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制覇行進
100 戦いの幕開け
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ゴールドル領地軍の作戦本陣は、右翼軍中央テント内に設置してあった。
敵本陣にいる突撃一万騎馬隊が動きだしたとの報告で、ゴールドル領地軍の作戦本陣での動きが慌ただしくなりだした。
大きな机には卓上兵棋駒が並べている横では、チャップリ聖騎士が無線越しに部下からの準備報告を確認していた。
妖精サクラとキクは飛翔しながらチャップリ聖騎士の指示通りに兵棋駒を動かしだしている。
リルドラ騎兵隊長もやはり無線からの報告で、妖精ボタンとユリに指示して兵棋駒を動かしだした。
妖精シャクヤクはヒカリ王女の肩に腰掛け、それらを楽しそうに眺めている。
雑然としている本陣に、治癒魔法使いフローレンと支援強化魔法使いナイスンが大きな袋を下げて現れた。
「フローレンとナイスン、何処へ行っていたの!」
妖精サクラが怒鳴ると、
「チンジュ様から、荷物を預かってきたわ。」
と多くの万能回復傷薬の入った大びんを取り出した。
「多くのけが人が出るでしょうから、ヒカリ王女の広範囲治療魔法と、並行して使いなさいとの指示です。」
「あ、それいいかも。」
と、ヒカリ王女は飛び上がって喜んだ。
妖精サクラは支援強化魔法使いナイスンの肩をつかんで、
「早く!順番に支援強化魔法をかけに行きますよ!」
と言って、治癒魔法使いフローレンを残し、妖精たちは慌ただし気に本陣から出ていった。
リルドラ騎兵隊長は自陣とチャップリ聖騎士隊の兵棋駒を動かしながら、
「我々が戻るまで、陣形を崩すことなく、決して打って出ないようお願いします。」
と言いながら、右翼軍円陣に肉薄している敵左翼軍の後ろに二つの駒を置いた。
「傭兵部隊の援護はどうする。」
「親父殿は王女様を守って、決して陣形を崩してはなりません。」
「分かった。そのように努めよう。」
とのゴールドル領主の言葉に、ヒカリ王女はノライヌの後ろ姿を思い出していた。
丘の上に敵が現れたとの報告を受けたチャップリ聖騎士と、リルドラ騎兵隊長が本陣テントから飛び出していくと同時に、
最右翼にいる傭兵部隊が騒がしくなると、ヒカリ王女とマリーにゴールドル領主たちも本陣テントから出ていった。
丘を迂回して森を進んできた敵一万の突撃隊が遠くの森を背にして整列しだすと、傭兵部隊も前面には大きな盾が並べだした。
五人の元第一王子親衛隊は先頭にいたが、徐々に後ろの列へ移動しだした。
「まさか、親衛突撃隊の相手をするなど、聞いていなかったぞ。」
「どうするよ。数も敵の方が多いぞ。」
と最後尾に移動し終えた五人は相談し合っていた。
一人が後ろを振り返ると、ゴールドル領主指揮する右翼兵たちの矛先は傭兵部隊に向いていた。
「後ろはだめだ。」
「右側も傭兵部隊と槍部隊がつながっている。」
「逃げ道は、丘の方か。」
「今なら、オハラ軍が丘の上から下ってくる前に、逃げおうせるだろう。」
「そして、オハラ軍に合流しよう。」
「そうだな。俺たちの甲冑を見たなら、オハラ軍の斥候に見えるかもな。」
といって五人の元第一王子親衛隊は、部隊から離脱するように丘を目指して駆け出した。
傭兵達は逃げる五人を眺めながら、
「大層な口をきいていたが、やはり逃げたか。」
「ま、馬に踏みつぶされるときに、ここが一番安全だったと気が付くだろう。」
と、五人を揶揄する言葉が飛び交う頭上を、小鳥の群れが地表に影を落とし、塊になって森の方へ飛んでいった。
小鳥の群れは一連になりながら、次々と右翼の中辺りから飛び出していった。
傭兵達は敵突撃隊の列が乱れだすと、黒い塊は鳥の群れではなく、矢の雨だと気づきだした。
そして、矢の雨と共に敵突撃隊の頭上に稲妻が落ちだしてきていた。
矢の群れの高さよりもさらに上では、白い布がひらひらと飛翔しているのも確認できた。
「まさか、妖精様か?」
「あ~、俺も何度か、噂の王女様らしききれいな女性の肩にとまっているのを、何度も見た。」
「妖精が味方に付いたと?」
「ヒカリ王女は、チンジュ女神様の加護を受けているとの話も聞いた。」
「じゃ~、この戦いは、勝てるぞ。」
「ばくちは、俺らの勝ちだ。」
敵突撃隊の列はすでに崩れていて、矢と稲妻を避けきれた小さな集団は、勢いそのままで傭兵部隊に突進してくるが、一万の騎馬隊はすでに半分になっていた。
敵突撃隊の先頭集団は、前方から向かってくる正確な矢の標的となりだし、さらに矢の雨と稲妻が頭上から辺り一帯に次々とどろくたびに壊滅していった。
敵突撃隊後方隊の馬は、倒れた人と暴れ馬の邪魔する行為に、騎乗者は次々と落馬しだしていた。
傭兵部隊の前にたどり着いた敵突撃隊は、すでに馬上から落ちて槍をつき出す者や、勢いをなくした騎馬上で槍を振り回すだけの状態になっていた。
馬上にいる武者は格好の矢の標的となっていて、敵突撃隊は戦い時間が進むほどに傭兵部隊との歩兵戦となっていた。
「ははは、こいつら、地面で俺らに勝てるのか?」
と、傭兵たちは重甲冑姿の敵突撃隊を揶揄しだした。
傭兵たちは騎馬突撃隊の突進力の怖さは十分に知っていたが、同じ地面に立ったなら互角だとの思いが全員を奮い立たせた。
それでも、千人の傭兵と残り二千の敵突撃隊との数合わせは断然不利であったが、ただ救いは後方から飛来する矢は正確に敵突撃隊の頭を貫いていた。
傭兵部隊の中で周りを歓喜させる男がいた。
槍穂先を青く輝かせ次々と重甲冑を引き裂き、首の半分を引き裂くその男はノライヌであった。
ノライヌは槍の威力に最初は驚愕したが、次第に無敵の力を手に入れた感動に酔っていた。
「この槍は何なのだ!甲冑さえも貫き裂き斬れるなど、魔が取り付いた槍か?」
と言いながら、人参か大根を相手にしている感覚であった。
チャップリ聖騎士隊一万の左翼陣は、妖精サクラが広範囲に火の玉を落とし、妖精キクは集団念力金縛りで敵を行動不能にしていた。
チャップリ聖騎士隊一万の左翼陣は、妖精サクラと妖精キクの先導で突進し、敵右翼三万の混乱した集団に対しては、馬の突進力によって槍に力を加える事をしなくてもただ支えているだけで、槍先の勢いそのままの突撃は藁人形相手にしているようであった。
リルドラ騎兵隊一万五千では、妖精ボタンが雨あられと岩を落とし続け、妖精ユリの刃風吹雪は甲冑さえも切り裂きしながらの先導で突進した。
敵中央軍三万もやはり混乱状態となりだすと、リルドラ騎兵隊は敵集団を容易く壊滅して行き、そのまま丘を駆け上って敵本陣まで突き進んでいった。
ゴールドル伯爵が指揮する弓隊と槍歩兵部隊は、敵親衛突撃隊を傭兵部隊に任せ、攻め込んでくる敵左翼軍に対し、集中的に妖精シャクヤクと弓隊の大型バリスタによる遠方攻撃が行われていた。
ただシミュレーションと違ったのは、雷と大型バリスタによる遠方攻撃で敵の騎馬隊は全て壊滅していて、槍による歩兵戦に突入したことであった。
シミュレーションと違った原因の一つが、逃げ出した五人の元第一王子親衛隊が敵の騎馬隊の進行方に立ちふさがり、先頭の騎馬武者が元第一王子親衛隊の甲冑姿に驚き一瞬手綱を引いたことで、次々と後ろの騎馬が混乱し突進力が落ちた為であった。
混乱し突進力が落ちた騎馬隊は、雷と大型バリスタの矢の下にいる時間が長くなった。
トンネルでのブレーキランプによって渋滞現象が起きる様に、戦場でも渋滞現象が起きてしまったのが原因であった。
逃げ出した五人の元第一王子親衛隊は騎馬隊を停止できないし、馬の速さから逃げおおせる事が出来なかった。
騎馬隊が通り過ぎた後には、渋滞を引き起こした功労者達は顔が背中側に向いていて、潰れた甲冑から内臓が飛びだし、顔がつぶれているやらの五人の姿があった。
敵本陣にいる突撃一万騎馬隊が動きだしたとの報告で、ゴールドル領地軍の作戦本陣での動きが慌ただしくなりだした。
大きな机には卓上兵棋駒が並べている横では、チャップリ聖騎士が無線越しに部下からの準備報告を確認していた。
妖精サクラとキクは飛翔しながらチャップリ聖騎士の指示通りに兵棋駒を動かしだしている。
リルドラ騎兵隊長もやはり無線からの報告で、妖精ボタンとユリに指示して兵棋駒を動かしだした。
妖精シャクヤクはヒカリ王女の肩に腰掛け、それらを楽しそうに眺めている。
雑然としている本陣に、治癒魔法使いフローレンと支援強化魔法使いナイスンが大きな袋を下げて現れた。
「フローレンとナイスン、何処へ行っていたの!」
妖精サクラが怒鳴ると、
「チンジュ様から、荷物を預かってきたわ。」
と多くの万能回復傷薬の入った大びんを取り出した。
「多くのけが人が出るでしょうから、ヒカリ王女の広範囲治療魔法と、並行して使いなさいとの指示です。」
「あ、それいいかも。」
と、ヒカリ王女は飛び上がって喜んだ。
妖精サクラは支援強化魔法使いナイスンの肩をつかんで、
「早く!順番に支援強化魔法をかけに行きますよ!」
と言って、治癒魔法使いフローレンを残し、妖精たちは慌ただし気に本陣から出ていった。
リルドラ騎兵隊長は自陣とチャップリ聖騎士隊の兵棋駒を動かしながら、
「我々が戻るまで、陣形を崩すことなく、決して打って出ないようお願いします。」
と言いながら、右翼軍円陣に肉薄している敵左翼軍の後ろに二つの駒を置いた。
「傭兵部隊の援護はどうする。」
「親父殿は王女様を守って、決して陣形を崩してはなりません。」
「分かった。そのように努めよう。」
とのゴールドル領主の言葉に、ヒカリ王女はノライヌの後ろ姿を思い出していた。
丘の上に敵が現れたとの報告を受けたチャップリ聖騎士と、リルドラ騎兵隊長が本陣テントから飛び出していくと同時に、
最右翼にいる傭兵部隊が騒がしくなると、ヒカリ王女とマリーにゴールドル領主たちも本陣テントから出ていった。
丘を迂回して森を進んできた敵一万の突撃隊が遠くの森を背にして整列しだすと、傭兵部隊も前面には大きな盾が並べだした。
五人の元第一王子親衛隊は先頭にいたが、徐々に後ろの列へ移動しだした。
「まさか、親衛突撃隊の相手をするなど、聞いていなかったぞ。」
「どうするよ。数も敵の方が多いぞ。」
と最後尾に移動し終えた五人は相談し合っていた。
一人が後ろを振り返ると、ゴールドル領主指揮する右翼兵たちの矛先は傭兵部隊に向いていた。
「後ろはだめだ。」
「右側も傭兵部隊と槍部隊がつながっている。」
「逃げ道は、丘の方か。」
「今なら、オハラ軍が丘の上から下ってくる前に、逃げおうせるだろう。」
「そして、オハラ軍に合流しよう。」
「そうだな。俺たちの甲冑を見たなら、オハラ軍の斥候に見えるかもな。」
といって五人の元第一王子親衛隊は、部隊から離脱するように丘を目指して駆け出した。
傭兵達は逃げる五人を眺めながら、
「大層な口をきいていたが、やはり逃げたか。」
「ま、馬に踏みつぶされるときに、ここが一番安全だったと気が付くだろう。」
と、五人を揶揄する言葉が飛び交う頭上を、小鳥の群れが地表に影を落とし、塊になって森の方へ飛んでいった。
小鳥の群れは一連になりながら、次々と右翼の中辺りから飛び出していった。
傭兵達は敵突撃隊の列が乱れだすと、黒い塊は鳥の群れではなく、矢の雨だと気づきだした。
そして、矢の雨と共に敵突撃隊の頭上に稲妻が落ちだしてきていた。
矢の群れの高さよりもさらに上では、白い布がひらひらと飛翔しているのも確認できた。
「まさか、妖精様か?」
「あ~、俺も何度か、噂の王女様らしききれいな女性の肩にとまっているのを、何度も見た。」
「妖精が味方に付いたと?」
「ヒカリ王女は、チンジュ女神様の加護を受けているとの話も聞いた。」
「じゃ~、この戦いは、勝てるぞ。」
「ばくちは、俺らの勝ちだ。」
敵突撃隊の列はすでに崩れていて、矢と稲妻を避けきれた小さな集団は、勢いそのままで傭兵部隊に突進してくるが、一万の騎馬隊はすでに半分になっていた。
敵突撃隊の先頭集団は、前方から向かってくる正確な矢の標的となりだし、さらに矢の雨と稲妻が頭上から辺り一帯に次々とどろくたびに壊滅していった。
敵突撃隊後方隊の馬は、倒れた人と暴れ馬の邪魔する行為に、騎乗者は次々と落馬しだしていた。
傭兵部隊の前にたどり着いた敵突撃隊は、すでに馬上から落ちて槍をつき出す者や、勢いをなくした騎馬上で槍を振り回すだけの状態になっていた。
馬上にいる武者は格好の矢の標的となっていて、敵突撃隊は戦い時間が進むほどに傭兵部隊との歩兵戦となっていた。
「ははは、こいつら、地面で俺らに勝てるのか?」
と、傭兵たちは重甲冑姿の敵突撃隊を揶揄しだした。
傭兵たちは騎馬突撃隊の突進力の怖さは十分に知っていたが、同じ地面に立ったなら互角だとの思いが全員を奮い立たせた。
それでも、千人の傭兵と残り二千の敵突撃隊との数合わせは断然不利であったが、ただ救いは後方から飛来する矢は正確に敵突撃隊の頭を貫いていた。
傭兵部隊の中で周りを歓喜させる男がいた。
槍穂先を青く輝かせ次々と重甲冑を引き裂き、首の半分を引き裂くその男はノライヌであった。
ノライヌは槍の威力に最初は驚愕したが、次第に無敵の力を手に入れた感動に酔っていた。
「この槍は何なのだ!甲冑さえも貫き裂き斬れるなど、魔が取り付いた槍か?」
と言いながら、人参か大根を相手にしている感覚であった。
チャップリ聖騎士隊一万の左翼陣は、妖精サクラが広範囲に火の玉を落とし、妖精キクは集団念力金縛りで敵を行動不能にしていた。
チャップリ聖騎士隊一万の左翼陣は、妖精サクラと妖精キクの先導で突進し、敵右翼三万の混乱した集団に対しては、馬の突進力によって槍に力を加える事をしなくてもただ支えているだけで、槍先の勢いそのままの突撃は藁人形相手にしているようであった。
リルドラ騎兵隊一万五千では、妖精ボタンが雨あられと岩を落とし続け、妖精ユリの刃風吹雪は甲冑さえも切り裂きしながらの先導で突進した。
敵中央軍三万もやはり混乱状態となりだすと、リルドラ騎兵隊は敵集団を容易く壊滅して行き、そのまま丘を駆け上って敵本陣まで突き進んでいった。
ゴールドル伯爵が指揮する弓隊と槍歩兵部隊は、敵親衛突撃隊を傭兵部隊に任せ、攻め込んでくる敵左翼軍に対し、集中的に妖精シャクヤクと弓隊の大型バリスタによる遠方攻撃が行われていた。
ただシミュレーションと違ったのは、雷と大型バリスタによる遠方攻撃で敵の騎馬隊は全て壊滅していて、槍による歩兵戦に突入したことであった。
シミュレーションと違った原因の一つが、逃げ出した五人の元第一王子親衛隊が敵の騎馬隊の進行方に立ちふさがり、先頭の騎馬武者が元第一王子親衛隊の甲冑姿に驚き一瞬手綱を引いたことで、次々と後ろの騎馬が混乱し突進力が落ちた為であった。
混乱し突進力が落ちた騎馬隊は、雷と大型バリスタの矢の下にいる時間が長くなった。
トンネルでのブレーキランプによって渋滞現象が起きる様に、戦場でも渋滞現象が起きてしまったのが原因であった。
逃げ出した五人の元第一王子親衛隊は騎馬隊を停止できないし、馬の速さから逃げおおせる事が出来なかった。
騎馬隊が通り過ぎた後には、渋滞を引き起こした功労者達は顔が背中側に向いていて、潰れた甲冑から内臓が飛びだし、顔がつぶれているやらの五人の姿があった。
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