80 / 80
第八章 大魔王スルト襲来! オリジナル対レプリカ!
第81話 最終話 ポンコツ錬金術師、最強の魔剣として生きる
しおりを挟む 魔王国の田舎で生活を始めた俺たちは朝ご飯(正しくは夜ご飯)を食べながら今後の話をしていた。
「リフォームに必要な工具が欲しい」
「工具?」
「それはなんですの?」
ぽかんとするギンコの膝の上でウルルが小さく鳴いた。
「人族が使う道具や」
ダークエルフ族のツリーハウス作りには工具を必要としないらしい。
九尾族には家という概念がないらしく、こちらも工具からは程遠い生活を送っていたことになる。
「ドワーフ族がいるなら話を聞いてみたいし、デスクックの爪とか牙とかも売れるなら金に換えたい」
「旦那様は人族のようなことを言うんやね」
確かに、今の発言は迂闊すぎたかもしれない。
「デスクックの爪や牙なんて価値はあるのでしょうか。食べられない箇所は全部ゴミです。トーヤが玄関に飾っている鶏冠もゴミです」
気持ちいいまでの割り切り方。さすがは闇の眷属。
「価値観はそれぞれやから。ただのゴミが金になったらお得やん?」
「どっちにしても私は人族の国には行けませんよ。憎き太陽が落ちない限りは」
「ギンコは?」
「妾は旦那様が行く場所にならどこへでもついていきます。どこぞの耳とがりとは違いますから」
「尻尾割れてるくせに偉そうに」
「あら? 嫉妬なんて醜いですわよ。いくら旦那様にモフモフされないからって」
「残念でした。トーヤは九尾族のときは必ずモフモフの自給自足をしますから。ダークエルフ族のとき以外、あなたの尻尾は用無しです」
今日もバチバチにやり合っている二人。
ウルルは危険を察知してか、早々に俺の膝の上に避難してきた。
「そんなことないよな、ウルル。お前の毛並みもモフモフするもんな」
「ウル~ッ」
圧倒的癒やし!
急成長具合にはビビるけど、この子を育てて良かったと思える至福の瞬間である。
「で、ギンコは一緒に行くってことでええんやな? じゃあ、クスィーちゃんはウルルとお留守番しててや」
「仕方ありませんね」
いつもギンコに突っかかっているクスィーちゃんにしては珍しい。
よっぽど太陽が嫌いらしい。
そんなこんなで陽が昇り、クスィーちゃんとウルフが寝床に入ったタイミングで人族の町へと出発した。
ちなみに俺とギンコはしっかり夜に寝ている。
背中のリュックにはデスクックの素材の他にも過去に狩ったブラックウルフの素材も入れてきた。
さすが国境付近とあって、すぐに人族側の検問所が見えてきた。
「どう見ても人間には見えへんよな」
自分の尻尾を見てつぶやくと、「簡単です」とギンコがパチンっと指を鳴らした。
別段、変化はない。
ギンコ曰く、これで他者からは姿が見えなくなったらしい。
ホンマかよ――
と、疑っていたがすぐに謝罪することになった。
おそるおそる息を潜めて進み、人族の兵士の前を通り過ぎる。
彼らは何事もないように俺たちをスルーして、「異常なし!」と指さし確認を行った。
「これ何の魔法?」
ギンコが無言で首を振る。
喋ると効果が消滅する系だと察して黙って歩いた。
「ぷはっ。幻惑魔法の一種です。子供騙しやね」
息を止めていたことで頬を上気させたギンコが教えてくれた。
俺、そんな魔法使えないんやけど……。
「あと、もう一つ」
またギンコが指を鳴らすと、俺の尻尾とギンコのキツネ耳と尻尾が消えた。
「うおぉ!」
「これも子供騙しです」
これなら誰が見ても人族だ。
大阪弁を喋る糸目のにぃちゃんと、はんなり京都弁を喋るキツネ目のねぇちゃんにしか絶対に見えない。
近くを流れていた川の水面に映る自分の顔を見て感動した俺は、意気揚々と検問所を越えて一番近くの街に向かって歩き出した。
到着すると、あまりの人の多さに驚いた。
街を行くほぼ全員が武装していて、大剣や斧なんかを担いでいる。
大通りの両サイドには露店が並び、活気ある街だった。
「着いたはいいけど、どこに行けばええんや」
人間のくせに人間社会についての知識がない俺と、そもそも人間ですらないギンコの組み合わせで出向いたのは無謀だったかもしれない。
こういう時は――
「すんませーん! 道案内してくれる店ってどこですかー?」
「あんた見ない顔だな。冒険者にしては軽装だし、商人か?」
「そんな感じです」
「それならギルドに行くといい。素材の売却もしてくれるし、街のことは何でも教えてくれる」
「ありがとうございます」
普段はコミュ障全開やけど、二度と会わないと分かっている人には遠慮なく話しかけられる。
ずっと町中をウロウロするのは御免やでな。
早速、ギルドというファンタジー感満載の店に向かうと受付では綺麗な女性が笑顔を振り撒いていた。
「初めてなんですけど」
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょう」
「素材の売却と聞きたいことがいくつかあって」
「かしこまりました。まずは素材を拝見させていただきますね」
リュックに詰めていたデスクックの爪、牙、羽根、鶏冠をカウンターに取り出す。
「……………………」
さっきまでニコニコしていたお姉さんが顔を引き攣らせて、奥へと引っ込んだ。
すぐにカウンターの奥から厳つい男が出てきて、何度も素材と俺たちを見比べて重い口を開いた。
「待ってろ」
続いて、華奢な男がやってきて、デスクックの素材を入念にチェックしていく。
目の周りに魔法陣が描かれているから、何かしらのスキルか魔法を使っているらしい。
「デスクックだ」
やがて、ため息のついでのようにつぶやいた。
「鑑定士が言うなら信じるしかねぇ。あんたがこいつを討伐したのか? どこのギルドからの依頼だ?」
ツレが倒した、と言いそうになる口を噤んで頷く。
疑われたらますます厄介だと判断して、俺の手柄にしてしまった。
ごめん、クスィーちゃん。
「金貨千枚を出す。構わないか?」
ギルド内にいた武装している連中がどよめいた。
この金額が高いのか、安いのか分からないから、俺は出された金貨をすぐに仕舞ってお姉さんに向き直った。
「ものづくりに精通している人に会いたいんやけど、この街にいますか?」
「はい。メインストリートから左の路地にドワーフ族が営む店がございます」
「ドワーフ! ありがとうございます」
あの厳ついおっさんの目と、周囲の目が怖すぎてお礼を言ってギルドを飛び出した。
「デスクックってレアモンスターなんか?」
「知りませんわ、そんなこと。今の耳とがりに狩られるくらいですから、きっと弱小に決まっています」
相変わらず、クスィーちゃんには手厳しい。
でも、今のってことは、それなりに彼女のことを認めているのだろう。
見知らぬ土地でひったくりや置き引きに注意するのは海外旅行の基本。
俺はリュックを抱きかかえながら、目的地へと向かって絶句した。
「リフォームに必要な工具が欲しい」
「工具?」
「それはなんですの?」
ぽかんとするギンコの膝の上でウルルが小さく鳴いた。
「人族が使う道具や」
ダークエルフ族のツリーハウス作りには工具を必要としないらしい。
九尾族には家という概念がないらしく、こちらも工具からは程遠い生活を送っていたことになる。
「ドワーフ族がいるなら話を聞いてみたいし、デスクックの爪とか牙とかも売れるなら金に換えたい」
「旦那様は人族のようなことを言うんやね」
確かに、今の発言は迂闊すぎたかもしれない。
「デスクックの爪や牙なんて価値はあるのでしょうか。食べられない箇所は全部ゴミです。トーヤが玄関に飾っている鶏冠もゴミです」
気持ちいいまでの割り切り方。さすがは闇の眷属。
「価値観はそれぞれやから。ただのゴミが金になったらお得やん?」
「どっちにしても私は人族の国には行けませんよ。憎き太陽が落ちない限りは」
「ギンコは?」
「妾は旦那様が行く場所にならどこへでもついていきます。どこぞの耳とがりとは違いますから」
「尻尾割れてるくせに偉そうに」
「あら? 嫉妬なんて醜いですわよ。いくら旦那様にモフモフされないからって」
「残念でした。トーヤは九尾族のときは必ずモフモフの自給自足をしますから。ダークエルフ族のとき以外、あなたの尻尾は用無しです」
今日もバチバチにやり合っている二人。
ウルルは危険を察知してか、早々に俺の膝の上に避難してきた。
「そんなことないよな、ウルル。お前の毛並みもモフモフするもんな」
「ウル~ッ」
圧倒的癒やし!
急成長具合にはビビるけど、この子を育てて良かったと思える至福の瞬間である。
「で、ギンコは一緒に行くってことでええんやな? じゃあ、クスィーちゃんはウルルとお留守番しててや」
「仕方ありませんね」
いつもギンコに突っかかっているクスィーちゃんにしては珍しい。
よっぽど太陽が嫌いらしい。
そんなこんなで陽が昇り、クスィーちゃんとウルフが寝床に入ったタイミングで人族の町へと出発した。
ちなみに俺とギンコはしっかり夜に寝ている。
背中のリュックにはデスクックの素材の他にも過去に狩ったブラックウルフの素材も入れてきた。
さすが国境付近とあって、すぐに人族側の検問所が見えてきた。
「どう見ても人間には見えへんよな」
自分の尻尾を見てつぶやくと、「簡単です」とギンコがパチンっと指を鳴らした。
別段、変化はない。
ギンコ曰く、これで他者からは姿が見えなくなったらしい。
ホンマかよ――
と、疑っていたがすぐに謝罪することになった。
おそるおそる息を潜めて進み、人族の兵士の前を通り過ぎる。
彼らは何事もないように俺たちをスルーして、「異常なし!」と指さし確認を行った。
「これ何の魔法?」
ギンコが無言で首を振る。
喋ると効果が消滅する系だと察して黙って歩いた。
「ぷはっ。幻惑魔法の一種です。子供騙しやね」
息を止めていたことで頬を上気させたギンコが教えてくれた。
俺、そんな魔法使えないんやけど……。
「あと、もう一つ」
またギンコが指を鳴らすと、俺の尻尾とギンコのキツネ耳と尻尾が消えた。
「うおぉ!」
「これも子供騙しです」
これなら誰が見ても人族だ。
大阪弁を喋る糸目のにぃちゃんと、はんなり京都弁を喋るキツネ目のねぇちゃんにしか絶対に見えない。
近くを流れていた川の水面に映る自分の顔を見て感動した俺は、意気揚々と検問所を越えて一番近くの街に向かって歩き出した。
到着すると、あまりの人の多さに驚いた。
街を行くほぼ全員が武装していて、大剣や斧なんかを担いでいる。
大通りの両サイドには露店が並び、活気ある街だった。
「着いたはいいけど、どこに行けばええんや」
人間のくせに人間社会についての知識がない俺と、そもそも人間ですらないギンコの組み合わせで出向いたのは無謀だったかもしれない。
こういう時は――
「すんませーん! 道案内してくれる店ってどこですかー?」
「あんた見ない顔だな。冒険者にしては軽装だし、商人か?」
「そんな感じです」
「それならギルドに行くといい。素材の売却もしてくれるし、街のことは何でも教えてくれる」
「ありがとうございます」
普段はコミュ障全開やけど、二度と会わないと分かっている人には遠慮なく話しかけられる。
ずっと町中をウロウロするのは御免やでな。
早速、ギルドというファンタジー感満載の店に向かうと受付では綺麗な女性が笑顔を振り撒いていた。
「初めてなんですけど」
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょう」
「素材の売却と聞きたいことがいくつかあって」
「かしこまりました。まずは素材を拝見させていただきますね」
リュックに詰めていたデスクックの爪、牙、羽根、鶏冠をカウンターに取り出す。
「……………………」
さっきまでニコニコしていたお姉さんが顔を引き攣らせて、奥へと引っ込んだ。
すぐにカウンターの奥から厳つい男が出てきて、何度も素材と俺たちを見比べて重い口を開いた。
「待ってろ」
続いて、華奢な男がやってきて、デスクックの素材を入念にチェックしていく。
目の周りに魔法陣が描かれているから、何かしらのスキルか魔法を使っているらしい。
「デスクックだ」
やがて、ため息のついでのようにつぶやいた。
「鑑定士が言うなら信じるしかねぇ。あんたがこいつを討伐したのか? どこのギルドからの依頼だ?」
ツレが倒した、と言いそうになる口を噤んで頷く。
疑われたらますます厄介だと判断して、俺の手柄にしてしまった。
ごめん、クスィーちゃん。
「金貨千枚を出す。構わないか?」
ギルド内にいた武装している連中がどよめいた。
この金額が高いのか、安いのか分からないから、俺は出された金貨をすぐに仕舞ってお姉さんに向き直った。
「ものづくりに精通している人に会いたいんやけど、この街にいますか?」
「はい。メインストリートから左の路地にドワーフ族が営む店がございます」
「ドワーフ! ありがとうございます」
あの厳ついおっさんの目と、周囲の目が怖すぎてお礼を言ってギルドを飛び出した。
「デスクックってレアモンスターなんか?」
「知りませんわ、そんなこと。今の耳とがりに狩られるくらいですから、きっと弱小に決まっています」
相変わらず、クスィーちゃんには手厳しい。
でも、今のってことは、それなりに彼女のことを認めているのだろう。
見知らぬ土地でひったくりや置き引きに注意するのは海外旅行の基本。
俺はリュックを抱きかかえながら、目的地へと向かって絶句した。
41
お気に入りに追加
427
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(16件)
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
第9話 卒業が始まった → 卒業式が始まった では?
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
42 ドワーフ爺
覚えてないのか(2発目)
青年期まで生きてて仕えてた(もう大きくなってる)とかじゃないなら、2発目は「思い出されましたか!」系統なんじゃないかな。
どうしてもボケさせたいなら親の名前で呼んでくるとかじゃないと。
王子はしょうきにもどった!
ありがとうございます。
ドワーフジジイの父親と見間違えるってのは、いいですね。
そっち路線で行きます。
勇者の末裔?
勇者の父親だと思うが。
彼の亡くなったと思われた息子が生きていて勇者になったということか。
人格者で指揮官の実力もあって剣士としての実力も高い。
頑迷でなく、状況に応じて行動を変えられる。
これなら勇者の父親と言っても信じられるな。
ご指摘ありがとうございます。
父親でした。失礼しました。
勇者の末裔を出すより、勇者の父親をアンデッドとして出すアイデアを考えつきました。
修正済みです。