109 / 153
if サイラスルート
サイと呼んでみました
しおりを挟む
「サイ…」
そう呼んでみた。
サイラスが望んだ通り、別の呼び方で。
子どもたちの名前は全て殿下がつけたし、他にどう呼んだらいいのかわからなくて。結局、何のひねりもなく最初の二文字で呼んでみた。
「…それが僕の名前?」
サイラスに聞かれて頷く。
ダメ、だろうか…。
そっと上目遣いに伺うと、サイラスが笑んだ。
「わかった」
嬉しそうなその顔にほっとする。
「もう一回呼んで?」
促されて。
「サイ…」
呼ぶ。
「もう一回」
「サイ…」
「もう一回」
「サイっ…」
どうしよう。
何故か凄く恥ずかしい。
真っ赤になった私に、サイラスが微笑む。
「もう一回」
「っ…サイっ…」
思わず抗議するように見上げた。
「なぁに?リィ」
でも、甘く微笑まれて、続く言葉が出てこない。
「いっぱいそう呼んで?」
ぐいっとサイラスが中に挿入ってきた。
「サイラスっ…」
「違うでしょ?リィ…」
窘めるように甘く囁かれて。
中を揺さぶられて。
「サイっ…」
呼び直した。
「そう…そうだよ。リィ…」
サイラスの、興奮した嬉しそうな声。
「リィ…愛してるよ…」
「サイっ…サイっ…」
「うん…可愛い…僕のリィ…愛してる…」
与えられる緩い刺激。
どうしようもなく気持ちいい。
「サイっ…」
唇が合わされ、サイラスの舌が口の中をかき回す。
「気持ちいい?」
ぼうっとする頭でコクリと頷くと、嬉しそうに微笑まれて。
「もっとよくしてあげる」
その言葉に期待が膨らんで。
でも怖くなる。
だって…これ以上…?
私の不安を感じとったようにサイラスが微笑んだ。
「大丈夫だよ。僕に任せて…リィ…」
そう言われると身体から力が抜けてしまって。それをサイラスが嬉しそうに笑う。
「そうだよ…リィ…」
そして、本当にさっきよりも気持ちよくされてしまう。
「サイっ…ぁあっ…」
「リィ…可愛い…大丈夫でしょ?」
コクンと頷く。
怖いほどに気持ちいいのに、サイラスの腕の中にいることで安心してしまって。
「サイっ…好きっ…」
素直に縋りつく。
サイラスのモノが中で存在感を増した。
「…っ…大丈夫…大丈夫だからねっ…リィっ…」
気持ちよくて。よすぎて。
その後のことは記憶から消えた。
そう呼んでみた。
サイラスが望んだ通り、別の呼び方で。
子どもたちの名前は全て殿下がつけたし、他にどう呼んだらいいのかわからなくて。結局、何のひねりもなく最初の二文字で呼んでみた。
「…それが僕の名前?」
サイラスに聞かれて頷く。
ダメ、だろうか…。
そっと上目遣いに伺うと、サイラスが笑んだ。
「わかった」
嬉しそうなその顔にほっとする。
「もう一回呼んで?」
促されて。
「サイ…」
呼ぶ。
「もう一回」
「サイ…」
「もう一回」
「サイっ…」
どうしよう。
何故か凄く恥ずかしい。
真っ赤になった私に、サイラスが微笑む。
「もう一回」
「っ…サイっ…」
思わず抗議するように見上げた。
「なぁに?リィ」
でも、甘く微笑まれて、続く言葉が出てこない。
「いっぱいそう呼んで?」
ぐいっとサイラスが中に挿入ってきた。
「サイラスっ…」
「違うでしょ?リィ…」
窘めるように甘く囁かれて。
中を揺さぶられて。
「サイっ…」
呼び直した。
「そう…そうだよ。リィ…」
サイラスの、興奮した嬉しそうな声。
「リィ…愛してるよ…」
「サイっ…サイっ…」
「うん…可愛い…僕のリィ…愛してる…」
与えられる緩い刺激。
どうしようもなく気持ちいい。
「サイっ…」
唇が合わされ、サイラスの舌が口の中をかき回す。
「気持ちいい?」
ぼうっとする頭でコクリと頷くと、嬉しそうに微笑まれて。
「もっとよくしてあげる」
その言葉に期待が膨らんで。
でも怖くなる。
だって…これ以上…?
私の不安を感じとったようにサイラスが微笑んだ。
「大丈夫だよ。僕に任せて…リィ…」
そう言われると身体から力が抜けてしまって。それをサイラスが嬉しそうに笑う。
「そうだよ…リィ…」
そして、本当にさっきよりも気持ちよくされてしまう。
「サイっ…ぁあっ…」
「リィ…可愛い…大丈夫でしょ?」
コクンと頷く。
怖いほどに気持ちいいのに、サイラスの腕の中にいることで安心してしまって。
「サイっ…好きっ…」
素直に縋りつく。
サイラスのモノが中で存在感を増した。
「…っ…大丈夫…大丈夫だからねっ…リィっ…」
気持ちよくて。よすぎて。
その後のことは記憶から消えた。
0
お気に入りに追加
3,569
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話
mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。
友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。
サディストの飼主さんに飼われてるマゾの日記。
風
恋愛
サディストの飼主さんに飼われてるマゾヒストのペット日記。
飼主さんが大好きです。
グロ表現、
性的表現もあります。
行為は「鬼畜系」なので苦手な人は見ないでください。
基本的に苦痛系のみですが
飼主さんとペットの関係は甘々です。
マゾ目線Only。
フィクションです。
※ノンフィクションの方にアップしてたけど、混乱させそうなので別にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる