12 / 80
第二章 姫に頼まれ、魔剣を作る
第12話 フワルー先輩
しおりを挟む
フワルー先輩が、門番さんと話をした。
「堪忍や。この子は、ウチの通ってた学校の後輩でな。キャラメ・ルージュちゃんいうんや。キャルちゃんをこの村に呼んだんは、ウチなんよ」
先輩が、わたしの説明をする。
「いくらあなたの顧客といえど、魔物を村に入れるわけにはいかんぞ」
「かまへんかまへん。この子ら、デコに召喚の紋章が付いてるやろ? あれはキャルちゃんと契約したモンスターや。襲ったりせえへんって」
さすが錬金術師である。ちゃんと魔物の識別も可能とは。
門番さんが確認をして、わたしたちは晴れてお咎めなしに。
「事情はわかった。ただ召喚モンスターとはいえ、この数では村の連中が怯えてしまう。悪いが、お嬢さん。差し支えがなかったら、モンスターを引っ込めていただけないだろうか?」
ああ。ですよね。
「すいません。消しますんで」
わたしは、スパルトイ軍団に「戻って」と指示した。
レベッカちゃんの中へ、スパルトイたちが吸い込まれていく。あとは、有事の際に召喚し直せばいいし。
「おおきに。ほなキャルちゃん、お店まで来てな」
「ありがとうございます、先輩」
馬車を駅舎へ帰し、わたしとクレアさんは先輩についていく。
フワルー先輩は、豊満な身体をユサユサと揺らしながら歩いた。生地の厚いジャンパースカートの上からでも、スタイルのよさがわかる。
街の男たちの視線を集めて……などいない。
男たちはみんな、先輩の女っ気のなさを知っているのだろう。
「ところでキャルちゃん? となりに連れてるべっぴんさんは、誰や?」
興味深そうに、先輩がクレアさんを見る。
「こちらの方は、おひ――」
「クレア・ナイフリートと申します。キャルさんとは、エクスカリオテ魔法学校の同級生でした」
当たり前のように、クレア姫は偽名を使う。だよね。お姫様ってバレたらヤバいもん。それこそ、スパルトイ軍団が村に入るより恐ろしいことが起きるよ。
「さよか。ウチは『コナモロッド村のフワルー』や。よろしゅうな」
フワルー先輩は、クレアさんの正体に気づいていないみたい。
よかったぁ。先輩が世情に疎くて。この人、研究以外にはまるで興味がないもん。
もっと社会勉強をしていたら、先輩だって大きな街でも成果を上げられるのに。
そんな先輩でさえ、クレアさんには興味を持つんだね。やっぱりクレアさんは、すごいんだ。
「あんたの魔剣も、大概やな」
「レベッカちゃんですか?」
「名前までつけとるんかいな! アンタらしいわ!」
フワルー先輩の視線が、レベッカちゃんに向けられる。
「アンタ、黙っとったら窮屈やろ? ウチの前では、しゃべってええさかい」
突然、フワルー先輩が、レベッカちゃんに語りかけた。
『アハハ! バレちまうとは! アタシ様はレベッカ。よろしくな』
「フワルーや。よろしゅうな」
レベッカちゃんが言葉を話すことが、わかるなんて。
『どうして、バレたかねえ?』
「魔剣には、息遣いがする個体が存在するんや。アンタは、そのタイプみたいやったから」
『随分と、魔剣に詳しいようだね』
そこまで勘がいいなら、クレアさんが王女様だってこともわかるはずなのになあ。
「せや。ギルド行かなアカンやん」
スタスタと、冒険者ギルドのある建物へ。
「いらっしゃい。あら、フワルーじゃないの」
カウンターには、耳の長いおねえさんが。この人、ウッドエルフだ。
「この子、ウチの後輩やねん。素材を取ってきたよってに、ちょっと頼むわな」
フワルー先輩は、エルフおねえさんにすべてを任せて、先に店へ戻るという。客を待たせているそうだ。
「じゃ、よろしくね。手を拝見するわ。見せてちょうだい」
「はい。お願いします」
ウッドエルフのおねえさんに、わたしは手を差し出す。
「承知しました」
エルフおねえさんが、わたしの手の甲に平べったい特殊な杖をかざした。記録された冒険者データを、杖を使って読み込む。
クレアさんの手も、同じように見る。
「お二人で、冒険者七人分のお仕事をなさったのね。まだお若いのに、すばらしいわ」
「どうも。それと、これを」
わたしはエルフおねえさんに、戦利品を見てもらう。
「ウフフ。上等な品ばかりだわ。フワルーの後輩なだけあるわね」
一部はギルドが買い取って、残りはフワルー先輩の元に行くそうだ。
「いやあ。おまちどうさん」
「あのおばあさん?」
「せやねん。孫が街へ出てもうたさかい、話し相手がほしいんやろうな。なかなか、話してくれへんかったんよ」
フワルー先輩が、ナハハと高らかに笑った。
「これが、依頼の品よ。いいものは、持って帰っていいわ」
「おおきにやで。依頼主は、ウチやもんな」
オウルベアのクチバシと目を手に、先輩がホクホク顔で家へと帰る。
「ついたで。ここがウチの店や」
先輩の家は、こじんまりとした木組みの家だ。ハンドメイド感が溢れている。ただ、あと二人が生活できるスペースはなさそう。
「二人もやってきてくれるなんて、思ってへんかったさかい。庭が余っとるから、増築増築っと」
フワルー先輩が、腕をまくる。
「お構いなく」
「そういうわけにも、いかへんて。キャルちゃんが木材も集めてくれとるさかい。すぐ終わるわ」
空いたスペースに、フワルー先輩が家を作り始めた。魔剣をガッツリ装備して。
「ええやろ?」
フワルー先輩の魔剣は特殊で、ただの魔法で動く工具だ。刃の周りにチェーンが取り付けられていて、魔力を流し込むとチェーンが刃の周りを回転する。丸太を切るのに、特化しているとか。
「これでゾンビをシバいたら、なんか爽快やねん。なんでやろ?」
ウイーンと轟音を立てながら、フワルー先輩は丸太を斬り続ける。片手で。
もう片方の手で魔法を操り、丸太を削って組み立てる。
「相変わらず、規格外ですね。先輩って」
「どうやろ? アンタこそ、こんなえげつない量の丸太を、アイテムボックスに仕込んできたやん。ウチからしたら、アンタのほうがよっぽどバケモンなんやが?」
そうだろうか? それを片手でバシバシ切り刻んでいるのは、先輩でしょ?
「お二人とも、バケモノですわ」
わたしたちのやり取りを見て、クレアさんがつぶやく。
「そうだ。お手伝いします。おいで、スパルトイ軍団」
スパルトイを召喚して、手伝ってもらった。ガイコツがウロつくと村人の視線が痛いので、カブトとヨロイを着てもらう。これで姿を隠して、作業してもらった。
斧使いが丸太を斬り、手の開いているガイコツが木を組み立てていく。
「器用やなあ。あんたの召喚したアンデッドは」
「わたしの腕が、反映されているのかも知れませんね」
柵も作っておくか。あとは薬草畑のお手入れと、部屋の中に入れる作業台の準備を。
「キャルさん、一階にキッチンを作ってくださいまし。わたくしは、お夕飯の材料を買ってきます」
「いいの、クレアさん?」
「はい。村の方ともお話がしたいので」
「ありがとうございます。じゃあ、お願いしちゃおっかな?」
「おまかせを」
買い物かごを持って、クレアさんが買い物へ。
わたしは、二階に取り掛かる。ベッドは、広めに作らせてもらった。
「先輩は、どこを作ってらっしゃるので?」
広い敷地に、先輩がやたらと岩や石を積み上げている。石窯は大量にあるし、クラフト用の設備ではないだろう。城壁ってわけでもなさそうだな。
「できてからのお楽しみや」
フフン、とフワルー先輩が不敵に笑う。
あっという間に、もう一軒の家が出来上がった。お店と地続きになっている。お店も新調されて、立派に。
「ま、魔王城だわ!」
「大変よ! 魔王の城ができているわ!」
わたしたちが作った家は、すっかり魔王城呼ばわりだった……。
「堪忍や。この子は、ウチの通ってた学校の後輩でな。キャラメ・ルージュちゃんいうんや。キャルちゃんをこの村に呼んだんは、ウチなんよ」
先輩が、わたしの説明をする。
「いくらあなたの顧客といえど、魔物を村に入れるわけにはいかんぞ」
「かまへんかまへん。この子ら、デコに召喚の紋章が付いてるやろ? あれはキャルちゃんと契約したモンスターや。襲ったりせえへんって」
さすが錬金術師である。ちゃんと魔物の識別も可能とは。
門番さんが確認をして、わたしたちは晴れてお咎めなしに。
「事情はわかった。ただ召喚モンスターとはいえ、この数では村の連中が怯えてしまう。悪いが、お嬢さん。差し支えがなかったら、モンスターを引っ込めていただけないだろうか?」
ああ。ですよね。
「すいません。消しますんで」
わたしは、スパルトイ軍団に「戻って」と指示した。
レベッカちゃんの中へ、スパルトイたちが吸い込まれていく。あとは、有事の際に召喚し直せばいいし。
「おおきに。ほなキャルちゃん、お店まで来てな」
「ありがとうございます、先輩」
馬車を駅舎へ帰し、わたしとクレアさんは先輩についていく。
フワルー先輩は、豊満な身体をユサユサと揺らしながら歩いた。生地の厚いジャンパースカートの上からでも、スタイルのよさがわかる。
街の男たちの視線を集めて……などいない。
男たちはみんな、先輩の女っ気のなさを知っているのだろう。
「ところでキャルちゃん? となりに連れてるべっぴんさんは、誰や?」
興味深そうに、先輩がクレアさんを見る。
「こちらの方は、おひ――」
「クレア・ナイフリートと申します。キャルさんとは、エクスカリオテ魔法学校の同級生でした」
当たり前のように、クレア姫は偽名を使う。だよね。お姫様ってバレたらヤバいもん。それこそ、スパルトイ軍団が村に入るより恐ろしいことが起きるよ。
「さよか。ウチは『コナモロッド村のフワルー』や。よろしゅうな」
フワルー先輩は、クレアさんの正体に気づいていないみたい。
よかったぁ。先輩が世情に疎くて。この人、研究以外にはまるで興味がないもん。
もっと社会勉強をしていたら、先輩だって大きな街でも成果を上げられるのに。
そんな先輩でさえ、クレアさんには興味を持つんだね。やっぱりクレアさんは、すごいんだ。
「あんたの魔剣も、大概やな」
「レベッカちゃんですか?」
「名前までつけとるんかいな! アンタらしいわ!」
フワルー先輩の視線が、レベッカちゃんに向けられる。
「アンタ、黙っとったら窮屈やろ? ウチの前では、しゃべってええさかい」
突然、フワルー先輩が、レベッカちゃんに語りかけた。
『アハハ! バレちまうとは! アタシ様はレベッカ。よろしくな』
「フワルーや。よろしゅうな」
レベッカちゃんが言葉を話すことが、わかるなんて。
『どうして、バレたかねえ?』
「魔剣には、息遣いがする個体が存在するんや。アンタは、そのタイプみたいやったから」
『随分と、魔剣に詳しいようだね』
そこまで勘がいいなら、クレアさんが王女様だってこともわかるはずなのになあ。
「せや。ギルド行かなアカンやん」
スタスタと、冒険者ギルドのある建物へ。
「いらっしゃい。あら、フワルーじゃないの」
カウンターには、耳の長いおねえさんが。この人、ウッドエルフだ。
「この子、ウチの後輩やねん。素材を取ってきたよってに、ちょっと頼むわな」
フワルー先輩は、エルフおねえさんにすべてを任せて、先に店へ戻るという。客を待たせているそうだ。
「じゃ、よろしくね。手を拝見するわ。見せてちょうだい」
「はい。お願いします」
ウッドエルフのおねえさんに、わたしは手を差し出す。
「承知しました」
エルフおねえさんが、わたしの手の甲に平べったい特殊な杖をかざした。記録された冒険者データを、杖を使って読み込む。
クレアさんの手も、同じように見る。
「お二人で、冒険者七人分のお仕事をなさったのね。まだお若いのに、すばらしいわ」
「どうも。それと、これを」
わたしはエルフおねえさんに、戦利品を見てもらう。
「ウフフ。上等な品ばかりだわ。フワルーの後輩なだけあるわね」
一部はギルドが買い取って、残りはフワルー先輩の元に行くそうだ。
「いやあ。おまちどうさん」
「あのおばあさん?」
「せやねん。孫が街へ出てもうたさかい、話し相手がほしいんやろうな。なかなか、話してくれへんかったんよ」
フワルー先輩が、ナハハと高らかに笑った。
「これが、依頼の品よ。いいものは、持って帰っていいわ」
「おおきにやで。依頼主は、ウチやもんな」
オウルベアのクチバシと目を手に、先輩がホクホク顔で家へと帰る。
「ついたで。ここがウチの店や」
先輩の家は、こじんまりとした木組みの家だ。ハンドメイド感が溢れている。ただ、あと二人が生活できるスペースはなさそう。
「二人もやってきてくれるなんて、思ってへんかったさかい。庭が余っとるから、増築増築っと」
フワルー先輩が、腕をまくる。
「お構いなく」
「そういうわけにも、いかへんて。キャルちゃんが木材も集めてくれとるさかい。すぐ終わるわ」
空いたスペースに、フワルー先輩が家を作り始めた。魔剣をガッツリ装備して。
「ええやろ?」
フワルー先輩の魔剣は特殊で、ただの魔法で動く工具だ。刃の周りにチェーンが取り付けられていて、魔力を流し込むとチェーンが刃の周りを回転する。丸太を切るのに、特化しているとか。
「これでゾンビをシバいたら、なんか爽快やねん。なんでやろ?」
ウイーンと轟音を立てながら、フワルー先輩は丸太を斬り続ける。片手で。
もう片方の手で魔法を操り、丸太を削って組み立てる。
「相変わらず、規格外ですね。先輩って」
「どうやろ? アンタこそ、こんなえげつない量の丸太を、アイテムボックスに仕込んできたやん。ウチからしたら、アンタのほうがよっぽどバケモンなんやが?」
そうだろうか? それを片手でバシバシ切り刻んでいるのは、先輩でしょ?
「お二人とも、バケモノですわ」
わたしたちのやり取りを見て、クレアさんがつぶやく。
「そうだ。お手伝いします。おいで、スパルトイ軍団」
スパルトイを召喚して、手伝ってもらった。ガイコツがウロつくと村人の視線が痛いので、カブトとヨロイを着てもらう。これで姿を隠して、作業してもらった。
斧使いが丸太を斬り、手の開いているガイコツが木を組み立てていく。
「器用やなあ。あんたの召喚したアンデッドは」
「わたしの腕が、反映されているのかも知れませんね」
柵も作っておくか。あとは薬草畑のお手入れと、部屋の中に入れる作業台の準備を。
「キャルさん、一階にキッチンを作ってくださいまし。わたくしは、お夕飯の材料を買ってきます」
「いいの、クレアさん?」
「はい。村の方ともお話がしたいので」
「ありがとうございます。じゃあ、お願いしちゃおっかな?」
「おまかせを」
買い物かごを持って、クレアさんが買い物へ。
わたしは、二階に取り掛かる。ベッドは、広めに作らせてもらった。
「先輩は、どこを作ってらっしゃるので?」
広い敷地に、先輩がやたらと岩や石を積み上げている。石窯は大量にあるし、クラフト用の設備ではないだろう。城壁ってわけでもなさそうだな。
「できてからのお楽しみや」
フフン、とフワルー先輩が不敵に笑う。
あっという間に、もう一軒の家が出来上がった。お店と地続きになっている。お店も新調されて、立派に。
「ま、魔王城だわ!」
「大変よ! 魔王の城ができているわ!」
わたしたちが作った家は、すっかり魔王城呼ばわりだった……。
10
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる