15 / 19
第一部
15 彼はまだ子どもだから…
しおりを挟む
出されたのを感じて、ぎゅうっと中が締まる。
「ぁあっ…凄っ…おねーさんっ…!」
彼の喘ぎ声が可愛くて、更にぎゅうっと絞ってしまう。まだ精液を吐き出し続けている彼のものに中が絡みつく。
「んっ…あっ…あっ…ダメっ…」
余裕のない声が可愛い。
今度は意識的に、そこに力を入れてしまった。もっとその声が聞きたくて。
「んっ…ダメっ…本当っ…これ以上はっ…」
喘ぐ彼の頭を抱きしめて舌を絡める。
全部…搾り取ってしまいたい……
弱々しくも舌を動かして応える彼が愛おしい。
全部…全部ちょうだい……あなたの全部………
流れ込んでくる彼の唾液を飲みながら、彼のものが私の中で徐々に力を失っていくのを感じていた。
呼吸が治まって彼を見る。
頬が赤くて、視点が定まらずにぼんやりしている。
…可愛い
またキスしたくなったけれど、我慢して彼の身体から離れた。
スルリと彼のものが抜け出る。
それは、先ほどまでのことが嘘みたいに小さくなっていた。
ほっとして、でも寂しくなった。
…そう…だよね…これが…普通だよね…
さっきまでのあれが…おかしかったんだから…
彼は小さな子どもなんだから………
彼に入れられてから、少しの間だけ忘れてしまっていた事実を目の当たりにした。
彼は子どもだ……こんなにも……
大人の男の人ではない……だから……
…今日のこれは…夢だと思って忘れなきゃ……
自分に言い聞かせた。
彼は…未知の状態に戸惑って、たまたま近くにいた大人に助けを求めただけなんだから……
誰でもよかったし、本当は…もっと上手いやり方があった筈だ。
…こんなことしなくても……
これは…私が判断を間違った結果だ…。彼に…しなくてもいいことをさせてしまった………
これは……………私の所為だ…
だから無かったことにしなきゃ……だって…彼にはまだ、こんなの早すぎたんだもの………
そう自分に言い聞かせているのに。
…彼のものを受け入れたあそこが疼いた。
……あんなに激しく求めてくれたのに…
けれどそれは、ただ欲望を鎮める為の行為で…他にやり方がわからなかっただけで………
切なくなる。
「可愛い」って「好き」って言ってくれたのに…
頭を振って、くだらない考えを振り払う。
こんな小さな子の言葉を真に受ける方がどうかしている。子どもの「好き」に種類なんてない。誰でもみんな「好き」なんだから…
でも「大好き」って……
そう言った彼の声を思い出したら涙が滲んだ。大好きって……あんな嬉しそうな声で………
胸が苦しい…。
…夢だ…夢を見たと思って忘れなきゃ…
………ちょっと、とんでもない夢だったけれど…でも…夢として忘れなきゃ……あんなことは…現実には起こらなーー
そう思った途端に、彼に注がれた精液がゴポリとあふれ出た。
夢ではないと、主張するかのように。
その所為で、中に出された時の幸福感まで思い出してしまった。
あの、心まで繋がったような一瞬の幸福感………っ……
涙がポロリとこぼれた。
…これだから、女の身体は嫌なのだ…。
自分を騙したいのに騙しきれない。
身体に心が引きずられる。
だから…嫌なのだ…
…最後に…もう一度だけ……もう一度…だけ………
無理矢理にでも、気持ちを吹っ切らなければ…だから……
いつの間にか気を失ってしまった少年に、こっそり最後のキスをした…
「ぁあっ…凄っ…おねーさんっ…!」
彼の喘ぎ声が可愛くて、更にぎゅうっと絞ってしまう。まだ精液を吐き出し続けている彼のものに中が絡みつく。
「んっ…あっ…あっ…ダメっ…」
余裕のない声が可愛い。
今度は意識的に、そこに力を入れてしまった。もっとその声が聞きたくて。
「んっ…ダメっ…本当っ…これ以上はっ…」
喘ぐ彼の頭を抱きしめて舌を絡める。
全部…搾り取ってしまいたい……
弱々しくも舌を動かして応える彼が愛おしい。
全部…全部ちょうだい……あなたの全部………
流れ込んでくる彼の唾液を飲みながら、彼のものが私の中で徐々に力を失っていくのを感じていた。
呼吸が治まって彼を見る。
頬が赤くて、視点が定まらずにぼんやりしている。
…可愛い
またキスしたくなったけれど、我慢して彼の身体から離れた。
スルリと彼のものが抜け出る。
それは、先ほどまでのことが嘘みたいに小さくなっていた。
ほっとして、でも寂しくなった。
…そう…だよね…これが…普通だよね…
さっきまでのあれが…おかしかったんだから…
彼は小さな子どもなんだから………
彼に入れられてから、少しの間だけ忘れてしまっていた事実を目の当たりにした。
彼は子どもだ……こんなにも……
大人の男の人ではない……だから……
…今日のこれは…夢だと思って忘れなきゃ……
自分に言い聞かせた。
彼は…未知の状態に戸惑って、たまたま近くにいた大人に助けを求めただけなんだから……
誰でもよかったし、本当は…もっと上手いやり方があった筈だ。
…こんなことしなくても……
これは…私が判断を間違った結果だ…。彼に…しなくてもいいことをさせてしまった………
これは……………私の所為だ…
だから無かったことにしなきゃ……だって…彼にはまだ、こんなの早すぎたんだもの………
そう自分に言い聞かせているのに。
…彼のものを受け入れたあそこが疼いた。
……あんなに激しく求めてくれたのに…
けれどそれは、ただ欲望を鎮める為の行為で…他にやり方がわからなかっただけで………
切なくなる。
「可愛い」って「好き」って言ってくれたのに…
頭を振って、くだらない考えを振り払う。
こんな小さな子の言葉を真に受ける方がどうかしている。子どもの「好き」に種類なんてない。誰でもみんな「好き」なんだから…
でも「大好き」って……
そう言った彼の声を思い出したら涙が滲んだ。大好きって……あんな嬉しそうな声で………
胸が苦しい…。
…夢だ…夢を見たと思って忘れなきゃ…
………ちょっと、とんでもない夢だったけれど…でも…夢として忘れなきゃ……あんなことは…現実には起こらなーー
そう思った途端に、彼に注がれた精液がゴポリとあふれ出た。
夢ではないと、主張するかのように。
その所為で、中に出された時の幸福感まで思い出してしまった。
あの、心まで繋がったような一瞬の幸福感………っ……
涙がポロリとこぼれた。
…これだから、女の身体は嫌なのだ…。
自分を騙したいのに騙しきれない。
身体に心が引きずられる。
だから…嫌なのだ…
…最後に…もう一度だけ……もう一度…だけ………
無理矢理にでも、気持ちを吹っ切らなければ…だから……
いつの間にか気を失ってしまった少年に、こっそり最後のキスをした…
10
お気に入りに追加
331
あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪


ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる