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127イアラ航空隊長
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ゲルの外での雑多な歓喜が響いているが、
鹿島の前に居る少女は泣き疲れたのか、
ゲルの入り口の隙間から、
雑多な歓喜を上げている子供達を目で追っている。
入り口の隙間が大きく開きランボーイ連隊長が入ってくると、
少女は怯える様子で背を向けた。
「閣下。ガイア教会の司祭様と修道女二人が着きました。」
「有難う。」
と言って鹿島はゲルを出ると、
「目を離すな。大事な証人だ。」
と、鹿島は歩哨に声掛けした。
エアークラフト近くの解放されたゲルに、
司祭姿の女性と修道女二人が椅子に掛けていた。
「わざわざお越しくださいまして、ありがとうございます。
孤児たちの引き取りお願いします。」
と鹿島は挨拶した。
「伴侶様にお会い出来た事は光栄です。お見お知りください。」
と言って三人は片膝を地につけた。
「オトロシ州にもバルカ州にも孤児院が無いとの事ですが、
どの様になさいますのでしょう。」
「幸いにも、コオル街ガイア教会隣の家が空き家ですので、
そこを仮の孤児院とします。」
「手伝える事がございましたら、何なりとお申し付けください。」
三人は顔を見合わせると、
「是非に。」
と、ハモッた。
鹿島は又もや失禁洗礼かと一瞬身構えた。
「ガイア教会の内部が、ケバ過ぎて耐えられません。
解体を手伝って下さい。お願いします。」
と、三人は懇願しだした。
ガイア教会は元真ガイア教会を接収していたが、
教会らしからぬ派手さらしい。
テテサ教皇の命を受けた各教会は、
順次教会関係者をオトロシ州とバルカ州の教会へ送っているらしいが、どの教会も派手過ぎて閉口しているとの事である。
「子供達の様子を見たいのですが、宜しいでしょうか?」
「今食事中ですので、かなり集まっています。」
と言って、ランボーイ連隊長と三人はゲルから出ていった。
入れ替わるように、イアラ航空隊長が入ってきた。
「閣下。お話宜しいでしょうか?」
「あ~。イアラ久し振り。元気でしたか?」
「コレコレ、見て、ステキなネックレスでしょう。」
と言って、鹿島に胸を突き出した。
鹿島はつい、男って奴の本能か、
イアラの突き出た胸のあたりに目を泳がせた。
「そこじゃないでしょう。」
と、鹿島の頭に平手が飛んできた。
「ミーテイちゃんからのプレゼント。」
ネックレスのヒモは何かの革で作ってあり、
赤い石は間違いなくルビーであった。
「これはルビーじゃない?」
「ルビー?魔石石でしょう。こんなに大きい魔石石初めて見た。」
「で、この魔石石、ミーテイちゃんどうして手に入れきれたのだ。」
「川原に決まっているでしょう。」
「川原にごろごろしていると。」
「何で、魔石石の話になるの。
普通、ミーテイちゃんのプレゼントの意味を聞くでしょう。」
「あ、ごめん。ミーテイちゃんのプレゼントの意味は?」
「魔石石の意味は、大好きだよ。の意味です。」
「ミーテラさんとは和解できたのだ。」
「閣下のおかげです。あの節は有難うございました。
お陰でミーテイちゃんと、甘味屋でデート出来ています。」
「あ~。そう~だ。お願いがあります。
女の子の相手をして頂けませんか?」
「女の子の相手?」
「実は師団のテントから、銃を盗み出したのです。
恐らく単独でそんなことできないでしょうから、
背後に大人がいると思います。」
「どうして捕まったの?」
「ランボーイ連隊長が、厨房の食糧が頻繁に盗まれ出したので、
その実態を知るために潜んでいると、銃を持った彼女を発見したのです。」
「その実態調査の結果が、
あちらの騒がしい子供たちへの炊き出しですか?」
「そうです。」
「実態を知るために潜んでいた場所に現れてしまうなんて、
銃を盗んだ子も災難だったわね。」
と、何故かイアラは銃を盗んだ子に同情している。
鹿島は少女の居るゲルにイアラを伴ってはいると、
「災難だった子はあなたかしら?甘いもの好き?」
と、イアラはチョコレートを差し出した。
「イアラ、そのチョコレートどうしたの?」
「コオル街ガイア教会から、エアークラフトで運んできたの。
これは積荷調査の残り。」
鹿島はエアークラフトに駆け出した。
「閣下。何用ですか?隊長は閣下のとこに行くと言って、
出ていかれました。」
「積荷の調査に来た。」
「積荷の調査?―――プ。閣下の調査が入ります。」
と、元女傑団航空士は何かを勘違いした様子で、
おどけ声で荷物室に声掛けした。
「もう何もないのに?」
「もしかして?私たちの品定め。」
「子供用の甘味の調査です。」
と、鹿島は言って荷物室入り口の壁に手をかけた。
「全部の輸送品は、さっきランボーイ連隊長殿が、
子供たちの所へ運んでいきました。」
「遅かったか。」
と鹿島がエアークラフトの荷物室入り口の壁から手を離すと、
元女傑団航空士達は胸をはだけてポーズを取った。
「子供達の所へ行って調査する。」
と言って、
胸をはだけてポーズを取っている娘たちを無視するように鹿島は踵を返した。
「手当たり次第に、据え膳は頂くとの、噂と違うじゃん。」
「私達に魅力がないのかも。」
「引く手あまたの、われらは航空隊だよ。」
と、鹿島に聞こえるほどの大声である。
鹿島は自分の噂が、
とんでもない事になっていると知らされたできごとであった。
イアラは少女にチョコレートを渡して、
「銃はどこに落ちていたの?」
イアラの質問を理解できなさそうに、少女はきょとんとしている。
「銃なんて見た事無いので、珍しいと思って、
落ちていた銃を拾たんでしょう?」
「はい。拾いました。落ちている物を拾いました。」
「誰かにまた落ちていたら、拾って来いと言われたら、
私に教えてくれるかしら。」
「はい。お父さんに言われたら、教えます。」
「お父さんは拾って来いと、いつも言うの?」
「私と妹は落ちているか、捨てられたものを食べていたのだけれど、
お金になるものと言われたのです。」
「じゃ、今回はお父さんが拾って来いと云ったのだ。」
少女は黙り込んでしまった。
「チョコレート、ちょっとしか食べてないけど、美味しくなかった?」
「美味しい。すごくおいしいです。残りは妹のお土産にします。
でも私帰れるのかしら。このまま犯罪奴隷として、売られるのかしら。」
「誰もあなたを、捕まえたり売ったりなどしないわ。」
「でもお父さんは、言うことを聞かないと、いつも売ると言っています。」
イアラは大きく息を吐くと、
「大丈夫!先ずは食べてから考えよう。」
と言ってゲルを出ると、
「外へ連れ出すのはまずいです。」
と歩哨番に止められた。
「小隊長を呼んで。」
と、イアラは高圧態度である。
小隊長と曹長が駆け出しでやってくると、
「航空軍の私の命令の重さは?」
「航空隊長殿は司令官の命令を取り消せる。です。」
「少女を散歩させる。護衛せよ。」
「了解しました。」
鹿島とトーマス元帥は、イアラを特別な立場に置いたのではなくて、宇宙を漂流していた時のマーガレットであっても、
規則に縛られて作戦変更手段に悩んですぐに行動できないでいたので、
行動の早い航空隊に緊急事態が起きた場合は、
独断で作戦変更が独自の解釈で出来るようにさせるためであった。
鹿島はイアラの決断の遅さを知っていたので、
臨機応変な対応の立場にっ立った時、
作戦変更に罰則という鎖を外しただけであったが,
思わぬ伝家の宝刀を抜いて強行行動するなどとは予想していなかった。
鹿島はイアラの居るゲルに向かうと、
すでにイアラと少女の姿はなかった。
歩哨番は先程と同じ顔なので、
「中の少女はどうした?」
「航空隊長殿と出られました。
護衛には小隊長と曹長殿が付いていきました。」
「どっちへ行った。」
「炊き出しの方へ向かいました。」
「有難う。」
と言って鹿島も炊き出し場へ向かった。
食事に夢中の様子に見える少女は、
食事しながら周りの料理とパンをポケットに詰め込んでいた。
イアラと合流できた鹿島は、少女の行動には素知らぬ顔で、
「何か分かりましたか?」
「指示したのは父親ですが、その奥に別の黒幕がいるでしょう。」
「聖騎士団の法務官を呼んでいるので、協力してくれ。」
「父親はどのように?」
「母親はいないのか?」
「母親は父親がいつも酔っぱらって働かないので、自分が働きに出たが、働き先の経営者といい中になってしまい、
子供たちを置いて経営者と旅に出たそうです。」
「そんな母親がいる?」
「母親も女です。他人がすれば不倫だが自分の立場だとロマンです。」
鹿島はどきっとしてしまった。
鹿島は、酔っぱらってグダを巻く事は無いが、
マーガレットとパトラには、
十分に反抗を持たれているはずの理由の数多くを思いあたった。
ランボーイ連隊長の前には、
多くの子供達が並んで甘味お菓子詰合せを貰っている。
遠慮気味の少女の手を引いてイアラも並んだ。
「この子は特別お腹が空いています。」
と言ってイアラは微笑むが、
少女はランボーイ連隊長と目を合わせることなく俯いたままであった。
「おい。特別な弁当。」
と、ランボーイ連隊長が叫ぶと、
配給している者たちの後ろで準備していた兵が走り寄り、
大きな弁当と布に巻かれた銃らしき物を用意した。
鹿島の前に居る少女は泣き疲れたのか、
ゲルの入り口の隙間から、
雑多な歓喜を上げている子供達を目で追っている。
入り口の隙間が大きく開きランボーイ連隊長が入ってくると、
少女は怯える様子で背を向けた。
「閣下。ガイア教会の司祭様と修道女二人が着きました。」
「有難う。」
と言って鹿島はゲルを出ると、
「目を離すな。大事な証人だ。」
と、鹿島は歩哨に声掛けした。
エアークラフト近くの解放されたゲルに、
司祭姿の女性と修道女二人が椅子に掛けていた。
「わざわざお越しくださいまして、ありがとうございます。
孤児たちの引き取りお願いします。」
と鹿島は挨拶した。
「伴侶様にお会い出来た事は光栄です。お見お知りください。」
と言って三人は片膝を地につけた。
「オトロシ州にもバルカ州にも孤児院が無いとの事ですが、
どの様になさいますのでしょう。」
「幸いにも、コオル街ガイア教会隣の家が空き家ですので、
そこを仮の孤児院とします。」
「手伝える事がございましたら、何なりとお申し付けください。」
三人は顔を見合わせると、
「是非に。」
と、ハモッた。
鹿島は又もや失禁洗礼かと一瞬身構えた。
「ガイア教会の内部が、ケバ過ぎて耐えられません。
解体を手伝って下さい。お願いします。」
と、三人は懇願しだした。
ガイア教会は元真ガイア教会を接収していたが、
教会らしからぬ派手さらしい。
テテサ教皇の命を受けた各教会は、
順次教会関係者をオトロシ州とバルカ州の教会へ送っているらしいが、どの教会も派手過ぎて閉口しているとの事である。
「子供達の様子を見たいのですが、宜しいでしょうか?」
「今食事中ですので、かなり集まっています。」
と言って、ランボーイ連隊長と三人はゲルから出ていった。
入れ替わるように、イアラ航空隊長が入ってきた。
「閣下。お話宜しいでしょうか?」
「あ~。イアラ久し振り。元気でしたか?」
「コレコレ、見て、ステキなネックレスでしょう。」
と言って、鹿島に胸を突き出した。
鹿島はつい、男って奴の本能か、
イアラの突き出た胸のあたりに目を泳がせた。
「そこじゃないでしょう。」
と、鹿島の頭に平手が飛んできた。
「ミーテイちゃんからのプレゼント。」
ネックレスのヒモは何かの革で作ってあり、
赤い石は間違いなくルビーであった。
「これはルビーじゃない?」
「ルビー?魔石石でしょう。こんなに大きい魔石石初めて見た。」
「で、この魔石石、ミーテイちゃんどうして手に入れきれたのだ。」
「川原に決まっているでしょう。」
「川原にごろごろしていると。」
「何で、魔石石の話になるの。
普通、ミーテイちゃんのプレゼントの意味を聞くでしょう。」
「あ、ごめん。ミーテイちゃんのプレゼントの意味は?」
「魔石石の意味は、大好きだよ。の意味です。」
「ミーテラさんとは和解できたのだ。」
「閣下のおかげです。あの節は有難うございました。
お陰でミーテイちゃんと、甘味屋でデート出来ています。」
「あ~。そう~だ。お願いがあります。
女の子の相手をして頂けませんか?」
「女の子の相手?」
「実は師団のテントから、銃を盗み出したのです。
恐らく単独でそんなことできないでしょうから、
背後に大人がいると思います。」
「どうして捕まったの?」
「ランボーイ連隊長が、厨房の食糧が頻繁に盗まれ出したので、
その実態を知るために潜んでいると、銃を持った彼女を発見したのです。」
「その実態調査の結果が、
あちらの騒がしい子供たちへの炊き出しですか?」
「そうです。」
「実態を知るために潜んでいた場所に現れてしまうなんて、
銃を盗んだ子も災難だったわね。」
と、何故かイアラは銃を盗んだ子に同情している。
鹿島は少女の居るゲルにイアラを伴ってはいると、
「災難だった子はあなたかしら?甘いもの好き?」
と、イアラはチョコレートを差し出した。
「イアラ、そのチョコレートどうしたの?」
「コオル街ガイア教会から、エアークラフトで運んできたの。
これは積荷調査の残り。」
鹿島はエアークラフトに駆け出した。
「閣下。何用ですか?隊長は閣下のとこに行くと言って、
出ていかれました。」
「積荷の調査に来た。」
「積荷の調査?―――プ。閣下の調査が入ります。」
と、元女傑団航空士は何かを勘違いした様子で、
おどけ声で荷物室に声掛けした。
「もう何もないのに?」
「もしかして?私たちの品定め。」
「子供用の甘味の調査です。」
と、鹿島は言って荷物室入り口の壁に手をかけた。
「全部の輸送品は、さっきランボーイ連隊長殿が、
子供たちの所へ運んでいきました。」
「遅かったか。」
と鹿島がエアークラフトの荷物室入り口の壁から手を離すと、
元女傑団航空士達は胸をはだけてポーズを取った。
「子供達の所へ行って調査する。」
と言って、
胸をはだけてポーズを取っている娘たちを無視するように鹿島は踵を返した。
「手当たり次第に、据え膳は頂くとの、噂と違うじゃん。」
「私達に魅力がないのかも。」
「引く手あまたの、われらは航空隊だよ。」
と、鹿島に聞こえるほどの大声である。
鹿島は自分の噂が、
とんでもない事になっていると知らされたできごとであった。
イアラは少女にチョコレートを渡して、
「銃はどこに落ちていたの?」
イアラの質問を理解できなさそうに、少女はきょとんとしている。
「銃なんて見た事無いので、珍しいと思って、
落ちていた銃を拾たんでしょう?」
「はい。拾いました。落ちている物を拾いました。」
「誰かにまた落ちていたら、拾って来いと言われたら、
私に教えてくれるかしら。」
「はい。お父さんに言われたら、教えます。」
「お父さんは拾って来いと、いつも言うの?」
「私と妹は落ちているか、捨てられたものを食べていたのだけれど、
お金になるものと言われたのです。」
「じゃ、今回はお父さんが拾って来いと云ったのだ。」
少女は黙り込んでしまった。
「チョコレート、ちょっとしか食べてないけど、美味しくなかった?」
「美味しい。すごくおいしいです。残りは妹のお土産にします。
でも私帰れるのかしら。このまま犯罪奴隷として、売られるのかしら。」
「誰もあなたを、捕まえたり売ったりなどしないわ。」
「でもお父さんは、言うことを聞かないと、いつも売ると言っています。」
イアラは大きく息を吐くと、
「大丈夫!先ずは食べてから考えよう。」
と言ってゲルを出ると、
「外へ連れ出すのはまずいです。」
と歩哨番に止められた。
「小隊長を呼んで。」
と、イアラは高圧態度である。
小隊長と曹長が駆け出しでやってくると、
「航空軍の私の命令の重さは?」
「航空隊長殿は司令官の命令を取り消せる。です。」
「少女を散歩させる。護衛せよ。」
「了解しました。」
鹿島とトーマス元帥は、イアラを特別な立場に置いたのではなくて、宇宙を漂流していた時のマーガレットであっても、
規則に縛られて作戦変更手段に悩んですぐに行動できないでいたので、
行動の早い航空隊に緊急事態が起きた場合は、
独断で作戦変更が独自の解釈で出来るようにさせるためであった。
鹿島はイアラの決断の遅さを知っていたので、
臨機応変な対応の立場にっ立った時、
作戦変更に罰則という鎖を外しただけであったが,
思わぬ伝家の宝刀を抜いて強行行動するなどとは予想していなかった。
鹿島はイアラの居るゲルに向かうと、
すでにイアラと少女の姿はなかった。
歩哨番は先程と同じ顔なので、
「中の少女はどうした?」
「航空隊長殿と出られました。
護衛には小隊長と曹長殿が付いていきました。」
「どっちへ行った。」
「炊き出しの方へ向かいました。」
「有難う。」
と言って鹿島も炊き出し場へ向かった。
食事に夢中の様子に見える少女は、
食事しながら周りの料理とパンをポケットに詰め込んでいた。
イアラと合流できた鹿島は、少女の行動には素知らぬ顔で、
「何か分かりましたか?」
「指示したのは父親ですが、その奥に別の黒幕がいるでしょう。」
「聖騎士団の法務官を呼んでいるので、協力してくれ。」
「父親はどのように?」
「母親はいないのか?」
「母親は父親がいつも酔っぱらって働かないので、自分が働きに出たが、働き先の経営者といい中になってしまい、
子供たちを置いて経営者と旅に出たそうです。」
「そんな母親がいる?」
「母親も女です。他人がすれば不倫だが自分の立場だとロマンです。」
鹿島はどきっとしてしまった。
鹿島は、酔っぱらってグダを巻く事は無いが、
マーガレットとパトラには、
十分に反抗を持たれているはずの理由の数多くを思いあたった。
ランボーイ連隊長の前には、
多くの子供達が並んで甘味お菓子詰合せを貰っている。
遠慮気味の少女の手を引いてイアラも並んだ。
「この子は特別お腹が空いています。」
と言ってイアラは微笑むが、
少女はランボーイ連隊長と目を合わせることなく俯いたままであった。
「おい。特別な弁当。」
と、ランボーイ連隊長が叫ぶと、
配給している者たちの後ろで準備していた兵が走り寄り、
大きな弁当と布に巻かれた銃らしき物を用意した。
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