9 / 80
第二章 姫に頼まれ、魔剣を作る
第9話 卒業
しおりを挟む
魔法学校の卒業式が、行われた。
体育館に、教員と卒業生全員が集まっている。
「ねえ、レベッカちゃん。みんな、結構いい感じの魔剣を所持しているね」
わたしは、レベッカちゃんと脳内会話を行う。失礼ながら、クラスメイトたちの魔剣を吟味する。
レイピアタイプの魔剣もあれば、斧タイプの魔剣もあった。仕込み杖なんてのも。全員、髪留めや万年筆サイズに、装備を圧縮していた。
今の時代、町中で無意味に武器をジャラジャラと持ち歩いていると、役場の騎士に職質される。そのたび、いちいち冒険者カードを見せなければならない。
魔王がいなくなったのはいいが、面倒な時代になったものだ。
『ほとんど、魔力を帯びただけの無銘だね。アタシ様より脅威になる魔剣は、いないみたいだね』
たしかに、レベッカちゃんのような純正の魔剣とは違う。
「でもみんな、がんばったんだね」
『あんたは、お優しいねぇ』
それは、よく言われる。
『けど、その優しさがあったから、あんたはアタシ様を見捨てなかったんだろうよ。アタシ様が強くなったのも、あんたのおかげだからね。感謝しているよ』
「えへへ」
伝説の聖剣を引っこ抜いたクリスさん以外、全員魔剣ゲットに成功したみたい。
まあ歴代で、この学園は落第者なんて出したことはないし。
レベッカちゃんは、堂々としたものだ。なんといっても、魔剣レーヴァテインだしね。レベッカちゃんは。
最後に、冒険者の許可証をもらって、お開きとなる……はずだった。
「しまった」
魔剣のお披露目、すっかり忘れてたじゃん。
そりゃあ魔剣を取ってきたんだから、手に入れた魔剣を見せるって儀式があっても不思議ではないよね。
「どうしよう? 架空の魔剣なんて、この世界には存在しないよ。パチモンだって、バカにされちゃわない?」
『そんときは、そんときさ。いざとなったら、手頃な相手と決闘して、魔剣レーヴァテインの恐ろしさをわからせりゃいいのさね』
物騒だよ、レベッカちゃんは。そんな過激なことなんてやったら、せっかくの卒業を取り消しにされちゃう。
「キャラメ・ルージュ殿。魔剣を、ここへ」
しんがりに、わたしの番が来た。
「遠慮しないで」
校長と教頭から促され、わたしはレベッカちゃんを元のサイズに戻す。
ド派手に、レベッカちゃんはドン! と炎を巻き上げる。直後、美しいオレンジ色の刀身が目の前に現れた。黒い炎と、橙色のコントラストが、実にすばらしい。
「は、はい。いくよ、レベッカちゃん!」
オレンジ色に輝く刀身を見て、式の会場がザワつく。
「あんなデカい剣を軽々と!」
「平民の取って来た魔剣が、一番立派だと!?」
「でも、なんかデザインがカワイイ!」
学校じゅうから、驚きと憧れの眼差しを向けられた。
実は昨日、卒業式を控えたこともあって、ちょっと柄の方をいじってみたのである。
握り込みの気になる点や、無骨なデザイン性などを見直したのだ。
ああでもないこうでもないと考えていたせいで、二時間くらいしか寝ていない。
教頭先生から緊張を解きほぐす永続魔法をもらっていなかったら、わたしは経っていることすらできなかっただろう。その場でうずくまり、保健室あたりに連れて行かれるんだ。
「して、キャラメ・ルージュ。その剣の名は?」
「この子は、【レーヴァテイン】のレベッカちゃんです」
レベッカちゃんはしゃべろうとした。
だが、しゃべる魔剣は珍しい。口を挟ませないほうがいいだろう。ここにきて変な誤解を、招きたくない。
「レーヴァテインですって!?」
教頭先生が、クリスさんと同じリアクションをした。
まるで親子みたいだな、あの二人。
「しかし、レーヴァテインなど、この世界で確認はされておりませんぞ。いったい、どう判断すれば」
「おとぎ話に出てくる、剣じゃないですか! デタラメだ!」
教師陣が、ざわついている。
レーヴァテインが顕現してヤッホーって人もいれば、あれは贋作の魔剣だと頑として認めない派閥も。
「仮に本物のレーヴァテインだとしても、平民の娘ですぞ! うちの学生とはいえ、そんな少女が、危険極まる剣を取ってこられるはずがない! ただちに回収すべきです!」
一際偉そうな貴族風の教師が、レベッカちゃんの存在を断固否定する。うわあ、わたしからレベッカちゃんを取り上げる話まで出ているよお。
さらに、生徒たちの私語が多くなっていった。
「お静かに!」
教頭が、手をパンパンと叩く。
卒業式の会場が、一気に緊迫感を増した。
「これはレプリカながら、正真正銘の魔剣に違いありません」
教頭先生が、とまどう教師陣を説得する。
「この子は、錬金術師です。その気になれば、魔剣を錬成することも可能です。結果的に、絵本に出てくる魔剣を作ったに過ぎないなら、それでいいでしょう」
「だったらこの生徒の魔剣は、贋作ということではありませぬか!」
さっきの偉そうな貴族先生が、なおも食い下がった。
もーお。なんなん? そんなに平民が魔法科学校を卒業するのに、納得がいかんのか? いかんのだろうなぁ。
「それでも、ベースとなったのは魔剣に他なりません。この魔剣から、なんらかの特殊効果を確認しました。校長もどうぞ」
手持ちのモノクルを、教頭が校長に差し出す。
「ふむ。たしかにベースは魔剣ですな。それも、かなりレアリティは低いようだ」
「でしょ? なら、魔剣を取ってきたこと自体は、事実なわけです。レーヴァテインを『自称』したところで、さしたる脅威にはならないかと」
教頭は、助け舟を出してくれているみたいだ。
意固地になってレーヴァテインを本物だと主張したら、実験道具にされる。
かといってレベッカちゃんがニセモノだとしたら、わたしは卒業できない。
「魔剣であることは本物だが、レーヴァテインはあくまで自称」と、教頭は折衷案を出してくれたようだ。
「フン。たしかに、まがい物ではないようですな」
わたしを認めようとしなかった貴族先生も、モノクルでレベッカちゃんを確認した後にため息をつく。
「ではキャラメルージュ殿、ご卒業おめでとう」
パチパチパチ、とわたしは生徒たちに歓迎されて席に戻った。
さて、帰り支度をするか。
わたしは、荷物を整理する。
「お世話になりました」
錬成術の先生に、あいさつをした。
「それと今日一日、こちらを使わせていただきたいのですが」
「好きなだけ、使いなさいな」
先生である老魔女さまが、快く承諾してくれる。
よし、装備品を作ろう。たっぷりと、錬成するぞー。
『夕方に始まる、ダンスのドレス作りかい?』
レベッカちゃんからの質問に、わたしは首を振った。
「あれは、貴族様の式典だから」
卒業式典のパーティなんて、わたしのような平民が立ち入っていい場所ではない。窮屈すぎて、息が詰まりそう。
今、わたしが作っているのは、冒険者用のジャケットだ。
「錬成!」
掛け声とともに、鉄のヨロイとファイアリザードの皮を融合させる。
ファイアリザードの皮を使って、赤紫のジャケットを仕上げてみた。
「制服の色と近くて、いい感じじゃない?」
『たしかに、いいねえ。身体のラインも出て、セクシーじゃないか』
「そこは、見なくていいよぉ」
わたしは、自分の身体を抱きしめる。
しかもこのジャケットは、鉄のヨロイよりも硬い。レザーアーマーとしての役割も、果たすのだ。
『殊勝だねえ。もう旅の支度をしておくなんてさ』
「わたしは学校にいたいんじゃなくて、錬金術師でレベッカちゃんを強くしたいからね」
今ではなく、わたしは先を見据えて行動する。いつまでも、学生気分じゃいられない。
あとはスカートと靴を揃えたいけど、ベース素材がない。買ってこなくては。
ひとまず、使わない武器は鉄くずに変えておこう。素材に使えるかも。
錬成室で一人旅の準備をしていると、部屋をノックされた。
「クレア姫……」
扉を開けると、前にいたのはクレア姫ではないか。
体育館に、教員と卒業生全員が集まっている。
「ねえ、レベッカちゃん。みんな、結構いい感じの魔剣を所持しているね」
わたしは、レベッカちゃんと脳内会話を行う。失礼ながら、クラスメイトたちの魔剣を吟味する。
レイピアタイプの魔剣もあれば、斧タイプの魔剣もあった。仕込み杖なんてのも。全員、髪留めや万年筆サイズに、装備を圧縮していた。
今の時代、町中で無意味に武器をジャラジャラと持ち歩いていると、役場の騎士に職質される。そのたび、いちいち冒険者カードを見せなければならない。
魔王がいなくなったのはいいが、面倒な時代になったものだ。
『ほとんど、魔力を帯びただけの無銘だね。アタシ様より脅威になる魔剣は、いないみたいだね』
たしかに、レベッカちゃんのような純正の魔剣とは違う。
「でもみんな、がんばったんだね」
『あんたは、お優しいねぇ』
それは、よく言われる。
『けど、その優しさがあったから、あんたはアタシ様を見捨てなかったんだろうよ。アタシ様が強くなったのも、あんたのおかげだからね。感謝しているよ』
「えへへ」
伝説の聖剣を引っこ抜いたクリスさん以外、全員魔剣ゲットに成功したみたい。
まあ歴代で、この学園は落第者なんて出したことはないし。
レベッカちゃんは、堂々としたものだ。なんといっても、魔剣レーヴァテインだしね。レベッカちゃんは。
最後に、冒険者の許可証をもらって、お開きとなる……はずだった。
「しまった」
魔剣のお披露目、すっかり忘れてたじゃん。
そりゃあ魔剣を取ってきたんだから、手に入れた魔剣を見せるって儀式があっても不思議ではないよね。
「どうしよう? 架空の魔剣なんて、この世界には存在しないよ。パチモンだって、バカにされちゃわない?」
『そんときは、そんときさ。いざとなったら、手頃な相手と決闘して、魔剣レーヴァテインの恐ろしさをわからせりゃいいのさね』
物騒だよ、レベッカちゃんは。そんな過激なことなんてやったら、せっかくの卒業を取り消しにされちゃう。
「キャラメ・ルージュ殿。魔剣を、ここへ」
しんがりに、わたしの番が来た。
「遠慮しないで」
校長と教頭から促され、わたしはレベッカちゃんを元のサイズに戻す。
ド派手に、レベッカちゃんはドン! と炎を巻き上げる。直後、美しいオレンジ色の刀身が目の前に現れた。黒い炎と、橙色のコントラストが、実にすばらしい。
「は、はい。いくよ、レベッカちゃん!」
オレンジ色に輝く刀身を見て、式の会場がザワつく。
「あんなデカい剣を軽々と!」
「平民の取って来た魔剣が、一番立派だと!?」
「でも、なんかデザインがカワイイ!」
学校じゅうから、驚きと憧れの眼差しを向けられた。
実は昨日、卒業式を控えたこともあって、ちょっと柄の方をいじってみたのである。
握り込みの気になる点や、無骨なデザイン性などを見直したのだ。
ああでもないこうでもないと考えていたせいで、二時間くらいしか寝ていない。
教頭先生から緊張を解きほぐす永続魔法をもらっていなかったら、わたしは経っていることすらできなかっただろう。その場でうずくまり、保健室あたりに連れて行かれるんだ。
「して、キャラメ・ルージュ。その剣の名は?」
「この子は、【レーヴァテイン】のレベッカちゃんです」
レベッカちゃんはしゃべろうとした。
だが、しゃべる魔剣は珍しい。口を挟ませないほうがいいだろう。ここにきて変な誤解を、招きたくない。
「レーヴァテインですって!?」
教頭先生が、クリスさんと同じリアクションをした。
まるで親子みたいだな、あの二人。
「しかし、レーヴァテインなど、この世界で確認はされておりませんぞ。いったい、どう判断すれば」
「おとぎ話に出てくる、剣じゃないですか! デタラメだ!」
教師陣が、ざわついている。
レーヴァテインが顕現してヤッホーって人もいれば、あれは贋作の魔剣だと頑として認めない派閥も。
「仮に本物のレーヴァテインだとしても、平民の娘ですぞ! うちの学生とはいえ、そんな少女が、危険極まる剣を取ってこられるはずがない! ただちに回収すべきです!」
一際偉そうな貴族風の教師が、レベッカちゃんの存在を断固否定する。うわあ、わたしからレベッカちゃんを取り上げる話まで出ているよお。
さらに、生徒たちの私語が多くなっていった。
「お静かに!」
教頭が、手をパンパンと叩く。
卒業式の会場が、一気に緊迫感を増した。
「これはレプリカながら、正真正銘の魔剣に違いありません」
教頭先生が、とまどう教師陣を説得する。
「この子は、錬金術師です。その気になれば、魔剣を錬成することも可能です。結果的に、絵本に出てくる魔剣を作ったに過ぎないなら、それでいいでしょう」
「だったらこの生徒の魔剣は、贋作ということではありませぬか!」
さっきの偉そうな貴族先生が、なおも食い下がった。
もーお。なんなん? そんなに平民が魔法科学校を卒業するのに、納得がいかんのか? いかんのだろうなぁ。
「それでも、ベースとなったのは魔剣に他なりません。この魔剣から、なんらかの特殊効果を確認しました。校長もどうぞ」
手持ちのモノクルを、教頭が校長に差し出す。
「ふむ。たしかにベースは魔剣ですな。それも、かなりレアリティは低いようだ」
「でしょ? なら、魔剣を取ってきたこと自体は、事実なわけです。レーヴァテインを『自称』したところで、さしたる脅威にはならないかと」
教頭は、助け舟を出してくれているみたいだ。
意固地になってレーヴァテインを本物だと主張したら、実験道具にされる。
かといってレベッカちゃんがニセモノだとしたら、わたしは卒業できない。
「魔剣であることは本物だが、レーヴァテインはあくまで自称」と、教頭は折衷案を出してくれたようだ。
「フン。たしかに、まがい物ではないようですな」
わたしを認めようとしなかった貴族先生も、モノクルでレベッカちゃんを確認した後にため息をつく。
「ではキャラメルージュ殿、ご卒業おめでとう」
パチパチパチ、とわたしは生徒たちに歓迎されて席に戻った。
さて、帰り支度をするか。
わたしは、荷物を整理する。
「お世話になりました」
錬成術の先生に、あいさつをした。
「それと今日一日、こちらを使わせていただきたいのですが」
「好きなだけ、使いなさいな」
先生である老魔女さまが、快く承諾してくれる。
よし、装備品を作ろう。たっぷりと、錬成するぞー。
『夕方に始まる、ダンスのドレス作りかい?』
レベッカちゃんからの質問に、わたしは首を振った。
「あれは、貴族様の式典だから」
卒業式典のパーティなんて、わたしのような平民が立ち入っていい場所ではない。窮屈すぎて、息が詰まりそう。
今、わたしが作っているのは、冒険者用のジャケットだ。
「錬成!」
掛け声とともに、鉄のヨロイとファイアリザードの皮を融合させる。
ファイアリザードの皮を使って、赤紫のジャケットを仕上げてみた。
「制服の色と近くて、いい感じじゃない?」
『たしかに、いいねえ。身体のラインも出て、セクシーじゃないか』
「そこは、見なくていいよぉ」
わたしは、自分の身体を抱きしめる。
しかもこのジャケットは、鉄のヨロイよりも硬い。レザーアーマーとしての役割も、果たすのだ。
『殊勝だねえ。もう旅の支度をしておくなんてさ』
「わたしは学校にいたいんじゃなくて、錬金術師でレベッカちゃんを強くしたいからね」
今ではなく、わたしは先を見据えて行動する。いつまでも、学生気分じゃいられない。
あとはスカートと靴を揃えたいけど、ベース素材がない。買ってこなくては。
ひとまず、使わない武器は鉄くずに変えておこう。素材に使えるかも。
錬成室で一人旅の準備をしていると、部屋をノックされた。
「クレア姫……」
扉を開けると、前にいたのはクレア姫ではないか。
20
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる