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第一部

5 もう一度

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どうせ一度やってしまったのだからと、意を決してパクリと少年のものを咥えた。

…あと二回も出せば…収まる…よね…?

不安になりながらも、さっきより少しだけ奥まで含んだ。
大きな先っぽに上顎を擦られる。

「んっ…ぅっ…」

その刺激で、いやらしい声が出てしまった。
恥ずかしい…大人なのに…
でも、そこを擦られるとゾクゾクしてしまう。少年のそれは大きすぎて、避けようと思ってもどうしてもそこに当たってしまう。
不本意ながらもいやらしい声で喘ぎながら、幹の方に舌を這わせる。
少年の小さな呻き声が聞こえてきた。

これなら…自分のことに夢中で私の声なんて聞こえてないよね…?

そう思って少しほっとした。
なのに

「っ…おねーさんっ…声っ…聞かせてっ…その声もっと…聞かせてっ…」

しっかり聞かれてしまっていたようだった。カッと身体が熱くなる。
そんなことを言われて恥ずかしい。感じている声を聞かれたことも…。
そもそも、こんな小さな子に感じてしまっているなんて認めたくない。だってそんなのおかしいもの……。
そう思って声を無理矢理抑えたのだけれど……。

「っ…ねえっ…おねーさんっ……黙ってたら…ちょっと怖いよっ……」

不安そうな声を出されて胸がきゅって詰まった。
そして……仕方なく…そう…仕方なく………

「んっ…ふぅっ…んんっ…んぅっ…」

声を我慢するのを…やめた……。
これで少年が安心するのなら……

けれど、私が喘ぎ声を出した途端に、少年が気持ちよさそうな声を上げた。思わず身体に震えが走る。

「んっ…おねーさんの声っ…いいっ…安心するっ…あっ…もっとっ…もっと聞かせてっ…」

眉に力を入れて、ぎゅっと目を瞑って切なげに喘ぐ少年。おかしな気分になってしまいそうな自分を叱咤する。

これは人助け…そう…人助けだから……

自分に言い聞かせて、少年がより感じるように音を立てて舐める。

早く…イかせないと…
そうしないと、自分も彼もとんでもないことになってしまいそうな気がする…

「んっ…んぅうっ…んぅっ…」

ジュルっ…ジュポっ…と、恥ずかしくてたまらなくなるほど卑猥な音を立てて、喘ぎながら少年のものを舐める。少年が声を上げたところは、より丁寧に。

血管…凄い……

ビキビキに張った血管が舌を刺激する。少年の熱いそれで、口の中がいっぱいになる。

「っ…おねーさんの舌っ…あったかいっ…あったかいよっ…」

無意識なのだろう。少年の手が私の頭を掴んだ。グッと引き寄せられて、上顎がゴリゴリと刺激される。

っ…あっ…やだっ…そこダメっ…これダメっ…私…またイっちゃーー

そう思った瞬間、

「っ…おねーさんっ……」

少年にか細く囁かれて、私はまたイってしまった。



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