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第五章 魔術師のダンジョンと、伝説のガイコツ剣士
第45話 魔剣作りの本質
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「ヘルムースさん。これって、フルーレンツさんのヨロイにならないかな?」
フルーレンツさんのヨロイに使えないかと、わたしは魔法石をドババと放出した。
「これは、翡翠かのう? しかも、アビスジェイドではないか」
アビスジェイドとは、暗黒の魔力を吸ったヒスイのことである。
「キャルよ。こんな高価な魔法石を、どこで手に入れたんじゃ?」
「海底神殿だけど?」
カリュブディスが根城にしていた、古代の海底宮殿から採取したものだ。
魔王の魔力を蓄えているから、このヒスイには相当な力が宿っているだろう。
実際、レベッカちゃんに可能な限り錬成してブチ込んである。
『形状が変わっちまうかもしれないくらいには、喰らい尽くしたねえ』
レベッカちゃんも、満足げだ。
「ほほう。魔力効果としては、申し分ないわい」
魔法石は石といっても、鉱石とはいい難い。
あくまでも、魔法効果をもたらす石である。
鉄のように頑丈ではないため、武器防具として扱うには加工が大変すぎる。
用途は主に、鋼鉄製ヨロイのつなぎ目や、盾に直接取り付けて魔法を防ぐ障壁用が多い。
武器なら柄・柄頭・鞘などの装飾として用いる。
「これだけ大量にあれば、ワシの工房にある鉄ヨロイすべてを賄えるわい。こんなにもろうて、ええんかの?」
フワルー先輩のところに半分分けても、まだ余っていたもんね。
ちなみにフワルー先輩は、魔法石の一部をゴーレムに変えていた。
「いいよ。その代わり、フルーレンツさんにいいヨロイをお願い」
「お安い御用じゃ。タダでもやってやるわい」
それは、わたしたちが困る。
「ただ、フルーレンツ殿を、待たせるわけには行かぬ。王子よ。仮使いで悪いが、こちらを装備してくだされ。それでしばらく、ご辛抱を」
ヘルムースさんが、一日だけ時間をくれという。
アビスジェイドを粉にして、現存の全身ヨロイに流し込むそうだ。
「クレアさん、申し訳ありません。わたし、ここでずっと取材をします。宿に戻っていてください」
長い時間見ていても、退屈に違いない。
クレアさんには、トレーニングでもしてもらったほうが有意義だろう。
「ご心配には及びませんわ、キャルさん。ワタクシも、見学に参加いたします。お夕飯どきになったら、お教えいたしますわ」
さすがクレアさんだ。自分の魔剣だけを見て、満足するような人じゃない。
見識を深めて、さらに魔剣の上手な扱い方を学ぶつもりだ。
「ではクレア嬢は、我と剣術の稽古などはいかがか? 腕がなまっている感じがするのだ。手合わせ願いたい」
「はい。お願いしますわ」
両者とも、ヘルムースさんから剣を借りて、庭に出ていった。
ヘルムースさんが作業する間、わたしはずっと張り付く。
魔剣の技を盗むためだ。
「ヘルムースさんは、魔剣って打ったことある?」
「似たようなものは、開発したことはあるわい」
若い頃に打ったという剣を、ヘルムースさんが見せてくれた。
一見すると、ただのレイピアと思われる。
なのに持つと、ずっしりと重い。実際は軽いのに、手に全然なじまなかった。
なんだろう。悪魔の魂が閉じ込められているみたいな、圧迫感がある。
武器から拒否されているかのような、不快感があった。
振り回したら、きっと自分を傷つけてしまうだろう。
「すごい。正直な話、レベッカちゃんよりずっと切れ味がよさそう」
『ドワーフが魔剣を打つと、こうなっちまうんだろうね』
レベッカちゃん本人も、ヘルムースさんの腕前に感心している。
「とんでもねえわい。こんな駄作」
「駄作って。これが?」
どう見ても、すごい剣ではないか。
「剣としてなら、こいつには強力無比じゃろう……という自覚はあるんじゃ。しかし、魔剣とはもっと、なんというかのう。怪しい魅力があるのじゃ」
魔剣とは、言葉では表現しきれない危うさ、それこそ悪魔が取り憑いたような狂気が、刀身に内在するという。
「それに比べたら、お主の持つレベッカとかいう魔剣の方が、よっぽど危なっかしいわい」
「そうかな?」
「うむ。魔剣というのはのう、剣を作る工程とはまた違うのかもしれん」
ヘルムースさんは鍛冶屋なので、装備品精製のセオリーに沿ってしか、武器・防具を作れない。
だが魔剣となると、そんな常識をすべて捨てなければならなくなる。
「聞けばお主の剣、その工程を六〇〇〇通りも試しておると聞く。これは、常人の為せる技ではないぞよ。なんといっても、今まで編み出した六〇〇〇もの正攻法を、ことごとく捨て去って磨き上げた狂気の作品なんじゃからの」
過程をすべて六〇〇〇回試して、その都度新しい工程を試しているのか。
「だからこそ、握りたくなる。たとえ、掴んだ瞬間に自身の魂を乗っ取られてものう。持ち手に触らせようとせぬ武器なんぞ、剥き身の刃と変わらぬ」
そりゃあ、ヤバイ武器と言われても仕方ない。
「結局ワシは、魔剣の表面をなぞったに過ぎん。ただ強い武器が出来上がっただけなんじゃ。本物の魔剣打ちが見たら、鼻で笑うじゃろうな」
ヘルムースさんが、自身を嘲笑した。
「でも、ヘルムースさんの武器はすごいじゃないですか」
「ドワーフの常識からすれば、そうかもしれぬ。その自負もある。だが、心を壊せと言われて、そうそう破壊できるもんじゃあるまい」
これだけの名工をして、魔剣は作れないと断言する。
「ワシがお前さんにできるのは、せいぜい鍛冶のいろはを盗んでもらうことくらいじゃろうな」
力なさげに、ヘルムースさんは語った。
「ありがとう、ございました」
わたしは、言葉を失う。
魔剣作り、奥が深いなあ。
庭に行くと、クレアさんが汗だくになっていた。
魔力を最大限に制御する訓練用ジャージを着ているとはいえ、クレアさんがここまでへバるとは。
「はあ、はあ。フルーレンツさん、ありがとうございました」
「うむ。かなりカンが戻ってきた。こちらこそ、ありがたい」
一方、フルーレンツさんは涼しい顔である。
「宿に帰りましょう」
「もう、よろしいのですか?」
「これ以上いても、ヘルムースさんの集中を削ぐだけですので」
「そうですか。わかりましたわ。夕飯にいたしましょう」
宿にチェックインして、酒場で晩ごはんを食べる。
「よく食べますわね」
「王城で緊張しすぎたからかも、しれません」
今まで空腹だったことを忘れていたかのように、わたしはパスタやステーキをモリモリと食らう。
「キャルさん、なにかありましたのね?」
やはり、クレアさんは敏い。
わたしの変化を、敏感に感じ取ってくれた。
「ヘルムースさんから、魔剣は打てないと言われました」
魔剣作りは、鍛冶の常識外だと。
「おそらく、相当の外法を用いないと、魔剣という非常識極まりない武器は作れないのでしょう。魔剣を打った本人も、おそらく正気を失うのかも」
初めてわたしは、自分の行いに恐怖した。
レベッカちゃんと、ちゃんと向き合っていなかったんだと、思い知らされている。
「そうですか。ですがキャルさんなら、きっと魔剣を作っても今まで通りですわ」
わたしが自信を失っていると、クレアさんが励ましてくれた。
「だって、あなたとレベッカさんは、最初から一つの存在みたいでしたもの」
そっか。
わたしは、魔剣を作っているんじゃない。
レベッカちゃんと一緒に、成長しているんだ。
「ありがとうございます。クレアさん。なんか、ヒントを掴めたみたいです」
「ウフフ。元気を取り戻せたなら、なによりですわっ」
一晩寝て、再度ヘルムースさんの元へ。
フルーレンツさんが、緑色の全身ヨロイに身を包む。
「感謝する。ヘルムース」
「とんでもねえ。キャルがダンジョンで金属を採掘してきたら、同じ素材で作りましょうぞ」
「ありがたい、ヘルムース。よろしく頼む」
「いえ。強い装備がなければ、魔女との戦闘どころではありませんで」
いよいよ、魔女と戦うための素材集めだ。
フルーレンツさんのヨロイに使えないかと、わたしは魔法石をドババと放出した。
「これは、翡翠かのう? しかも、アビスジェイドではないか」
アビスジェイドとは、暗黒の魔力を吸ったヒスイのことである。
「キャルよ。こんな高価な魔法石を、どこで手に入れたんじゃ?」
「海底神殿だけど?」
カリュブディスが根城にしていた、古代の海底宮殿から採取したものだ。
魔王の魔力を蓄えているから、このヒスイには相当な力が宿っているだろう。
実際、レベッカちゃんに可能な限り錬成してブチ込んである。
『形状が変わっちまうかもしれないくらいには、喰らい尽くしたねえ』
レベッカちゃんも、満足げだ。
「ほほう。魔力効果としては、申し分ないわい」
魔法石は石といっても、鉱石とはいい難い。
あくまでも、魔法効果をもたらす石である。
鉄のように頑丈ではないため、武器防具として扱うには加工が大変すぎる。
用途は主に、鋼鉄製ヨロイのつなぎ目や、盾に直接取り付けて魔法を防ぐ障壁用が多い。
武器なら柄・柄頭・鞘などの装飾として用いる。
「これだけ大量にあれば、ワシの工房にある鉄ヨロイすべてを賄えるわい。こんなにもろうて、ええんかの?」
フワルー先輩のところに半分分けても、まだ余っていたもんね。
ちなみにフワルー先輩は、魔法石の一部をゴーレムに変えていた。
「いいよ。その代わり、フルーレンツさんにいいヨロイをお願い」
「お安い御用じゃ。タダでもやってやるわい」
それは、わたしたちが困る。
「ただ、フルーレンツ殿を、待たせるわけには行かぬ。王子よ。仮使いで悪いが、こちらを装備してくだされ。それでしばらく、ご辛抱を」
ヘルムースさんが、一日だけ時間をくれという。
アビスジェイドを粉にして、現存の全身ヨロイに流し込むそうだ。
「クレアさん、申し訳ありません。わたし、ここでずっと取材をします。宿に戻っていてください」
長い時間見ていても、退屈に違いない。
クレアさんには、トレーニングでもしてもらったほうが有意義だろう。
「ご心配には及びませんわ、キャルさん。ワタクシも、見学に参加いたします。お夕飯どきになったら、お教えいたしますわ」
さすがクレアさんだ。自分の魔剣だけを見て、満足するような人じゃない。
見識を深めて、さらに魔剣の上手な扱い方を学ぶつもりだ。
「ではクレア嬢は、我と剣術の稽古などはいかがか? 腕がなまっている感じがするのだ。手合わせ願いたい」
「はい。お願いしますわ」
両者とも、ヘルムースさんから剣を借りて、庭に出ていった。
ヘルムースさんが作業する間、わたしはずっと張り付く。
魔剣の技を盗むためだ。
「ヘルムースさんは、魔剣って打ったことある?」
「似たようなものは、開発したことはあるわい」
若い頃に打ったという剣を、ヘルムースさんが見せてくれた。
一見すると、ただのレイピアと思われる。
なのに持つと、ずっしりと重い。実際は軽いのに、手に全然なじまなかった。
なんだろう。悪魔の魂が閉じ込められているみたいな、圧迫感がある。
武器から拒否されているかのような、不快感があった。
振り回したら、きっと自分を傷つけてしまうだろう。
「すごい。正直な話、レベッカちゃんよりずっと切れ味がよさそう」
『ドワーフが魔剣を打つと、こうなっちまうんだろうね』
レベッカちゃん本人も、ヘルムースさんの腕前に感心している。
「とんでもねえわい。こんな駄作」
「駄作って。これが?」
どう見ても、すごい剣ではないか。
「剣としてなら、こいつには強力無比じゃろう……という自覚はあるんじゃ。しかし、魔剣とはもっと、なんというかのう。怪しい魅力があるのじゃ」
魔剣とは、言葉では表現しきれない危うさ、それこそ悪魔が取り憑いたような狂気が、刀身に内在するという。
「それに比べたら、お主の持つレベッカとかいう魔剣の方が、よっぽど危なっかしいわい」
「そうかな?」
「うむ。魔剣というのはのう、剣を作る工程とはまた違うのかもしれん」
ヘルムースさんは鍛冶屋なので、装備品精製のセオリーに沿ってしか、武器・防具を作れない。
だが魔剣となると、そんな常識をすべて捨てなければならなくなる。
「聞けばお主の剣、その工程を六〇〇〇通りも試しておると聞く。これは、常人の為せる技ではないぞよ。なんといっても、今まで編み出した六〇〇〇もの正攻法を、ことごとく捨て去って磨き上げた狂気の作品なんじゃからの」
過程をすべて六〇〇〇回試して、その都度新しい工程を試しているのか。
「だからこそ、握りたくなる。たとえ、掴んだ瞬間に自身の魂を乗っ取られてものう。持ち手に触らせようとせぬ武器なんぞ、剥き身の刃と変わらぬ」
そりゃあ、ヤバイ武器と言われても仕方ない。
「結局ワシは、魔剣の表面をなぞったに過ぎん。ただ強い武器が出来上がっただけなんじゃ。本物の魔剣打ちが見たら、鼻で笑うじゃろうな」
ヘルムースさんが、自身を嘲笑した。
「でも、ヘルムースさんの武器はすごいじゃないですか」
「ドワーフの常識からすれば、そうかもしれぬ。その自負もある。だが、心を壊せと言われて、そうそう破壊できるもんじゃあるまい」
これだけの名工をして、魔剣は作れないと断言する。
「ワシがお前さんにできるのは、せいぜい鍛冶のいろはを盗んでもらうことくらいじゃろうな」
力なさげに、ヘルムースさんは語った。
「ありがとう、ございました」
わたしは、言葉を失う。
魔剣作り、奥が深いなあ。
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魔力を最大限に制御する訓練用ジャージを着ているとはいえ、クレアさんがここまでへバるとは。
「はあ、はあ。フルーレンツさん、ありがとうございました」
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一方、フルーレンツさんは涼しい顔である。
「宿に帰りましょう」
「もう、よろしいのですか?」
「これ以上いても、ヘルムースさんの集中を削ぐだけですので」
「そうですか。わかりましたわ。夕飯にいたしましょう」
宿にチェックインして、酒場で晩ごはんを食べる。
「よく食べますわね」
「王城で緊張しすぎたからかも、しれません」
今まで空腹だったことを忘れていたかのように、わたしはパスタやステーキをモリモリと食らう。
「キャルさん、なにかありましたのね?」
やはり、クレアさんは敏い。
わたしの変化を、敏感に感じ取ってくれた。
「ヘルムースさんから、魔剣は打てないと言われました」
魔剣作りは、鍛冶の常識外だと。
「おそらく、相当の外法を用いないと、魔剣という非常識極まりない武器は作れないのでしょう。魔剣を打った本人も、おそらく正気を失うのかも」
初めてわたしは、自分の行いに恐怖した。
レベッカちゃんと、ちゃんと向き合っていなかったんだと、思い知らされている。
「そうですか。ですがキャルさんなら、きっと魔剣を作っても今まで通りですわ」
わたしが自信を失っていると、クレアさんが励ましてくれた。
「だって、あなたとレベッカさんは、最初から一つの存在みたいでしたもの」
そっか。
わたしは、魔剣を作っているんじゃない。
レベッカちゃんと一緒に、成長しているんだ。
「ありがとうございます。クレアさん。なんか、ヒントを掴めたみたいです」
「ウフフ。元気を取り戻せたなら、なによりですわっ」
一晩寝て、再度ヘルムースさんの元へ。
フルーレンツさんが、緑色の全身ヨロイに身を包む。
「感謝する。ヘルムース」
「とんでもねえ。キャルがダンジョンで金属を採掘してきたら、同じ素材で作りましょうぞ」
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