【何カ所か18禁】鎮守様と異世界に

かんじがしろ

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制覇行進

129 娼婦のごとく

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 ヒカリ王女とイザベラ女王はぶ然とした態度で出ていったパトラを無言で見送った後、叔父のホルヘ公爵邸を出てイザベラ女王は王宮へ帰り、ヒカリ王女は鹿島達のいる迎賓館へ向かった。

 迎賓館会場間では王都中に滞在している貴族たちが、何とかして鹿島とサニーに話しかけようと遠くで取り巻いていて、声掛けのきっかけを思案している態度であった。

 お菓子コーナーテーブルをサニーと七人の精霊たちが独占していたがために、貴族夫人は近寄れない雰囲気であった。

 鹿島はシンデレラ司祭長とタイガー聖騎士隊長と雑談していて、輪の中心には小さなテーブルだけだが在り、シンデレラ司祭長だけの椅子があった。
シンデレラ司祭長の護衛たちは酒が半分だけ入ったグラス片手に、三人を取り囲むように警戒しているためか、誰もが鹿島たちの輪には近寄ってこなかった。

 シンデレラの付き人のハクバは、三人の酒とつまみを切らさない様にせわしく動き回っていた。

 せわしなく酒とつまみを運ぶハクバの優雅さと気品はすぐに周りの貴婦人たちの注目となっている様子で、美貌に自信ある貴婦人たちが話しかけるが、ハクバは無口の無表情で挨拶を返すだけであった。

 鹿島は全くグラスを持とうとしないハクバに、
「ハクバ殿は、お酒は嫌いか?」
ハクバは無言で首を横に振り、シンデレラの後ろへ下がった。
タイガーは音を出さない鼻先だけでほほ笑み、鹿島を向いて首を横に振りながら無駄なことだとの表情をした。

 鹿島はただ一人だけに愛慕できるハクバの性格を羨ましく感じた。

 鹿島はこれまでの人生でモテキなどなく、ただ出会う女性に憧れるだけで決して声掛け出来なかった。
しかしながら、この世界に着いてからはかなりのモテキになり、見境なくいろんな女性に好意を向けた反応があると鼻の下を伸ばすのは、地球での不甲斐ない行動力のなさが、いまの後遺症なのだろうかと思えた。

 鹿島は今更遅いが、ハクバの態度から自分と比較し、伴侶となる三人に対してだけでもハクバの態度を見習おうと思った。
此れからは他の女性に対しては軽口冗談を戒める決心をした。

しかしながら決心はどこへやら、優雅に着飾った貴婦人たちの黄色い声が聞こえると、その婦人たちを品定めしていた。

 鹿島は教会関係者のいる場所を後にして、サニーたちの居るテーブルに向かった。

鹿島がテーブル上の菓子類を品定めしていると、頭上にサニーの鉄拳が襲った。
「何の理由?」
「他の女性を品定めした。」
「妄想ぐらいは俺の自由だ。」
「此れからは、妄想も禁止。」
「なして?」
「イザベラちゃんが不公平だと感じたら、タローに天罰が下り、良い結果にはならない。」
「え?」
「イザベラちゃんに信頼されるように、努力しなさい。未来の娘の為に。」
「娘?」
「ホルヘ殿の娘であったアントワ元公女の、生まれ替わりらしい。チンジュ様のお告げだ。」
「産まれた娘は俺の子ではなく、ホルヘ殿の子だと?」
又もやサニーの鉄拳が飛んできた。
「そんなことがあるか!生まれる娘は私とイザベラちゃんにタローの娘だが、生あるものはすべて輪廻により生まれる。世界の混乱を避けるため前世の記憶をなくしてだ!だが、たまに記憶を持って生まれる赤ん坊がいるらしい。」
「ややこしくなりそう~。」
「タローが父親として頼りないと、チンジュ様が判断したのでしょう。」
「娘が生まれるとの実感がないので、そうかも知れない。」

サニーは鼻を鳴らして再び菓子をつまみだした。

 シンデレラたちが会場から出て行くと、入れ替わるようにヒカリ王女が現れた。

 ホルヘ公爵宰相はヒカリ王女が現れたことで表情を曇らせると、取り巻いていた貴族たちに終宴を告げた。
祝賀会会場から招かれた人々を見送り、自身も鹿島たちを残して出て行った。

 ホルヘ公爵宰相はすでにパトラから報告を受けていた。

報告内容は、ヒカリ王女もイザベラ女王も全く奉仕の気持ちが無いとの結論であった。

 確かに彼女たちは奉仕して貰うのが当たり前であり、奉仕したことがなかったのだと気が付いた。
親代わりの自分が精一杯の心で彼女たちに良かれとの思いで教師を準備したが、けれども、娼婦奉仕の心掛けをこれ以上アドバイスするのは、男の叔父の立場からは無理だと悟り無言で会場から出たのである。

 ヒカリ王女は少し緊張しているのか、ぎこちない歩き方して鹿島達のテーブルに向かっていた。

「ヒカリちゃん。パトラさんに会って、いいアドバイスしてもらった?」
ヒカリ王女はサニーの言葉で恥ずかしく赤面し、意に反することがあったとの思いから否定しようと思ったが、思考をすべて読まれたと感じ頷いてしまった。

「タロー今夜は楽しいことがあるかも。」

 鹿島はパトラの名前を聞いてすべてを悟った。

パトラは今では裏諜報員であるが、表の稼業は売春宿の経営者である。

パトラからのアドバイスは裏家業のことではなく、表家業のことからだろうと思えた。

「昼は淑女、夜は娼婦。」との言葉は一部の女性と男性からの願望である。


 サニーは迎賓館の寝室に着くと精霊たちを締め出し、
「パトラさんに教わった事を、実行してみましょう。」
ヒカリ王女に憑依して色香無くさっさとベッドへ向かった。

 鹿島はいつもと違う白雪姫を見ていたが、問いだす気持ちは消えてしまい、はやる心に負けてベッドへ飛び込んだ。

 鹿島は時間をかけながらも、白雪姫の反応を感じながらも乳房をもてあそび、腹のあたりの匂いを満喫しながら徐々に下半身へと向かった。

 花の勃起花弁をもてあそび、溜まった蜜を吸い出すと、白雪姫は心地よさそうに鹿島のなされ等に没頭しだした。

鹿島は頃合と思いで逸物を白雪姫の口に近づけ、ゆっくりと腰だけで体制を変えた。

 逸物を握った白雪姫から、突然この場にふさわしくない言葉がでた。
「洗ってらっしゃい!」

 鹿島はすぐに理解し、ベッドから飛び起きて風呂場に向かった。

 鹿島は逸物に泡を立てながら、地球にいた当時泡マッサージ婦や出張マッサージ婦等が、最初にプロとしての心構えを教えられたと言ったのを思い出した。
売春宿の経営者から最初に教わる事は、新しく娼婦になる女性にプロとしての心構えと、高度な価値あるテクニックを教えられたとの事である。

 鹿島からしたら確かに高度な価値あるテクニックを行使する女性に巡り合うと、ただ寝転ぶだけの丸太などに金を払う気がしなくなった。
ゆえに癖になる快感がたとえ高額であったとしても、要望が湧くと高額紙幣は紙切れにしか感じなくなっていた。

 夫が妻に娼婦の価値である技術を求めることは一方的な虐待であり、対価なしの不潔な行為を善意だけで求めることは一方通行のわがままなのだと、インターネットに書き込んだ女性の感想を思い出した

娼婦の場合は対価ゆえに、女性側がリードする労働と不潔な虐待を我慢できるが、妻はその報酬を貰えないとも書き込んであった。
ただそのプログはアクセスフォローが多過ぎた様で炎上し、結論は出なかったようである。

 鹿島は不潔とは感じないし、相手が喜ぶことで自分も興奮するので、対価は十分にもらっていると感じるが、白雪姫からの不潔宣言で相手も同じ心境だろうとの思いが消し飛び、プログの内容は真実だったと感じた。

 鹿島は萎えた逸物を拭き、ベッドへ向かい続きからの逆体制のままから始めた。

 シラケそうな気分は、萎えた逸物が口の中で温かさと吸引で血液がなだれ込むのを感じたことで、気持ちも逸物も再び奮い立った。
鹿島は奮い立った逸物に泡マッサージ婦や出張マッサージ婦等と違い、それほどの快感がないことで、下半身を白雪姫の下半身と合わせて逸物をゆっくりと侵入させた。

 白雪姫の暖かい内側はこれまで経験よりも狭いと思っていたが、今回は特に狭いと感じながらも、リズムと深さを変えながら差し抜きを繰り返した。

 狭くなった感触ですぐに快感におぼれそうになったので、再び口と舌を使い花の花弁を愛でて、白雪姫の高まりを感じ、再び差し抜きを繰り返した。

途中感じたことのない握り締め付けが起こり、白雪姫の太ももが痙攣しだした。

 鹿島もそのけいれんに引きこなれそうな快感で、花火が打ちあがるのを我慢しようと深く差し込み動きを止めた。

 深く差し込んだ状態で、白雪姫は鹿島に強く抱きつき動きを止めたが、それでも締め付けと痙攣はなおも続いた。

 白雪姫は正気になると起きだし、鹿島を寝かせて腹をまたいで座りこんだ。

 鹿島は白雪姫の次の行為を想像し期待した。
期待は裏切られることなく、白雪姫は逸物を握り滑らかな花へと誘った。

 鹿島は白雪姫の微笑みながらの腰ダンスに、心地よい快感におぼれだし、花火の打ちあがるのだけを阻止することに集中できた

しかしながら、白雪姫のけいれんと共に強く握りしめが起こると、我慢出来ずに腰を動かし花火を打ち上げた。

 白雪姫は鹿島の動きに大声を上げて抱きつくが、鹿島は最後の一滴までをも絞り切ろうと構わずに動き続けた。

 互いの動きが止まった中、花火の打ち上げは強く握りしめられたまま続いていたが、逸物が抜けたと感じた後、すぐに生暖かさが逸物を包んだ。

 ヒカリ王女はうつぶせのまま鹿島に抱きついているが、白雪姫の姿は消えていて何故か逸物に快楽を感じていた。

 快感原因は紛れなく口に含んで舌で逸物の快感場所を責め続け、頃合い良い所で高級娼婦の得意な大きく口を開けて逸物のカリ部を喉の奥へと誘うのを感じた。

 握りしめと違う根元への圧迫と、柔らかい下部への舌の這いずりを感じながらも、兜部分をリズミカルに締め付けを繰り返し続けられると、再び花火が盛大に打ちあがった。

 サニーは鹿島に覆いかぶさっているヒカリ王女を無視し、鹿島の横に寝ころび、
「美味しかったです。」と言って微笑んだ。

全身で堪能した鹿島も、満面笑顔をサニーに向けて口を合わせた。
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