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第1章
18 サイラス
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僕と母上の関係は、少し変わっているらしい。
普通の子どもは、性欲を自分の母親にぶつけたりはしないそうだ。
成長して、人と話したり本を読んだりするようになって知った。
でも、知った時にはそれはすっかり僕の『普通』になっていた。
月に一、二度屋敷を訪れる父上と、兄上と一緒に三人で母上にいやらしい声をあげさせること。
物心つく前からしてきたそれは、すっかり僕の習慣になっていた。
母上の体内深くまで僕のモノを埋めると、母上は身をよじって喘ぐ。嫌だと、やめてと叫びながら泣く母上の声を無視して、細い体を何度も揺さぶって体内に精を吐き出すのは、とても気持ちがいい。
気まぐれに屋敷のメイドや男爵程度の令嬢に手を出してみたこともあったけど、僕のことが好きなのか、それともこの先ずっと僕に養ってもらえるとでも思うのか、すぐに抵抗が止んでつまらなかった。
その点母上は、何度しても、どれだけ感じていても、嫌がっているのが伝わってくるから何度抱いても抱き足りない。
父上が、僕らを使ってまで母上を虐める理由がよくわかる。
父上と二人きりで抱かれていたなら、きっと母上は父上をとっくに受け入れていただろう。
今頃は、愛していたかもしれない。
でも、血の繋がった僕ら兄弟と一緒に犯すことによって、父上は母上から嫌がられ続けている。
嫌がられ続けることが、できている。
母上に向ける愛を、執着を、隠すことができている。
母上は、未だに僕ら兄弟とする時、嫌だと、やめてと、言って泣く。
未だに、父上を受け入れきれないでいる。
母上の泣き顔を思い出したら、モノが反応してきた。
ズボンと下着を一緒に下ろし、床に投げ捨てる。
勃ち上がり始めたモノをそっと手で包んだ。
「母上…」
母上の体を愛撫する時、僕のモノが体に当たるたびに嫌そうに眉をひそめる母上の顔を思い出す。
「母上…」
わざと擦り付ければ、嫌がりながらも身をくねらせて。
それを父上に指摘されると呼吸が荒くなって。
「母上…」
先端をぎゅっと握り込む。
母上のお尻に、先をぐいっと押し当てる感触を思い出しながら。
「…はあっ…母上…」
息が荒くなる。
ゆっくりと、手を根元に滑らせていく。母上のお尻に入れる時のことを思い出しながら。
ガチャリ
急にドアが開いた。
一人のメイドがそこに立っていた。
彼女の位置からだと、僕の下半身も、僕の手元も、すべて見えている。
仕えている家の人間の、見てはいけない姿を目にして硬直するメイド。
慌てて部屋を出て行こうとしたので呼び止めた。
「マリー」
名前を呼んで。
相手が誰か、僕がわかっていると知らせるために。
誰に見られたのか、僕はわかっていると知らせるために。
「ドアを閉めて、鍵をかけて、こちらへ来なさい」
マリーはびくりと震え、ためらった後、怯えながら近づいてきた。
不運な子だ。
普段は使われていない客室だから、誰もいないと思ってノックもせずに開けたのだろう。多分、定期的な掃除か何かで。
あまり知られてはいないけれど、僕は気まぐれでよく色々な客室に入る。
その時間の陽当たりがよかったり、窓から見える景色が好きだったり、置かれている家具が気に入っていたり、理由は様々だ。
今日はたまたま、この部屋を選んだんだけど。
「マリー、これが見てはいけないものだったというのはわかるね」
マリーは震えながら頷いた。
「申し訳…ありませ…」
ああ、そんな風に怯えられると……………。
震えるその姿に、嗜虐心が頭をもたげる。
「口止め、しないといけないなぁ」
マリーの震えが大きくなった。
「だ、誰にも…言いませんから…」
「それを置いて、ここまで来なさい」
マリーの言葉は無視して、まだ大分離れた位置に立つ彼女に、手の中の掃除用具らしき物を置くように指示する。
マリーは躊躇いながらも指示通りにして、ふらつきながら近づいて来た。
手を伸ばせば触れられる距離になった瞬間、腕を掴んで引き寄せた。
僕の腰に抱きつくように倒れ込むマリー。彼女のすぐ目の前に、勃ち上がった僕のモノがある。
「掃除しに来たんだろう?なら、僕のコレを綺麗にして」
「若君、お許しを…お許しを…」
震えるマリーの髪を乱暴に掴んで顔を近づけた。
「許して欲しかったら、言う通りにするんだ」
目を合わせて、冷たく命令する。
言う通りにしても、許す気なんてないけど。
「…無理ですっ…」
抵抗するマリーに苛立つ。
「何をやらされるかわかってる癖に、清純ぶるなよ」
苛立ち紛れにマリーの顔を股間に押し付けてやると、悲鳴があがった。
いつまで嫌がってくれるかな?
腕に力を入れて、無理矢理僕のモノにマリーの顔をぐいぐいと押し付ける。
残念ながら、マリーは割と呆気なく嬉しそうな声をあげて、自ら腰を振り始めた。
やっぱりか。
がっかりしながらも腰を打ちつける。
とっとと孕ませてしまおう。そうすれば屋敷から追い出せる。
クビを告げられて絶望するマリーの顔を想像して、萎えそうになるモノを勃たせる。
「マリー、孕みたいだろ?」
腰の動きを速くする。
「そんなに悦んで腰を振ってるくらいだ。孕んで、しまいたいだろ?」
マリーは首を横に振った。
「ふーん、じゃあ子どもを作る気もないのに、自分から喜んで腰を振っちゃうような、初めてなのに快楽に溺れちゃうような淫乱なのか、マリーは」
そう。マリーは初めてだった。
既婚の印をつけてないから、多分そうだろうなとは思っていたけど。だけど痛がったのは少しの間で、今はもうこんなに気持ちよさそうだ。
この淫売が。
「違っ…違いますっ…」
「じゃあ、僕の子種が欲しくて、僕の子どもを孕みたくて、そんなに必死に腰を振ってるってことだろ?」
「嫌っ…妊娠は…嫌っ…」
「嘘つき」
僕はぐりぐりと乱暴に奥を刺激した。
「本当に嫌なら逃げればいい。なのに、君はそうせず嬉しそうに腰を振ってる」
無理矢理犯されてるのに、あっさりよがって受け入れる女なんて気持ち悪いだけだ。
「中に、出して欲しいんだろ?この淫売が」
なんだか面倒くさくなって、そのまま雑に出した。
マリーはびくりびくりと震えている。
嬉しそうな気配が伝わってきた。あまりの気持ち悪さにぞっとする。
脚でマリーの体を蹴って引き剥がし、床に転がした。
僕のモノに纏わり付いている愛液に吐き気がした。
マリーのヘッドドレスをむしり取って、それで股間にこびりついた彼女の汚らしい体液を拭き取った。それを、未だ涎を垂らして荒い息を吐いている、だらしのない顔に投げつける。
「二度と僕の前に顔を見せるな」
吐き捨てて、部屋を後にした。
普通の子どもは、性欲を自分の母親にぶつけたりはしないそうだ。
成長して、人と話したり本を読んだりするようになって知った。
でも、知った時にはそれはすっかり僕の『普通』になっていた。
月に一、二度屋敷を訪れる父上と、兄上と一緒に三人で母上にいやらしい声をあげさせること。
物心つく前からしてきたそれは、すっかり僕の習慣になっていた。
母上の体内深くまで僕のモノを埋めると、母上は身をよじって喘ぐ。嫌だと、やめてと叫びながら泣く母上の声を無視して、細い体を何度も揺さぶって体内に精を吐き出すのは、とても気持ちがいい。
気まぐれに屋敷のメイドや男爵程度の令嬢に手を出してみたこともあったけど、僕のことが好きなのか、それともこの先ずっと僕に養ってもらえるとでも思うのか、すぐに抵抗が止んでつまらなかった。
その点母上は、何度しても、どれだけ感じていても、嫌がっているのが伝わってくるから何度抱いても抱き足りない。
父上が、僕らを使ってまで母上を虐める理由がよくわかる。
父上と二人きりで抱かれていたなら、きっと母上は父上をとっくに受け入れていただろう。
今頃は、愛していたかもしれない。
でも、血の繋がった僕ら兄弟と一緒に犯すことによって、父上は母上から嫌がられ続けている。
嫌がられ続けることが、できている。
母上に向ける愛を、執着を、隠すことができている。
母上は、未だに僕ら兄弟とする時、嫌だと、やめてと、言って泣く。
未だに、父上を受け入れきれないでいる。
母上の泣き顔を思い出したら、モノが反応してきた。
ズボンと下着を一緒に下ろし、床に投げ捨てる。
勃ち上がり始めたモノをそっと手で包んだ。
「母上…」
母上の体を愛撫する時、僕のモノが体に当たるたびに嫌そうに眉をひそめる母上の顔を思い出す。
「母上…」
わざと擦り付ければ、嫌がりながらも身をくねらせて。
それを父上に指摘されると呼吸が荒くなって。
「母上…」
先端をぎゅっと握り込む。
母上のお尻に、先をぐいっと押し当てる感触を思い出しながら。
「…はあっ…母上…」
息が荒くなる。
ゆっくりと、手を根元に滑らせていく。母上のお尻に入れる時のことを思い出しながら。
ガチャリ
急にドアが開いた。
一人のメイドがそこに立っていた。
彼女の位置からだと、僕の下半身も、僕の手元も、すべて見えている。
仕えている家の人間の、見てはいけない姿を目にして硬直するメイド。
慌てて部屋を出て行こうとしたので呼び止めた。
「マリー」
名前を呼んで。
相手が誰か、僕がわかっていると知らせるために。
誰に見られたのか、僕はわかっていると知らせるために。
「ドアを閉めて、鍵をかけて、こちらへ来なさい」
マリーはびくりと震え、ためらった後、怯えながら近づいてきた。
不運な子だ。
普段は使われていない客室だから、誰もいないと思ってノックもせずに開けたのだろう。多分、定期的な掃除か何かで。
あまり知られてはいないけれど、僕は気まぐれでよく色々な客室に入る。
その時間の陽当たりがよかったり、窓から見える景色が好きだったり、置かれている家具が気に入っていたり、理由は様々だ。
今日はたまたま、この部屋を選んだんだけど。
「マリー、これが見てはいけないものだったというのはわかるね」
マリーは震えながら頷いた。
「申し訳…ありませ…」
ああ、そんな風に怯えられると……………。
震えるその姿に、嗜虐心が頭をもたげる。
「口止め、しないといけないなぁ」
マリーの震えが大きくなった。
「だ、誰にも…言いませんから…」
「それを置いて、ここまで来なさい」
マリーの言葉は無視して、まだ大分離れた位置に立つ彼女に、手の中の掃除用具らしき物を置くように指示する。
マリーは躊躇いながらも指示通りにして、ふらつきながら近づいて来た。
手を伸ばせば触れられる距離になった瞬間、腕を掴んで引き寄せた。
僕の腰に抱きつくように倒れ込むマリー。彼女のすぐ目の前に、勃ち上がった僕のモノがある。
「掃除しに来たんだろう?なら、僕のコレを綺麗にして」
「若君、お許しを…お許しを…」
震えるマリーの髪を乱暴に掴んで顔を近づけた。
「許して欲しかったら、言う通りにするんだ」
目を合わせて、冷たく命令する。
言う通りにしても、許す気なんてないけど。
「…無理ですっ…」
抵抗するマリーに苛立つ。
「何をやらされるかわかってる癖に、清純ぶるなよ」
苛立ち紛れにマリーの顔を股間に押し付けてやると、悲鳴があがった。
いつまで嫌がってくれるかな?
腕に力を入れて、無理矢理僕のモノにマリーの顔をぐいぐいと押し付ける。
残念ながら、マリーは割と呆気なく嬉しそうな声をあげて、自ら腰を振り始めた。
やっぱりか。
がっかりしながらも腰を打ちつける。
とっとと孕ませてしまおう。そうすれば屋敷から追い出せる。
クビを告げられて絶望するマリーの顔を想像して、萎えそうになるモノを勃たせる。
「マリー、孕みたいだろ?」
腰の動きを速くする。
「そんなに悦んで腰を振ってるくらいだ。孕んで、しまいたいだろ?」
マリーは首を横に振った。
「ふーん、じゃあ子どもを作る気もないのに、自分から喜んで腰を振っちゃうような、初めてなのに快楽に溺れちゃうような淫乱なのか、マリーは」
そう。マリーは初めてだった。
既婚の印をつけてないから、多分そうだろうなとは思っていたけど。だけど痛がったのは少しの間で、今はもうこんなに気持ちよさそうだ。
この淫売が。
「違っ…違いますっ…」
「じゃあ、僕の子種が欲しくて、僕の子どもを孕みたくて、そんなに必死に腰を振ってるってことだろ?」
「嫌っ…妊娠は…嫌っ…」
「嘘つき」
僕はぐりぐりと乱暴に奥を刺激した。
「本当に嫌なら逃げればいい。なのに、君はそうせず嬉しそうに腰を振ってる」
無理矢理犯されてるのに、あっさりよがって受け入れる女なんて気持ち悪いだけだ。
「中に、出して欲しいんだろ?この淫売が」
なんだか面倒くさくなって、そのまま雑に出した。
マリーはびくりびくりと震えている。
嬉しそうな気配が伝わってきた。あまりの気持ち悪さにぞっとする。
脚でマリーの体を蹴って引き剥がし、床に転がした。
僕のモノに纏わり付いている愛液に吐き気がした。
マリーのヘッドドレスをむしり取って、それで股間にこびりついた彼女の汚らしい体液を拭き取った。それを、未だ涎を垂らして荒い息を吐いている、だらしのない顔に投げつける。
「二度と僕の前に顔を見せるな」
吐き捨てて、部屋を後にした。
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