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第六章 敵はレーヴァテイン!? 魔女イザボーラの居城を叩け!
第51話 番犬 キメラ
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エントランスに入る。
内部は、普通に貴族のお屋敷みたいだ。
しかし、明かりがついていない。薄ぼんやりとしか、周囲が伺えなかった。
『暗いね。キャル』
「うん」
わたしは天井に向けて、照明用の火球を飛ばす。
シャンデリアに、火が灯った。
「像ばっかり」
四本脚の魔物や、ヨロイを着た兵士の像が、こちらを囲んでいる。
エントランスの広さも、ダンスホールってレベルじゃない。闘技場みたいな広さがある。
明らかに、館の外観とは不釣り合いだ。
「屋敷全体を、異界化している。元はただの洋館。しかしその実態は、凶悪な実験場」
ヤトが釣り竿で地面を叩き、屋敷の内部を調査する。
根城をダンジョン化し、人を寄せ付けないようにしているらしい。
「よーく、ここまで来たわね。褒めてあげるわ」
踊り場に、魔女イザボーラが姿を表した。
ロングヘアの銀髪を、丸くまとめている。
顔に薄手のヴェールを被っているため、顔はよく見えない。
しかし、かなり年老いているのはわかった。
エルフは長寿ときくが、イザボーラはかなり高齢の老婆に見える。
肌はきれいなものの、身体は枯れ枝のように貧相だ。
『魔剣に、生気を吸われているんだね。あのヤロウ、かなり極悪な剣を拾ったみたいだよ』
レベッカちゃんが、魔剣があることを探知した。
「魔剣の存在が、わかるの?」
『わかるさ。隠されてはいるが、ビリビリって伝わってくるよ』
手には持っていないが、どこかにあるはずだとのこと。
「絶大なパワーを手に入れた代わりに、身体は崩れかけている」
ヤトの分析だと、もう長くはないだろうとのこと。
魔剣にムリヤリ、生かされているだけらしい。
「悪いことは言わないでヤンスよ。魔剣を手放したほうがいいでヤンス」
「なにをバカな。あんな凄まじいパワーをくれる魔剣を、そうそう手放せるもんですか!」
リンタローの説得も、イザボーラには届かない。
「そのせいで命を失っては、元も子もないでヤンスよ」
「くだらない。最強のためなら、死んでも構わないわ」
イザボーラは、紫色の魔力を手から放つ、魔物の像たちに、自身の魔力を注いだ。
像だったモンスターたちが、動き出す。
「目障りな侵入者を、食ってしまいなさい」
イザボーラは、奥へと引っ込んでいく。
「自分の身体さえ実験道具にしているやつに、説得はムダ。倒すしかない」
「しょうがないでヤンスね。ヤト。派手に参るでヤンス」
リンタローが着物を脱いで、身軽になった。着物を変形させ、鉄扇を装備する。
「【絶風陣】!」
風魔法で、リンタローが竜巻を起こす。
だが兵士は、リンタローの魔法を盾で簡単に弾いた。
「おお、あれは、グミスリル鋼でヤンス!」
敵が、ランスで突き攻撃をしてくる。
リンタローが、鉄扇で相手の攻めを受け流した。
「敵にすると、厄介でヤンス」
「ならこの新しい五番を、試しますわ」
クレアさんが、トートに五番を用意させた。棍棒を囲んでいる歯車に、魔力を込める。
歯車が、回転を始めた。
クレアさんが、兵士に棍棒を叩き込む。
当然、兵士は盾で防いだ。
「愚行ですわ」
回転する棍棒は、盾を腕ごと巻き込んでいった。
兵士が、回転棍棒に吸い込まれていく。
魔法攻撃を受け付けなかったグミスリルの兵士を、クレアさんは回転する棍棒で粉々にする。
「なんて、凶器なんでヤンスか」
「狂人相手には、これでも優しいくらいですわ」
クレアさんはもう二、三体の兵士を、破壊した。
残りの兵士たちが、四本脚の魔物に取り付いた。
ただの大きなヤギらしき魔物が、巨大なキメラへと変わる。
胴体に獅子の頭が生えて、尻尾がヘビに。翼まで生えた。
キメラが、空を飛ぶ。獅子の口から、火炎弾を撃ってきた。
「おっと! 【風の壁】でヤンス」
鉄扇をブンブンと振り回し、リンタローが風で障壁を作る。
「任せてよ!」
わたしも【第三の腕】を操作して、火球を防ぐ。
「【アイスジャベリン】」
釣り竿を振り回し、ヤトが釣り針から氷のヤリを無数に放った。
炎には、氷とばかりに。
リンタローの風の力も借りて、連射速度もアップさせた。
だがその攻撃も、グミスリルに包んだ肉体には通じない。
「面倒」
「我に任せよ」
防御で動けないわたしの代わりに、フルーレンツさんが飛び出した。
グミスリル鋼で作られた剣を、空中のキメラに打ち込む。
翼を切られたキメラが、落ちてくる。
着地はしたが……。
『そこはもう、地獄の一丁目さね!』
レベッカちゃんが、既にダメージ床を形成していた。
マグマのようなダメージ床に落ちてキメラがもがき苦しむ。
こちらへ火球を打ち出しても、地面で燃え盛る黒い炎に阻まれた。
【原始の炎】による攻撃は、頑強なグミスリル鋼さえ通す。
「どえらく、成長したでヤンスね。キャル殿」
「レベッカちゃんが、アビスジェイドを食べたせいかな? めちゃレベルアップして、変身しても燃料切れにならなくなったんだよね」
これでいつでも、レベッカちゃんと入れ替わりが可能だ。
魔力消費に、気をもむ必要もない。
燃費が悪い【原始の炎】は、本来持続ダメージを与える魔法には使いづらい。
ヤトもあまり積極的には、【原始】の力を使っていなかった。
純粋な魔法使いであるヤトでさえ、原始シリーズの魔力消費はキツい。
しかし、レベッカちゃんは【アビスジェイド】を大量に食っている。
そのため、最大魔力量が尋常ではない。
キメラがドロドロになるまで、ダメージ床は存在し続けている。
結局最後まで黒い炎の床から脱出できず、キメラは生命活動を停止。粉々に砕け散った。
ドロップしたグミスリル鋼を手にとって、二階へ上がる。
「また、レベッカやキャルが化け物になりつつあるでヤンス」
「化け物というか、バカ。でも、こんなことなら私もアビスジェイドを妖刀に食わせればよかった」
リンタローとヤトから、辛辣な褒め言葉をいただく。
『やめときな。妖刀が腹を壊すだけだよ。こんな芸当、後先考えてないアタシ様だからこそやれるのさ』
「そうそう。化け物は、レベッカちゃんだけで充分だよお」
『なにを言ってるんだい。そもそもアタシ様を導いているのは、キャル。アンタなんだからね』
「えー。責任転嫁しないでよー」
談笑しながら、長い廊下を進む。
「私が恐れているのは、魔剣レベッカにすべてを委ねているのに、あなたが正気を保っていること」
ヤトが、核心をついたような言い方をする。
「それは、わたしも思ってるんだよねえ」
これまでかなりの頻度で、魔剣に依存してきたんだ。今頃、魔剣に命を乗っ取られてもおかしくはない。
だがレベッカちゃんは、わたしに取って代わろうとまではしない。
『アタシ様自身、自分が何者かわからなくなってきてね。キャルと二人三脚している方が、アタシ様も正気でいられるのさ。キャルの世話になる方が、色々と便利だと分かってきたからね』
「もうなんか、友だち感覚なんだよね。二人で一人って方が、自然っていうか」
魔剣とこんな関係になるなんて、夢にも思っていなかったけどね。
「それにしても、静かですわ」
クレアさんが、歩きながらつぶやいた。
番犬を退治してから、敵が出てこない。
あの勢力だけで、勝てると思っていたのだろう。
魔物を一切、配置していなかった。
「キャルさん、見えてきましたわ」
クレアさんが、ひときわ豪華な扉を発見する。
ドアを開くと、広い場所に出てきた。
部屋の奥に、魔剣が飾られている。
「なんとも、骨ばっていて禍々しいでヤンスね」
「変わった形だね。剣の先に、剣先が装着されているよ」
剣の上に、小さいナイフの刃先を取り付けたような感じに見えた。
「きっと、魔剣の魔力を触らないように、別の剣で補強したんでヤンスよ」
魔剣の先が、オレンジ色に輝く。
レベッカちゃんに反応するかのように。
『あれは、レーヴァテイン!』
内部は、普通に貴族のお屋敷みたいだ。
しかし、明かりがついていない。薄ぼんやりとしか、周囲が伺えなかった。
『暗いね。キャル』
「うん」
わたしは天井に向けて、照明用の火球を飛ばす。
シャンデリアに、火が灯った。
「像ばっかり」
四本脚の魔物や、ヨロイを着た兵士の像が、こちらを囲んでいる。
エントランスの広さも、ダンスホールってレベルじゃない。闘技場みたいな広さがある。
明らかに、館の外観とは不釣り合いだ。
「屋敷全体を、異界化している。元はただの洋館。しかしその実態は、凶悪な実験場」
ヤトが釣り竿で地面を叩き、屋敷の内部を調査する。
根城をダンジョン化し、人を寄せ付けないようにしているらしい。
「よーく、ここまで来たわね。褒めてあげるわ」
踊り場に、魔女イザボーラが姿を表した。
ロングヘアの銀髪を、丸くまとめている。
顔に薄手のヴェールを被っているため、顔はよく見えない。
しかし、かなり年老いているのはわかった。
エルフは長寿ときくが、イザボーラはかなり高齢の老婆に見える。
肌はきれいなものの、身体は枯れ枝のように貧相だ。
『魔剣に、生気を吸われているんだね。あのヤロウ、かなり極悪な剣を拾ったみたいだよ』
レベッカちゃんが、魔剣があることを探知した。
「魔剣の存在が、わかるの?」
『わかるさ。隠されてはいるが、ビリビリって伝わってくるよ』
手には持っていないが、どこかにあるはずだとのこと。
「絶大なパワーを手に入れた代わりに、身体は崩れかけている」
ヤトの分析だと、もう長くはないだろうとのこと。
魔剣にムリヤリ、生かされているだけらしい。
「悪いことは言わないでヤンスよ。魔剣を手放したほうがいいでヤンス」
「なにをバカな。あんな凄まじいパワーをくれる魔剣を、そうそう手放せるもんですか!」
リンタローの説得も、イザボーラには届かない。
「そのせいで命を失っては、元も子もないでヤンスよ」
「くだらない。最強のためなら、死んでも構わないわ」
イザボーラは、紫色の魔力を手から放つ、魔物の像たちに、自身の魔力を注いだ。
像だったモンスターたちが、動き出す。
「目障りな侵入者を、食ってしまいなさい」
イザボーラは、奥へと引っ込んでいく。
「自分の身体さえ実験道具にしているやつに、説得はムダ。倒すしかない」
「しょうがないでヤンスね。ヤト。派手に参るでヤンス」
リンタローが着物を脱いで、身軽になった。着物を変形させ、鉄扇を装備する。
「【絶風陣】!」
風魔法で、リンタローが竜巻を起こす。
だが兵士は、リンタローの魔法を盾で簡単に弾いた。
「おお、あれは、グミスリル鋼でヤンス!」
敵が、ランスで突き攻撃をしてくる。
リンタローが、鉄扇で相手の攻めを受け流した。
「敵にすると、厄介でヤンス」
「ならこの新しい五番を、試しますわ」
クレアさんが、トートに五番を用意させた。棍棒を囲んでいる歯車に、魔力を込める。
歯車が、回転を始めた。
クレアさんが、兵士に棍棒を叩き込む。
当然、兵士は盾で防いだ。
「愚行ですわ」
回転する棍棒は、盾を腕ごと巻き込んでいった。
兵士が、回転棍棒に吸い込まれていく。
魔法攻撃を受け付けなかったグミスリルの兵士を、クレアさんは回転する棍棒で粉々にする。
「なんて、凶器なんでヤンスか」
「狂人相手には、これでも優しいくらいですわ」
クレアさんはもう二、三体の兵士を、破壊した。
残りの兵士たちが、四本脚の魔物に取り付いた。
ただの大きなヤギらしき魔物が、巨大なキメラへと変わる。
胴体に獅子の頭が生えて、尻尾がヘビに。翼まで生えた。
キメラが、空を飛ぶ。獅子の口から、火炎弾を撃ってきた。
「おっと! 【風の壁】でヤンス」
鉄扇をブンブンと振り回し、リンタローが風で障壁を作る。
「任せてよ!」
わたしも【第三の腕】を操作して、火球を防ぐ。
「【アイスジャベリン】」
釣り竿を振り回し、ヤトが釣り針から氷のヤリを無数に放った。
炎には、氷とばかりに。
リンタローの風の力も借りて、連射速度もアップさせた。
だがその攻撃も、グミスリルに包んだ肉体には通じない。
「面倒」
「我に任せよ」
防御で動けないわたしの代わりに、フルーレンツさんが飛び出した。
グミスリル鋼で作られた剣を、空中のキメラに打ち込む。
翼を切られたキメラが、落ちてくる。
着地はしたが……。
『そこはもう、地獄の一丁目さね!』
レベッカちゃんが、既にダメージ床を形成していた。
マグマのようなダメージ床に落ちてキメラがもがき苦しむ。
こちらへ火球を打ち出しても、地面で燃え盛る黒い炎に阻まれた。
【原始の炎】による攻撃は、頑強なグミスリル鋼さえ通す。
「どえらく、成長したでヤンスね。キャル殿」
「レベッカちゃんが、アビスジェイドを食べたせいかな? めちゃレベルアップして、変身しても燃料切れにならなくなったんだよね」
これでいつでも、レベッカちゃんと入れ替わりが可能だ。
魔力消費に、気をもむ必要もない。
燃費が悪い【原始の炎】は、本来持続ダメージを与える魔法には使いづらい。
ヤトもあまり積極的には、【原始】の力を使っていなかった。
純粋な魔法使いであるヤトでさえ、原始シリーズの魔力消費はキツい。
しかし、レベッカちゃんは【アビスジェイド】を大量に食っている。
そのため、最大魔力量が尋常ではない。
キメラがドロドロになるまで、ダメージ床は存在し続けている。
結局最後まで黒い炎の床から脱出できず、キメラは生命活動を停止。粉々に砕け散った。
ドロップしたグミスリル鋼を手にとって、二階へ上がる。
「また、レベッカやキャルが化け物になりつつあるでヤンス」
「化け物というか、バカ。でも、こんなことなら私もアビスジェイドを妖刀に食わせればよかった」
リンタローとヤトから、辛辣な褒め言葉をいただく。
『やめときな。妖刀が腹を壊すだけだよ。こんな芸当、後先考えてないアタシ様だからこそやれるのさ』
「そうそう。化け物は、レベッカちゃんだけで充分だよお」
『なにを言ってるんだい。そもそもアタシ様を導いているのは、キャル。アンタなんだからね』
「えー。責任転嫁しないでよー」
談笑しながら、長い廊下を進む。
「私が恐れているのは、魔剣レベッカにすべてを委ねているのに、あなたが正気を保っていること」
ヤトが、核心をついたような言い方をする。
「それは、わたしも思ってるんだよねえ」
これまでかなりの頻度で、魔剣に依存してきたんだ。今頃、魔剣に命を乗っ取られてもおかしくはない。
だがレベッカちゃんは、わたしに取って代わろうとまではしない。
『アタシ様自身、自分が何者かわからなくなってきてね。キャルと二人三脚している方が、アタシ様も正気でいられるのさ。キャルの世話になる方が、色々と便利だと分かってきたからね』
「もうなんか、友だち感覚なんだよね。二人で一人って方が、自然っていうか」
魔剣とこんな関係になるなんて、夢にも思っていなかったけどね。
「それにしても、静かですわ」
クレアさんが、歩きながらつぶやいた。
番犬を退治してから、敵が出てこない。
あの勢力だけで、勝てると思っていたのだろう。
魔物を一切、配置していなかった。
「キャルさん、見えてきましたわ」
クレアさんが、ひときわ豪華な扉を発見する。
ドアを開くと、広い場所に出てきた。
部屋の奥に、魔剣が飾られている。
「なんとも、骨ばっていて禍々しいでヤンスね」
「変わった形だね。剣の先に、剣先が装着されているよ」
剣の上に、小さいナイフの刃先を取り付けたような感じに見えた。
「きっと、魔剣の魔力を触らないように、別の剣で補強したんでヤンスよ」
魔剣の先が、オレンジ色に輝く。
レベッカちゃんに反応するかのように。
『あれは、レーヴァテイン!』
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