにも限度があっていいと思うのに
「大好き。僕の奥さん。僕だけの猫さん…」
そう言われたら、ぎゅっと抱きしめ返す以外、できる事なんてなくなった。
それから身体を離した彼に、じっと見つめられた。
昨日の夜みたいに。
「…見過ぎっ……」
でも今日は抗議してもやめてくれない。
「折角だから脳内に焼き付けておきたい」
「っ…!」
睨むと
「だって写真撮るのはダメでしょ?」
「当たり前っ!」
叩こうとしたら手を掴まれた。
「うん。僕も、もし偶然にでも君のこんな姿を他の人に見られたら殺しちゃうから撮らないけど。だからせめて、この目で見させて?」
………今、サラッと怖いことを言われた気がする…。
「と思う」とか「かもしれない」とかじゃなくて断定だった…。
軽く青ざめて動きを止めた私の身体を、彼の視線が隅々まで這う。
ちょっと言葉が出ない…。
「んっ…もう我慢できない…」
しばらくして呟いた彼が、ようやく触れてくれた。
革に沿って撫でられたりキスされたりする。そっと撫でられる皮膚がくすぐったい。
彼の指から逃げようと身を捩ると、宥めるようにキスされる。
「逃げちゃダメ」
「んっ…」
そんなこと言われても、これは反射だ。くすぐったくて、身体が反応してしまう。
「好きだよ、猫さん…」
撫でられてはキスされる。
「猫さん、君は僕のものだよ…」
コクリと頷くと、唇にキスされた。
舌が入ってきて舐め回される。
「んっ…ふっ…」
苦しくなって口を開くと、両の乳首を同時に摘まれた。
「あぅっ……」
舌が擦れ合う。
乳首も優しい手つきで執拗に弄られる。
どうしよう…凄く気持ちいい…
ちゅうっと舌を吸い上げられて軽くイった。
「猫さん…猫さん……」
彼の熱のこもった声にゾクゾクする。
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