121 / 181
118戦士の心得
しおりを挟む
近衛師団と第七師団は、灼熱の中をのろい足取りながら、
一人の落後者もなく前進を続けているが、
風は砂かけ老婆のようにとこら構わず叩きつけるので、
皆慣れない砂の攻撃を受けて気弱になっている。
行軍を過酷と判断した鹿島は、
四十分進んで、二十分の休憩に変更した。
休憩の合間は、鹿島の豪雨サービスショーである。
鹿島の豪雨サービスショーの動作を、
注視している眼力を鹿島は感じて、その先を見つめると、
幌馬車の操作席に居るユダであった。
鹿島にコーA.Iから通信が入った。
フタコブエミュー二千頭を運んでいる集団がいるとのことである。
なんとフタコブエミューを追い立てているのはモーゴー国軍補給部隊五百人で、
幸運にも鹿島隊の後方十キロメートにいて、徐々に近づいているらしい。
鹿島とポール司令官は、全ての連隊長と中隊長を集めて、
フタコブエミュー千頭捕獲作戦を開いた。
鹿島は、
機動車輌百台に元パトラ親衛隊だけが所持していた狙撃用カービン銃を携帯している四百人を選抜すると、
機動車輌百台の助手席と荷台に乗せて、
背後と側面からモーゴー国軍補給部隊のせん滅を命じた。
近衛師団と第七師団は、
フタコブエミュー捕獲に向けて壁の構築を急いだ。
鹿島は、
巴姫達のヒトコブ兎捕獲柵に倣って八形壁の作成を計画すると、
運搬用エミューにまたがりせわしく走り回りながら、
八文字に整列した戦士の足元に放水を始めた。
たちまち三メートルの八文字壁が出来たことで、
フタコブエミュー捕獲の準備は出来た。
機動車輌百台の車輪は、砂の抵抗を受けてもぐりこむ事もあったが、原因のタイヤ空気圧をさらに下げると、
何とか潜りこともなく運行出来た。
機動車輌百台の助手席と荷台に乗った耳長種族の四百丁の狙撃用カービン銃が、一斉に火を噴いたが、
八丁のカービン銃だけが作動不良を起こした。
狙撃を免れたモーゴー国軍補給部隊の数十人は、
一斉に機動車輌に矢を射ながら突進するが、
機動車輌に百メートルも近づけない内に、
全ての補給部隊兵はエミューから落ちた。
戦闘後の機動車輌の苦労は大変な様子で、
銃の音に驚いた補給部隊の囲んでいたエミューは、
バラバラに逃げ出していた。
そんな状態の中、耳長種族は牧畜民であるので、
二時間掛かりで何とか一纏め(ひとまとめ)にした様子である。
八文字にできた壁の上には構築した者達がいて、
フタコブエミュー二千五百頭が、
逃げ先を奥の壁と柵に阻まれたのを見て歓喜の声を上げた。
鹿島は狙撃隊の報告を受けて、
五パーセントのカービン銃が作動不良を起こした事に、
ショックを受けた。
毎日キチンと手入れしたならば、
カービン銃が作動不良などの起こすはずがないと、
各連隊長に銃の手入れをきつく指示した。
カナリア街の七人全員は、今では中隊を任されている中隊長であった。
カナリア街の七人の中でリーダー格のシュワルルは、
子供が玩具を大事に磨くように毎晩銃の手入れをしている理由は、
自分は部下の手本であるべきだとの自分への訓示からであった。
シュワルルは各小隊兵に目を向けると、
銃の手入れを確認している最中の者達の中に、
他の隊員を茶化しながら銃の手入れをしている者に気づいて、
「そこの小隊全員!八文字壁を一周してこい!」
と怒鳴った。
シュワルルが懲罰小隊を連れて八文字壁に近づくと、
カナリア街の六人の中隊長も各銃を点検確認すると、
手入れした痕跡のない八組の懲罰小隊を連れて八文字壁に近づいてきた。
「こいつらは、銃をただのアクセサリーか、
荷物にしか感じてないようだな!」
「自分と仲間を守る銃を!同じ仲間と認識してないようだな、おい!」
「懲罰は必要ダナ!」
と、カナリア街の七人全員は、懲罰小隊を前にしてがなり立て合った。
「お前たちは、女を口説くときには、
真剣にキチンと身だしなみの準備をするだろう!
戦場に向かう時も同じだ!
誤作動する武器では戦えない!
毎晩、自分を守り、友を守る心がけで、真剣な気持ちで手入れをしろ!
これから全員は八文字壁を一周する。
遅れた二隊は、明日の行軍においては、水分補給は無い!」
と、シュワルル中隊長は宣言した。
午前三時、行軍が始まる前に鹿島の訓示が行われた。
「今日の行軍の後に、各自の銃の誤作動が起きないか調査をする。
仲間を守れない者はこの部隊には必要ないので、それなりの懲罰がある。」
と、鹿島は宣言した。
カナリア街七人の中隊長から懲罰を受けた八小隊全員は、
行軍が終わると脱水症状を起こして倒れ込んでしまったが、
八文字壁を一周したあとでの、銃の手入れは真剣に行われたようで、
誤作動することなく用意された的を射ぬいた。
十四万人の合同師団全員試射の結果は、
誤作動した銃は二千四百丁にも及んだ。
誤作動を起こした者が属していた連隊長は中隊長に降格されて、
中隊長は小隊長に、小隊長は平兵に昇格させられた。
連隊長が二人抜けたことにより、カナリア街七人の中隊長から、
シュワルルとランボーイが連隊長に昇格した。
誤作動した銃を前にした男は、
「機能しない銃が悪い。俺は欠陥品をつかまされた。」
と、
分解したバネやらネジを握りしめて投げるそぶりをしながら不満の声を出すが、
周りの誰も賛同する出なく、注意する者も居ない様子である。
翌日の行軍が終わると再度試射を行うと、降格した者等の部隊から、又もや十七丁の銃は誤作動して弾丸を発射出来なかった。
鹿島は部隊の指揮不能者と判断した一人の中隊長と、
二人の小隊長を除隊させると、
誤作動を起こした十七名をも不名誉除隊にした。
十九名の不名誉除隊者には十日分の食料と水を与えて、
元来た場所モモハラ草原の森へ返えした。
イアラ航空隊のエアークラフトは、
砂漠地帯では誤作動を起こすかもしれないので、
十九名の不名誉除隊者を森の入り口で待っているはずである。
行軍後の全員試射は毎回行われて、誤作動の銃は無くなり、
毎回全員は的を射ぬいたが、
カナリア街の七人の中隊長から懲罰を受けた者達は、
全員は的の中心を射抜いていた。
耳長種族はフタコブエミューの蹄鉄(ていてつ)を詳しく調べて、
その特徴を神降臨街の職人に送り、
第五師団と第六師団の騎馬隊とエミュー隊の蹄鉄の変更を要請した。
鹿島達は砂漠に行軍して十二日後に、
布の街オアシスを占拠しているモーゴー国軍を発見した。
部隊は直ぐに、布の街入り口五百メートル前方に壁の構築を始めた。
捕獲したフタコブエミューに乗った近衛師団の耳長種族エミュー部隊は、強行偵察隊を組織して偵察と攻撃を開始した。
捕獲したフタコブエミューに乗った耳長種族強行偵察隊は、
布の街入り口を守備していた百人ぐらいの兵を射殺して倒したのちに、街から出て来る大軍の先頭者等を這いつくばらせると、
一目散に壁を迂回して壁の後ろに避難した。
モーゴー国軍は、
布の街のいろんな門から出て来て壁の前に集まったが、
この惑星の整然と並んでの集団戦ではなくて、
全員がフタコブエミューに乗った騎乗隊である。
モーゴー国軍はグループごとに一塊となって、
約三万人の群れはまとまりの無い雑然としている。
モーゴー国軍中央に恰幅の良い、
黒ひげを生やしたいかついムキムキマンが現れた。
「俺は関羽馬。われと思わんものは、俺に挑戦してみろ!」
と、大刃薙刀を振り回しながら自信たっぷりに大声で怒鳴った。
鹿島は傍に居るユダに尋ねた。
「決闘を申し込んでいるのか?」
「名誉ある独対名誉決闘の申し込みです。」
「独対名誉決闘?」
「一対一の戦いの事です。」
「フタコブエミューを用意しろ。」
と鹿島は怒鳴った。
鹿島は直ぐに壁を駆け降りると、
防御壁の上にいる部隊の先頭にいたシュワルルとランボーイは、
それに気が付いて壁から駆け降りた。
二人が鹿島の前に躍り出ると、
元親衛隊の耳長種族も続々と鹿島を囲んだ。
慌てて駆け付けたポールは、
皆には鹿島の後頭部を触るようなしぐさに見せて、
鹿島の後頭部を拳で思い切り殴った。
殴られた鹿島がうずくまっている間に、
「俺にエミューを用意しろ!」
と、ポールは叫ぶと、壁を下ってきたエミューを取り上げると、
そのまま騎乗して皆が「ア」と、いう間にムキムキマンに向かっていった。
ポールが駆け出すと、ムキムキマンは呟いた。
「馬鹿な野郎だ。俺の防護服は、魔獣土蜘蛛の糸縄を編んだ防具だと、気付いて居ない様子だな。」
と、長い、いかつい大刃薙刀を掴んで振り回すと、
黒いひげをさすりながらニヤリとした。
ポール司令官と関羽馬の決闘の序盤の幕は開かれた。
一人の落後者もなく前進を続けているが、
風は砂かけ老婆のようにとこら構わず叩きつけるので、
皆慣れない砂の攻撃を受けて気弱になっている。
行軍を過酷と判断した鹿島は、
四十分進んで、二十分の休憩に変更した。
休憩の合間は、鹿島の豪雨サービスショーである。
鹿島の豪雨サービスショーの動作を、
注視している眼力を鹿島は感じて、その先を見つめると、
幌馬車の操作席に居るユダであった。
鹿島にコーA.Iから通信が入った。
フタコブエミュー二千頭を運んでいる集団がいるとのことである。
なんとフタコブエミューを追い立てているのはモーゴー国軍補給部隊五百人で、
幸運にも鹿島隊の後方十キロメートにいて、徐々に近づいているらしい。
鹿島とポール司令官は、全ての連隊長と中隊長を集めて、
フタコブエミュー千頭捕獲作戦を開いた。
鹿島は、
機動車輌百台に元パトラ親衛隊だけが所持していた狙撃用カービン銃を携帯している四百人を選抜すると、
機動車輌百台の助手席と荷台に乗せて、
背後と側面からモーゴー国軍補給部隊のせん滅を命じた。
近衛師団と第七師団は、
フタコブエミュー捕獲に向けて壁の構築を急いだ。
鹿島は、
巴姫達のヒトコブ兎捕獲柵に倣って八形壁の作成を計画すると、
運搬用エミューにまたがりせわしく走り回りながら、
八文字に整列した戦士の足元に放水を始めた。
たちまち三メートルの八文字壁が出来たことで、
フタコブエミュー捕獲の準備は出来た。
機動車輌百台の車輪は、砂の抵抗を受けてもぐりこむ事もあったが、原因のタイヤ空気圧をさらに下げると、
何とか潜りこともなく運行出来た。
機動車輌百台の助手席と荷台に乗った耳長種族の四百丁の狙撃用カービン銃が、一斉に火を噴いたが、
八丁のカービン銃だけが作動不良を起こした。
狙撃を免れたモーゴー国軍補給部隊の数十人は、
一斉に機動車輌に矢を射ながら突進するが、
機動車輌に百メートルも近づけない内に、
全ての補給部隊兵はエミューから落ちた。
戦闘後の機動車輌の苦労は大変な様子で、
銃の音に驚いた補給部隊の囲んでいたエミューは、
バラバラに逃げ出していた。
そんな状態の中、耳長種族は牧畜民であるので、
二時間掛かりで何とか一纏め(ひとまとめ)にした様子である。
八文字にできた壁の上には構築した者達がいて、
フタコブエミュー二千五百頭が、
逃げ先を奥の壁と柵に阻まれたのを見て歓喜の声を上げた。
鹿島は狙撃隊の報告を受けて、
五パーセントのカービン銃が作動不良を起こした事に、
ショックを受けた。
毎日キチンと手入れしたならば、
カービン銃が作動不良などの起こすはずがないと、
各連隊長に銃の手入れをきつく指示した。
カナリア街の七人全員は、今では中隊を任されている中隊長であった。
カナリア街の七人の中でリーダー格のシュワルルは、
子供が玩具を大事に磨くように毎晩銃の手入れをしている理由は、
自分は部下の手本であるべきだとの自分への訓示からであった。
シュワルルは各小隊兵に目を向けると、
銃の手入れを確認している最中の者達の中に、
他の隊員を茶化しながら銃の手入れをしている者に気づいて、
「そこの小隊全員!八文字壁を一周してこい!」
と怒鳴った。
シュワルルが懲罰小隊を連れて八文字壁に近づくと、
カナリア街の六人の中隊長も各銃を点検確認すると、
手入れした痕跡のない八組の懲罰小隊を連れて八文字壁に近づいてきた。
「こいつらは、銃をただのアクセサリーか、
荷物にしか感じてないようだな!」
「自分と仲間を守る銃を!同じ仲間と認識してないようだな、おい!」
「懲罰は必要ダナ!」
と、カナリア街の七人全員は、懲罰小隊を前にしてがなり立て合った。
「お前たちは、女を口説くときには、
真剣にキチンと身だしなみの準備をするだろう!
戦場に向かう時も同じだ!
誤作動する武器では戦えない!
毎晩、自分を守り、友を守る心がけで、真剣な気持ちで手入れをしろ!
これから全員は八文字壁を一周する。
遅れた二隊は、明日の行軍においては、水分補給は無い!」
と、シュワルル中隊長は宣言した。
午前三時、行軍が始まる前に鹿島の訓示が行われた。
「今日の行軍の後に、各自の銃の誤作動が起きないか調査をする。
仲間を守れない者はこの部隊には必要ないので、それなりの懲罰がある。」
と、鹿島は宣言した。
カナリア街七人の中隊長から懲罰を受けた八小隊全員は、
行軍が終わると脱水症状を起こして倒れ込んでしまったが、
八文字壁を一周したあとでの、銃の手入れは真剣に行われたようで、
誤作動することなく用意された的を射ぬいた。
十四万人の合同師団全員試射の結果は、
誤作動した銃は二千四百丁にも及んだ。
誤作動を起こした者が属していた連隊長は中隊長に降格されて、
中隊長は小隊長に、小隊長は平兵に昇格させられた。
連隊長が二人抜けたことにより、カナリア街七人の中隊長から、
シュワルルとランボーイが連隊長に昇格した。
誤作動した銃を前にした男は、
「機能しない銃が悪い。俺は欠陥品をつかまされた。」
と、
分解したバネやらネジを握りしめて投げるそぶりをしながら不満の声を出すが、
周りの誰も賛同する出なく、注意する者も居ない様子である。
翌日の行軍が終わると再度試射を行うと、降格した者等の部隊から、又もや十七丁の銃は誤作動して弾丸を発射出来なかった。
鹿島は部隊の指揮不能者と判断した一人の中隊長と、
二人の小隊長を除隊させると、
誤作動を起こした十七名をも不名誉除隊にした。
十九名の不名誉除隊者には十日分の食料と水を与えて、
元来た場所モモハラ草原の森へ返えした。
イアラ航空隊のエアークラフトは、
砂漠地帯では誤作動を起こすかもしれないので、
十九名の不名誉除隊者を森の入り口で待っているはずである。
行軍後の全員試射は毎回行われて、誤作動の銃は無くなり、
毎回全員は的を射ぬいたが、
カナリア街の七人の中隊長から懲罰を受けた者達は、
全員は的の中心を射抜いていた。
耳長種族はフタコブエミューの蹄鉄(ていてつ)を詳しく調べて、
その特徴を神降臨街の職人に送り、
第五師団と第六師団の騎馬隊とエミュー隊の蹄鉄の変更を要請した。
鹿島達は砂漠に行軍して十二日後に、
布の街オアシスを占拠しているモーゴー国軍を発見した。
部隊は直ぐに、布の街入り口五百メートル前方に壁の構築を始めた。
捕獲したフタコブエミューに乗った近衛師団の耳長種族エミュー部隊は、強行偵察隊を組織して偵察と攻撃を開始した。
捕獲したフタコブエミューに乗った耳長種族強行偵察隊は、
布の街入り口を守備していた百人ぐらいの兵を射殺して倒したのちに、街から出て来る大軍の先頭者等を這いつくばらせると、
一目散に壁を迂回して壁の後ろに避難した。
モーゴー国軍は、
布の街のいろんな門から出て来て壁の前に集まったが、
この惑星の整然と並んでの集団戦ではなくて、
全員がフタコブエミューに乗った騎乗隊である。
モーゴー国軍はグループごとに一塊となって、
約三万人の群れはまとまりの無い雑然としている。
モーゴー国軍中央に恰幅の良い、
黒ひげを生やしたいかついムキムキマンが現れた。
「俺は関羽馬。われと思わんものは、俺に挑戦してみろ!」
と、大刃薙刀を振り回しながら自信たっぷりに大声で怒鳴った。
鹿島は傍に居るユダに尋ねた。
「決闘を申し込んでいるのか?」
「名誉ある独対名誉決闘の申し込みです。」
「独対名誉決闘?」
「一対一の戦いの事です。」
「フタコブエミューを用意しろ。」
と鹿島は怒鳴った。
鹿島は直ぐに壁を駆け降りると、
防御壁の上にいる部隊の先頭にいたシュワルルとランボーイは、
それに気が付いて壁から駆け降りた。
二人が鹿島の前に躍り出ると、
元親衛隊の耳長種族も続々と鹿島を囲んだ。
慌てて駆け付けたポールは、
皆には鹿島の後頭部を触るようなしぐさに見せて、
鹿島の後頭部を拳で思い切り殴った。
殴られた鹿島がうずくまっている間に、
「俺にエミューを用意しろ!」
と、ポールは叫ぶと、壁を下ってきたエミューを取り上げると、
そのまま騎乗して皆が「ア」と、いう間にムキムキマンに向かっていった。
ポールが駆け出すと、ムキムキマンは呟いた。
「馬鹿な野郎だ。俺の防護服は、魔獣土蜘蛛の糸縄を編んだ防具だと、気付いて居ない様子だな。」
と、長い、いかつい大刃薙刀を掴んで振り回すと、
黒いひげをさすりながらニヤリとした。
ポール司令官と関羽馬の決闘の序盤の幕は開かれた。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる