【R18】見た目ショタな魔族に騙されてしまうおねーさん

ハリエニシダ・レン

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第一部

4 一度でダメなら

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よかった…終わったーー

そう思って息を吐いたのだけれど、口から出した少年のそれは全く衰えていなかった。
驚きに目を見張る。

「…今のっ…何っ…?」

荒い息を吐き快感に目を潤ませながら少年が尋ねてきた。

「っ…えっと…「イった」んだよ」

大きいままのそれに動揺しながら、しどろもどろに答える。

こんな幼い子に何を教えて…いやでも答えない訳にも…それより、なんてことをしてしまったんだろう…でも…さっきはああするしか…
そんなことより何より、何でまだ大きいままなの………

頭がゴチャゴチャになる。

「「イった」?」

不思議そうに首を傾げる少年。
無垢な瞳に罪悪感がつのる。

「えっと…今のでこれ…小さくなるはずだったんだけど…」

動揺していた私は、返事を間違えてしまったようだった。
少年は途端に、不安そうに目を見開いた。
感情が高ぶったのか、ポロリと涙をこぼして小さな手で掴みかかってくる。

「っ…!?小さくなってないよ!?僕、やっぱり病気!?」

「っ…違うっ…違うからっ…」

慌てて肩を叩いて宥める。

「っ…でもっ…大っきいまんま……」

「だ…大丈夫…何回か同じことをすれば戻るから…」

不安そうに震える少年の肩をゆっくりと撫でる。そして私は、また答えを間違えてしまったことに気がついた。
こんな子相手に、「何回か同じことをすれば」って……
何回もする気なの…!?
真っ赤になって俯く。

「そう…なの…?」

「うん…」

でも、私の言葉でやっと少し落ち着きを取り戻した少年に、今さら訂正することもできない。

ちょっと自信ないけど…多分なんとかなるはずだ。…話に聞いたことあるし…たまに「抜かずのなんとか」って人がいるとか…だから…何度かすればきっと……

少年に「して」いる自分を想像してまた顔が赤くなった。
…何考えてるの。こんな小さい子相手に…。よくないよね…
やっぱり何か、他の方法を探さなきゃ…

そう思ったのだけれど、良い方法を思いつく前に

「えっと…じゃあ、おねーさん…もう一回…して?」

まだ少し不安そうな顔で、首を傾げてお願いされた。きゅっとひき結んだ唇が震えていて…。
拒むことなど、とてもできなかった…。

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