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第1章
25 オモチャを、使わされました1
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「ほら、リーシャ。これ、挿れてみせて」
殿下は、隣国への訪問で数ヶ月この屋敷に来れなくなるらしい。そんな殿下に手渡されたのは、いわゆるディルドだった。
男性器を模した木製の器具。
「しばらく可愛がってあげられなくなるからね。リーシャが寂しくないようにと思って」
いきなり手渡されたモノを、握りしめて呆然とする。
これを…挿れ…るの…?
「いきなり一人で挿れるのは不安だろう?僕らが見ててあげるから挿れてごらん?」
殿下が「僕ら」と言ったように、いつもの通りレオンもサイラスもいる。
レオンは少し複雑そうな顔でこちらを見ている。
サイラスはちょっと面白そうな目で私を観察していた。
3人の視線に晒されて動けない私を、殿下がくすりと笑った。
嗜虐的に。
「使い方がわからないのかな?なら、一つずつ指示を出してあげる」
殿下が微笑む。
「それならできるだろう?」
この笑顔は、抵抗したらもっと酷いことをする時の顔だ。
私は諦めて頷いた。
「いい子だね」
殿下が満足そうに笑った。
「じゃあ先ずは、脚を大きく開いて」
恥ずかしいけれど、殿下たちに向けて言われた通り脚を開く。
「もっと大きく開けるだろう?」
「っ…」
殿下に言われるままに脚を更に広げると、くすりと笑われた。
「そしたら片手で下の口を大きく広げて」
恥ずかしさに、ぎゅっと目をつぶる。
「そうだね。君は目を瞑っていていいよ。僕たちが君の代わりにちゃんと見ていてあげるから。君の恥ずかしい姿は、全部僕らが見ていてあげる。だから安心して目を閉じて、ディルドの感覚に集中していいんだよ」
私を甚振る殿下の声をなるべく頭から締め出しながら、左手で言われた通りに穴を広げた。
「リーシャ、僕は「大きく」って言ったよね?」
殿下の声に、苛立ちが混じる。
そのことに気づいて、指にぐっと力を入れ限界まで広げた。
殿下が喉の奥で機嫌がよさそうに笑った。
「いい子だね、リーシャ。やればできるじゃないか」
ホッとした私に、殿下はすぐに次の指示を出した。
「右手でディルドを持って、入り口に押し当てて揺さぶって」
反射的に抵抗しそうになる体を押さえつけ、私は殿下の出した指示通りにディルドを動かす。
「濡れてきたね」
くちゅりと響いた水音に気づいて殿下が笑う。
私は黙ってディルドを動かし続ける。
「リーシャ」
殿下の声が、冷たく響いた。
「僕の声、聞こえなかった?」
びくりと怯えて、震える唇を開いた。
「聞こえ…ました…」
「そう。じゃあ、返事が必要だとは思わないかい?」
「っ…申し訳…あり…ません……」
「うん。それと?」
促される。
先ほどの返事を、ということなのだろう。
「濡れて、きました…」
「うん。そうだね」
殿下がにっこり笑った。
そしてそのまま私を追いつめる。
「何でどうされて、君は濡れてるのかな?」
殿下を見た。
口元は笑っているけれど、目には獲物を甚振って喜ぶような、残酷な光があった。
「……殿下と…息子たちの目の前で…大きく脚を開いて…自らディルドをあてがって………濡れて…います…………」
これ以上殿下の怒りを買わないように、なるべく克明に描写する。
殿下が小さく、くすりと笑った。
「いやらしいね、リーシャ」
「………」
「…ね?」
「っ!………は…い………私は…いやらしい…女…です………」
すぐに答えなかった私に一瞬苛立ちを見せた殿下の唇が、ようやく満足げに歪んだ。
「いやらしいリーシャ。もっと奥へ挿れたっていいんだよ?」
殿下のこの言い方は「挿れなさい」と同義だ。
「…は…い」
私は眉根を寄せ、ディルドを奥へと押し込んだ。
「少し抜いて」
殿下の言う通り、少し引き抜く。
「さっきより深く挿れて」
「は…い………」
殿下の言う通りに、ディルドを動かす。
私の中から引き抜かれた部分に、愛液が絡んで光って酷く淫猥だ。
私はディルドを、殿下の指示通りに動かし続ける。
体の中から溢れる水音が、どんどん大きくなっていく。
「レオン、陰核を弄ってあげなさい」
「はい」
レオンがすっと身を寄せて、私のそこに顔を近づけた。
「待っ…!」
止める間も無く舌でそこを舐められ、私は堪らずベッドに仰向けに倒れ込んだ。
両手でシーツを握りしめ、体を震わせることしかできない。
「あーあ。ディルドから手を離していいなんて、言ってないんだけどね?」
「申し…訳…ありっ…まっ…せ……んんっ!!」
謝罪しつつも、次から次へと快感が押し寄せてきて、体を起こすこともできない。
その間も、レオンの舌は止まらなくて。私はきれぎれに返事をした。
「ふふっ。どうして指示もなく手を離したのか、教えてくれるよね?」
「んああっ!」
身悶える私に、殿下が命令する。
「感じすぎっ…て…姿勢…がっ…保て……っ…ません…でし…た……ぁあっ…っ…」
「誰に?どうされて?」
「レオン…にっ…舌…で…舐められ…てっ…」
「レオンは君の息子だよね?」
「……っ!……………は…いっ……息子…に……舐められっ…て…感じ…すぎっ…て……ディルドを…握って…いられっ……ません…でしっ…た………」
殿下が満足するよう、言葉を必死に選ぶ。
「そう。じゃあ、自分の息子に、ディルドで続きをしてくれるように、頼んでごらん?」
「っ!?」
「僕が折角、君にあげたモノを、まさか無駄にしたりはしないだろう?」
「そ…れは………」
「ねぇ、リーシャ」
「で…も…」
なんとか拒めないかと、快感が溢れる頭で考えようとするけれど。
「レオンが触れていると自分ではできないのだったら、レオンにお願いするのがいい。そう、思わないかい?」
「……っ…」
畳み掛けられて。それでも頷けなくて。
「それともやっぱり、本物がいいのかな?」
なかなかいうことを聞かない私に焦れたのか、殿下は声のトーンを変えて、暇そうにこちらを眺めていた次男を呼んだ。
「サイラス」
「何?父上」
「リーシャはディルドなんかじゃなくて、本物を挿れて欲しいそうだよ?」
「…僕は母上の前には挿れたくないんだけど」
気が進まなそうなサイラス。
「一度くらいは、経験しておきなさい」
サイラスが渋々といった様子でため息を吐いて近づいてきた。
「待っ…!サイラスっ…!…ぁ…殿っ…下…っ!やめっ…させ…て…くださっ…!」
動きを止めてくれないレオンの舌に翻弄されながらも必死に訴えるけれど
「どうすればいいかは、わかっている筈だよ?リーシャ」
殿下は笑う。楽しそうに。
サイラスが私の太ももに手を置いて、ぐっと外側に開いた。
最早、躊躇っている猶予などなかった。
「レオンっ!レオンっ!私…の中をっ…ディル…ド…で突いっ…てっ!お願…っ!」
レオンはそれを無視して陰核を強く吸った。
一瞬で頭の中が真っ白になる。
「リーシャ、ダメだろう?もっと男をその気にさせる言葉、君なら言えるだろう?」
荒い息を吐く私を、殿下が追いつめる。
「レオンっ…」
必死にレオンに懇願する。
サイラスにまで、挿れられたくない。しかもこんな嫌々な態度で。
「お願っ…ディル…ドでっ…私の中を…ぐちゃ…ぐちゃにっ…突いて…奥っ…まで…掻き混…ぜてっ…いっ…ぱっ…気持ち…よ…してっ…!」
思いつく限りの言葉で、レオンにせがんだ。
ぐっと中に埋め込まれていたディルドの角度が変わり、奥まで押し込まれた。
首を仰け反らせて喘ぐ。
サイラスは、肩をすくめて私から離れていった。
「母上…こう?…気持ちいい?」
レオンが私の顔を至近距離で見つめながら、ディルドを動かしていた。
恥ずかしくて顔を逸らそうとしたけれど、
「母上…私の顔を…見て……」
熱い声で囁かれて。
「リーシャ、可愛い息子の頼みだ。聞いておあげ」
殿下に命令されて。
欲情したレオンと見つめ合う。
男の目をしたレオンに、嫌でも体が熱くなる。
「ねぇ、母上。気持ちいい…?」
ぐりぐりと中で動かされて、ガクガクと頷く。
「いいっ…レオンっ…それっ…気持ちいっ……」
感じすぎて辛くて、目の前のレオンにしがみついた。
「可愛い」
キスされて、頭の中に霞がかかる。
「リーシャ、そんなに気持ちいいの?息子にディルドで責められるのは」
「っ…」
視線をやれば、殿下は鋭い目で私を見つめていた。答えろと、視線で命令していた。
「気持っ…ち…いっ…ですっ…レオンにっ…息子っ…にっ…ディルドでっ…されっ…るのっ……気持ち…いっ…!」
「だってさ。よかったね、レオン?」
その瞬間、奥をぐりっと突かれて私は達した。
「イったの?リーシャ」
荒い息を吐く私に、殿下が尋ねる。
息を整えようとする間にも、殿下の機嫌が悪くなっていく。
それが怖くて、息の合間から無理矢理言葉を絞り出した。
「…っ………は…いっ……イ…きっ……んっ………ましっ…たっ……ぁ…っ……」
「一回じゃ足りないよね?」
殿下の楽しそうな笑い声と同時にレオンに同じところを突かれて、私は再び呆気なく達した。
「ふふっ。息子にディルドで遊ばれるの、よっぽどいいみたいだね?」
殿下が上機嫌に笑う。
私は呼吸を整えるのに必死だ。
息が上手く吸えない。
なのに
「レオン。あと5回くらいイかせてあげなさい」
殿下は無情にも命令した。
「待…っ!!!!!!」
すぐさまもう一度イかされた。
そして中を小刻みに動かされる。
「レオンっ…っ願っ…待っーー」
唇を塞がれ、舌を絡めながら奥を突かれて、再び果てる。
太ももに、熱くて硬いものが押しつけられている。
「母上…気持ちいい…ですか…?」
「ぁあっ!良…すぎるっ…から…待っ…てっ…ぁっ…!」
私の制止に耳も貸さず、レオンはディルドを動かし、私の太ももに自身のモノを擦りつける。
「くくっ。そんなこと言われて止まれる男がいるわけないだろう。バカだね、リーシャ」
殿下が楽しそうに笑っている。
でも、もうそんなことどうでもよくて。
腰が、動くのを止められなくて。
「あっ……んっ………ああっ……!」
喘ぎ声を、止められなくて。
「母上っ…母上っ…」
レオンの切なげな声が、思考をかき乱す。
「出して…いいですかっ…母上のっ…太ももにっ…私のっ…出してっ…いいっ…ですかっ…」
舌を絡められて気持ちよくて、ディルドで奥を突かれて気持ちよくて、私はただ頷いた。
「…!」
レオンが腰を何度も擦りつけて果てる。私もまた、それと同時にイった。
「母上…」
荒い息を吐きながら幸せそうに笑うその顔に、胸の奥がきゅっとつまった。
殿下は、隣国への訪問で数ヶ月この屋敷に来れなくなるらしい。そんな殿下に手渡されたのは、いわゆるディルドだった。
男性器を模した木製の器具。
「しばらく可愛がってあげられなくなるからね。リーシャが寂しくないようにと思って」
いきなり手渡されたモノを、握りしめて呆然とする。
これを…挿れ…るの…?
「いきなり一人で挿れるのは不安だろう?僕らが見ててあげるから挿れてごらん?」
殿下が「僕ら」と言ったように、いつもの通りレオンもサイラスもいる。
レオンは少し複雑そうな顔でこちらを見ている。
サイラスはちょっと面白そうな目で私を観察していた。
3人の視線に晒されて動けない私を、殿下がくすりと笑った。
嗜虐的に。
「使い方がわからないのかな?なら、一つずつ指示を出してあげる」
殿下が微笑む。
「それならできるだろう?」
この笑顔は、抵抗したらもっと酷いことをする時の顔だ。
私は諦めて頷いた。
「いい子だね」
殿下が満足そうに笑った。
「じゃあ先ずは、脚を大きく開いて」
恥ずかしいけれど、殿下たちに向けて言われた通り脚を開く。
「もっと大きく開けるだろう?」
「っ…」
殿下に言われるままに脚を更に広げると、くすりと笑われた。
「そしたら片手で下の口を大きく広げて」
恥ずかしさに、ぎゅっと目をつぶる。
「そうだね。君は目を瞑っていていいよ。僕たちが君の代わりにちゃんと見ていてあげるから。君の恥ずかしい姿は、全部僕らが見ていてあげる。だから安心して目を閉じて、ディルドの感覚に集中していいんだよ」
私を甚振る殿下の声をなるべく頭から締め出しながら、左手で言われた通りに穴を広げた。
「リーシャ、僕は「大きく」って言ったよね?」
殿下の声に、苛立ちが混じる。
そのことに気づいて、指にぐっと力を入れ限界まで広げた。
殿下が喉の奥で機嫌がよさそうに笑った。
「いい子だね、リーシャ。やればできるじゃないか」
ホッとした私に、殿下はすぐに次の指示を出した。
「右手でディルドを持って、入り口に押し当てて揺さぶって」
反射的に抵抗しそうになる体を押さえつけ、私は殿下の出した指示通りにディルドを動かす。
「濡れてきたね」
くちゅりと響いた水音に気づいて殿下が笑う。
私は黙ってディルドを動かし続ける。
「リーシャ」
殿下の声が、冷たく響いた。
「僕の声、聞こえなかった?」
びくりと怯えて、震える唇を開いた。
「聞こえ…ました…」
「そう。じゃあ、返事が必要だとは思わないかい?」
「っ…申し訳…あり…ません……」
「うん。それと?」
促される。
先ほどの返事を、ということなのだろう。
「濡れて、きました…」
「うん。そうだね」
殿下がにっこり笑った。
そしてそのまま私を追いつめる。
「何でどうされて、君は濡れてるのかな?」
殿下を見た。
口元は笑っているけれど、目には獲物を甚振って喜ぶような、残酷な光があった。
「……殿下と…息子たちの目の前で…大きく脚を開いて…自らディルドをあてがって………濡れて…います…………」
これ以上殿下の怒りを買わないように、なるべく克明に描写する。
殿下が小さく、くすりと笑った。
「いやらしいね、リーシャ」
「………」
「…ね?」
「っ!………は…い………私は…いやらしい…女…です………」
すぐに答えなかった私に一瞬苛立ちを見せた殿下の唇が、ようやく満足げに歪んだ。
「いやらしいリーシャ。もっと奥へ挿れたっていいんだよ?」
殿下のこの言い方は「挿れなさい」と同義だ。
「…は…い」
私は眉根を寄せ、ディルドを奥へと押し込んだ。
「少し抜いて」
殿下の言う通り、少し引き抜く。
「さっきより深く挿れて」
「は…い………」
殿下の言う通りに、ディルドを動かす。
私の中から引き抜かれた部分に、愛液が絡んで光って酷く淫猥だ。
私はディルドを、殿下の指示通りに動かし続ける。
体の中から溢れる水音が、どんどん大きくなっていく。
「レオン、陰核を弄ってあげなさい」
「はい」
レオンがすっと身を寄せて、私のそこに顔を近づけた。
「待っ…!」
止める間も無く舌でそこを舐められ、私は堪らずベッドに仰向けに倒れ込んだ。
両手でシーツを握りしめ、体を震わせることしかできない。
「あーあ。ディルドから手を離していいなんて、言ってないんだけどね?」
「申し…訳…ありっ…まっ…せ……んんっ!!」
謝罪しつつも、次から次へと快感が押し寄せてきて、体を起こすこともできない。
その間も、レオンの舌は止まらなくて。私はきれぎれに返事をした。
「ふふっ。どうして指示もなく手を離したのか、教えてくれるよね?」
「んああっ!」
身悶える私に、殿下が命令する。
「感じすぎっ…て…姿勢…がっ…保て……っ…ません…でし…た……ぁあっ…っ…」
「誰に?どうされて?」
「レオン…にっ…舌…で…舐められ…てっ…」
「レオンは君の息子だよね?」
「……っ!……………は…いっ……息子…に……舐められっ…て…感じ…すぎっ…て……ディルドを…握って…いられっ……ません…でしっ…た………」
殿下が満足するよう、言葉を必死に選ぶ。
「そう。じゃあ、自分の息子に、ディルドで続きをしてくれるように、頼んでごらん?」
「っ!?」
「僕が折角、君にあげたモノを、まさか無駄にしたりはしないだろう?」
「そ…れは………」
「ねぇ、リーシャ」
「で…も…」
なんとか拒めないかと、快感が溢れる頭で考えようとするけれど。
「レオンが触れていると自分ではできないのだったら、レオンにお願いするのがいい。そう、思わないかい?」
「……っ…」
畳み掛けられて。それでも頷けなくて。
「それともやっぱり、本物がいいのかな?」
なかなかいうことを聞かない私に焦れたのか、殿下は声のトーンを変えて、暇そうにこちらを眺めていた次男を呼んだ。
「サイラス」
「何?父上」
「リーシャはディルドなんかじゃなくて、本物を挿れて欲しいそうだよ?」
「…僕は母上の前には挿れたくないんだけど」
気が進まなそうなサイラス。
「一度くらいは、経験しておきなさい」
サイラスが渋々といった様子でため息を吐いて近づいてきた。
「待っ…!サイラスっ…!…ぁ…殿っ…下…っ!やめっ…させ…て…くださっ…!」
動きを止めてくれないレオンの舌に翻弄されながらも必死に訴えるけれど
「どうすればいいかは、わかっている筈だよ?リーシャ」
殿下は笑う。楽しそうに。
サイラスが私の太ももに手を置いて、ぐっと外側に開いた。
最早、躊躇っている猶予などなかった。
「レオンっ!レオンっ!私…の中をっ…ディル…ド…で突いっ…てっ!お願…っ!」
レオンはそれを無視して陰核を強く吸った。
一瞬で頭の中が真っ白になる。
「リーシャ、ダメだろう?もっと男をその気にさせる言葉、君なら言えるだろう?」
荒い息を吐く私を、殿下が追いつめる。
「レオンっ…」
必死にレオンに懇願する。
サイラスにまで、挿れられたくない。しかもこんな嫌々な態度で。
「お願っ…ディル…ドでっ…私の中を…ぐちゃ…ぐちゃにっ…突いて…奥っ…まで…掻き混…ぜてっ…いっ…ぱっ…気持ち…よ…してっ…!」
思いつく限りの言葉で、レオンにせがんだ。
ぐっと中に埋め込まれていたディルドの角度が変わり、奥まで押し込まれた。
首を仰け反らせて喘ぐ。
サイラスは、肩をすくめて私から離れていった。
「母上…こう?…気持ちいい?」
レオンが私の顔を至近距離で見つめながら、ディルドを動かしていた。
恥ずかしくて顔を逸らそうとしたけれど、
「母上…私の顔を…見て……」
熱い声で囁かれて。
「リーシャ、可愛い息子の頼みだ。聞いておあげ」
殿下に命令されて。
欲情したレオンと見つめ合う。
男の目をしたレオンに、嫌でも体が熱くなる。
「ねぇ、母上。気持ちいい…?」
ぐりぐりと中で動かされて、ガクガクと頷く。
「いいっ…レオンっ…それっ…気持ちいっ……」
感じすぎて辛くて、目の前のレオンにしがみついた。
「可愛い」
キスされて、頭の中に霞がかかる。
「リーシャ、そんなに気持ちいいの?息子にディルドで責められるのは」
「っ…」
視線をやれば、殿下は鋭い目で私を見つめていた。答えろと、視線で命令していた。
「気持っ…ち…いっ…ですっ…レオンにっ…息子っ…にっ…ディルドでっ…されっ…るのっ……気持ち…いっ…!」
「だってさ。よかったね、レオン?」
その瞬間、奥をぐりっと突かれて私は達した。
「イったの?リーシャ」
荒い息を吐く私に、殿下が尋ねる。
息を整えようとする間にも、殿下の機嫌が悪くなっていく。
それが怖くて、息の合間から無理矢理言葉を絞り出した。
「…っ………は…いっ……イ…きっ……んっ………ましっ…たっ……ぁ…っ……」
「一回じゃ足りないよね?」
殿下の楽しそうな笑い声と同時にレオンに同じところを突かれて、私は再び呆気なく達した。
「ふふっ。息子にディルドで遊ばれるの、よっぽどいいみたいだね?」
殿下が上機嫌に笑う。
私は呼吸を整えるのに必死だ。
息が上手く吸えない。
なのに
「レオン。あと5回くらいイかせてあげなさい」
殿下は無情にも命令した。
「待…っ!!!!!!」
すぐさまもう一度イかされた。
そして中を小刻みに動かされる。
「レオンっ…っ願っ…待っーー」
唇を塞がれ、舌を絡めながら奥を突かれて、再び果てる。
太ももに、熱くて硬いものが押しつけられている。
「母上…気持ちいい…ですか…?」
「ぁあっ!良…すぎるっ…から…待っ…てっ…ぁっ…!」
私の制止に耳も貸さず、レオンはディルドを動かし、私の太ももに自身のモノを擦りつける。
「くくっ。そんなこと言われて止まれる男がいるわけないだろう。バカだね、リーシャ」
殿下が楽しそうに笑っている。
でも、もうそんなことどうでもよくて。
腰が、動くのを止められなくて。
「あっ……んっ………ああっ……!」
喘ぎ声を、止められなくて。
「母上っ…母上っ…」
レオンの切なげな声が、思考をかき乱す。
「出して…いいですかっ…母上のっ…太ももにっ…私のっ…出してっ…いいっ…ですかっ…」
舌を絡められて気持ちよくて、ディルドで奥を突かれて気持ちよくて、私はただ頷いた。
「…!」
レオンが腰を何度も擦りつけて果てる。私もまた、それと同時にイった。
「母上…」
荒い息を吐きながら幸せそうに笑うその顔に、胸の奥がきゅっとつまった。
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