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制覇行進
182 水素魔石製造
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眼下に見える壮大な妖精の森樹海は遥か先の地平線まで伸びていて、森の茂みの間には色鮮やかな花園や、いろんな色の樹木花に果樹類が見受けられた。
元の岩山や谷はすでになく、その平らになった跡地には大小様々な建物が規則正しく並んでいた。
ただ不思議なのは、工場地帯だというのに煙突の数が極端に少なく、どの煙突からも煙は出ていなかった。
「やはり化石燃料を使わないと、空気は汚染されないな。
と鹿島は感心しながら送電線を探すが、送電線はおそらく地下に埋蔵されているのだろうと感心した。
C-003機は指定されたビルの屋上へ着陸した。
屋上では鎮守様と意識がつながっている、修理ロボット型のC-002号がすでに待っていた。
「タロー様お待ちしていました。」
「久しぶりだな。」
「わたくしからしましたなら、鎮守様同様、常にタロー様の行動は把握しています。」
「え、そうなの、、、ですか?」
「お疑いない真実です。」
「あ、そう。」
と、鹿島の頭をよぎったのは妻たちとの情景も筒ぬけなのではと、びくりと肩を震わせてしまった。
修理ロボット型C-002号の案内で二階に降りていくと、「炎魔素。」「土魔素。」「水魔素。」「風魔素。」「雷魔素。」
と、声が響く魔石の乗った五つのベルトコンベア周りでは、妖精達が楽しげな気合声を出していた。
そして、妖精達はサニーや精霊たちに気づくと、魔石に魔素を閉じ込める作業を中断して駆け寄ってきた。
「大精霊サニー様、精霊様方、わたしに精霊昇位へのご指導をいただきたいです。」
「体内魔素の流れをスムーズに出来、魔力庫を大きくすることです。」
「近道はありません。努力次第です。」
「私達も伴侶様を見つけたなら、精霊になれるのでは?」
「たとえ伴侶が見つかったとしても、準備不足は体内魔素の流れが安定しないし、魔力のもとである魔力庫が小さかったなら意味が無い。」
「頑張って魔石に魔素を流します。」
と、妖精達みんなはベルトコンベア周りに駆け出し、一段と大きな気合声を上げ始めた。
「ほんとに妖精たちはそろいもそろって、そそっかしい奴らだ。」
と、サニーはまだ言い足りない様子で大きく息を吸い、室内中央付近に飛翔していき、
「しっかり食べて、母老樹木を元気よく太らせるのを、忘れないように!」
と、サニーは大声を上げた。
「は~い。頑張ります。」
と妖精たちの声が室内中に響いた。
鹿島達はC-002号の案内で一階に降りて行き隣の建物に入ると、壁には一切窓のない一部屋だけの吹き抜け天井であった。
明かり取りを兼ねた吹き抜け天井は、それゆえに屋根木組の木材があらわになっているだけの建物である。
建物中央には底が斜めになった一メートル四方の透明な箱があり、箱の中には米粒ほどの透明な魔石が八割目分まで入っていた。
透明な箱の横にはベルトコンベアがあり、その前方は壁を突き抜けて暗い穴に向かっていた。
透明な箱の裏側には、液体の入った二つの水槽は互いに繋がっているH字水槽形状で並んでいて、その上の看板には水酸化ナトリウム水溶液と書かれていた。
それぞれの水槽には±の記載があり、水槽下部に電線が接続されていた。
さらに、-陰極水槽の空気管は米粒ほどの透明な魔石の入っている箱とつながっていた。
透明な魔石の入っている箱は密封されていることを示す、外部からの作業を可能にする長手袋が取り付けられていた。
鹿島はためらうことなく長手袋に手を差し込み、両手いっぱいに米粒魔石を掴み、
「周りの水素注入。」と手袋越しに風魔法を発動した。
米粒魔石は段々ともち米みたいな白い米粒魔石になり出した。
鹿島は白い米粒魔石を透明壁の脇にある小さな箱に移すと、米粒魔石の入った小さな箱は外のベルトコンベアに移動して、建物壁の暗い穴に消えていった。
そして鹿島の作業は昼食時まで延々と続いた。
昼食時、鹿島達が食堂に向かうと、そこは数千人の妖精たちによる戦場であった。
百以上はある回転ベルトコンベアに並ぶ料理に、群がる妖精たちの争奪戦である。
「スゲー。」
「サニー様の一声の影響かしら?」
「だろうな。」
と、鹿島とヒカリ皇后はサニーや精霊たちも争奪戦へ向かうのを見送りながら、ゆっくりと目当ての料理へ向かった。
「では俺はハンバーグステーキを取りに行くから、ヒカリはスープとパンを頼む。」
「私は、ハンバーグステーキは一個でいいわ。」
「了解。」
と二人がそれぞれにゆっくり進んで行くと、混雑争奪戦は幾らかましの隙間ができていた。
鹿島は二つの皿をもって、小さな妖精たちを避けつつ飛翔する精霊たちの着地テーブルへ向かった。
「今度からは、椅子を用意せてもらおう。」
「そうね。立ち食いだと、満腹感がないわ。」
と、後ろからヒカリ皇后の声がした。
鹿島はパンとスープを受け取り、隣のサニーの大盛りにした料理の皿から野菜をつまみだした。
サニーは料理をかすめ取られたことで怒る事無く、自分のフォークで野菜を突き刺すと鹿島の口に差し出し、
「一人で頑張ったご褒美です。」
と、微笑んだ。
鹿島が二個目のハンバーグステーキに手をくけだすと、サニーと精霊たちは再び料理争奪戦に向かった。
「やはり、大精霊様や精霊様たちの母老樹木がつやつやした枝葉を茂らせ、種を飛散させているのは大量の食事のおかげかも。」
「きっとそうよ。」
「私も頑張って食べるわ。」
「食べることは幸せだわ。」
と、鹿島達のテーブル隣で食べている妖精たちの話し声が聞き取れた。
食事に没頭しているサニーたちと食事を終えた鹿島達に、壁中央にある画面に曽我壮街の戦実況中継が入った。
曽我壮街中ではチンジュ女神教聖騎士隊がチンジュ女神教の旗を翻しながら、街の住民を東門外の教会敷地へ誘導する姿を映しだしていた。
「とうとう始まったわね。」
「曽我壮街の住民数は五万人だったかな?」
「そうですね。」
「教会敷地だけで収納可能だろうか?」
「教会敷地は前もって住民人口に合わせた広さだと聞いたわ。」
と、ヒカリ皇后は心配そうに画面を見つめていた。
「全てをイザベラ女王任せたし、チンジュ女神教からの協力も確認しているので、俺たちの出番はないさ。」
「そうよね。ところで、食事が終わったなら、タローの知識を知れたので、私も水素封じ込めに挑戦するわ。」
「私もやります。」
と、ヒカリ皇后もこぶしを握り締めると、食べ物を口いっぱいに含んでいる六人の精霊たちも唸りながら頷いていた。
サニー達は修理ロボット型C-002号の案内で隣の棟に行くと同じ様の建物だが、広いホールは細かく区切られていた。
その部屋にはベルトコンベアは無く、鹿島の使っている箱型と水素発生装置が置いてあった。
サニー達は鹿島の思考を反復する様に、
「箱の水素!魔石に封じこめ!」
と口々に叫びだした。
が、完成した米粒魔石は白色になっているが、魔石の中にいくつもの透明な泡が見て取れた。
「不完全か。」
サニーがつぶやくと、周り中からも同じ言葉が響いた。
不完全な魔石が透明壁の脇にある小さな箱いっぱいになると、修理ロボット型C-002号が空間移動してからの箱を置いていった。
「おまえ、魔法を使えるのか?」
とサニーがつぶやくと、
「魔法は使えません。鎮守様の魔力で作った箱を受け取るだけです。」
「あ、そうなのか。」と言って再び魔法に集中しだした。
三つ目の箱が置かれたときに、
「できた!」と、サニーの声がホール中に響いた。
それゆえか、一斉にドアが開いて駆け出す足音が響いた。
「大精霊様、秘訣を教えてください!」
と、ヒカリ皇后に六人の精霊たちが合唱した。
「簡単だ。箱の中に風を起こし、その風を風魔法で絶え間なく魔石に封じるのだ。」
「箱の中で風を起こす。のですか?」
「絶え間なく魔石に風を起こすのですね。」
と、ヒカリ皇后と精霊たちはサニーの部屋から飛び出していき、自分用の個室へ向かった。
しばらくして、「できた!」との歓声が上がった。
元の岩山や谷はすでになく、その平らになった跡地には大小様々な建物が規則正しく並んでいた。
ただ不思議なのは、工場地帯だというのに煙突の数が極端に少なく、どの煙突からも煙は出ていなかった。
「やはり化石燃料を使わないと、空気は汚染されないな。
と鹿島は感心しながら送電線を探すが、送電線はおそらく地下に埋蔵されているのだろうと感心した。
C-003機は指定されたビルの屋上へ着陸した。
屋上では鎮守様と意識がつながっている、修理ロボット型のC-002号がすでに待っていた。
「タロー様お待ちしていました。」
「久しぶりだな。」
「わたくしからしましたなら、鎮守様同様、常にタロー様の行動は把握しています。」
「え、そうなの、、、ですか?」
「お疑いない真実です。」
「あ、そう。」
と、鹿島の頭をよぎったのは妻たちとの情景も筒ぬけなのではと、びくりと肩を震わせてしまった。
修理ロボット型C-002号の案内で二階に降りていくと、「炎魔素。」「土魔素。」「水魔素。」「風魔素。」「雷魔素。」
と、声が響く魔石の乗った五つのベルトコンベア周りでは、妖精達が楽しげな気合声を出していた。
そして、妖精達はサニーや精霊たちに気づくと、魔石に魔素を閉じ込める作業を中断して駆け寄ってきた。
「大精霊サニー様、精霊様方、わたしに精霊昇位へのご指導をいただきたいです。」
「体内魔素の流れをスムーズに出来、魔力庫を大きくすることです。」
「近道はありません。努力次第です。」
「私達も伴侶様を見つけたなら、精霊になれるのでは?」
「たとえ伴侶が見つかったとしても、準備不足は体内魔素の流れが安定しないし、魔力のもとである魔力庫が小さかったなら意味が無い。」
「頑張って魔石に魔素を流します。」
と、妖精達みんなはベルトコンベア周りに駆け出し、一段と大きな気合声を上げ始めた。
「ほんとに妖精たちはそろいもそろって、そそっかしい奴らだ。」
と、サニーはまだ言い足りない様子で大きく息を吸い、室内中央付近に飛翔していき、
「しっかり食べて、母老樹木を元気よく太らせるのを、忘れないように!」
と、サニーは大声を上げた。
「は~い。頑張ります。」
と妖精たちの声が室内中に響いた。
鹿島達はC-002号の案内で一階に降りて行き隣の建物に入ると、壁には一切窓のない一部屋だけの吹き抜け天井であった。
明かり取りを兼ねた吹き抜け天井は、それゆえに屋根木組の木材があらわになっているだけの建物である。
建物中央には底が斜めになった一メートル四方の透明な箱があり、箱の中には米粒ほどの透明な魔石が八割目分まで入っていた。
透明な箱の横にはベルトコンベアがあり、その前方は壁を突き抜けて暗い穴に向かっていた。
透明な箱の裏側には、液体の入った二つの水槽は互いに繋がっているH字水槽形状で並んでいて、その上の看板には水酸化ナトリウム水溶液と書かれていた。
それぞれの水槽には±の記載があり、水槽下部に電線が接続されていた。
さらに、-陰極水槽の空気管は米粒ほどの透明な魔石の入っている箱とつながっていた。
透明な魔石の入っている箱は密封されていることを示す、外部からの作業を可能にする長手袋が取り付けられていた。
鹿島はためらうことなく長手袋に手を差し込み、両手いっぱいに米粒魔石を掴み、
「周りの水素注入。」と手袋越しに風魔法を発動した。
米粒魔石は段々ともち米みたいな白い米粒魔石になり出した。
鹿島は白い米粒魔石を透明壁の脇にある小さな箱に移すと、米粒魔石の入った小さな箱は外のベルトコンベアに移動して、建物壁の暗い穴に消えていった。
そして鹿島の作業は昼食時まで延々と続いた。
昼食時、鹿島達が食堂に向かうと、そこは数千人の妖精たちによる戦場であった。
百以上はある回転ベルトコンベアに並ぶ料理に、群がる妖精たちの争奪戦である。
「スゲー。」
「サニー様の一声の影響かしら?」
「だろうな。」
と、鹿島とヒカリ皇后はサニーや精霊たちも争奪戦へ向かうのを見送りながら、ゆっくりと目当ての料理へ向かった。
「では俺はハンバーグステーキを取りに行くから、ヒカリはスープとパンを頼む。」
「私は、ハンバーグステーキは一個でいいわ。」
「了解。」
と二人がそれぞれにゆっくり進んで行くと、混雑争奪戦は幾らかましの隙間ができていた。
鹿島は二つの皿をもって、小さな妖精たちを避けつつ飛翔する精霊たちの着地テーブルへ向かった。
「今度からは、椅子を用意せてもらおう。」
「そうね。立ち食いだと、満腹感がないわ。」
と、後ろからヒカリ皇后の声がした。
鹿島はパンとスープを受け取り、隣のサニーの大盛りにした料理の皿から野菜をつまみだした。
サニーは料理をかすめ取られたことで怒る事無く、自分のフォークで野菜を突き刺すと鹿島の口に差し出し、
「一人で頑張ったご褒美です。」
と、微笑んだ。
鹿島が二個目のハンバーグステーキに手をくけだすと、サニーと精霊たちは再び料理争奪戦に向かった。
「やはり、大精霊様や精霊様たちの母老樹木がつやつやした枝葉を茂らせ、種を飛散させているのは大量の食事のおかげかも。」
「きっとそうよ。」
「私も頑張って食べるわ。」
「食べることは幸せだわ。」
と、鹿島達のテーブル隣で食べている妖精たちの話し声が聞き取れた。
食事に没頭しているサニーたちと食事を終えた鹿島達に、壁中央にある画面に曽我壮街の戦実況中継が入った。
曽我壮街中ではチンジュ女神教聖騎士隊がチンジュ女神教の旗を翻しながら、街の住民を東門外の教会敷地へ誘導する姿を映しだしていた。
「とうとう始まったわね。」
「曽我壮街の住民数は五万人だったかな?」
「そうですね。」
「教会敷地だけで収納可能だろうか?」
「教会敷地は前もって住民人口に合わせた広さだと聞いたわ。」
と、ヒカリ皇后は心配そうに画面を見つめていた。
「全てをイザベラ女王任せたし、チンジュ女神教からの協力も確認しているので、俺たちの出番はないさ。」
「そうよね。ところで、食事が終わったなら、タローの知識を知れたので、私も水素封じ込めに挑戦するわ。」
「私もやります。」
と、ヒカリ皇后もこぶしを握り締めると、食べ物を口いっぱいに含んでいる六人の精霊たちも唸りながら頷いていた。
サニー達は修理ロボット型C-002号の案内で隣の棟に行くと同じ様の建物だが、広いホールは細かく区切られていた。
その部屋にはベルトコンベアは無く、鹿島の使っている箱型と水素発生装置が置いてあった。
サニー達は鹿島の思考を反復する様に、
「箱の水素!魔石に封じこめ!」
と口々に叫びだした。
が、完成した米粒魔石は白色になっているが、魔石の中にいくつもの透明な泡が見て取れた。
「不完全か。」
サニーがつぶやくと、周り中からも同じ言葉が響いた。
不完全な魔石が透明壁の脇にある小さな箱いっぱいになると、修理ロボット型C-002号が空間移動してからの箱を置いていった。
「おまえ、魔法を使えるのか?」
とサニーがつぶやくと、
「魔法は使えません。鎮守様の魔力で作った箱を受け取るだけです。」
「あ、そうなのか。」と言って再び魔法に集中しだした。
三つ目の箱が置かれたときに、
「できた!」と、サニーの声がホール中に響いた。
それゆえか、一斉にドアが開いて駆け出す足音が響いた。
「大精霊様、秘訣を教えてください!」
と、ヒカリ皇后に六人の精霊たちが合唱した。
「簡単だ。箱の中に風を起こし、その風を風魔法で絶え間なく魔石に封じるのだ。」
「箱の中で風を起こす。のですか?」
「絶え間なく魔石に風を起こすのですね。」
と、ヒカリ皇后と精霊たちはサニーの部屋から飛び出していき、自分用の個室へ向かった。
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