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第六章 敵はレーヴァテイン!? 魔女イザボーラの居城を叩け!
第50話 トンネルを抜けて
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コーラッセンの街が、ある程度まで復旧した。
といっても、ちょっとしたバザーテントが大量にできているだけだが。
それでもこの間まで、廃墟だった街である。
今では商人たちのおかげで、活気が溢れていた。
ミスリル銀製のアイテムなどは、こちらでも売買している。
コーラッセンとグミスリル鉱山は、ツヴァンツィガーを挟まない位置にあった。
ツヴァンツィガーによる独占なんて、発生しない。
魔女イザボーラの手が入らなくなったことで、国家間によるミスリル争奪の緊張は解けた。
グミスリルはツヴァンツィガーというか、フルーレンツさんが独占してしまっている。だが手に入れたところで、どの国でも加工が難しい。結局、ヘルムースさんらドワーフの手に委ねられるのである。
「そうじゃ。キャルよ、お前さんのヨロイもできあがったぞい。渡し忘れとった」
「ありがと……う」
ヘルムースさんの作ったアーマーを見て、わたしは絶句した。
相変わらずの、メイドビキニアーマーとは。
このヨロイの存在は、忘れていたかったよ。
「あんたもヘンタイかいっ。っての」
「違うわい! ワシはオーダー通りに作ってやっただけぞい」
「オーダーって?」
ヘルムースさんは親指で、クレアさんを指し示す。
ああ。あの人の依頼なら、断れないよね。
しかも、アーマーの完成度といったら。
やはりというか、当然というか。わたしが錬成するより、強度がアップしている。
さらに、外れにくいというスグレモノ。
なのに、布面積はわたしの手製よりやや小さめというね。
職人芸だよ。
「このこだわりは、やっぱりヘンタイじゃないと」
「違うっちゅうんじゃっ。ワシはヨメ一筋じゃて!」
でも、気合の入り方が違うんだけどなあ。
「それはそうと! ツヴァンツィガーの兵隊が、イザボーラの棲む洞窟に突撃したそうじゃ」
複数の冒険者とともに、ツヴァンツィガーが攻め込んだという。
「結果は?」
「各フロアのガーディアンを、破壊できたそうじゃ」
さすがにグミスリルの鉱山を守っていたヤツラよりは、弱かったそうな。
ましてこちらは、ミスリルで武装した集団だもん。
「じゃが、出口が見つからんとな」
「そうなんだ」
雪山は迷宮となっていて、ここを突破しないと魔女の宮殿にたどり着けない。
しかし、その迷宮の攻略に手間取っているという。
「リンタローとヤトが先んじて攻略を開始しておるが、時間がかかりそうじゃ」
「わかった。合流するよ」
お弁当を作って、雪山を突破しに向かおう。
「クレアさん、ダンジョンに行きましょう」
「ですわね。やはりワタクシ、待機していられる性分ではありませんわ」
わたしたちは、いわゆるボスキラーだ。
なのでリンタローとヤトは、わたしたちに待機しておいてくれと言った。
自分たちで露払いをある程度行い、切り札であるわたしたちに、魔女をたおしてもらおうとしていたようである。
しかし、想像以上にダンジョン攻略に難航しているようだ。
雪山のダンジョンに、到着した。
やや肌寒いが、レベッカちゃんで体温調節できるので、寒さは気にならない。
「クレアさんは、どうですか? 寒いんじゃ」
「いえ。このくらい、どうってことありませんわ」
本当に、寒くなさそうだ。
クレアさんの全身は、ミスリル製の胸当てである。
ほかは、金属を編み込んだミニスカートだ。
わたしのメイドプレートもそうだが、全体に「地獄のヒスイ」を施してある。流体状態にして、アーマーの周囲を常に駆け巡っているのだ。これによって魔法攻撃力アップするだけでなく、常に魔法障壁を張って防御面の向上までこなしている。装備が軽いので、敏捷性も高い。
おまけに、クレアさんのブーツは特注品だ。魔法石による強化はもちろん、ヘルムースさんがアーマーに施した処置を、ブーツにも同様に仕込んである。
弱いわけがない。
「行きます、クレアさん」
「ついて参りますわ、キャルさん」
わたしたちは、ダンジョンに入る。
暗くて、先が見えない。
こういうとき、テンちゃんの光る目は便利だ。
光を常に照らしているのでモンスターには襲われるが、その都度蹴散らすから問題ない。
「キャル、こっちでヤンス」
「おなかすいた」
少なくともあいさつしてきたリンタローに対し、ヤトはマイペースである。
「はいはい。安全な場所に移って、ゴハンにしよう」
わたしたちは、ヤトたちと合流して、昼食にする。
ちゃんと、他の冒険者の分だって、もってきてるんだから。
「並んでくださいね」
『横入りするヤツは、メシ抜きだからね!』
おっかないレベッカちゃんの罵声に、冒険者たちが震え上がった。
まあ彼らからしたら、バカでかいネコが怒鳴り散らしているように見えるから、しょうがない。
「ところで、どんな感じ?」
「危険なトラップはないでヤンス。ボス部屋なんかも、なさそうでヤンスよ」
となれば、魔力の温存とかはしなくていいっぽいな。
「ところが、仕掛けが難しい」
純粋魔法使いのヤトでさえ、手を焼くほどの要素があるという。
「全っ然! 単語が、わからん!」
おそらく出口につながっている扉にある文字が、どうあっても解読できないらしい。
「見せて」
「うん、そこにコンソールがある。そこの文字」
ヤトに案内してもらった場所に、辿り着いた。
敵は倒してくれているので、めちゃ安全に到着する。
「うわああああ」
思わず、ため息が漏れた。
着いた場所は、ステンドグラスの間である。
万華鏡のように形を変える鏡が、行く手を遮っていた。
「これ、氷だ」
「そう。【永遠の氷】。【原始の氷】でも破壊できない、究極の氷。行く手を塞ぐのに、最適」
「詰みじゃん」
もし、ここを通れなければ、何ヶ月もかけて山を登る必要がある。しかも、人が通れる道ではない。別口から山にトンネルを掘ることも、不可能だ。
「開く手段はある。でも、解読できる相手がいない」
ヤトが、ため息を付く。
「これは……我に任せよ」
ステンドグラスのそばにあるコンソールに、フルーレンツさんが立つ。
「永遠の氷よ。今、雪解けのとき……」
「読めるの?」
「これは、古代コーラッセンで使われていた言語だ。何千年も昔の」
さらにフルーレンツさんは、コーラッセンの言葉を読み上げた。
「今こそ裂け目を抜け、魔女を討たん」
ズズズ……と、氷の万華鏡が開く。やがて、氷の結晶による道ができあがった。
「すごいでヤンス。古代コーラッセンの言語なんて、天狗にさえ、伝わっていないでヤンスよ」
「古代コーラッセン語なら、読むものはいないと踏んだのだな。だから我を目覚めさせ、傀儡にしたのだろう」
自分の根城を守るために、古代王国の言葉を利用するとは。
『こざかしいヤロウだね?』
「うん。絶対、やっつけよう」
大切な故郷の言葉を利用された、フルーレンツさんのためにも。
雪山のトンネルを抜けると、真っ白い洋館が見えてきた。
木でできている屋敷だが、すべてが雪でできているかのように、白い。
「ここから先は、私たちだけで行く。みなさんは、帰って」
ツヴァンツィガーの兵隊に、ヤトが告げる。
「いいのか? ツヴァンツィガーとしては、なんとしても魔女を叩かねば」
「どちらかというと、私たちがいない間に城を守ってほしい。魔女を警戒しつつ、ツヴァンツィガーを守るなんて器用なマネはできない」
ヤトが、ここまで気を張る相手なんだ。魔女イザボーラって。
「わかった。国王には報告しておく。ご武運を」
ツヴァンツィガー兵は、去っていく。
わたしたち以外の冒険者も、帰っていった。
自分たちが足手まといだと、思ったのだろう。
といっても、ちょっとしたバザーテントが大量にできているだけだが。
それでもこの間まで、廃墟だった街である。
今では商人たちのおかげで、活気が溢れていた。
ミスリル銀製のアイテムなどは、こちらでも売買している。
コーラッセンとグミスリル鉱山は、ツヴァンツィガーを挟まない位置にあった。
ツヴァンツィガーによる独占なんて、発生しない。
魔女イザボーラの手が入らなくなったことで、国家間によるミスリル争奪の緊張は解けた。
グミスリルはツヴァンツィガーというか、フルーレンツさんが独占してしまっている。だが手に入れたところで、どの国でも加工が難しい。結局、ヘルムースさんらドワーフの手に委ねられるのである。
「そうじゃ。キャルよ、お前さんのヨロイもできあがったぞい。渡し忘れとった」
「ありがと……う」
ヘルムースさんの作ったアーマーを見て、わたしは絶句した。
相変わらずの、メイドビキニアーマーとは。
このヨロイの存在は、忘れていたかったよ。
「あんたもヘンタイかいっ。っての」
「違うわい! ワシはオーダー通りに作ってやっただけぞい」
「オーダーって?」
ヘルムースさんは親指で、クレアさんを指し示す。
ああ。あの人の依頼なら、断れないよね。
しかも、アーマーの完成度といったら。
やはりというか、当然というか。わたしが錬成するより、強度がアップしている。
さらに、外れにくいというスグレモノ。
なのに、布面積はわたしの手製よりやや小さめというね。
職人芸だよ。
「このこだわりは、やっぱりヘンタイじゃないと」
「違うっちゅうんじゃっ。ワシはヨメ一筋じゃて!」
でも、気合の入り方が違うんだけどなあ。
「それはそうと! ツヴァンツィガーの兵隊が、イザボーラの棲む洞窟に突撃したそうじゃ」
複数の冒険者とともに、ツヴァンツィガーが攻め込んだという。
「結果は?」
「各フロアのガーディアンを、破壊できたそうじゃ」
さすがにグミスリルの鉱山を守っていたヤツラよりは、弱かったそうな。
ましてこちらは、ミスリルで武装した集団だもん。
「じゃが、出口が見つからんとな」
「そうなんだ」
雪山は迷宮となっていて、ここを突破しないと魔女の宮殿にたどり着けない。
しかし、その迷宮の攻略に手間取っているという。
「リンタローとヤトが先んじて攻略を開始しておるが、時間がかかりそうじゃ」
「わかった。合流するよ」
お弁当を作って、雪山を突破しに向かおう。
「クレアさん、ダンジョンに行きましょう」
「ですわね。やはりワタクシ、待機していられる性分ではありませんわ」
わたしたちは、いわゆるボスキラーだ。
なのでリンタローとヤトは、わたしたちに待機しておいてくれと言った。
自分たちで露払いをある程度行い、切り札であるわたしたちに、魔女をたおしてもらおうとしていたようである。
しかし、想像以上にダンジョン攻略に難航しているようだ。
雪山のダンジョンに、到着した。
やや肌寒いが、レベッカちゃんで体温調節できるので、寒さは気にならない。
「クレアさんは、どうですか? 寒いんじゃ」
「いえ。このくらい、どうってことありませんわ」
本当に、寒くなさそうだ。
クレアさんの全身は、ミスリル製の胸当てである。
ほかは、金属を編み込んだミニスカートだ。
わたしのメイドプレートもそうだが、全体に「地獄のヒスイ」を施してある。流体状態にして、アーマーの周囲を常に駆け巡っているのだ。これによって魔法攻撃力アップするだけでなく、常に魔法障壁を張って防御面の向上までこなしている。装備が軽いので、敏捷性も高い。
おまけに、クレアさんのブーツは特注品だ。魔法石による強化はもちろん、ヘルムースさんがアーマーに施した処置を、ブーツにも同様に仕込んである。
弱いわけがない。
「行きます、クレアさん」
「ついて参りますわ、キャルさん」
わたしたちは、ダンジョンに入る。
暗くて、先が見えない。
こういうとき、テンちゃんの光る目は便利だ。
光を常に照らしているのでモンスターには襲われるが、その都度蹴散らすから問題ない。
「キャル、こっちでヤンス」
「おなかすいた」
少なくともあいさつしてきたリンタローに対し、ヤトはマイペースである。
「はいはい。安全な場所に移って、ゴハンにしよう」
わたしたちは、ヤトたちと合流して、昼食にする。
ちゃんと、他の冒険者の分だって、もってきてるんだから。
「並んでくださいね」
『横入りするヤツは、メシ抜きだからね!』
おっかないレベッカちゃんの罵声に、冒険者たちが震え上がった。
まあ彼らからしたら、バカでかいネコが怒鳴り散らしているように見えるから、しょうがない。
「ところで、どんな感じ?」
「危険なトラップはないでヤンス。ボス部屋なんかも、なさそうでヤンスよ」
となれば、魔力の温存とかはしなくていいっぽいな。
「ところが、仕掛けが難しい」
純粋魔法使いのヤトでさえ、手を焼くほどの要素があるという。
「全っ然! 単語が、わからん!」
おそらく出口につながっている扉にある文字が、どうあっても解読できないらしい。
「見せて」
「うん、そこにコンソールがある。そこの文字」
ヤトに案内してもらった場所に、辿り着いた。
敵は倒してくれているので、めちゃ安全に到着する。
「うわああああ」
思わず、ため息が漏れた。
着いた場所は、ステンドグラスの間である。
万華鏡のように形を変える鏡が、行く手を遮っていた。
「これ、氷だ」
「そう。【永遠の氷】。【原始の氷】でも破壊できない、究極の氷。行く手を塞ぐのに、最適」
「詰みじゃん」
もし、ここを通れなければ、何ヶ月もかけて山を登る必要がある。しかも、人が通れる道ではない。別口から山にトンネルを掘ることも、不可能だ。
「開く手段はある。でも、解読できる相手がいない」
ヤトが、ため息を付く。
「これは……我に任せよ」
ステンドグラスのそばにあるコンソールに、フルーレンツさんが立つ。
「永遠の氷よ。今、雪解けのとき……」
「読めるの?」
「これは、古代コーラッセンで使われていた言語だ。何千年も昔の」
さらにフルーレンツさんは、コーラッセンの言葉を読み上げた。
「今こそ裂け目を抜け、魔女を討たん」
ズズズ……と、氷の万華鏡が開く。やがて、氷の結晶による道ができあがった。
「すごいでヤンス。古代コーラッセンの言語なんて、天狗にさえ、伝わっていないでヤンスよ」
「古代コーラッセン語なら、読むものはいないと踏んだのだな。だから我を目覚めさせ、傀儡にしたのだろう」
自分の根城を守るために、古代王国の言葉を利用するとは。
『こざかしいヤロウだね?』
「うん。絶対、やっつけよう」
大切な故郷の言葉を利用された、フルーレンツさんのためにも。
雪山のトンネルを抜けると、真っ白い洋館が見えてきた。
木でできている屋敷だが、すべてが雪でできているかのように、白い。
「ここから先は、私たちだけで行く。みなさんは、帰って」
ツヴァンツィガーの兵隊に、ヤトが告げる。
「いいのか? ツヴァンツィガーとしては、なんとしても魔女を叩かねば」
「どちらかというと、私たちがいない間に城を守ってほしい。魔女を警戒しつつ、ツヴァンツィガーを守るなんて器用なマネはできない」
ヤトが、ここまで気を張る相手なんだ。魔女イザボーラって。
「わかった。国王には報告しておく。ご武運を」
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