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第五章 魔術師のダンジョンと、伝説のガイコツ剣士
第40話 メイドアーマー完成
しおりを挟む 素材の荒い紙と絵の具を用意して、シューくんがわたしの全身像を描き始めた。
「ボクがキャルさんの体型や戦闘スタイルを分析して、提案するのは、こちらです」
シューくんから提案されたのは、赤いドレス型のアーマーだ。
真紅のドレスの上に、金属製のプロテクターを埋め込むというものである。
ドレスといっても、ロングスカートで下半身を覆うって程度だ。
レースを使うとか、豪華なものではない。
ただ、ドレスというとクレアさん、ってイメージなんだよなあ。
「クレアさんは、どう思いますか?」
「ワタクシなら、ドレスアーマーは自前で持っていますわ」
城攻めなどが発生した場合は、ドレスアーマーを着込むという。
「使ったところは、見たことがないですね?」
「スカートが、めちゃくちゃ重くて。とても、立ち回れませんの」
なるほど。
クレアさんは、飛び跳ねまわる戦闘スタイルだからね。
「キャルさんのイメージに合わせて、赤いドレスアーマーなんていかがでしょう」
「ヨロイの下には、タートルネックのホーバージョンを着るんだね?」
つまり、黒いキルトのインナーを着るのか。
「はい。その上にホーバーク、いわゆる薄手の鎖帷子のシャツを着てもOKですね。鎖帷子の利点は、重ね着ができることですから」
シューくんからの言葉に、わたしはちょっと待ったをかけた。
この上からさらにプロテクターを付けると、ずんぐりむっくりした出で立ちになりそう。
「フムフム。じゃあ、キルトのみで」
「わかりました。では、下の方はどうします?」
こちらは、金属製ニーハイで固めようかなと、考えている。
「いいですね。前はミニスカートタイプで、動きやすさ重視と、で、死角となっている後方は、ロングスカートで覆うんですね?」
薄手の生地の上に、さらにプロテクターを重ねるイメージだ。
「うん。その感じで行くよ」
完成したイラストを、見てもらう。
「ボツですわ」
「ないわー」
クレアさんとヤトから、強烈なダメ出しを食らう。
「キャルのアイデンティティが、全部死んでるでヤンス」
「せやな」
リンタローと、フワルー先輩からも。
「えーっ? なんでですか?」
「なんかこう、しっくり来ませんわ。キャルさんの持ち味がすべて、消え去ったような」
クレアさんからは、抽象的な意見が返ってきた。
「キャルは生足を出さないと、キャルじゃない」
かなり具体的なコメントが、ヤトから飛んでくる。
「いや、生足出すってそんなに重要?」
「少なくとも、キャルに限って言えば」
スカートの部分に、ヤトが大きくバッテンを付けた。
「こんな、足が隠れてしまうようなプロテクターは、アウト」
「マジに言うと、ソレガシもあまり賛成できかねるでヤンスよ」
なんと、リンタローからもダメ出しを食らう。
「どうして? 足が隠れるってのは、いいことなんじゃ?」
足の動きから、こちらの戦法を読み取るって聞いた。
だから足が隠れるドレスアーマーは、かなり最適だって思ったんだけど。
「それは、達人の領域でヤンス。単に足を隠しているだけだと、邪魔なだけでヤンスよ。ましてや、重めのヨロイを着るんでヤンス。足さばきどころの話じゃなくなるでヤンスよ」
「さっき、自分で言っていなかった? 『鈍重だから、相手の攻撃はすべて受けてカウンターを狙うのだ』って。だから、気を配る必要はなし」
リンタローとヤトの二人から、具体的な反論が返ってくる。
「そうでしたわ。だからワタクシも、ドレスアーマーに抵抗があるのですわ」
だとしたら、クレアさんにドレスアーマーはこしらえないでおこう。
「キャルさんに至っては、あまりオシャレな気がしませんの。この絵のままだと、ドレスに着られていると言うか」
「そもそも、キャルはドレス姿が似合う子じゃない。どちらかというと、使用人って感じが当てはまりそう」
お姫様二人から、トドメを刺される。
わたしは、清楚ではないんだな。
「ですので、こういうのをご提案いたしますわ」
クレアさんシューくんから、余った紙をもらう。
余った用紙で、クレアさんがイラストを描く。
「シュー様。こういったものはいかがでしょう?」
できあがったイラストを、クレアさんはシューくんに見せた。
「ボクには、判断できかねます」
お手上げと言った感じの意見を、シューくんは述べた。
クレアさんは、どんなイラストを描いたんだ?
「どれどれ」
シューくんの肩の上から、イラストを覗き込む。
おお。抽象画みたいになっていた。
なんのイラストか、まったくわからん。
これがわたしだというなら、いったいわたしはクレアさんからどんな風に見えているんだろう?
「クレア、あまりえが上手じゃない」
「ですわね。キャルさんをイメージしてみたんですけれど」
「それだと、古代の壁画。貸してみて」
ヤトがあとを引き継いで、イラストを描き始めた。
「おお、うまいっ」
意外な才能を、ヤトが発揮する。
「絵日記が大好きなんでヤンスよ」
「バラさないで。ばか」
赤くなったヤトが、頬を膨らます。
出来上がった絵を、ヤトがみんなに見せた。
「これは!」
「クレアの絵を参考にしてイメージした、メイドアーマー」
メイド服タイプのアーマー、ってことかな?
「ドレスアーマーもいいけど、なんだかキャルって印象じゃない。豪勢すぎ。あと、ドレスアーマーってゴツい。だから案外、かわいくない」
あくまでも見た目重視である、と。
使用人の服なら、機能性なども重視されているから、たしかに動きやすいかも。
「ミニスカメイドなのは?」
「足を見せないキャルは、キャルじゃない」
さいですか。
やはりそこは、譲れないんだろうな。
「肩のパフスリーブが、かわいいね」
「これ。これが一番のポイント。ここ重要」
トントントントン! と、ヤトが紙を指でノックする。
「他の部分はマジおまけ。大事なのは、パフスリーブ」
ヤトが、やたら力説した。
「わかったよ。これでいくね」
みんなに出て行ってもらい、わたしは装備の錬成を始める。
今まで使っていた外套も、錬成に使おう。
クレアさんに仕立ててもらったやつだし。
「キャル!」
扉が開き、フワルー先輩がなにか黒いものを投げてよこす。
メイド服だった。
「あ、ありがとうございます」
「赤メイド、黒ニーハイでお願い致しますわ!」
先輩の後ろから、クレアさんがひょっこり顔を出す。
「はい。わかりましたクレアさん」
半ば棒読みになりつつ、改めて作業を再開した。
クレアさんって、あんなに食い気味な人だったっけ?
「錬成!」
外套、魔法石、メイド服を錬成した。
「これで、しばしの辛抱」
あと一五分もすれば、完成するだろう。
他に、改良しておきたいのは、左腕まですっぽりと覆う手甲だ。
「これさ、勝手に動かすことってできないかな?」
『キャル。あんたって、ほんとにヤバイことを考えるよなあ?』
レベッカちゃんが、呆れ果てる。
「だってせっかくイソギンチャクが寄生したから、なにか使い道がないかなって」
『可能っちゃ可能だろうね。スパルトイの腕だけを、活用すればいいんじゃないか?』
「なるほど!」
『そんで、盾でも持たせておけばいいよ』
そうだよね。わたしは今回、壁役を担当する。ならば、シールドは欲しいかも。
スパルトイの腕を、肩にかけるホルスターとくっつけて錬成した。
腕だけで、タワーシールドを担いでみる。
「結構、いい感じ?」
『上等じゃないか。イソギンチャクが骨の筋組織になってくれて、うまいこと機能してくれているよ』
突然、ドアがノックされた。
「キャルさん、よろしくて?」
「まだ、ヨロイは完成していません。あと五分、待ってください」
「承知しました。我々は、山にある廃墟にいますので」
なんだろう? 依頼かな?
「どうしたんです?」
「廃墟に強力なモンスターが出現したと、報告がありましたの。調査に向かいますわ」
「ボクがキャルさんの体型や戦闘スタイルを分析して、提案するのは、こちらです」
シューくんから提案されたのは、赤いドレス型のアーマーだ。
真紅のドレスの上に、金属製のプロテクターを埋め込むというものである。
ドレスといっても、ロングスカートで下半身を覆うって程度だ。
レースを使うとか、豪華なものではない。
ただ、ドレスというとクレアさん、ってイメージなんだよなあ。
「クレアさんは、どう思いますか?」
「ワタクシなら、ドレスアーマーは自前で持っていますわ」
城攻めなどが発生した場合は、ドレスアーマーを着込むという。
「使ったところは、見たことがないですね?」
「スカートが、めちゃくちゃ重くて。とても、立ち回れませんの」
なるほど。
クレアさんは、飛び跳ねまわる戦闘スタイルだからね。
「キャルさんのイメージに合わせて、赤いドレスアーマーなんていかがでしょう」
「ヨロイの下には、タートルネックのホーバージョンを着るんだね?」
つまり、黒いキルトのインナーを着るのか。
「はい。その上にホーバーク、いわゆる薄手の鎖帷子のシャツを着てもOKですね。鎖帷子の利点は、重ね着ができることですから」
シューくんからの言葉に、わたしはちょっと待ったをかけた。
この上からさらにプロテクターを付けると、ずんぐりむっくりした出で立ちになりそう。
「フムフム。じゃあ、キルトのみで」
「わかりました。では、下の方はどうします?」
こちらは、金属製ニーハイで固めようかなと、考えている。
「いいですね。前はミニスカートタイプで、動きやすさ重視と、で、死角となっている後方は、ロングスカートで覆うんですね?」
薄手の生地の上に、さらにプロテクターを重ねるイメージだ。
「うん。その感じで行くよ」
完成したイラストを、見てもらう。
「ボツですわ」
「ないわー」
クレアさんとヤトから、強烈なダメ出しを食らう。
「キャルのアイデンティティが、全部死んでるでヤンス」
「せやな」
リンタローと、フワルー先輩からも。
「えーっ? なんでですか?」
「なんかこう、しっくり来ませんわ。キャルさんの持ち味がすべて、消え去ったような」
クレアさんからは、抽象的な意見が返ってきた。
「キャルは生足を出さないと、キャルじゃない」
かなり具体的なコメントが、ヤトから飛んでくる。
「いや、生足出すってそんなに重要?」
「少なくとも、キャルに限って言えば」
スカートの部分に、ヤトが大きくバッテンを付けた。
「こんな、足が隠れてしまうようなプロテクターは、アウト」
「マジに言うと、ソレガシもあまり賛成できかねるでヤンスよ」
なんと、リンタローからもダメ出しを食らう。
「どうして? 足が隠れるってのは、いいことなんじゃ?」
足の動きから、こちらの戦法を読み取るって聞いた。
だから足が隠れるドレスアーマーは、かなり最適だって思ったんだけど。
「それは、達人の領域でヤンス。単に足を隠しているだけだと、邪魔なだけでヤンスよ。ましてや、重めのヨロイを着るんでヤンス。足さばきどころの話じゃなくなるでヤンスよ」
「さっき、自分で言っていなかった? 『鈍重だから、相手の攻撃はすべて受けてカウンターを狙うのだ』って。だから、気を配る必要はなし」
リンタローとヤトの二人から、具体的な反論が返ってくる。
「そうでしたわ。だからワタクシも、ドレスアーマーに抵抗があるのですわ」
だとしたら、クレアさんにドレスアーマーはこしらえないでおこう。
「キャルさんに至っては、あまりオシャレな気がしませんの。この絵のままだと、ドレスに着られていると言うか」
「そもそも、キャルはドレス姿が似合う子じゃない。どちらかというと、使用人って感じが当てはまりそう」
お姫様二人から、トドメを刺される。
わたしは、清楚ではないんだな。
「ですので、こういうのをご提案いたしますわ」
クレアさんシューくんから、余った紙をもらう。
余った用紙で、クレアさんがイラストを描く。
「シュー様。こういったものはいかがでしょう?」
できあがったイラストを、クレアさんはシューくんに見せた。
「ボクには、判断できかねます」
お手上げと言った感じの意見を、シューくんは述べた。
クレアさんは、どんなイラストを描いたんだ?
「どれどれ」
シューくんの肩の上から、イラストを覗き込む。
おお。抽象画みたいになっていた。
なんのイラストか、まったくわからん。
これがわたしだというなら、いったいわたしはクレアさんからどんな風に見えているんだろう?
「クレア、あまりえが上手じゃない」
「ですわね。キャルさんをイメージしてみたんですけれど」
「それだと、古代の壁画。貸してみて」
ヤトがあとを引き継いで、イラストを描き始めた。
「おお、うまいっ」
意外な才能を、ヤトが発揮する。
「絵日記が大好きなんでヤンスよ」
「バラさないで。ばか」
赤くなったヤトが、頬を膨らます。
出来上がった絵を、ヤトがみんなに見せた。
「これは!」
「クレアの絵を参考にしてイメージした、メイドアーマー」
メイド服タイプのアーマー、ってことかな?
「ドレスアーマーもいいけど、なんだかキャルって印象じゃない。豪勢すぎ。あと、ドレスアーマーってゴツい。だから案外、かわいくない」
あくまでも見た目重視である、と。
使用人の服なら、機能性なども重視されているから、たしかに動きやすいかも。
「ミニスカメイドなのは?」
「足を見せないキャルは、キャルじゃない」
さいですか。
やはりそこは、譲れないんだろうな。
「肩のパフスリーブが、かわいいね」
「これ。これが一番のポイント。ここ重要」
トントントントン! と、ヤトが紙を指でノックする。
「他の部分はマジおまけ。大事なのは、パフスリーブ」
ヤトが、やたら力説した。
「わかったよ。これでいくね」
みんなに出て行ってもらい、わたしは装備の錬成を始める。
今まで使っていた外套も、錬成に使おう。
クレアさんに仕立ててもらったやつだし。
「キャル!」
扉が開き、フワルー先輩がなにか黒いものを投げてよこす。
メイド服だった。
「あ、ありがとうございます」
「赤メイド、黒ニーハイでお願い致しますわ!」
先輩の後ろから、クレアさんがひょっこり顔を出す。
「はい。わかりましたクレアさん」
半ば棒読みになりつつ、改めて作業を再開した。
クレアさんって、あんなに食い気味な人だったっけ?
「錬成!」
外套、魔法石、メイド服を錬成した。
「これで、しばしの辛抱」
あと一五分もすれば、完成するだろう。
他に、改良しておきたいのは、左腕まですっぽりと覆う手甲だ。
「これさ、勝手に動かすことってできないかな?」
『キャル。あんたって、ほんとにヤバイことを考えるよなあ?』
レベッカちゃんが、呆れ果てる。
「だってせっかくイソギンチャクが寄生したから、なにか使い道がないかなって」
『可能っちゃ可能だろうね。スパルトイの腕だけを、活用すればいいんじゃないか?』
「なるほど!」
『そんで、盾でも持たせておけばいいよ』
そうだよね。わたしは今回、壁役を担当する。ならば、シールドは欲しいかも。
スパルトイの腕を、肩にかけるホルスターとくっつけて錬成した。
腕だけで、タワーシールドを担いでみる。
「結構、いい感じ?」
『上等じゃないか。イソギンチャクが骨の筋組織になってくれて、うまいこと機能してくれているよ』
突然、ドアがノックされた。
「キャルさん、よろしくて?」
「まだ、ヨロイは完成していません。あと五分、待ってください」
「承知しました。我々は、山にある廃墟にいますので」
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