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二回目

ローター+胸1

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「そういえばミキは何カップ?」

…!?

「………聞かないで…」

そんなの恥ずかしい。
それにどうせ見えないんだから、タケルさんの好きなサイズを想像してもらった方がいい…

「ふーん?じゃあ、会った時のお楽しみだ?」

「会わないからっ…会わないからねっ…!?」

慌てて否定する。
…期待されたら…困る…。

「えー?ミキの気が変わるかもしれないじゃん?」

「か…変わらないしっ…」

「そう?ま、今はいいや」

「………」

あっさり引かれて拍子抜けする。
別にしつこくされたかった訳じゃないけど……

「今はミキの剥き出しのおっぱいに集中しなきゃだよね」

だから言い方ーっ…!

「ほら、両手でそっと包むように掴んで」

「う…ん…」

突っ込む間もなく言われて、ついその通りにしてしまう。

「そろそろ…」

「え?」

「そろそろまた、俺のこと想像してもらおうかな」

「っ…」

それってこの前みたいな…

「いいよね?」

「………うん…」

赤くなりながらコクリと頷いた。
正直、そっちの方が好きだったりする…。

「じゃあ目を閉じて」

「うん…」

「俺はミキを後ろから抱きしめてる」

「うん…」

「もちろん、両手はミキの胸をつかんでる」

「…うん」

…「もちろん?」っていうツッコミは、今は不要だろう。

「指先をそっと、乳首に当ててる」

「ん…ふっ…」

「そーっと胸の先を擦ってる」

「んんっ…ぁっ…」

「気持ちいい?ナナ…」

っ…ぁっ…今…ナナって…

「あ…ナナって呼んじゃった。平気?」

「うん…別にどっちでも平気…」

最初にナナって名乗ったのは私だ。
元々そんなに、名前にこだわりはない。

「そっか」

「っ…タケルさんは?」

「ん?」

「タケルさんは本名?」

少しだけ、気になってたことを聞いてみた。

「…どう思う?」

「………わかんない」

質問に質問で返されて、正直に答えた。
タケルさんなら、偽名を使ってたら私の本名を聞いた時に言ってくれてそうな気もする。
でもタケルさん、こういうの慣れてるから…だから…わからない…。

「うーん。俺はね、本名だよ。タケとかケンとか呼ばれることも多いけど」

「…そうなんだ」

少し安心した。

「タケルさん…」

思わず意味もなく呼ぶ。

「うん。名字も聞いとく?」

「っ…!?いっ…いらないっ…!」

慌てて断った。
タケルさんのを聞いたら自分のも言わなきゃいけない気がして。
それに、フルネームを知るのは関係が深くなるような気がして怖かった。
タケルさんがクスクス笑う。

「ナナはさ、嘘つくの苦手?」

「…うん」

苦手。
なんかちょっと、落ちつかない気持ちになってしまうから。

「そんな感じだよねー」

タケルさんの機嫌が、なんだかいい。…なんでだろう…。

「やっぱり俺、ナナのこと好きだな」

「っ…!?」

なんで今言うかな!?

不意打ちに顔が赤くなる。

「ね、好きだよ。ナナ」

「………」

「ナーナ。返事は?」

「………うん」

「……それだけ?」

ちょっと不満そうな声。
でも、「私も」とは言えなくて。
だからちょっと迷って

「…………………ありがと」

って返した。
タケルさんに「好き」って言われると、嬉しくなるのは本当のことだから。

クスリとタケルさんが笑った。

「どういたしまして」

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