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134輸送艦襲撃事件
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パトラと司法委員達四人がベッドルームに入ってくると同時に、
テテサ教皇にコーA.Iから連絡が来た。
「マーガレットからの伝言です。
聖騎士団五百人が輸送艦に乱入したので、到来者全員で迎え撃つので、安全な場所にいて欲しい。との事です。」
「サクラの所在地がわかりました。輸送艦に攻め込んだようです。」
と、テテサ教皇は静かにベッドルーム内に居る全員に伝えると、
「サクラの目的は何?」
と、パトラは理解不能な表情で尋ねた。
「政権を奪うことでしょう。」
テテサ教皇は寂しげに呟いた。
「サクラが、、、、まさか。存続は不可能でしょう。
三日天下にも、値しない。」
「背後に最大きな敵が居るかも?」
メイディもことの重大さを理解したようである。
「この事件は私を含めて、司法委員会の責任は重い。
メイディ聖騎士団長は復帰したばかりであるが、
申し訳ないが事を決着して欲しいです。」
と、テテサ教皇は更に寂しげにメイディを見つめた。
「やはり、そうなりますか。」
メイディも意味を理解したのか、やはり寂し気にうつむいた。
「二人で何を納得し合っているのだ。」
と、パトラは自分だけが、
蚊帳の外で納得できないことに憤慨しだした。
「義姉様。聖騎士団は本日付で解散します。
司法権は亜人協力国の行政に譲与します。」
「え~~。そんな無態な事は法的に無理でしょう。」
と、五人の司法委員は驚きの声を上げた。
「貴方達が自分達の仕事を理解していなかった結果だ!
亜人協力国は法治国家だ!情緒法国家ではない!
お前たちが法規を放棄した結果だ!」
と、メイディは怒鳴った。
五人の司法委員はことの重大さをやっと理解したようである。
四カ所入り口から輸送艦に乗り込んだ聖騎士団は、
迷路の通路を右行左行と走り回っていた。
歳三は聖騎士団に指図しながら階段を上り、
艦内見取図を片手に戦略作戦室を目指していたが、
途中から迷ってしまったようで、戦略作戦室と思える部屋に着くと、
「この階を虱潰しに調べろ。」
と、次々と周りの部屋に聖騎士団を分散させてしまった。
聖騎士団は元陸戦隊を追いながら、
二方三方へと導かれる様に更に分散されていくと、
何時の間にか少人数の塊になっていた。
聖騎士団は少人数の塊になりながらも、元陸戦隊の後ろ姿を追うが、引き返すにも進むにしても、
自分たちの位置を確認出来ないことに気が付いた。
百人の聖騎士団を従えていた新選組傭兵は、
何時の間にか四人だけになっていた。
新選組傭兵四人は何時の間にか、
かなり広い元娯楽室であった陸戦隊訓練場に入り込んでいた。
新選組傭兵四人は室内の汗の匂いに、
懐かしさを思い出したのか陸戦隊訓練場で休む事にした。
「とし、いつ戦略室とやらに着くのだ。」
「こんなに広いとは聞いていなかった。」
「迷子なんて洒落にならんぞ。」
「しかしながら、
ここまで来るのに窓は一度も見てないが、なんて明るさだ。」
「芹沢のことと言い、相当の魔法使いたちのようだな。
安請け合いだったか?」
「まったくだ!」
「だけど、この鱗甲冑装備と剣は、思いもよらない戦利品だったな。」
と、総司は赤く発動した尾刃剣に見入っていた。
新選組傭兵四人の居る室内の四方壁にあるドアが静かに開くと陸戦隊が現れた。
四カ所のドアから入ったのは、
トーマス元帥とビリー知事にポール司令官や主婦業シーラーであった。
「なんだ、お前らは?」
と、永倉は四人を見渡した。
「俺らは、守り人と呼ばれている。」
「で、俺らと切り合いたいのか?」
陸戦隊は全員微笑みながらうなずいた。
トーマスの前には近藤が立ち構えた。
ビリーと歳三は対面となり、
ポールの相手は永倉のようで、
主婦業シーラーは総司で決まったようである。
「おい!俺は女かよ!としさん代わってくれ!」
「贅沢言うんじゃね~」
と、新選組傭兵同士の会話にシーラーは切れた。
「お子様野郎が、ピイピ~泣き出すんじゃね!
遊んでやるから泣き止みな。」
と、総司に向かって怒鳴った。
シーラーの怒鳴り声に、陸戦隊全員は大声で笑い出した。
八人の切り合いは同時に始まったが、
互いに八人は同じ装備と同じ性能の尾刃剣同士である。
八人は互いに、
相手の力量は自分と互角かそれ以上だと感じ合っていた。
トーマスは渾身の一撃を近藤に打ち込んだ。
重量感じさせるの打ち込みは鱗甲冑に阻まれたかのようにはね返されたが、
近藤の身体には、
鱗甲冑の内側で響いた共鳴音波での苦痛を感じさせていた。
トーマスに打ち込まれた近藤の鱗甲冑は、
クジャクの尾羽色部分が何故か赤一色に輝きだした。
陸戦隊全員のクジャク尾羽色の鱗甲冑に色の変化はないが、
新選組傭兵達の装着した鱗甲冑は、
攻撃を受けた部分から赤く輝きだして全体に拡がり出した。
八人は小一時間も打ち合っているが、
勝負はたがいに決め手を阻止し合うだけで、
まだ互いにけが人は出てはいない。
陸戦隊全員は疲労を感じてきたので、
新選組傭兵の打ち込みを避けながら、
エルフ薬品商会の栄養ドリンクを飲みだすと、
赤い微粒子たちも回復液体に飛び込んで、
そのまま腹に流れ込んでいった。
新選組傭兵は疲れ知らずの様子で、
休む事無く攻撃を続けてはいるが、
足指先から徐々に腰のあたりの感覚がなくなっていくのを感じていた。
「お子様野郎。段々と老けだしてないか?」
と主婦業シーラーは笑いながら総司に声掛けすると、
周りの陸戦隊全員も、
「俺も何時の間にか、爺の相手をしているよ。」
と、はやしたてた。
はやしたてられた新選組傭兵の切り込みはだんだん鋭くはなるが、
視力が落ちだしてきたのか、尾刃剣はあらぬ方向に刃先が流れていく。
新選組傭兵の装着した鱗甲冑と尾刃剣は、
先程まで全体が赤く輝いていたが、段々と赤黒くなり始めた。
黒色が増えだすと比例するように、
新選組傭兵の攻撃も鋭くなりだしている。
赤黒くなった尾刃剣は、
最初の速度の倍近くになっていると陸戦隊は感じ始めた。
総司の攻撃が速く鋭くなりだしてきたので、
主婦業シーラーは苦戦しだした。
シーラーの顔めがけて総司の尾刃剣が突き出てきた時に、
シーラーは不覚を取ったと覚悟した。
しかし突然に総司の尾刃剣はシーラーの顔面前で止まり、
総司の口から真っ赤な血が噴き出した。
総司は喀血しだすと、そのまま倒れ込んで動かなくなった。
総司が倒れたのに気が付いた近藤は、
トーマスとの対戦を放棄して総司を抱きかかえた。
「無理するなと言ったのに、胸の病が再発したのか。」
とだきしめたが、近藤の顔から肉は削げ落ちていて、
皮膚と目玉だけが辛うじて残っているので顔と判別できるが、
人種とは思えないシワだらけ顔であった。
「師団長。あたしは病人相手だったようだが、
師団長殿は骸骨と戦っていたのかい?」
と、トーマスに声をかけた。
歳三と永倉の鱗甲冑と尾刃剣が黒く輝くと、
二人は精根尽きたように崩れこんで倒れた。
そして、総司を抱いていた近藤もそのまま眠るように息絶えた。
「なんなのだ、何が起きたのだ?」
とビリーは言いながら歳三の体を起こすと、
「ひえぃ~。干からびていやがる。まるでミイラだ。」
と歳三の遺体から跳び退いた。
輸送艦の中で行き先がわからなくなって右左左右している五百人の聖騎士団は、
突然現れるトカゲモドキや魔物の立体映像や、
突然消えた照明の中でけがをさせない音響閃光弾によって、
徐々に大ホールへと導かれていった。
大ホールに集まった聖騎士団は、
いろんな仕掛けに精根尽きた様子でうずくまっていく。
大ホールを見渡す上段吹き抜け通路に、
テテサ教皇とメイディにパトラやマーガレット等のほかには、
五人の元司法委員に銀河連合軍からの到来者は、
上段吹き抜け通路から大ホールに集まった聖騎士団を見渡している。
五人の元司法委員は、上段吹き抜け通路から声を上げた。
「今回の騒動のもとは、我々は法の番人である司法委員会であるはずが、
法をないがしろにした為に、このような状況になってしまったので、司法委員会は司法権を亜人協力国の行政に譲与する事を決定した。」
と、言った後に五人の元司法委員が深々と頭を下げると、
メイディは五人の元司法委員を押しのけながら、
「この様な事態が起きる直前に、わたしは聖騎士団長に復帰したが、未然に防げなかった事と、
混乱を起こした責任を感じて聖騎士団の解散を告げる。」
と、メイディは宣言をした。
大ホールに集まった聖騎士団のざわめきを、
静かに見ていたメイディは、
聖騎士団が自分を注目して、全員が見上げたのを確認すると、
「サクラを含めて全員の今回の無粋な演習は問わない。
無断侵入罪は、私が受ける。
全員武装解除して、それぞれ故郷に帰ってくれ。」
と、侘しさか?やるせなさか?騎士団長の腕章を腕から引き抜くと、
腕章を目に押し当てて大声で泣きだしてしまった。
老衰死と病人の死者はでたが、
輸送艦襲撃於いては、
何の被害もけが人もなく無事に終結したことで、
騎士団の演習事であったと、不問にされた。
メイディはビリーと相談した結果、
騎士団全員をコオル街衛士兵への登用を決めた。
サクラはコオル街衛士兵への登用を辞退して、
神降臨街教会から何処かに去っていった。
テテサ教皇にコーA.Iから連絡が来た。
「マーガレットからの伝言です。
聖騎士団五百人が輸送艦に乱入したので、到来者全員で迎え撃つので、安全な場所にいて欲しい。との事です。」
「サクラの所在地がわかりました。輸送艦に攻め込んだようです。」
と、テテサ教皇は静かにベッドルーム内に居る全員に伝えると、
「サクラの目的は何?」
と、パトラは理解不能な表情で尋ねた。
「政権を奪うことでしょう。」
テテサ教皇は寂しげに呟いた。
「サクラが、、、、まさか。存続は不可能でしょう。
三日天下にも、値しない。」
「背後に最大きな敵が居るかも?」
メイディもことの重大さを理解したようである。
「この事件は私を含めて、司法委員会の責任は重い。
メイディ聖騎士団長は復帰したばかりであるが、
申し訳ないが事を決着して欲しいです。」
と、テテサ教皇は更に寂しげにメイディを見つめた。
「やはり、そうなりますか。」
メイディも意味を理解したのか、やはり寂し気にうつむいた。
「二人で何を納得し合っているのだ。」
と、パトラは自分だけが、
蚊帳の外で納得できないことに憤慨しだした。
「義姉様。聖騎士団は本日付で解散します。
司法権は亜人協力国の行政に譲与します。」
「え~~。そんな無態な事は法的に無理でしょう。」
と、五人の司法委員は驚きの声を上げた。
「貴方達が自分達の仕事を理解していなかった結果だ!
亜人協力国は法治国家だ!情緒法国家ではない!
お前たちが法規を放棄した結果だ!」
と、メイディは怒鳴った。
五人の司法委員はことの重大さをやっと理解したようである。
四カ所入り口から輸送艦に乗り込んだ聖騎士団は、
迷路の通路を右行左行と走り回っていた。
歳三は聖騎士団に指図しながら階段を上り、
艦内見取図を片手に戦略作戦室を目指していたが、
途中から迷ってしまったようで、戦略作戦室と思える部屋に着くと、
「この階を虱潰しに調べろ。」
と、次々と周りの部屋に聖騎士団を分散させてしまった。
聖騎士団は元陸戦隊を追いながら、
二方三方へと導かれる様に更に分散されていくと、
何時の間にか少人数の塊になっていた。
聖騎士団は少人数の塊になりながらも、元陸戦隊の後ろ姿を追うが、引き返すにも進むにしても、
自分たちの位置を確認出来ないことに気が付いた。
百人の聖騎士団を従えていた新選組傭兵は、
何時の間にか四人だけになっていた。
新選組傭兵四人は何時の間にか、
かなり広い元娯楽室であった陸戦隊訓練場に入り込んでいた。
新選組傭兵四人は室内の汗の匂いに、
懐かしさを思い出したのか陸戦隊訓練場で休む事にした。
「とし、いつ戦略室とやらに着くのだ。」
「こんなに広いとは聞いていなかった。」
「迷子なんて洒落にならんぞ。」
「しかしながら、
ここまで来るのに窓は一度も見てないが、なんて明るさだ。」
「芹沢のことと言い、相当の魔法使いたちのようだな。
安請け合いだったか?」
「まったくだ!」
「だけど、この鱗甲冑装備と剣は、思いもよらない戦利品だったな。」
と、総司は赤く発動した尾刃剣に見入っていた。
新選組傭兵四人の居る室内の四方壁にあるドアが静かに開くと陸戦隊が現れた。
四カ所のドアから入ったのは、
トーマス元帥とビリー知事にポール司令官や主婦業シーラーであった。
「なんだ、お前らは?」
と、永倉は四人を見渡した。
「俺らは、守り人と呼ばれている。」
「で、俺らと切り合いたいのか?」
陸戦隊は全員微笑みながらうなずいた。
トーマスの前には近藤が立ち構えた。
ビリーと歳三は対面となり、
ポールの相手は永倉のようで、
主婦業シーラーは総司で決まったようである。
「おい!俺は女かよ!としさん代わってくれ!」
「贅沢言うんじゃね~」
と、新選組傭兵同士の会話にシーラーは切れた。
「お子様野郎が、ピイピ~泣き出すんじゃね!
遊んでやるから泣き止みな。」
と、総司に向かって怒鳴った。
シーラーの怒鳴り声に、陸戦隊全員は大声で笑い出した。
八人の切り合いは同時に始まったが、
互いに八人は同じ装備と同じ性能の尾刃剣同士である。
八人は互いに、
相手の力量は自分と互角かそれ以上だと感じ合っていた。
トーマスは渾身の一撃を近藤に打ち込んだ。
重量感じさせるの打ち込みは鱗甲冑に阻まれたかのようにはね返されたが、
近藤の身体には、
鱗甲冑の内側で響いた共鳴音波での苦痛を感じさせていた。
トーマスに打ち込まれた近藤の鱗甲冑は、
クジャクの尾羽色部分が何故か赤一色に輝きだした。
陸戦隊全員のクジャク尾羽色の鱗甲冑に色の変化はないが、
新選組傭兵達の装着した鱗甲冑は、
攻撃を受けた部分から赤く輝きだして全体に拡がり出した。
八人は小一時間も打ち合っているが、
勝負はたがいに決め手を阻止し合うだけで、
まだ互いにけが人は出てはいない。
陸戦隊全員は疲労を感じてきたので、
新選組傭兵の打ち込みを避けながら、
エルフ薬品商会の栄養ドリンクを飲みだすと、
赤い微粒子たちも回復液体に飛び込んで、
そのまま腹に流れ込んでいった。
新選組傭兵は疲れ知らずの様子で、
休む事無く攻撃を続けてはいるが、
足指先から徐々に腰のあたりの感覚がなくなっていくのを感じていた。
「お子様野郎。段々と老けだしてないか?」
と主婦業シーラーは笑いながら総司に声掛けすると、
周りの陸戦隊全員も、
「俺も何時の間にか、爺の相手をしているよ。」
と、はやしたてた。
はやしたてられた新選組傭兵の切り込みはだんだん鋭くはなるが、
視力が落ちだしてきたのか、尾刃剣はあらぬ方向に刃先が流れていく。
新選組傭兵の装着した鱗甲冑と尾刃剣は、
先程まで全体が赤く輝いていたが、段々と赤黒くなり始めた。
黒色が増えだすと比例するように、
新選組傭兵の攻撃も鋭くなりだしている。
赤黒くなった尾刃剣は、
最初の速度の倍近くになっていると陸戦隊は感じ始めた。
総司の攻撃が速く鋭くなりだしてきたので、
主婦業シーラーは苦戦しだした。
シーラーの顔めがけて総司の尾刃剣が突き出てきた時に、
シーラーは不覚を取ったと覚悟した。
しかし突然に総司の尾刃剣はシーラーの顔面前で止まり、
総司の口から真っ赤な血が噴き出した。
総司は喀血しだすと、そのまま倒れ込んで動かなくなった。
総司が倒れたのに気が付いた近藤は、
トーマスとの対戦を放棄して総司を抱きかかえた。
「無理するなと言ったのに、胸の病が再発したのか。」
とだきしめたが、近藤の顔から肉は削げ落ちていて、
皮膚と目玉だけが辛うじて残っているので顔と判別できるが、
人種とは思えないシワだらけ顔であった。
「師団長。あたしは病人相手だったようだが、
師団長殿は骸骨と戦っていたのかい?」
と、トーマスに声をかけた。
歳三と永倉の鱗甲冑と尾刃剣が黒く輝くと、
二人は精根尽きたように崩れこんで倒れた。
そして、総司を抱いていた近藤もそのまま眠るように息絶えた。
「なんなのだ、何が起きたのだ?」
とビリーは言いながら歳三の体を起こすと、
「ひえぃ~。干からびていやがる。まるでミイラだ。」
と歳三の遺体から跳び退いた。
輸送艦の中で行き先がわからなくなって右左左右している五百人の聖騎士団は、
突然現れるトカゲモドキや魔物の立体映像や、
突然消えた照明の中でけがをさせない音響閃光弾によって、
徐々に大ホールへと導かれていった。
大ホールに集まった聖騎士団は、
いろんな仕掛けに精根尽きた様子でうずくまっていく。
大ホールを見渡す上段吹き抜け通路に、
テテサ教皇とメイディにパトラやマーガレット等のほかには、
五人の元司法委員に銀河連合軍からの到来者は、
上段吹き抜け通路から大ホールに集まった聖騎士団を見渡している。
五人の元司法委員は、上段吹き抜け通路から声を上げた。
「今回の騒動のもとは、我々は法の番人である司法委員会であるはずが、
法をないがしろにした為に、このような状況になってしまったので、司法委員会は司法権を亜人協力国の行政に譲与する事を決定した。」
と、言った後に五人の元司法委員が深々と頭を下げると、
メイディは五人の元司法委員を押しのけながら、
「この様な事態が起きる直前に、わたしは聖騎士団長に復帰したが、未然に防げなかった事と、
混乱を起こした責任を感じて聖騎士団の解散を告げる。」
と、メイディは宣言をした。
大ホールに集まった聖騎士団のざわめきを、
静かに見ていたメイディは、
聖騎士団が自分を注目して、全員が見上げたのを確認すると、
「サクラを含めて全員の今回の無粋な演習は問わない。
無断侵入罪は、私が受ける。
全員武装解除して、それぞれ故郷に帰ってくれ。」
と、侘しさか?やるせなさか?騎士団長の腕章を腕から引き抜くと、
腕章を目に押し当てて大声で泣きだしてしまった。
老衰死と病人の死者はでたが、
輸送艦襲撃於いては、
何の被害もけが人もなく無事に終結したことで、
騎士団の演習事であったと、不問にされた。
メイディはビリーと相談した結果、
騎士団全員をコオル街衛士兵への登用を決めた。
サクラはコオル街衛士兵への登用を辞退して、
神降臨街教会から何処かに去っていった。
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