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第1章
彼女が僕を求めた
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(1章、「求めてしまいました」の殿下サイド)
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「ごめんね。今回は不可効力」
嫌がるリーシャを楽しみながら、奥に何度も打ちつけて中で出した。中に出した時の、彼女の絶望に染まった声が僕の興奮を煽った。
そのせいか、出したのだけれど、おさまらない。
少し驚いた。
「もう一回、出してあげるよ。…リーシャも、足りないでしょ?」
泣きじゃくり首を横に振るリーシャに、再び腰を打ちつける。
気持ちいい。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる彼女の中が気持ちいい。
リーシャも嫌がってみせる癖に、気持ちよさそうな声をあげている。
彼女はここが弱いな。
いい反応が返ってくる箇所を何度も抉りながら、もう一度果てた。リーシャの中は、僕のモノを嬉しそうに締めつけている。
まだおさまらない。
こんなのはおかしい。
リーシャの中に挿れたモノは、硬さを失わない。
彼女の中は、もっととねだるかのように激しくうねり続けている。
喉が渇いてひりついた。
「おかしいな。淫乱なリーシャにつられちゃったのかな?」
掠れる声でそんなことを言いながら、また腰を振る。出さなければおさまらない。おさまるまで出さなければ…。
部屋に、二人分の荒い呼吸と肉がぶつかる音、そしてぐちゃぐちゃと中を掻き混ぜる音が響く。
リーシャの中が立てるいやらしい音が。僕がリーシャの中を抉る、いやらしい音が。
その音が、彼女の中が今どんな風になっているのかを僕と彼女に知らせる。
彼女は今、僕を求めている。
口では嫌だと言いながら、腰を揺らして彼女は僕を求めている。
「そんなに僕の精が欲しいの?リーシャ。必死になっちゃって可愛いね」
たまらずもう一度、奥を抉って中に出した。大量に。
リーシャはそれを、椅子の背にしがみつくようにして耐えている。中を熱くうねらせて、脚を震わせながら。
興奮が止まらない。
彼女の中が、きゅっと収縮して僕のモノに絡みついた。
少しマズい。
冷静にならなければ。
まだ続けたいという欲求を無理やり抑え込んで、モノを引き抜いた。
そのはずみでリーシャが僕に寄りかかってきた。一人では立っていられないのか、脚がガクガクと震えている。
細い女、一人分の重みを腕に受け止める。
僕の吐いた息が首すじにかかって、リーシャの口から熱い吐息が漏れた。
「凄く…いやらしいね、リーシャ」
リーシャは僕の囁きにも反応を返せず、目をきつく瞑って快感の波に耐えている。
つい、悪戯に肌をなぞると、甘い声が漏れた。
「参ったな…」
口の中でひとりごちた。
こんな姿を見せられたら、やめられなくなってしまいそうだった。
でもダメなのだ。
僕は。我を失っては。
目を閉じて呼吸を整える。
もう、十分だろう。
これだけ出したのだ。
十分な、筈だ。
彼女とは、また別の日に遊べばいい。
だからーー
腕の中で身じろぎをする気配がして目を開けると、彼女が首を捻って僕を見上げていた。
まだ、全然足りないと言いたげな目で。
もっとたくさん犯して欲しいと、訴えかけるような目で。
彼女の視線に、抑えようとしていた僕の欲望が引きずり出された。
無言で抱き上げ、部屋の隅に置かれたソファに乱暴に押し倒した。
「君が誘ったんだよ」
今日はこれでやめてあげようとしたのに。
君が僕を誘ったんだ。
その淫らな瞳で。
スカートをめくり上げ、脚を大きく開かせた。全然おさまってなどいなかった自分のモノを、熱く蕩けきったそこに押し当てる。そして一気に奥深くまで貫いた。
これが欲しかったんだろう?
凶暴な気分で突き入れた僕に、彼女は嬌声をあげ両脚を僕の腰に絡めて応えた。
彼女の口から、これまでになく甘い声が溢れ出る。
もっといっぱいして欲しい、とねだる声が。
「気持ちいいかい?リーシャ」
意地悪く囁いた僕の言葉に、夢中で頷いて。
「気持ちっ…いいっ…です…殿下のっ…硬くっ…てっ…熱く…てっ…凄っ…い…もっと…して…くださいっ…もっとっ…奥っ…」
彼女が、自ら腰を振ってねだっていた。
「っ………!」
頭の中がカッと熱くなって、これまでよりずっと乱暴にガツガツと奥を抉る。それさえも、彼女は気持ちよさそうに受け入れる。
何度もイっているようだけれど、それでも止まらず、僕を求め続ける。
「中と外、どっちに出して欲しい?」
どうせ「外」って言うんだろう?
聞いてなんかあげないけど。
意地悪な気持ちでそう思った僕に、彼女は涙を流しながら叫んだ。
「中にっ…奥にっ…全部出してくださいっ…殿下のっ…全部っ…私のっ…私の中にっ…全部っ……!!」
次の瞬間、僕のモノは意思とは無関係に勝手に弾けて、彼女の奥深くに吐き出していた。
彼女の中は、出されたものを更に奥へ届けようと貪欲にうねる。
絡められた脚にぎゅっと力が込もった。腰を強く引き寄せられる。
まだ抜かないで欲しい。
一滴残らず、私の中に出していって欲しい。
彼女の身体は、まるでそう叫んでいるようだった。
「気持ち…い…」
小さく呟く、彼女の声が聞こえた。
身体の奥で、熱が膨れ上がる。
ダメだ。
まだ足りない。
全然。
この程度では。
汚し足りない。
もっと汚したい。
これ以上ないくらいに。
ぐちゃぐちゃに。
滅茶苦茶に。
汚したい。
犯したい。
もっと、もっと彼女の奥までーー
呼吸を奪うように唇を重ねた。ねじ込んだ僕の舌に、彼女が自ら舌を絡めてきた。
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「ごめんね。今回は不可効力」
嫌がるリーシャを楽しみながら、奥に何度も打ちつけて中で出した。中に出した時の、彼女の絶望に染まった声が僕の興奮を煽った。
そのせいか、出したのだけれど、おさまらない。
少し驚いた。
「もう一回、出してあげるよ。…リーシャも、足りないでしょ?」
泣きじゃくり首を横に振るリーシャに、再び腰を打ちつける。
気持ちいい。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる彼女の中が気持ちいい。
リーシャも嫌がってみせる癖に、気持ちよさそうな声をあげている。
彼女はここが弱いな。
いい反応が返ってくる箇所を何度も抉りながら、もう一度果てた。リーシャの中は、僕のモノを嬉しそうに締めつけている。
まだおさまらない。
こんなのはおかしい。
リーシャの中に挿れたモノは、硬さを失わない。
彼女の中は、もっととねだるかのように激しくうねり続けている。
喉が渇いてひりついた。
「おかしいな。淫乱なリーシャにつられちゃったのかな?」
掠れる声でそんなことを言いながら、また腰を振る。出さなければおさまらない。おさまるまで出さなければ…。
部屋に、二人分の荒い呼吸と肉がぶつかる音、そしてぐちゃぐちゃと中を掻き混ぜる音が響く。
リーシャの中が立てるいやらしい音が。僕がリーシャの中を抉る、いやらしい音が。
その音が、彼女の中が今どんな風になっているのかを僕と彼女に知らせる。
彼女は今、僕を求めている。
口では嫌だと言いながら、腰を揺らして彼女は僕を求めている。
「そんなに僕の精が欲しいの?リーシャ。必死になっちゃって可愛いね」
たまらずもう一度、奥を抉って中に出した。大量に。
リーシャはそれを、椅子の背にしがみつくようにして耐えている。中を熱くうねらせて、脚を震わせながら。
興奮が止まらない。
彼女の中が、きゅっと収縮して僕のモノに絡みついた。
少しマズい。
冷静にならなければ。
まだ続けたいという欲求を無理やり抑え込んで、モノを引き抜いた。
そのはずみでリーシャが僕に寄りかかってきた。一人では立っていられないのか、脚がガクガクと震えている。
細い女、一人分の重みを腕に受け止める。
僕の吐いた息が首すじにかかって、リーシャの口から熱い吐息が漏れた。
「凄く…いやらしいね、リーシャ」
リーシャは僕の囁きにも反応を返せず、目をきつく瞑って快感の波に耐えている。
つい、悪戯に肌をなぞると、甘い声が漏れた。
「参ったな…」
口の中でひとりごちた。
こんな姿を見せられたら、やめられなくなってしまいそうだった。
でもダメなのだ。
僕は。我を失っては。
目を閉じて呼吸を整える。
もう、十分だろう。
これだけ出したのだ。
十分な、筈だ。
彼女とは、また別の日に遊べばいい。
だからーー
腕の中で身じろぎをする気配がして目を開けると、彼女が首を捻って僕を見上げていた。
まだ、全然足りないと言いたげな目で。
もっとたくさん犯して欲しいと、訴えかけるような目で。
彼女の視線に、抑えようとしていた僕の欲望が引きずり出された。
無言で抱き上げ、部屋の隅に置かれたソファに乱暴に押し倒した。
「君が誘ったんだよ」
今日はこれでやめてあげようとしたのに。
君が僕を誘ったんだ。
その淫らな瞳で。
スカートをめくり上げ、脚を大きく開かせた。全然おさまってなどいなかった自分のモノを、熱く蕩けきったそこに押し当てる。そして一気に奥深くまで貫いた。
これが欲しかったんだろう?
凶暴な気分で突き入れた僕に、彼女は嬌声をあげ両脚を僕の腰に絡めて応えた。
彼女の口から、これまでになく甘い声が溢れ出る。
もっといっぱいして欲しい、とねだる声が。
「気持ちいいかい?リーシャ」
意地悪く囁いた僕の言葉に、夢中で頷いて。
「気持ちっ…いいっ…です…殿下のっ…硬くっ…てっ…熱く…てっ…凄っ…い…もっと…して…くださいっ…もっとっ…奥っ…」
彼女が、自ら腰を振ってねだっていた。
「っ………!」
頭の中がカッと熱くなって、これまでよりずっと乱暴にガツガツと奥を抉る。それさえも、彼女は気持ちよさそうに受け入れる。
何度もイっているようだけれど、それでも止まらず、僕を求め続ける。
「中と外、どっちに出して欲しい?」
どうせ「外」って言うんだろう?
聞いてなんかあげないけど。
意地悪な気持ちでそう思った僕に、彼女は涙を流しながら叫んだ。
「中にっ…奥にっ…全部出してくださいっ…殿下のっ…全部っ…私のっ…私の中にっ…全部っ……!!」
次の瞬間、僕のモノは意思とは無関係に勝手に弾けて、彼女の奥深くに吐き出していた。
彼女の中は、出されたものを更に奥へ届けようと貪欲にうねる。
絡められた脚にぎゅっと力が込もった。腰を強く引き寄せられる。
まだ抜かないで欲しい。
一滴残らず、私の中に出していって欲しい。
彼女の身体は、まるでそう叫んでいるようだった。
「気持ち…い…」
小さく呟く、彼女の声が聞こえた。
身体の奥で、熱が膨れ上がる。
ダメだ。
まだ足りない。
全然。
この程度では。
汚し足りない。
もっと汚したい。
これ以上ないくらいに。
ぐちゃぐちゃに。
滅茶苦茶に。
汚したい。
犯したい。
もっと、もっと彼女の奥までーー
呼吸を奪うように唇を重ねた。ねじ込んだ僕の舌に、彼女が自ら舌を絡めてきた。
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