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第一章 影打ちの魔剣に魅入られた少女
第6話 錬成でフロアボスを撃退
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魔剣には本来、属性がある。
火・水・風・土・光と闇とか、そういうのだ。
属性がないのは、物理という特性がある。
『アタシ様は【レーヴァテイン】だから、炎の属性だな。その威力を犠牲にする代わりに、どんな奴にも通用する』
「つまり……」
レベッカちゃんの話が、本当だとすると。
『あんたの想像したとおりさ、キャル。原始の炎は、炎さえ斬る』
【原始の炎】とは、炎を越えた炎だという。
この力があれば、並の炎属性すら突き抜けて、ダメージを与えられるそうだ。
『ただ、この力は正式な属性に反する。もし扱えば、炎の剣としての威力は下がるんだ。せっかく覚えたファイアボールも、威力を捨てざるを得ない』
貫通能力のある【原始の炎】は、効果こそすぐには現れにくいけど、取り続けると強くなる大器晩成型、と。
『リザードの戦闘レベルは一一。今のあんたじゃ、逆立ちしても勝てない。紅蓮結晶を取り込んで力技で潰すか、原始の炎を用いて、ピンポイントで弱点を突くか』
「万能か。いいんじゃないかな。よし、万能で!」
『いいんだな? これを取り込んで』
「うん。わたし、ソロ狩りプレイを目指すので」
炎が通じない相手が出て来る可能性が高いと思っていたけど、今がその時だとは。
ぼっちなわたしは、ソロで対処するしかなくなる。だから弱点は、なるべく消しておきたいかな。
『とはいえ極小だから、あまり期待はするなよ』
「わかってる。もっと強い敵と戦って、強い装備や素材をゲットできれば、レベッカちゃんがもっと強くなれるんだね?」
『ああ。原始の炎だって、本来はアタシ様がレベルアップして覚えるもんさ。本物のレーヴァテインの力なのさ。だが、今のアタシ様だけの力じゃ、足りない』
本格的に最適化するには、錬金術師の力が必要になる。
しかし、わたしじゃまだまだポンコツだね。
「ごめんね。力になれなくて」
『キャルがあやまることじゃない。アタシ様を強くしたくて、そう考えているんだろ。それだけでもありがたい』
わたしはうなずいて、セーフゾーン内に道具をセッティングした。
「作業台はOK。素材と、魔剣を置いて、と。いくよ!」
レベッカちゃんを作業台の上に置く。紅蓮結晶は剣の上に設置し、黒い石は剣の隣に。
「錬金術師フランベ・ルージュが、命じる。魔剣レーヴァテイン六四七二改め、レベッカよ。【原始の炎】の力を宿し、我の刃となれ!」
呪文を詠唱し、錬成を開始する。
黒い石と紅蓮結晶を、レベッカちゃんが吸い込んでいく。
わたしはさらに、レベッカちゃんにありったけの魔力を注ぎ込む。
「錬・成!」
レベッカちゃんの炎が、紅から、黒の混じったオレンジ色へと変わった。
「すごい。さらにベッコウアメ感が増したよ」
『そのたとえが見事なのか、わからんけどな。でも……』
レベッカちゃんは、刀身から黒いオーラを放ち続けている。プロミネンスのようなゆらめきを、常時放つ。
『アイツを脅威と思わなくなったな』
自信に満ち溢れているレベッカちゃんを見て、わたしも覚悟を決めた。
「ほんとは、他の装備品も錬成で強くしてみたかったんだけど、剣で精一杯だった」
おかげでまだ、手がビリビリと痺れている。
『成果に見合う、仕事をこなしてやるよ』
「お願い!」
わたしは、レベッカちゃんを構えた。
ファイアリザードは、出待ちするでもなく初期位置で待機してくれている。「お前なんぞ、セーフゾーンから出た直後に攻撃しなくても倒せる」って、顔に書いていた。
そりゃあ、わたしはスライムとさえ互角のポンコツだけどさ。
その慢心を、後悔させてやる。
「ぬぁ!」
開幕から、わたしは跳躍した。紅蓮結晶をレベッカちゃんに取り込んだおかげか、ブーストがすさまじい。天井にさえ届きそうなほどに飛ぶ。
空中で無防備状態になったわたしに向けて、リザードが大きく口を開けた。ブレスが来る。
灼熱の炎が、わたしに放たれた。
「なんのぉ!」
わたしは構わず、剣を振り下ろす。
スケルトンの仲間入りになんて、なってやらないんだから!
オレンジ色の刃が、ブレスを斬り裂いた。
「おぅいええええ!?」
自分でも、驚いている。形がない炎を、ホントに斬っちゃうとは。さっすが【原始の炎】だね。
だが、リザードにまで負傷をさせられない。ちょっと口を切っただけ。それでも、怒り狂っているけど。後ろ足をハネさせて、わたしに向かってシッポで打撃を浴びせにかかる。
『やっちまいな!』
「おう!」
繰り出されたシッポを、スパっと切ってやった。
ドン、と極太のシッポが地面に落下する。
トカゲらしく、リザードは再生を試みた。しかし絶大な再生能力をもってしても、原始の炎で斬られた部分は生えてこない。
『炎の力を取り込んだのが、アダになったね!』
普通にリザードだったら、再生したものを。欲張って炎属性を取り込んでしまったために、原始の炎の作用をまともに受けてしまったのだ。
ブチギレたリザードが、なりふり構わずブレスを撒き散らす。
「弱点は!?」
『シッポの付け根さ』
さっき切ったところか。
「よし! ウニャニャニャニャ!」
相手のブレスを回避ししつつ、わたしはリザードの背後に回り込んだ。
リザードの後ろ足が、わたしを踏みつけようと降ってくる。
「うるっせえってんだよ!」
わたしは、リザードのカカトに切り込みを入れた。
軽く悲鳴を上げて、リザードが足を上げる。
「今だ!」
棒高跳びの要領で、わたしは飛び上がった。狙うは、リザードのシッポを斬った傷口である。
「くらえ、【プロミネンス・突き】!」
レベッカちゃんが所持する炎属性の技【プロミネンス】をまとわせ、突き攻撃をリザードに食らわせた。
リザードの身体が黒くなって、ガラスのように砕け散る。
本当ならシッポを切って、リザードの再生を食い止めつつ攻撃するのがセオリーだった。
しかし、このリザードはファイアリザードに変化している。原始の炎を食らったせいで、再生できなかった。
わたしを甘く見た、報いが来たね。
[フロアボス、【リザード亜種・炎】の討伐、完了しました]
リザードが黒いガラス片となった後、手の甲からアナウンスが。
さてさて、ドロップはなにかな……あれ?
ダンジョンの照明が、赤く点滅し始めた。
「うわあああ! 何事!?」
リザードが大量発生したんだけど!? ボスは、倒したはずだよね!?
[緊急事態発生。フロアボスが大量発生しました。【モンスターハウス】です]
モンスターハウスって、いわゆる魔物の大量発生現象のことだ。一部のフロアに魔力が異常に蓄積して、モンスターが魔力を食いにやってくる状態をいう。
今度は、普通のリザードだ。しかし、数が多すぎるだろ!
『まだやるのかい? 何匹来たって、同じことだよ!』
いや、レベッカちゃんはやる気満々だけどさぁ!
わたしはもう、疲れたよ。
呼吸を整えて再度戦闘態勢に、っと思っていたその時だ。
「【雷霆蹴り】」
雷光が縦横無尽に飛び交い、リザードたちの体組織を壊した。
リザードが、雷を帯びたキックを受けて、粉々になっていく。
「どわわ!」
その勢いに気圧されて、わたしは尻餅をついた。
雷の勢いは、止まらない。次々と湧いてくるリザードの群れを、一瞬で灰にしていった。
フロアボスを一撃で屠るほどの火力を放ち続けているのに、一向に威力が衰えない。
わたしは、この稲光に見覚えがある。ダンジョン攻略前日に、わたしはこれを見た。これは、伝説の聖剣をぶっ壊した技だ。
「あなた、ケガはない?」
雷撃を放った少女が、わたしの顔を覗き込む。
すべてのリザードを蹴散らしたのは、クレア姫だった。
火・水・風・土・光と闇とか、そういうのだ。
属性がないのは、物理という特性がある。
『アタシ様は【レーヴァテイン】だから、炎の属性だな。その威力を犠牲にする代わりに、どんな奴にも通用する』
「つまり……」
レベッカちゃんの話が、本当だとすると。
『あんたの想像したとおりさ、キャル。原始の炎は、炎さえ斬る』
【原始の炎】とは、炎を越えた炎だという。
この力があれば、並の炎属性すら突き抜けて、ダメージを与えられるそうだ。
『ただ、この力は正式な属性に反する。もし扱えば、炎の剣としての威力は下がるんだ。せっかく覚えたファイアボールも、威力を捨てざるを得ない』
貫通能力のある【原始の炎】は、効果こそすぐには現れにくいけど、取り続けると強くなる大器晩成型、と。
『リザードの戦闘レベルは一一。今のあんたじゃ、逆立ちしても勝てない。紅蓮結晶を取り込んで力技で潰すか、原始の炎を用いて、ピンポイントで弱点を突くか』
「万能か。いいんじゃないかな。よし、万能で!」
『いいんだな? これを取り込んで』
「うん。わたし、ソロ狩りプレイを目指すので」
炎が通じない相手が出て来る可能性が高いと思っていたけど、今がその時だとは。
ぼっちなわたしは、ソロで対処するしかなくなる。だから弱点は、なるべく消しておきたいかな。
『とはいえ極小だから、あまり期待はするなよ』
「わかってる。もっと強い敵と戦って、強い装備や素材をゲットできれば、レベッカちゃんがもっと強くなれるんだね?」
『ああ。原始の炎だって、本来はアタシ様がレベルアップして覚えるもんさ。本物のレーヴァテインの力なのさ。だが、今のアタシ様だけの力じゃ、足りない』
本格的に最適化するには、錬金術師の力が必要になる。
しかし、わたしじゃまだまだポンコツだね。
「ごめんね。力になれなくて」
『キャルがあやまることじゃない。アタシ様を強くしたくて、そう考えているんだろ。それだけでもありがたい』
わたしはうなずいて、セーフゾーン内に道具をセッティングした。
「作業台はOK。素材と、魔剣を置いて、と。いくよ!」
レベッカちゃんを作業台の上に置く。紅蓮結晶は剣の上に設置し、黒い石は剣の隣に。
「錬金術師フランベ・ルージュが、命じる。魔剣レーヴァテイン六四七二改め、レベッカよ。【原始の炎】の力を宿し、我の刃となれ!」
呪文を詠唱し、錬成を開始する。
黒い石と紅蓮結晶を、レベッカちゃんが吸い込んでいく。
わたしはさらに、レベッカちゃんにありったけの魔力を注ぎ込む。
「錬・成!」
レベッカちゃんの炎が、紅から、黒の混じったオレンジ色へと変わった。
「すごい。さらにベッコウアメ感が増したよ」
『そのたとえが見事なのか、わからんけどな。でも……』
レベッカちゃんは、刀身から黒いオーラを放ち続けている。プロミネンスのようなゆらめきを、常時放つ。
『アイツを脅威と思わなくなったな』
自信に満ち溢れているレベッカちゃんを見て、わたしも覚悟を決めた。
「ほんとは、他の装備品も錬成で強くしてみたかったんだけど、剣で精一杯だった」
おかげでまだ、手がビリビリと痺れている。
『成果に見合う、仕事をこなしてやるよ』
「お願い!」
わたしは、レベッカちゃんを構えた。
ファイアリザードは、出待ちするでもなく初期位置で待機してくれている。「お前なんぞ、セーフゾーンから出た直後に攻撃しなくても倒せる」って、顔に書いていた。
そりゃあ、わたしはスライムとさえ互角のポンコツだけどさ。
その慢心を、後悔させてやる。
「ぬぁ!」
開幕から、わたしは跳躍した。紅蓮結晶をレベッカちゃんに取り込んだおかげか、ブーストがすさまじい。天井にさえ届きそうなほどに飛ぶ。
空中で無防備状態になったわたしに向けて、リザードが大きく口を開けた。ブレスが来る。
灼熱の炎が、わたしに放たれた。
「なんのぉ!」
わたしは構わず、剣を振り下ろす。
スケルトンの仲間入りになんて、なってやらないんだから!
オレンジ色の刃が、ブレスを斬り裂いた。
「おぅいええええ!?」
自分でも、驚いている。形がない炎を、ホントに斬っちゃうとは。さっすが【原始の炎】だね。
だが、リザードにまで負傷をさせられない。ちょっと口を切っただけ。それでも、怒り狂っているけど。後ろ足をハネさせて、わたしに向かってシッポで打撃を浴びせにかかる。
『やっちまいな!』
「おう!」
繰り出されたシッポを、スパっと切ってやった。
ドン、と極太のシッポが地面に落下する。
トカゲらしく、リザードは再生を試みた。しかし絶大な再生能力をもってしても、原始の炎で斬られた部分は生えてこない。
『炎の力を取り込んだのが、アダになったね!』
普通にリザードだったら、再生したものを。欲張って炎属性を取り込んでしまったために、原始の炎の作用をまともに受けてしまったのだ。
ブチギレたリザードが、なりふり構わずブレスを撒き散らす。
「弱点は!?」
『シッポの付け根さ』
さっき切ったところか。
「よし! ウニャニャニャニャ!」
相手のブレスを回避ししつつ、わたしはリザードの背後に回り込んだ。
リザードの後ろ足が、わたしを踏みつけようと降ってくる。
「うるっせえってんだよ!」
わたしは、リザードのカカトに切り込みを入れた。
軽く悲鳴を上げて、リザードが足を上げる。
「今だ!」
棒高跳びの要領で、わたしは飛び上がった。狙うは、リザードのシッポを斬った傷口である。
「くらえ、【プロミネンス・突き】!」
レベッカちゃんが所持する炎属性の技【プロミネンス】をまとわせ、突き攻撃をリザードに食らわせた。
リザードの身体が黒くなって、ガラスのように砕け散る。
本当ならシッポを切って、リザードの再生を食い止めつつ攻撃するのがセオリーだった。
しかし、このリザードはファイアリザードに変化している。原始の炎を食らったせいで、再生できなかった。
わたしを甘く見た、報いが来たね。
[フロアボス、【リザード亜種・炎】の討伐、完了しました]
リザードが黒いガラス片となった後、手の甲からアナウンスが。
さてさて、ドロップはなにかな……あれ?
ダンジョンの照明が、赤く点滅し始めた。
「うわあああ! 何事!?」
リザードが大量発生したんだけど!? ボスは、倒したはずだよね!?
[緊急事態発生。フロアボスが大量発生しました。【モンスターハウス】です]
モンスターハウスって、いわゆる魔物の大量発生現象のことだ。一部のフロアに魔力が異常に蓄積して、モンスターが魔力を食いにやってくる状態をいう。
今度は、普通のリザードだ。しかし、数が多すぎるだろ!
『まだやるのかい? 何匹来たって、同じことだよ!』
いや、レベッカちゃんはやる気満々だけどさぁ!
わたしはもう、疲れたよ。
呼吸を整えて再度戦闘態勢に、っと思っていたその時だ。
「【雷霆蹴り】」
雷光が縦横無尽に飛び交い、リザードたちの体組織を壊した。
リザードが、雷を帯びたキックを受けて、粉々になっていく。
「どわわ!」
その勢いに気圧されて、わたしは尻餅をついた。
雷の勢いは、止まらない。次々と湧いてくるリザードの群れを、一瞬で灰にしていった。
フロアボスを一撃で屠るほどの火力を放ち続けているのに、一向に威力が衰えない。
わたしは、この稲光に見覚えがある。ダンジョン攻略前日に、わたしはこれを見た。これは、伝説の聖剣をぶっ壊した技だ。
「あなた、ケガはない?」
雷撃を放った少女が、わたしの顔を覗き込む。
すべてのリザードを蹴散らしたのは、クレア姫だった。
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