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国興し
25 領地経営
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王女とマリーは、突然の思惑違い方向に進んでいく鹿島達の治世妄想に焦りだし、思惑違い方向へ向かいそうな雰囲気を、二人は食い止めようと一歩前に出て鹿島に詰め寄り、
「奴隷と農奴の解放は、無理があるのでは?」
「そうです。住民や貴族からの反発と、抵抗があるでしょう。」
「俺が統治するのであれば、奴隷と農奴がいない、自由な世界を創る。」
「自由な世界を創る?」
「祭りごとは、人民のために行い、秩序ある行動は自由であり、何者も人々を奴隷とすることはできない。
職業選択の自由。学ぶ自由。移動の自由。表現の自由。今思い出せるのは、こんなもんかな。一言で表すなら、個人の尊厳です。」
「結婚の自由は?」
「王女様!はしたない。」
「おうじょさま~?」
鹿島達みんなが驚いた。
「はい。隠していましたが、私はヒカリ.オハラ第一王女です。」
「ヒカリちゃん、もしかすると、同行を求めたのは、結婚が理由かしら?」
「いいえそんなこと、御座いません。ただ、ベランダでお会いした使徒様たちの、行動に興味を持っただけです。」
「そう?それでは、そういう事にしときましょう。」
王女とマリーは、奴隷と農奴の解放を阻止しようと目論んだが、うやむやになってしまった。
王女とマリー二人はたがいに見つめ合い、
「奴隷と農奴の解放など、困ったわね。」
「王侯貴族には、受け入れきれないでしょう。」
「すべての財源ですからね。でも、興味もあるわ。」
「何に対しての、興味ですか?」
「タロー様の発想と、結果にです。」
「タロー様の発想に、どの様な結末があるかと?」
「結末ではなくて、人心を掌握する事が出来て、その運用、、、かしら。」
「タロー様に期待したいと?」
「え、え、え、そんなことありません。」
「王女様?何を焦っています~?」
「べつに。」
王女は真っ赤な顔をして、遠くを見るようにマリーから目をそらすと、マリーも王女の見ている方向に目を流した。
「きれいな空ね。」と、マリーは独り言風につぶやいた。
元ナントン領主邸の庭に、招集された衛士兵が集まりだした。
「私の名は、タロー.カシマです。この度、空席となった元ナントン領を、私が治める事となった。奴隷兵士は、右側に、棒給者は左側へ集まって、全員その場に座り込んでほしい。」
「奴隷兵士だが、給金をもらっている者は?」
一人だけの手が上がると、
「あ、その方は、真ん中に。」
三十人の衛士兵はざわめきながら三つのグループに分かれたが、殆どが右側に集まり、左側には四名で、真ん中にはただ一人だけであった。
「君の名前と給料額を教えてくれ。」
と真ん中の位置にいる男に尋ねた。
「トニータ、給金は月払で、八銀貨です。」
鹿島は、左側を向き、
「同じ様に自己紹介してくれ。」
一際大柄な男が立ち上がり、
「エントツ、給金は月払で、大銀一貨と八銀貨です。」
「お~。」
「アチャパ、給金は月払で、大銀一貨と二銀貨です。」
「キヨビー、給金は月払で、大銀一貨と二銀貨です。」
「ヤスベー、給金は月払で、大銀二貨です。」
「え~?」と、ざわめきが起きた。
「ヤスベー殿の給金は、当方では支払いきれないので、この場から出て行ってくれ。」
「ちょっと待ってください。減給には応じます。」
「減給して、恨みを持つものを、雇いたくはありません。ウサレ!」
と、鹿島はハエを追い払うように右手を大きく横に振った。
ヤスベーが肩を落として立ち上がると、みんなは軽蔑顔して見ていた。
「ここで、重大発表をします。先ず、いい話からします。
奴隷兵士は解放して、自由人です。給金は大銀一貨幣とします。
トニータは大銀一貨と二銀貨です。」
「お~。話の分かるいい領主様だ。」
と右側から歓喜の声がした。
「次は悪い話をします。
私の手元には、びた一文有りませんので、しばらくの期間給金は払えませんが、収入貨幣が入ったなら、今月分から支払います。」
「もう直ぐ、月末ですので、各ギルドからの税収が、入ると思うのですが?」
「あ、それなら払える。税収に詳しいものはいるか?」
「税収は、すべて執事がやっていたので、金額はわかりません。」
「あ、それの大まかな金額なら、想像できます。」
と、衛士兵の後ろにいたマリーが叫んだ。
「有難う。あとで教えてくれ。」
「もうそろそろ、収穫時期です。」
「だが、農奴からの搾取はできないだろう。農奴たちは、解放するので、収穫は耕作者のものです。」
「え~。収穫した穀物すべて、耕作者のものなのですか?」
「当たり前だろう。売れたその一部には、税金をかけられるが、自分用しかない者からは、税を取り立て出来ないだろう。」
「え~。おかしいよ。収穫した穀物すべてが、統治者のものでしょう!」
と、マリーが叫んだ。
「犯罪奴隷以外は、みんな解放するのであれば、自力での生活基盤を手助けするのが政治だろう。」
「解放するだけでなく、生活基盤をととのえてくれると?」
「最後まで面倒を見るのが、俺の責任だ。」
右側グループがざわめきだしたがすぐに静かになると、奴隷兵士たち全員が片膝をついて、
「大精霊様の意思に応えて、お館様に、忠誠を誓います。」
真ん中の位置にいるトニータも片膝ついて、同じ文句で忠誠を誓った。
一際大柄な男エントツも片膝をついた。
「タロー.カシマ様は、面白い思想をお持ちだと感心しました。我妻も元農奴の娘でした。ここでお館様に忠誠を誓わないと、妻に嫌われてしまうでしょう。“お館様の想いを受け、大精霊様の意思に応えて、お館様に、忠誠を誓います”。」
アチャパとキヨビーも慌てざまに、エントツの後ろでひざまずき、同じ様に忠誠を誓った。
「あ~。その大精霊と、最上級精霊様もこの場にいます。」
と、鹿島がさらりと言った言葉に、意味を理解できないのか庭場に静寂が流れた。
鎮守様とサニーが鹿島の横に並ぶと、衛士兵の目は一斉に鎮守様に注目しつつ、つばを飲み込む音を隠す素振りさえしなかった。
鎮守様とサニーは微笑みながら、翅を広げて浮き上がった。
長い静寂が続き、皆はまばたきさえも忘れた様で、翅をはばたかせて飛翔している二人に見入っている。
「二人様共々、天上から来た美しさだ。」
と、王女が感動的な話をしだしたのに合わせて、歓喜声が庭中に響いた。
「癒しと、活性力増幅に、加護魔法。」
と鎮守様が手を払うと、黄金花吹雪が庭中に降り注いだ。
鹿島を除いて、全員が両ひざを地につけてお祈りしだした。
「大精霊様たちが、降臨した。」
王女は、これまでに途方もないお名前が次々と出たことで、「使徒様、最上級精霊様、大精霊、妖精。」と口の中で唱えながら、頭の整理をしだした。
「王女様。何をお考えでしょうか?」
「タロー様は、衛士兵の心を捕らえ、精霊様で縛ってしまった。」
「癒しと、回復に、加護魔法は、本物でしたか?」
「強力な魔力だったが、魔力以外にも、魔法とは異質な活性力も感じた。」
「活性力?」
「闘争心、いや、競争力?少し違う。何でもできる自信、、、?“やればできる”のような気持ちかしら?」
「では、われらの新しい仕事は、ギルドとの交渉と税の徴収だ。」
と、エントツが号令した。
「それと、奴隷となっている人たちの数と場所を調査しておいてほしい。」
「合点承知。お館様。」
とみんなが立ち上がると、
「あ、それから、奴隷になった理由も聞いておいてくれ。」
「合点承知。お館様。」と言って、足早に街の方へ向かっていった。
「あれが、何でもできると思う自信なの?」
「人のやる気スイッチを押せるなら、国をも興せるかも。」
王女とマリーは大精霊様から加護受けた衛士兵たちを、羨まし気に眺めていた。
「奴隷と農奴の解放は、無理があるのでは?」
「そうです。住民や貴族からの反発と、抵抗があるでしょう。」
「俺が統治するのであれば、奴隷と農奴がいない、自由な世界を創る。」
「自由な世界を創る?」
「祭りごとは、人民のために行い、秩序ある行動は自由であり、何者も人々を奴隷とすることはできない。
職業選択の自由。学ぶ自由。移動の自由。表現の自由。今思い出せるのは、こんなもんかな。一言で表すなら、個人の尊厳です。」
「結婚の自由は?」
「王女様!はしたない。」
「おうじょさま~?」
鹿島達みんなが驚いた。
「はい。隠していましたが、私はヒカリ.オハラ第一王女です。」
「ヒカリちゃん、もしかすると、同行を求めたのは、結婚が理由かしら?」
「いいえそんなこと、御座いません。ただ、ベランダでお会いした使徒様たちの、行動に興味を持っただけです。」
「そう?それでは、そういう事にしときましょう。」
王女とマリーは、奴隷と農奴の解放を阻止しようと目論んだが、うやむやになってしまった。
王女とマリー二人はたがいに見つめ合い、
「奴隷と農奴の解放など、困ったわね。」
「王侯貴族には、受け入れきれないでしょう。」
「すべての財源ですからね。でも、興味もあるわ。」
「何に対しての、興味ですか?」
「タロー様の発想と、結果にです。」
「タロー様の発想に、どの様な結末があるかと?」
「結末ではなくて、人心を掌握する事が出来て、その運用、、、かしら。」
「タロー様に期待したいと?」
「え、え、え、そんなことありません。」
「王女様?何を焦っています~?」
「べつに。」
王女は真っ赤な顔をして、遠くを見るようにマリーから目をそらすと、マリーも王女の見ている方向に目を流した。
「きれいな空ね。」と、マリーは独り言風につぶやいた。
元ナントン領主邸の庭に、招集された衛士兵が集まりだした。
「私の名は、タロー.カシマです。この度、空席となった元ナントン領を、私が治める事となった。奴隷兵士は、右側に、棒給者は左側へ集まって、全員その場に座り込んでほしい。」
「奴隷兵士だが、給金をもらっている者は?」
一人だけの手が上がると、
「あ、その方は、真ん中に。」
三十人の衛士兵はざわめきながら三つのグループに分かれたが、殆どが右側に集まり、左側には四名で、真ん中にはただ一人だけであった。
「君の名前と給料額を教えてくれ。」
と真ん中の位置にいる男に尋ねた。
「トニータ、給金は月払で、八銀貨です。」
鹿島は、左側を向き、
「同じ様に自己紹介してくれ。」
一際大柄な男が立ち上がり、
「エントツ、給金は月払で、大銀一貨と八銀貨です。」
「お~。」
「アチャパ、給金は月払で、大銀一貨と二銀貨です。」
「キヨビー、給金は月払で、大銀一貨と二銀貨です。」
「ヤスベー、給金は月払で、大銀二貨です。」
「え~?」と、ざわめきが起きた。
「ヤスベー殿の給金は、当方では支払いきれないので、この場から出て行ってくれ。」
「ちょっと待ってください。減給には応じます。」
「減給して、恨みを持つものを、雇いたくはありません。ウサレ!」
と、鹿島はハエを追い払うように右手を大きく横に振った。
ヤスベーが肩を落として立ち上がると、みんなは軽蔑顔して見ていた。
「ここで、重大発表をします。先ず、いい話からします。
奴隷兵士は解放して、自由人です。給金は大銀一貨幣とします。
トニータは大銀一貨と二銀貨です。」
「お~。話の分かるいい領主様だ。」
と右側から歓喜の声がした。
「次は悪い話をします。
私の手元には、びた一文有りませんので、しばらくの期間給金は払えませんが、収入貨幣が入ったなら、今月分から支払います。」
「もう直ぐ、月末ですので、各ギルドからの税収が、入ると思うのですが?」
「あ、それなら払える。税収に詳しいものはいるか?」
「税収は、すべて執事がやっていたので、金額はわかりません。」
「あ、それの大まかな金額なら、想像できます。」
と、衛士兵の後ろにいたマリーが叫んだ。
「有難う。あとで教えてくれ。」
「もうそろそろ、収穫時期です。」
「だが、農奴からの搾取はできないだろう。農奴たちは、解放するので、収穫は耕作者のものです。」
「え~。収穫した穀物すべて、耕作者のものなのですか?」
「当たり前だろう。売れたその一部には、税金をかけられるが、自分用しかない者からは、税を取り立て出来ないだろう。」
「え~。おかしいよ。収穫した穀物すべてが、統治者のものでしょう!」
と、マリーが叫んだ。
「犯罪奴隷以外は、みんな解放するのであれば、自力での生活基盤を手助けするのが政治だろう。」
「解放するだけでなく、生活基盤をととのえてくれると?」
「最後まで面倒を見るのが、俺の責任だ。」
右側グループがざわめきだしたがすぐに静かになると、奴隷兵士たち全員が片膝をついて、
「大精霊様の意思に応えて、お館様に、忠誠を誓います。」
真ん中の位置にいるトニータも片膝ついて、同じ文句で忠誠を誓った。
一際大柄な男エントツも片膝をついた。
「タロー.カシマ様は、面白い思想をお持ちだと感心しました。我妻も元農奴の娘でした。ここでお館様に忠誠を誓わないと、妻に嫌われてしまうでしょう。“お館様の想いを受け、大精霊様の意思に応えて、お館様に、忠誠を誓います”。」
アチャパとキヨビーも慌てざまに、エントツの後ろでひざまずき、同じ様に忠誠を誓った。
「あ~。その大精霊と、最上級精霊様もこの場にいます。」
と、鹿島がさらりと言った言葉に、意味を理解できないのか庭場に静寂が流れた。
鎮守様とサニーが鹿島の横に並ぶと、衛士兵の目は一斉に鎮守様に注目しつつ、つばを飲み込む音を隠す素振りさえしなかった。
鎮守様とサニーは微笑みながら、翅を広げて浮き上がった。
長い静寂が続き、皆はまばたきさえも忘れた様で、翅をはばたかせて飛翔している二人に見入っている。
「二人様共々、天上から来た美しさだ。」
と、王女が感動的な話をしだしたのに合わせて、歓喜声が庭中に響いた。
「癒しと、活性力増幅に、加護魔法。」
と鎮守様が手を払うと、黄金花吹雪が庭中に降り注いだ。
鹿島を除いて、全員が両ひざを地につけてお祈りしだした。
「大精霊様たちが、降臨した。」
王女は、これまでに途方もないお名前が次々と出たことで、「使徒様、最上級精霊様、大精霊、妖精。」と口の中で唱えながら、頭の整理をしだした。
「王女様。何をお考えでしょうか?」
「タロー様は、衛士兵の心を捕らえ、精霊様で縛ってしまった。」
「癒しと、回復に、加護魔法は、本物でしたか?」
「強力な魔力だったが、魔力以外にも、魔法とは異質な活性力も感じた。」
「活性力?」
「闘争心、いや、競争力?少し違う。何でもできる自信、、、?“やればできる”のような気持ちかしら?」
「では、われらの新しい仕事は、ギルドとの交渉と税の徴収だ。」
と、エントツが号令した。
「それと、奴隷となっている人たちの数と場所を調査しておいてほしい。」
「合点承知。お館様。」
とみんなが立ち上がると、
「あ、それから、奴隷になった理由も聞いておいてくれ。」
「合点承知。お館様。」と言って、足早に街の方へ向かっていった。
「あれが、何でもできると思う自信なの?」
「人のやる気スイッチを押せるなら、国をも興せるかも。」
王女とマリーは大精霊様から加護受けた衛士兵たちを、羨まし気に眺めていた。
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