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第一部

10 お腹でも…

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「おねーさん…可愛い…」

「んぅっ…あぅっ…」

グリグリと先端をお腹に擦り付けられて、お尻を揉まれて身体がくねってしまう。
恥ずかしい……
そう思うだけの理性はあるのに…

「おねーさん…もっと…」

彼に背中をグッと引き寄せられた。彼のそれが、私のお腹と彼のお腹の間に挟み込まれる。私の手は、まだそれを握っていて…。

「…っ…僕っ…このまま…また「イき」たい…いいよね…?」

上目遣いで尋ねられて、頷くことしかできない。
彼がぎこちなく腰を動かすたびに、私の手とお腹に彼の熱いそれが擦れる。
互いの身体から噴き出す汗がそれを包む。
そしてそこから身体全体に熱が広がっていく…。

…熱い……
頭が熱に浮かされる…。

「っ…いいっ…気持ちいっ…おねーさんの手もっ…スベスベのお腹もっ…気持ちいいっ…気持ちいいよおねーさんっ…」

「ん……」

目尻に涙を浮かべて必死に腰を振る様子が可愛く思えて、思わず頬にキスしてしまった。

「っ…おねーさんっ…」

彼がとても嬉しそうに笑った。

「大好き……」

何度目かの「大好き」。
また、唇を塞がれる。

彼が唇にキスしたまま腰を振る。
小さな唇が苦しげに息を吐いて、お腹から胸に熱いものがかけられた。
同時にちゅうっと唇を吸われて…私もまたイってしまった…。
こんな小さな子に、またイかされてしまった…。

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