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彼の誕生日3 いってらっしゃいとお出迎え
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膝の力が抜けた私を、彼が引き寄せて支えてくれた。
まだ中に挿れたまま。
「んぅうっ…」
思わず腰が逃げそうになると、逆に引き寄せられ奥まで密着された。
「逃げたらダメでしょ?君の中で僕のをぎゅーして?」
笑いながら囁かれて、身体が勝手に彼の言葉に従った。
「っ…くっ…気持ちいいよ…エッチで可愛い僕の奥さん…大好き…」
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
「じゃあ、行ってくるけど…帰ってきたらまたその服で出迎えてくれる?」
恥ずかしいけれど頷いた。今日は彼の誕生日だから。
………誕生日じゃなくても、彼のお願いなら多分聞いてしまうけど……
「うん……」
ふふっと彼が笑う。
「あ、何かやる気の出る一言ちょうだい?」
「え…?」
………ちょっと考えて
「…行ってらっしゃい。私の大好きな旦那様」
彼は、ちょっと驚いたように目を丸くした後、嬉しそうに微笑んだ。
…もしかしたらエッチな言葉を期待されていたのかもしれない。
「行ってきます。僕のエッチで可愛い奥さん」
ちゅっとキスして出かけていく彼の背中を見送った。
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
一人になって、自分の着ている服を見下ろした。
汚れちゃった…洗わなきゃ…それに…シャワーも浴びないと…
さっき着たばっかりなのにもう汚れてしまったメイド服を脱いで、大きめの洗濯ネットに入れる。それとエッチな下着も脱いで別のネットに入れて洗濯機に放り込んだ。ピッとスイッチを入れてため息を吐く。
…今夜も…凄いことされちゃうんだろうな……
嫌じゃないけど恥ずかしい。それと…そうされることにどんどん慣れてきてしまっているのが少し怖い。
どうせ彼のすることは拒めないし、きっともう手遅れなのだけれど…
午後に一度、彼からメッセージがきた。
[今はどんな格好?]
[…普通の服]
[…本当に?]
[本当に]
あんな格好一人でしないからっ…
…買い物にも行くのに。
証拠の写メを送った。
[ちぇー]
…なに着てると思ってたの。
[…下着も?]
[当たり前っ…]
あんなの…彼の前でしか履ける訳ない…
でも
[ちぇー………]
っ…もうっ…
あまりにあからさまにテンションを下げた彼に困って、思わずスカートの中を写メして送った。
[………これ今撮ったやつ?]
[…そうだけど]
[………愛してるよ、僕のエッチな奥さん。今夜は全力で可愛がってあげる]
それっきりメッセージはこなくて。
そこで我に返った。
何やってるの!?私!!
…自分からあんなことするなんてっ……
真っ赤になった顔を覆う。
彼が帰ってくるのが、待ち遠しいけど恥ずかしい…
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
誕生日っぽくちょっと豪華な料理を準備しつつ、テーブルも飾りつけた。昼間受け取ってきた誕生日ケーキは冷蔵庫の中だ。
彼の帰宅時間の30分前になったので、またアレに着替えた。
彼が
「夜はこれもつけてね」
って置いていった小物類も身につけた完全バージョン。
確認の為に鏡を見て、あまりのいやらしさに改めて崩れ落ちた。
色は全体的に黒。
黒いメイド服。
可愛いデザイン。
…けどやらしい。
頭はメイドの定番。存在意義の不明なヘッドドレス。そこに黒い猫耳がプラスされている。フェイクファーで触り心地がいい。
首にはエナメルっぽい細めの首輪。これも黒。鳴らない小さな鈴がついている。
メイド服の襟ぐりは大きく開いている。…というか乳首が出そうなギリギリのライン。
その下から完全に見えてるブラは、谷間を作るように寄せられていて。なのに乳首の部分は開いているから、服の上から突起の位置がわかってしまう。
腰の両脇は無意味に穴が開いていて肌が見えている。お臍の部分も小さく穴が開けられている。
スカートはフリルが何枚も重なっていて可愛いけれど短すぎる。まっすぐ立っても下着が軽く見えてしまっている。ブラとお揃いのデザインの下着が。
レースたっぷりで可愛いけれど、これまたあそこの部分が開いていて、履いたままエッチしてしまえる仕様の下着が。
脚は太ももまでの黒いタイツ。目の細かい、いかにもな感じの。それをレースのガーターベルトで留めている。
タイツの太ももの部分に、斜めに大きく片脚に「SEX」もう片方には「BI※CH」って書かれているのは何の嫌がらせなの。
両足首には金のアンクレット。少し彫りが入っていて綺麗。
…なんだけど、横に小さな丸い輪っかが付いていて、嫌な予感しかしない。
それと足元はウサギの頭部のぬいぐるみが付いたスリッパ。
可愛いんだけど小さく吹き出しで「eat me!」って言ってるのはどういうことなの……頭の猫耳と合ってないし……
自分の格好のあまりのいやらしさに打ちのめされていたら、
「ただいまー」
夫が帰ってきた。
気力を振り絞って立ち上がって出迎える。彼の為にこんな格好をしたんだから見せなきゃ…。
「おかえりなさい…」
柱にもたれかかった私の姿を目にして、彼の動きが止まった。
じっと観察されているのを感じる。
ドサッと手からカバンが落ちた。
大股で近づいてきた彼に抱き上げられる。
「きゃっ…!?」
可愛らしすぎる声をあげてしまって恥ずかしい。彼は私を抱き上げたままキッチンに行ってぐるりと見回した。
「火は使ってないね?」
「…う、うん」
そしたらまた大股で寝室へ。
「えっ…ちょっと…ごはんっ…」
折角、温かい状態のを食べれるように色々考えて…
「ごめん。こんなの我慢できる訳ない」
ベッドの上に降ろされた。
彼が覆い被さりながらネクタイを緩める。
その仕草にドキリとしている間に、キスされていた。
「…全部つけてくれたんだ」
興奮した声。
「…っ…だってあなたがつけてってーー」
言うから…
またキスされた。彼の手が、穴の開いた腰を撫でる。
「んっ…ぅうっ…」
「はあっ…最高…猫耳性メイドな僕の奥さん…最高っ…」
性メイドって何!?
初めて聞く単語に動揺する。
知らない間にとんでもないものにされていた。
彼がいったんキスを止め、お腹の方に頭を動かした。お臍を舌でつつかれる。
「んんっ…」
「服着たままの君にこんなことできるなんて…本当最高…」
お臍を舐めながら腰を撫で回される。
片手が少し下へと下がった。
スカートのフリルごとお尻を揉まれる。
「んぅうっ…」
あっというまに濡れた中から愛液が溢れだす。
やっ……スカートに付いちゃうっ…
下着に開いた穴の所為で遮るもののないそれは、そのままトロリとお尻を伝ってスカートを汚した。
いつの間にか両手でお尻を揉まれていた。彼が手を握ったり開いたりする度に、あそこがくっついたり離れたりしてゾクゾクする。愛液に濡れたそこがいやらしい音を立てる。
お臍への愛撫も気持ちいい。
けれど…でも…
もっと直接的な刺激が欲しい…
まだ中に挿れたまま。
「んぅうっ…」
思わず腰が逃げそうになると、逆に引き寄せられ奥まで密着された。
「逃げたらダメでしょ?君の中で僕のをぎゅーして?」
笑いながら囁かれて、身体が勝手に彼の言葉に従った。
「っ…くっ…気持ちいいよ…エッチで可愛い僕の奥さん…大好き…」
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
「じゃあ、行ってくるけど…帰ってきたらまたその服で出迎えてくれる?」
恥ずかしいけれど頷いた。今日は彼の誕生日だから。
………誕生日じゃなくても、彼のお願いなら多分聞いてしまうけど……
「うん……」
ふふっと彼が笑う。
「あ、何かやる気の出る一言ちょうだい?」
「え…?」
………ちょっと考えて
「…行ってらっしゃい。私の大好きな旦那様」
彼は、ちょっと驚いたように目を丸くした後、嬉しそうに微笑んだ。
…もしかしたらエッチな言葉を期待されていたのかもしれない。
「行ってきます。僕のエッチで可愛い奥さん」
ちゅっとキスして出かけていく彼の背中を見送った。
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
一人になって、自分の着ている服を見下ろした。
汚れちゃった…洗わなきゃ…それに…シャワーも浴びないと…
さっき着たばっかりなのにもう汚れてしまったメイド服を脱いで、大きめの洗濯ネットに入れる。それとエッチな下着も脱いで別のネットに入れて洗濯機に放り込んだ。ピッとスイッチを入れてため息を吐く。
…今夜も…凄いことされちゃうんだろうな……
嫌じゃないけど恥ずかしい。それと…そうされることにどんどん慣れてきてしまっているのが少し怖い。
どうせ彼のすることは拒めないし、きっともう手遅れなのだけれど…
午後に一度、彼からメッセージがきた。
[今はどんな格好?]
[…普通の服]
[…本当に?]
[本当に]
あんな格好一人でしないからっ…
…買い物にも行くのに。
証拠の写メを送った。
[ちぇー]
…なに着てると思ってたの。
[…下着も?]
[当たり前っ…]
あんなの…彼の前でしか履ける訳ない…
でも
[ちぇー………]
っ…もうっ…
あまりにあからさまにテンションを下げた彼に困って、思わずスカートの中を写メして送った。
[………これ今撮ったやつ?]
[…そうだけど]
[………愛してるよ、僕のエッチな奥さん。今夜は全力で可愛がってあげる]
それっきりメッセージはこなくて。
そこで我に返った。
何やってるの!?私!!
…自分からあんなことするなんてっ……
真っ赤になった顔を覆う。
彼が帰ってくるのが、待ち遠しいけど恥ずかしい…
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
誕生日っぽくちょっと豪華な料理を準備しつつ、テーブルも飾りつけた。昼間受け取ってきた誕生日ケーキは冷蔵庫の中だ。
彼の帰宅時間の30分前になったので、またアレに着替えた。
彼が
「夜はこれもつけてね」
って置いていった小物類も身につけた完全バージョン。
確認の為に鏡を見て、あまりのいやらしさに改めて崩れ落ちた。
色は全体的に黒。
黒いメイド服。
可愛いデザイン。
…けどやらしい。
頭はメイドの定番。存在意義の不明なヘッドドレス。そこに黒い猫耳がプラスされている。フェイクファーで触り心地がいい。
首にはエナメルっぽい細めの首輪。これも黒。鳴らない小さな鈴がついている。
メイド服の襟ぐりは大きく開いている。…というか乳首が出そうなギリギリのライン。
その下から完全に見えてるブラは、谷間を作るように寄せられていて。なのに乳首の部分は開いているから、服の上から突起の位置がわかってしまう。
腰の両脇は無意味に穴が開いていて肌が見えている。お臍の部分も小さく穴が開けられている。
スカートはフリルが何枚も重なっていて可愛いけれど短すぎる。まっすぐ立っても下着が軽く見えてしまっている。ブラとお揃いのデザインの下着が。
レースたっぷりで可愛いけれど、これまたあそこの部分が開いていて、履いたままエッチしてしまえる仕様の下着が。
脚は太ももまでの黒いタイツ。目の細かい、いかにもな感じの。それをレースのガーターベルトで留めている。
タイツの太ももの部分に、斜めに大きく片脚に「SEX」もう片方には「BI※CH」って書かれているのは何の嫌がらせなの。
両足首には金のアンクレット。少し彫りが入っていて綺麗。
…なんだけど、横に小さな丸い輪っかが付いていて、嫌な予感しかしない。
それと足元はウサギの頭部のぬいぐるみが付いたスリッパ。
可愛いんだけど小さく吹き出しで「eat me!」って言ってるのはどういうことなの……頭の猫耳と合ってないし……
自分の格好のあまりのいやらしさに打ちのめされていたら、
「ただいまー」
夫が帰ってきた。
気力を振り絞って立ち上がって出迎える。彼の為にこんな格好をしたんだから見せなきゃ…。
「おかえりなさい…」
柱にもたれかかった私の姿を目にして、彼の動きが止まった。
じっと観察されているのを感じる。
ドサッと手からカバンが落ちた。
大股で近づいてきた彼に抱き上げられる。
「きゃっ…!?」
可愛らしすぎる声をあげてしまって恥ずかしい。彼は私を抱き上げたままキッチンに行ってぐるりと見回した。
「火は使ってないね?」
「…う、うん」
そしたらまた大股で寝室へ。
「えっ…ちょっと…ごはんっ…」
折角、温かい状態のを食べれるように色々考えて…
「ごめん。こんなの我慢できる訳ない」
ベッドの上に降ろされた。
彼が覆い被さりながらネクタイを緩める。
その仕草にドキリとしている間に、キスされていた。
「…全部つけてくれたんだ」
興奮した声。
「…っ…だってあなたがつけてってーー」
言うから…
またキスされた。彼の手が、穴の開いた腰を撫でる。
「んっ…ぅうっ…」
「はあっ…最高…猫耳性メイドな僕の奥さん…最高っ…」
性メイドって何!?
初めて聞く単語に動揺する。
知らない間にとんでもないものにされていた。
彼がいったんキスを止め、お腹の方に頭を動かした。お臍を舌でつつかれる。
「んんっ…」
「服着たままの君にこんなことできるなんて…本当最高…」
お臍を舐めながら腰を撫で回される。
片手が少し下へと下がった。
スカートのフリルごとお尻を揉まれる。
「んぅうっ…」
あっというまに濡れた中から愛液が溢れだす。
やっ……スカートに付いちゃうっ…
下着に開いた穴の所為で遮るもののないそれは、そのままトロリとお尻を伝ってスカートを汚した。
いつの間にか両手でお尻を揉まれていた。彼が手を握ったり開いたりする度に、あそこがくっついたり離れたりしてゾクゾクする。愛液に濡れたそこがいやらしい音を立てる。
お臍への愛撫も気持ちいい。
けれど…でも…
もっと直接的な刺激が欲しい…
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