【R18】見た目ショタな魔族に騙されてしまうおねーさん

ハリエニシダ・レン

文字の大きさ
上 下
15 / 19
第一部

15 彼はまだ子どもだから…

しおりを挟む
出されたのを感じて、ぎゅうっと中が締まる。

「ぁあっ…凄っ…おねーさんっ…!」

彼の喘ぎ声が可愛くて、更にぎゅうっと絞ってしまう。まだ精液を吐き出し続けている彼のものに中が絡みつく。

「んっ…あっ…あっ…ダメっ…」

余裕のない声が可愛い。
今度は意識的に、そこに力を入れてしまった。もっとその声が聞きたくて。

「んっ…ダメっ…本当っ…これ以上はっ…」

喘ぐ彼の頭を抱きしめて舌を絡める。

全部…搾り取ってしまいたい……

弱々しくも舌を動かして応える彼が愛おしい。

全部…全部ちょうだい……あなたの全部………

流れ込んでくる彼の唾液を飲みながら、彼のものが私の中で徐々に力を失っていくのを感じていた。



呼吸が治まって彼を見る。
頬が赤くて、視点が定まらずにぼんやりしている。

…可愛い

またキスしたくなったけれど、我慢して彼の身体から離れた。
スルリと彼のものが抜け出る。

それは、先ほどまでのことが嘘みたいに小さくなっていた。
ほっとして、でも寂しくなった。

…そう…だよね…これが…普通だよね…
さっきまでのあれが…おかしかったんだから…


彼は小さな子どもなんだから………


彼に入れられてから、少しの間だけ忘れてしまっていた事実を目の当たりにした。

彼は子どもだ……こんなにも……
大人の男の人ではない……だから……


…今日のこれは…夢だと思って忘れなきゃ……


自分に言い聞かせた。
彼は…未知の状態に戸惑って、たまたま近くにいた大人に助けを求めただけなんだから……
誰でもよかったし、本当は…もっと上手いやり方があった筈だ。
…こんなことしなくても……

これは…私が判断を間違った結果だ…。彼に…しなくてもいいことをさせてしまった………
これは……………私の所為だ…


だから無かったことにしなきゃ……だって…彼にはまだ、こんなの早すぎたんだもの………

そう自分に言い聞かせているのに。
…彼のものを受け入れたあそこが疼いた。

……あんなに激しく求めてくれたのに…

けれどそれは、ただ欲望を鎮める為の行為で…他にやり方がわからなかっただけで………

切なくなる。
「可愛い」って「好き」って言ってくれたのに…

頭を振って、くだらない考えを振り払う。
こんな小さな子の言葉を真に受ける方がどうかしている。子どもの「好き」に種類なんてない。誰でもみんな「好き」なんだから…

でも「大好き」って……

そう言った彼の声を思い出したら涙が滲んだ。大好きって……あんな嬉しそうな声で………

胸が苦しい…。
…夢だ…夢を見たと思って忘れなきゃ…
………ちょっと、とんでもない夢だったけれど…でも…夢として忘れなきゃ……あんなことは…現実には起こらなーー

そう思った途端に、彼に注がれた精液がゴポリとあふれ出た。
夢ではないと、主張するかのように。
その所為で、中に出された時の幸福感まで思い出してしまった。
あの、心まで繋がったような一瞬の幸福感………っ……


涙がポロリとこぼれた。

…これだから、女の身体は嫌なのだ…。
自分を騙したいのに騙しきれない。
身体に心が引きずられる。
だから…嫌なのだ…

…最後に…もう一度だけ……もう一度…だけ………
無理矢理にでも、気持ちを吹っ切らなければ…だから……

いつの間にか気を失ってしまった少年に、こっそり最後のキスをした…


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~

ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。 ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。 一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。 目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!? 「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」

お兄ちゃんはお医者さん!?

すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。 如月 陽菜(きさらぎ ひな) 病院が苦手。 如月 陽菜の主治医。25歳。 高橋 翔平(たかはし しょうへい) 内科医の医師。 ※このお話に出てくるものは 現実とは何の関係もございません。 ※治療法、病名など ほぼ知識なしで書かせて頂きました。 お楽しみください♪♪

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら

夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。  それは極度の面食いということ。  そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。 「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ! だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」  朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい? 「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」  あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?  それをわたしにつける??  じょ、冗談ですよね──!?!?

処理中です...