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152それぞれの部族長
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鹿島は、エポキシ.ボンドからの申し出取引に悩んでいた。
北新大陸絵の遠征目的は、
インデアンエルフを保護することだとの大義名分を持っていた。
人種によるインデアンエルフへの暴力行為は、
抗する事が出来ない亜人協力国の軍事力を移民移植者に認知させたなら、
解決できると思っての国策であった。
エポキシ.ボンドからの申し込みは、
今住んでいる住民の感情と不安を与える影響を思うと、
重大な社会的な事故は必ず起きると予感させる事に思えた。
エポキシ.ボンド等国を持たない流浪の民が、
先祖の土地だったと主張して、新たに民族ごと移住してきた場合、
現地に住んでいる人々からしたら単なる侵略でしかない。
鹿島は、エポキシ.ボンドからの申し出は、
自分ではとても結論を出せないと判断して、運営委員会に丸投げした。
運営委員会は直ちに会合してエポキシ.ボンドからの申し出を検討しだしたが、
国を持たない流浪の民のことを知る者のいない状態では、
いい案を発言できる者等はいなかった。
マーガレットは中野学校の生徒を集めると、
国を持たない流浪の民の調査と、
約束の土地の聖地調査に向かって世界中に旅立させた。
鹿島は、国を持たない流浪の民の対応をすべて運営委員会に丸投げはしたが、
戦場の広がりには苦慮していた。
「新大陸共和国軍のゲリラ戦だけなら許せるが、
家族のきずなを利用して自爆テロをさせる卑怯者は許せないです。」
「新大陸共和国軍の指導者か指揮官が、自分でやりゃ~いいだろうに。
弱みに付け込んだり、金で雇った弱い立場の者たちを使う卑怯な奴らだ。
色んな火薬が出回りだしたから、段々被害も大きくなりだしたし、、、。」
と、
鹿島とランボーイ連隊長は、
新大陸の地図を広げながら顔を曇らせていた。
「あら、ランボーイ連隊長お越しだったのですか?」
とパトラは、ランボーイ連隊長にやさしく微笑んだ。
「お邪魔しています。」
「また今回もお土産付きだ。」
と、鹿島はにやけた。
「ナナ!珈琲とレモンティーをお願いします。」
と、パトラはドアに向かって叫んだ。
ナナは三人分の飲物を用意して部屋へ入ってきた。
ナナは顔を赤らめながらチラリチラリと、
真っ赤な顔でうつむいているランボーイ連隊長を見ながら、
テーブルにカップを並べ置いた。
「貴方も、一緒にティータイムしません?」
と、パトラはナナに微笑んだ。
「私はまだ仕事の整理が終わってないので、遠慮させてもらいます。」
と、顔を真っ赤にして部屋を飛び出した。
七つの屋敷砦の一際大きな屋敷の居間では、
鹿島とパトラは深刻な顔になっていた。
「インデアンエルフ同士の話が、まとまらないと?」
「全く!何かをしたいのではなくて、何もしたくない。
それが本音のようです。」
「自給自足できるからだろう。」
「今までは、それでよかったのでしょうが、
此れからは難しいと、理解してもらわなければならないでしょう。」
「教育の普及が急がれるね。」
「まだまだそこまでは、無理があるでしょう。
そこまでの事が出来るならば、苦労はしないわ。」
「できる所から、、、始めるしかないか。」
「インデアンエルフの団結は、三分の一をまず目標にするわ。」
「だな。」
あきらめ顔であったパトラは目標を決めたようで、
本来の姿であるさわやかさを取り戻していた。
ナナの集落には、
大同団結に賛同したインデアンエルフ族長達が集まっている。
「土地の使用制限を取り決める!賛同できない部族は切り捨てる。」
とパトラは強く宣言した。
ナナの協力でスクリーンが用意されて、
北新大陸の地図が映し出された。
「此れから、各部族の所有できる場所を指定する。
不服ある者は、退席しても構わない。」
と、
パトラは身構えるそぶりで一同を見回しながら、
「各集落の所有範囲が決まったならば、
各集落は行政事務所と学校の建設を命じる。」
と、さらに念を押した。
スクリーンに映し出された地図上には、
七つの屋敷砦の周りから順次、部族の縄張りが示されていくごとに、歓声と怒涛声が大きく成出していった。
「狩場が狭すぎる。」
「農耕者部族の土地は、耕作できる範囲だけでよいはずだ。
林や森まで等々広すぎだろう。」
「薪の供給は?考えて物言え!」
部族代表会議は、罵倒し合うだけの場となってしまった。
パトラは腕を組んだまま、罵倒する者達をじっと見ていた。
パトラは最初遭遇したエルフ原語を話した戦士部族長と目が合うと、互いの眼力がぶっつかりあった。
「皇帝ハン.パトラ様、狩りを生業にしている部族は、
狩り場が狭すぎて生活ができません。」
「お前たちの代では、狩りを生業とできるだろうが、
子供や孫の代まで獲物はいると思うか?
我らが獲物追いかけなくても良いように、
家畜の育て方を教えると言っているのだ。」
「狩りは男の力を示せる機会だ!」
「北の地方は、誰もまだ所有を主張してはいない。
好きにしたいのであれば、北へ向かえ。」
と、パトラは冷たく答えた。
「俺らは、残って自由に狩りをする。」
「ほかの部族の了解なしには、無許可の狩りは取り締まる。
不服ならば、白い頭巾をかぶり、白いマントで挑戦してこい。
いつでも受けてやる。ほかにも不服な部族は出て行って良い。」
と言って、
パトラは冷たい目を向けて立ち上がった。
エルフ原語を話した部族長は、怒り顔で会議場を出ていった。
ナナはパトラ達の会議ゲルの外にいたが、
元部族長老三人は隠れるように集落を徘徊したのちに、
テントに入るのを見かけると、そのテントに近づいた。
ナナは入り口近くに身を伏せて中の様子をうかがうように近付くと、口に布を当てられると意識朦朧になっていった。
「うまくひかかったな。」
と意識の奥底から聞こえる声でドジを踏んだとナナは感じた。
ナナは薄暗いテントの中で目を覚ますと、
蔦でぐるぐる巻きにされて、三人の長老に囲まれていた。
「何のつもりですか?」
「お前のせいで、俺らは村を追われた。お返しをしてやる。」
「お前がおかしな連中を連れてこなければ、
すべてうまくいったのだ。」
「お前はこれから囮えさになってもらい、
お前の義務を遂行してもらう。」
「お前たちが、自分で囮えさになればいいだろう。」
「お前のせいで、俺らは既に囮えさにされた。それのお返しだ。」
と言って、
三人の長老はナナを結んだ蔓端を引きずって薄暗い森の中を進んだ。
三人の長老とナナは無言のまましばらく進むと、
木立は低くなりナナは陽の光を感じたので、
草原に向かっているのかと思い、
声を掛けて尋ねようと口を開けかけたが、
「整列を乱すことなく、森の先の集落へ向かえ!」
と、明るい日差しの方から、太い怒鳴る声が森いっぱいに響いた。
三人の長老とナナの前方から多数の枯れ枝を踏み潰す音と、
唸りにも思える声が響いてきた。
多数の枯れ枝を踏み潰す音と、
唸りにも思える声の正体はすぐに判別できた。
黒い影の集団を率いているのは、
白い頭巾に白いマントを羽織った正義を名乗る浄化法執行軍であった。
ナナは助かりたい一心からか、
ガイア様の加護を求める気持ちからか、
「助けてください!」
と叫んだ。
三人の長老は突然のナナの声に驚いて一瞬凍り付いたように前方の影を見つめたが、
「逃げろ!」
と一人の長老が叫ぶと、
三人は森の中に逃げ込み返したが、
ナナの声に気付いた黒い集団は駆け出しながら、
逃げる三人の長老に矢の雨を降らせた。
白い頭巾に白いマントを羽織った指導者らしき男は、
「面白い獲物だな。訳を話せるか?」
と、ナナを結んだ蔓を珍しそうに鞘の先でつつきながら、
背中や足に矢を受けた三人の長老を向いてにやけた。
「我らは、人種と友好関係を結びたくて、
奴隷を献上しに来たのでございます。お受け取りください。」
「献上はもらいうけるが、友好関係は結ぶ気はない。
全て絶滅させる。お前らは、これから浄化される先駆けだ。」
と、顎で周りの兵士に指示した。
「俺らは役に立つ情報を持っているのだ!」
と一人の長老は叫ぶが、
白い頭巾に白いマントを羽織った指導者らしき男は無視して、
ナナの蔓の端を引いて一際派手なテントに向かった。
北新大陸絵の遠征目的は、
インデアンエルフを保護することだとの大義名分を持っていた。
人種によるインデアンエルフへの暴力行為は、
抗する事が出来ない亜人協力国の軍事力を移民移植者に認知させたなら、
解決できると思っての国策であった。
エポキシ.ボンドからの申し込みは、
今住んでいる住民の感情と不安を与える影響を思うと、
重大な社会的な事故は必ず起きると予感させる事に思えた。
エポキシ.ボンド等国を持たない流浪の民が、
先祖の土地だったと主張して、新たに民族ごと移住してきた場合、
現地に住んでいる人々からしたら単なる侵略でしかない。
鹿島は、エポキシ.ボンドからの申し出は、
自分ではとても結論を出せないと判断して、運営委員会に丸投げした。
運営委員会は直ちに会合してエポキシ.ボンドからの申し出を検討しだしたが、
国を持たない流浪の民のことを知る者のいない状態では、
いい案を発言できる者等はいなかった。
マーガレットは中野学校の生徒を集めると、
国を持たない流浪の民の調査と、
約束の土地の聖地調査に向かって世界中に旅立させた。
鹿島は、国を持たない流浪の民の対応をすべて運営委員会に丸投げはしたが、
戦場の広がりには苦慮していた。
「新大陸共和国軍のゲリラ戦だけなら許せるが、
家族のきずなを利用して自爆テロをさせる卑怯者は許せないです。」
「新大陸共和国軍の指導者か指揮官が、自分でやりゃ~いいだろうに。
弱みに付け込んだり、金で雇った弱い立場の者たちを使う卑怯な奴らだ。
色んな火薬が出回りだしたから、段々被害も大きくなりだしたし、、、。」
と、
鹿島とランボーイ連隊長は、
新大陸の地図を広げながら顔を曇らせていた。
「あら、ランボーイ連隊長お越しだったのですか?」
とパトラは、ランボーイ連隊長にやさしく微笑んだ。
「お邪魔しています。」
「また今回もお土産付きだ。」
と、鹿島はにやけた。
「ナナ!珈琲とレモンティーをお願いします。」
と、パトラはドアに向かって叫んだ。
ナナは三人分の飲物を用意して部屋へ入ってきた。
ナナは顔を赤らめながらチラリチラリと、
真っ赤な顔でうつむいているランボーイ連隊長を見ながら、
テーブルにカップを並べ置いた。
「貴方も、一緒にティータイムしません?」
と、パトラはナナに微笑んだ。
「私はまだ仕事の整理が終わってないので、遠慮させてもらいます。」
と、顔を真っ赤にして部屋を飛び出した。
七つの屋敷砦の一際大きな屋敷の居間では、
鹿島とパトラは深刻な顔になっていた。
「インデアンエルフ同士の話が、まとまらないと?」
「全く!何かをしたいのではなくて、何もしたくない。
それが本音のようです。」
「自給自足できるからだろう。」
「今までは、それでよかったのでしょうが、
此れからは難しいと、理解してもらわなければならないでしょう。」
「教育の普及が急がれるね。」
「まだまだそこまでは、無理があるでしょう。
そこまでの事が出来るならば、苦労はしないわ。」
「できる所から、、、始めるしかないか。」
「インデアンエルフの団結は、三分の一をまず目標にするわ。」
「だな。」
あきらめ顔であったパトラは目標を決めたようで、
本来の姿であるさわやかさを取り戻していた。
ナナの集落には、
大同団結に賛同したインデアンエルフ族長達が集まっている。
「土地の使用制限を取り決める!賛同できない部族は切り捨てる。」
とパトラは強く宣言した。
ナナの協力でスクリーンが用意されて、
北新大陸の地図が映し出された。
「此れから、各部族の所有できる場所を指定する。
不服ある者は、退席しても構わない。」
と、
パトラは身構えるそぶりで一同を見回しながら、
「各集落の所有範囲が決まったならば、
各集落は行政事務所と学校の建設を命じる。」
と、さらに念を押した。
スクリーンに映し出された地図上には、
七つの屋敷砦の周りから順次、部族の縄張りが示されていくごとに、歓声と怒涛声が大きく成出していった。
「狩場が狭すぎる。」
「農耕者部族の土地は、耕作できる範囲だけでよいはずだ。
林や森まで等々広すぎだろう。」
「薪の供給は?考えて物言え!」
部族代表会議は、罵倒し合うだけの場となってしまった。
パトラは腕を組んだまま、罵倒する者達をじっと見ていた。
パトラは最初遭遇したエルフ原語を話した戦士部族長と目が合うと、互いの眼力がぶっつかりあった。
「皇帝ハン.パトラ様、狩りを生業にしている部族は、
狩り場が狭すぎて生活ができません。」
「お前たちの代では、狩りを生業とできるだろうが、
子供や孫の代まで獲物はいると思うか?
我らが獲物追いかけなくても良いように、
家畜の育て方を教えると言っているのだ。」
「狩りは男の力を示せる機会だ!」
「北の地方は、誰もまだ所有を主張してはいない。
好きにしたいのであれば、北へ向かえ。」
と、パトラは冷たく答えた。
「俺らは、残って自由に狩りをする。」
「ほかの部族の了解なしには、無許可の狩りは取り締まる。
不服ならば、白い頭巾をかぶり、白いマントで挑戦してこい。
いつでも受けてやる。ほかにも不服な部族は出て行って良い。」
と言って、
パトラは冷たい目を向けて立ち上がった。
エルフ原語を話した部族長は、怒り顔で会議場を出ていった。
ナナはパトラ達の会議ゲルの外にいたが、
元部族長老三人は隠れるように集落を徘徊したのちに、
テントに入るのを見かけると、そのテントに近づいた。
ナナは入り口近くに身を伏せて中の様子をうかがうように近付くと、口に布を当てられると意識朦朧になっていった。
「うまくひかかったな。」
と意識の奥底から聞こえる声でドジを踏んだとナナは感じた。
ナナは薄暗いテントの中で目を覚ますと、
蔦でぐるぐる巻きにされて、三人の長老に囲まれていた。
「何のつもりですか?」
「お前のせいで、俺らは村を追われた。お返しをしてやる。」
「お前がおかしな連中を連れてこなければ、
すべてうまくいったのだ。」
「お前はこれから囮えさになってもらい、
お前の義務を遂行してもらう。」
「お前たちが、自分で囮えさになればいいだろう。」
「お前のせいで、俺らは既に囮えさにされた。それのお返しだ。」
と言って、
三人の長老はナナを結んだ蔓端を引きずって薄暗い森の中を進んだ。
三人の長老とナナは無言のまましばらく進むと、
木立は低くなりナナは陽の光を感じたので、
草原に向かっているのかと思い、
声を掛けて尋ねようと口を開けかけたが、
「整列を乱すことなく、森の先の集落へ向かえ!」
と、明るい日差しの方から、太い怒鳴る声が森いっぱいに響いた。
三人の長老とナナの前方から多数の枯れ枝を踏み潰す音と、
唸りにも思える声が響いてきた。
多数の枯れ枝を踏み潰す音と、
唸りにも思える声の正体はすぐに判別できた。
黒い影の集団を率いているのは、
白い頭巾に白いマントを羽織った正義を名乗る浄化法執行軍であった。
ナナは助かりたい一心からか、
ガイア様の加護を求める気持ちからか、
「助けてください!」
と叫んだ。
三人の長老は突然のナナの声に驚いて一瞬凍り付いたように前方の影を見つめたが、
「逃げろ!」
と一人の長老が叫ぶと、
三人は森の中に逃げ込み返したが、
ナナの声に気付いた黒い集団は駆け出しながら、
逃げる三人の長老に矢の雨を降らせた。
白い頭巾に白いマントを羽織った指導者らしき男は、
「面白い獲物だな。訳を話せるか?」
と、ナナを結んだ蔓を珍しそうに鞘の先でつつきながら、
背中や足に矢を受けた三人の長老を向いてにやけた。
「我らは、人種と友好関係を結びたくて、
奴隷を献上しに来たのでございます。お受け取りください。」
「献上はもらいうけるが、友好関係は結ぶ気はない。
全て絶滅させる。お前らは、これから浄化される先駆けだ。」
と、顎で周りの兵士に指示した。
「俺らは役に立つ情報を持っているのだ!」
と一人の長老は叫ぶが、
白い頭巾に白いマントを羽織った指導者らしき男は無視して、
ナナの蔓の端を引いて一際派手なテントに向かった。
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