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if サイラスルート
たまにはこっちもって…
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「リィ」
サイラスが笑った。
「たまにはこっちでもしようか」
お尻の穴に触れて。
指の腹で穴の表面をそっと刺激される。
「んっ…あっ…サイっ…」
それだけで腰が揺れてしまう。
でも…
「どうして…?」
サイラスは前に挿れるようになったのだから、もうお尻に挿れる必要は…
私の疑問にサイラスは笑った。
「だってリィ、こっちも大好きでしょ?」
否定する間も無く、指先が入れられた。ごく浅く抜き差しをされて、それだけでそこがヒクヒクと反応してしまう。
「あっ…んっ…ふっ…っ…」
「だから可愛がってあげる」
指がもう少し深く入ってきた。
久しぶりの刺激。
けれど慣れ親しんだ刺激。
耳を軽く噛まれる。
「あっ…あっ…」
「どうしよう。前にも欲しそうだね?」
蜜が溢れ出したそこを揶揄われる。
反対の手がそっちにも触れた。
蕩けきったそこは、なんなく指を飲み込む。
「今日はこっちは指だけね?」
クスクス笑いながらサイラスが両手の指を動かす。片方は深く。片方は浅く。
「可愛いよ、リィ」
「んっ…」
そんな言葉に嬉しくなって。
「イっていいよ?」
素直に頷いてイった。
気づくとサイラスが嬉しそうに私を見ていた。恥ずかしくなって目を逸らす。
けれど
「リィ」
呼ばれて再び視線を向けた。
サイラスの揶揄うような、けれど優しい瞳。
「大好きだよ、リィ」
その瞳にほっとしてコクンと頷く。
「私も、好き。サイ…大好き…」
サイラスが嬉しそうに笑った。
無邪気な笑み。
私の大好きな笑い方。
額と額がそっと触れる。
本当に、大好き。
「うん。僕のリィ…」
頷いたサイラスに、お尻の指を根元まで入れられた。途端に頭の中をビリビリとした感覚が走る。
や…だ…ちょっと…変…
急に浅く呼吸を繰り返す私を、サイラスが心配そうに見た。
「リィ、大丈夫?」
コクコクと頷く。
身体は大丈夫。
けれど久しぶりの感覚に、頭が上手く追いつかない。
「…今日は指だけにしとこうね」
指を半ば以上引き抜いて、サイラスが囁いた。
「え…でも…」
ほっとしつつも途惑う私に、サイラスはクスリと笑った。
「リィが一番喜ぶものは、やっぱり今日は前に挿れたげる」
前に入れられていた指を大きく動かされて喘ぐ。
「リィに無理はさせたくないから」
甘く囁かれて嬉しくなる。
大事にされてる…。
サイラスを見つめると、にっこり微笑まれた。
「お尻も指で弄ってあげるから大丈夫だよ」
一気に顔が赤くなった。まるで両方欲しいってねだったみたいな言い方に。
「大丈夫って何が」
そう抗議したかったのに、お尻の指もごく浅く抜き差しされて言葉が出なくなる。
「あっ…んっ…あっ…」
「可愛い僕のリィ」
サイラスが頬にキスをする。
繰り返し。
そうされると身体から力が抜けていってしまう。私を見つめるサイラスの瞳が優しくて…さっき考えていたことも、何だかどうでもよくなってしまう。
「リィは僕のだよね?」
唐突に訊ねられて、何の疑問も持たずに頷いた。
サイラスが笑う。嬉しそうに。
そう、私は彼のもの。
だから別にいいの。
どっちでされても。
どれだけ揶揄われても。
腕を伸ばして、ぎゅっと抱きついた。
サイラスが笑った。
「たまにはこっちでもしようか」
お尻の穴に触れて。
指の腹で穴の表面をそっと刺激される。
「んっ…あっ…サイっ…」
それだけで腰が揺れてしまう。
でも…
「どうして…?」
サイラスは前に挿れるようになったのだから、もうお尻に挿れる必要は…
私の疑問にサイラスは笑った。
「だってリィ、こっちも大好きでしょ?」
否定する間も無く、指先が入れられた。ごく浅く抜き差しをされて、それだけでそこがヒクヒクと反応してしまう。
「あっ…んっ…ふっ…っ…」
「だから可愛がってあげる」
指がもう少し深く入ってきた。
久しぶりの刺激。
けれど慣れ親しんだ刺激。
耳を軽く噛まれる。
「あっ…あっ…」
「どうしよう。前にも欲しそうだね?」
蜜が溢れ出したそこを揶揄われる。
反対の手がそっちにも触れた。
蕩けきったそこは、なんなく指を飲み込む。
「今日はこっちは指だけね?」
クスクス笑いながらサイラスが両手の指を動かす。片方は深く。片方は浅く。
「可愛いよ、リィ」
「んっ…」
そんな言葉に嬉しくなって。
「イっていいよ?」
素直に頷いてイった。
気づくとサイラスが嬉しそうに私を見ていた。恥ずかしくなって目を逸らす。
けれど
「リィ」
呼ばれて再び視線を向けた。
サイラスの揶揄うような、けれど優しい瞳。
「大好きだよ、リィ」
その瞳にほっとしてコクンと頷く。
「私も、好き。サイ…大好き…」
サイラスが嬉しそうに笑った。
無邪気な笑み。
私の大好きな笑い方。
額と額がそっと触れる。
本当に、大好き。
「うん。僕のリィ…」
頷いたサイラスに、お尻の指を根元まで入れられた。途端に頭の中をビリビリとした感覚が走る。
や…だ…ちょっと…変…
急に浅く呼吸を繰り返す私を、サイラスが心配そうに見た。
「リィ、大丈夫?」
コクコクと頷く。
身体は大丈夫。
けれど久しぶりの感覚に、頭が上手く追いつかない。
「…今日は指だけにしとこうね」
指を半ば以上引き抜いて、サイラスが囁いた。
「え…でも…」
ほっとしつつも途惑う私に、サイラスはクスリと笑った。
「リィが一番喜ぶものは、やっぱり今日は前に挿れたげる」
前に入れられていた指を大きく動かされて喘ぐ。
「リィに無理はさせたくないから」
甘く囁かれて嬉しくなる。
大事にされてる…。
サイラスを見つめると、にっこり微笑まれた。
「お尻も指で弄ってあげるから大丈夫だよ」
一気に顔が赤くなった。まるで両方欲しいってねだったみたいな言い方に。
「大丈夫って何が」
そう抗議したかったのに、お尻の指もごく浅く抜き差しされて言葉が出なくなる。
「あっ…んっ…あっ…」
「可愛い僕のリィ」
サイラスが頬にキスをする。
繰り返し。
そうされると身体から力が抜けていってしまう。私を見つめるサイラスの瞳が優しくて…さっき考えていたことも、何だかどうでもよくなってしまう。
「リィは僕のだよね?」
唐突に訊ねられて、何の疑問も持たずに頷いた。
サイラスが笑う。嬉しそうに。
そう、私は彼のもの。
だから別にいいの。
どっちでされても。
どれだけ揶揄われても。
腕を伸ばして、ぎゅっと抱きついた。
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