4 / 19
第一部
4 一度でダメなら
しおりを挟む
よかった…終わったーー
そう思って息を吐いたのだけれど、口から出した少年のそれは全く衰えていなかった。
驚きに目を見張る。
「…今のっ…何っ…?」
荒い息を吐き快感に目を潤ませながら少年が尋ねてきた。
「っ…えっと…「イった」んだよ」
大きいままのそれに動揺しながら、しどろもどろに答える。
こんな幼い子に何を教えて…いやでも答えない訳にも…それより、なんてことをしてしまったんだろう…でも…さっきはああするしか…
そんなことより何より、何でまだ大きいままなの………
頭がゴチャゴチャになる。
「「イった」?」
不思議そうに首を傾げる少年。
無垢な瞳に罪悪感がつのる。
「えっと…今のでこれ…小さくなるはずだったんだけど…」
動揺していた私は、返事を間違えてしまったようだった。
少年は途端に、不安そうに目を見開いた。
感情が高ぶったのか、ポロリと涙をこぼして小さな手で掴みかかってくる。
「っ…!?小さくなってないよ!?僕、やっぱり病気!?」
「っ…違うっ…違うからっ…」
慌てて肩を叩いて宥める。
「っ…でもっ…大っきいまんま……」
「だ…大丈夫…何回か同じことをすれば戻るから…」
不安そうに震える少年の肩をゆっくりと撫でる。そして私は、また答えを間違えてしまったことに気がついた。
こんな子相手に、「何回か同じことをすれば」って……
何回もする気なの…!?
真っ赤になって俯く。
「そう…なの…?」
「うん…」
でも、私の言葉でやっと少し落ち着きを取り戻した少年に、今さら訂正することもできない。
ちょっと自信ないけど…多分なんとかなるはずだ。…話に聞いたことあるし…たまに「抜かずのなんとか」って人がいるとか…だから…何度かすればきっと……
少年に「して」いる自分を想像してまた顔が赤くなった。
…何考えてるの。こんな小さい子相手に…。よくないよね…
やっぱり何か、他の方法を探さなきゃ…
そう思ったのだけれど、良い方法を思いつく前に
「えっと…じゃあ、おねーさん…もう一回…して?」
まだ少し不安そうな顔で、首を傾げてお願いされた。きゅっとひき結んだ唇が震えていて…。
拒むことなど、とてもできなかった…。
そう思って息を吐いたのだけれど、口から出した少年のそれは全く衰えていなかった。
驚きに目を見張る。
「…今のっ…何っ…?」
荒い息を吐き快感に目を潤ませながら少年が尋ねてきた。
「っ…えっと…「イった」んだよ」
大きいままのそれに動揺しながら、しどろもどろに答える。
こんな幼い子に何を教えて…いやでも答えない訳にも…それより、なんてことをしてしまったんだろう…でも…さっきはああするしか…
そんなことより何より、何でまだ大きいままなの………
頭がゴチャゴチャになる。
「「イった」?」
不思議そうに首を傾げる少年。
無垢な瞳に罪悪感がつのる。
「えっと…今のでこれ…小さくなるはずだったんだけど…」
動揺していた私は、返事を間違えてしまったようだった。
少年は途端に、不安そうに目を見開いた。
感情が高ぶったのか、ポロリと涙をこぼして小さな手で掴みかかってくる。
「っ…!?小さくなってないよ!?僕、やっぱり病気!?」
「っ…違うっ…違うからっ…」
慌てて肩を叩いて宥める。
「っ…でもっ…大っきいまんま……」
「だ…大丈夫…何回か同じことをすれば戻るから…」
不安そうに震える少年の肩をゆっくりと撫でる。そして私は、また答えを間違えてしまったことに気がついた。
こんな子相手に、「何回か同じことをすれば」って……
何回もする気なの…!?
真っ赤になって俯く。
「そう…なの…?」
「うん…」
でも、私の言葉でやっと少し落ち着きを取り戻した少年に、今さら訂正することもできない。
ちょっと自信ないけど…多分なんとかなるはずだ。…話に聞いたことあるし…たまに「抜かずのなんとか」って人がいるとか…だから…何度かすればきっと……
少年に「して」いる自分を想像してまた顔が赤くなった。
…何考えてるの。こんな小さい子相手に…。よくないよね…
やっぱり何か、他の方法を探さなきゃ…
そう思ったのだけれど、良い方法を思いつく前に
「えっと…じゃあ、おねーさん…もう一回…して?」
まだ少し不安そうな顔で、首を傾げてお願いされた。きゅっとひき結んだ唇が震えていて…。
拒むことなど、とてもできなかった…。
10
お気に入りに追加
330
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
淡泊早漏王子と嫁き遅れ姫
梅乃なごみ
恋愛
小国の姫・リリィは婚約者の王子が超淡泊で早漏であることに悩んでいた。
それは好きでもない自分を義務感から抱いているからだと気付いたリリィは『超強力な精力剤』を王子に飲ませることに。
飲ませることには成功したものの、思っていたより効果がでてしまって……!?
※この作品は『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です。
★他サイトからの転載てす★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
憐れな妻は龍の夫から逃れられない
向水白音
恋愛
龍の夫ヤトと人間の妻アズサ。夫婦は新年の儀を行うべく、二人きりで山の中の館にいた。新婚夫婦が寝室で二人きり、何も起きないわけなく……。独占欲つよつよヤンデレ気味な夫が妻を愛でる作品です。そこに愛はあります。ムーンライトノベルズにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる