1 / 48
第一章 Z級スキル『サメ使い』でしてよーっ!
第1話 追放ですわ!
しおりを挟む
「なにっ!? ルクレツィアの等級は、Z級だと!?」
お父様が、わたくしのスキルを見て恐れおののいていますわ!
わたくしは、一五歳の誕生日を迎えました。洗礼を受けて、海の神殿でスキルをいただける歳になりましたの。これでわたくしも、一人前の貴族の仲間入りですわ、と思っていましたのに。
両親ったら浮かない顔をなさって。娘の門出だというのに。
「はい。スキルのランクは最上級のS、上等級のAからFとスキルはあります。が、ルクレツィア様はどれにも属しておりません」
我々シュヴェーヌマン家は、代々Aランク等級のスキルを持っていますのよ。
このルクレツィアにも、引き継がれると思っていました。
Z級なんて、聞いたこともございませんことよ。
「低くは、ないのだろう?」
「はい。ですがZ級とは、呪われしスキル! この世界にはあってはならないものなのです! そのスキルを持つものは、S級並の災厄をもたらすと!」
神官様が、怯えていますわ。
「で、どのようなスキルをルクレツィアはどのようなスキルを手に入れたのだ!?」
「……サメ使いです!」
「なんという、禍々しいスキル名か! 不吉な!」
いいじゃありませんの。「サメ使い」って。
港町ミグに生まれたせいでしょうか、わたくしは海が大好きですわ。
サメなんて、めったに人を襲いませんのよ?
みなさん揃って、恐怖の対象として恐れていますけれど。
「ええい、なにをしておる!? こやつを流刑にせよ!」
「マジですの、お父様、婚約も控えていますのよ!?」
「そんなものは破棄だ! 破棄!」
あっという間に、わたくしは流刑となりました。どこか無人島送りにされるそうですわ。
ですが、縛られては、生きていられませんわね。
ビキニ姿なのは、これがわたくしの正装だからですの。海に捨てられるのですから、美しいままで死にたいですわね。
「かわいそうに。あんなカワイイのにな」
「水着も、魅力的でセクシーなんだよな。あのお嬢様、せめてキレイな姿で死なせてくれってさ」
船員たちが、わたくしを見てヒソヒソと話していらっしゃいます。
「あんまり見るなよ。サメみたいに噛まれるぜ」
まるで猛獣を見るような目で、わたくしを警戒なさっています。
それだけ、わたくしは厄介なスキルを継承してしまったようでうわね。
ただ、不満はありますわ。
腫れ物に触るような視線を向けられていることでは、ございません。
「たかが猛獣ごとき」とわたくしを比較なさっていることに、腹が立っていましてよ。
「海とともに死ねるだけでも、本望と思わないとやっていられませんわーっ!」
「うるさい! さっさと島へ……ん!? あれは!?」
わたくしを乗せた船の前に、とんでもない化け物が現れましたわーっ!
「【海坊主】ですわ!」
つるっぱげの巨大タコが、わたくしの船を鎮めようと襲いかかってきました。
東洋にしか現れないと言われていた海の怪物が、この西洋、ミグの近海まで現れましたのね!
「さっそく呪いが! 早くルクレツィアを叩き落としてしまえ!」
自分の身可愛さに、お父様がわたくしの背中を蹴り上げました。やはり血が繋がっていないとこうですわね?
わたくしは王家唯一の正式血統だったのです。
両親が相次いで死に、わたくしが正統継承者になりました。
わたくしを引き取った親戚筋のシュヴェーヌマン伯爵家は、ずっとわたくしから実権を奪いたくてウズウズしていましたわ。
今が、その好機というわけですわね?
ただでは死にませんわ! どうせ死ぬならシュヴェーヌマンに一太刀浴びせて。
ですが、わたくしは縛られたままで海へ投げ出されました。
「息が、できませんわ!」
ゴボゴボ……。
踏んだり蹴ったりですわね。呪われたスキルを継承して、家を追放されて、最期は大好きな海に飲み込まれるとは。
ここでサメまでいらしたら、お笑いですのに。
「ん?」
わたくしの近くに、ものすごいスピードを出して近づいてくる灰色の物体がありました。
なんですの? あれは。
「サメですわ!」
思考がまとまるより早く、サメはわたくしの縄を噛みちぎりました。
このままわたくしも餌食に、と思っていましたのに、サメはわたくしなんて目もくれず、まっすぐ海坊主の方へ。
高速で、頭突きをかましました。そのまま足をカブリと。
サメの切断力で、海坊主は足を失いました。
「ぷはあ!」
わたしは、どうにか水面から顔をあげます。
船が遠ざかっていくではありませんの!
おのれ、ただでは帰しませんわ!
「せっかく覚えたスキルですもの。目にもの見せて差し上げますわ! 『サメ使い』!」
猛然と海坊主へ向かっていたサメに、ビリビリっと電流のようなものが流れます。
「あの船の底に、穴を開けちまってくださいまし!」
わたくしは、サメに命令を下しました。
サメはわたくしの指示通り、木製の船に体当たりをします。
海坊主の攻撃とサメの一撃により、大型の船が大きく傾きました。船員の何人かが、海へ投げ出されます。その中には、お父様……いえ、シュヴェーヌマンも混じっていました。
「いい気味ですわ! おや?」
ですが、溜飲が下がったのもつかの間。サメが大ピンチになってしまいましたわ! 何本ものタコ足に絡みつかれて、苦しそうにしています! このままでは、全身の骨がくだけてしまいましてよ!
折れた船の帆にしがみつきながら、わたくしは考えを巡らせました。
「……今、助けますわ!」
せっかく、わたくしの指示を聞いてくださった一匹のサメさんです。
彼を助けないで、サメ使いは名乗れませんわーっ!
船の帆を掴んで、突撃しました。
「うおおおおお! 離れなさいまし!」
わたくしは、海坊主の目に帆を突き刺してやりましたわ!
サメさんが脱出しました。
「もうひと仕事、お願いしますわ! 『サメ使い』!」
わたくしは、サメさんの背に乗せてもらいます。
「突っ込みますわ!」
サメに乗って、わたくしは帆を掴み直しました。そのまま、海坊主の目を再度貫きます。
帆が脳に達したのか、海坊主は沈んでいきましたわ。
「はあ、はあ、やりました、わ……」
精も根も尽き果て、わたくしは意識を手放します。
結局、シュヴェーヌマンは助け出されて、船が遠ざかっていきますわ。
いつか必ず、復讐に参りますわね。
でも、いいかもですわ。過ぎたことを悔いても、仕方ありません。
これからは、自分のために人生を過ごすのも悪くありませんわ。
ですが、もう身体も冷たくなってきましたわ。
サメさんと一緒に、この大海原を旅ができたら。
「気が付いた?」
そんな夢を見ながら、わたくしは目を覚まします。
「はあ! 夢でしたのね?」
「うん。目が覚めてよかった」
わたくしは、いつの間にか陸に上がっていました。
側には、フードの付いたラッシュガード姿の少女が。少年と見間違えましたが、下がビキニパンツでしたので、女性だろうと認識できます。
「あなたは」
「ステイサメ。さっきあなたに助けられたサメだよ」
よく見ると、フードがサメの形をしていますわ!
この方が、サメですって!?
お父様が、わたくしのスキルを見て恐れおののいていますわ!
わたくしは、一五歳の誕生日を迎えました。洗礼を受けて、海の神殿でスキルをいただける歳になりましたの。これでわたくしも、一人前の貴族の仲間入りですわ、と思っていましたのに。
両親ったら浮かない顔をなさって。娘の門出だというのに。
「はい。スキルのランクは最上級のS、上等級のAからFとスキルはあります。が、ルクレツィア様はどれにも属しておりません」
我々シュヴェーヌマン家は、代々Aランク等級のスキルを持っていますのよ。
このルクレツィアにも、引き継がれると思っていました。
Z級なんて、聞いたこともございませんことよ。
「低くは、ないのだろう?」
「はい。ですがZ級とは、呪われしスキル! この世界にはあってはならないものなのです! そのスキルを持つものは、S級並の災厄をもたらすと!」
神官様が、怯えていますわ。
「で、どのようなスキルをルクレツィアはどのようなスキルを手に入れたのだ!?」
「……サメ使いです!」
「なんという、禍々しいスキル名か! 不吉な!」
いいじゃありませんの。「サメ使い」って。
港町ミグに生まれたせいでしょうか、わたくしは海が大好きですわ。
サメなんて、めったに人を襲いませんのよ?
みなさん揃って、恐怖の対象として恐れていますけれど。
「ええい、なにをしておる!? こやつを流刑にせよ!」
「マジですの、お父様、婚約も控えていますのよ!?」
「そんなものは破棄だ! 破棄!」
あっという間に、わたくしは流刑となりました。どこか無人島送りにされるそうですわ。
ですが、縛られては、生きていられませんわね。
ビキニ姿なのは、これがわたくしの正装だからですの。海に捨てられるのですから、美しいままで死にたいですわね。
「かわいそうに。あんなカワイイのにな」
「水着も、魅力的でセクシーなんだよな。あのお嬢様、せめてキレイな姿で死なせてくれってさ」
船員たちが、わたくしを見てヒソヒソと話していらっしゃいます。
「あんまり見るなよ。サメみたいに噛まれるぜ」
まるで猛獣を見るような目で、わたくしを警戒なさっています。
それだけ、わたくしは厄介なスキルを継承してしまったようでうわね。
ただ、不満はありますわ。
腫れ物に触るような視線を向けられていることでは、ございません。
「たかが猛獣ごとき」とわたくしを比較なさっていることに、腹が立っていましてよ。
「海とともに死ねるだけでも、本望と思わないとやっていられませんわーっ!」
「うるさい! さっさと島へ……ん!? あれは!?」
わたくしを乗せた船の前に、とんでもない化け物が現れましたわーっ!
「【海坊主】ですわ!」
つるっぱげの巨大タコが、わたくしの船を鎮めようと襲いかかってきました。
東洋にしか現れないと言われていた海の怪物が、この西洋、ミグの近海まで現れましたのね!
「さっそく呪いが! 早くルクレツィアを叩き落としてしまえ!」
自分の身可愛さに、お父様がわたくしの背中を蹴り上げました。やはり血が繋がっていないとこうですわね?
わたくしは王家唯一の正式血統だったのです。
両親が相次いで死に、わたくしが正統継承者になりました。
わたくしを引き取った親戚筋のシュヴェーヌマン伯爵家は、ずっとわたくしから実権を奪いたくてウズウズしていましたわ。
今が、その好機というわけですわね?
ただでは死にませんわ! どうせ死ぬならシュヴェーヌマンに一太刀浴びせて。
ですが、わたくしは縛られたままで海へ投げ出されました。
「息が、できませんわ!」
ゴボゴボ……。
踏んだり蹴ったりですわね。呪われたスキルを継承して、家を追放されて、最期は大好きな海に飲み込まれるとは。
ここでサメまでいらしたら、お笑いですのに。
「ん?」
わたくしの近くに、ものすごいスピードを出して近づいてくる灰色の物体がありました。
なんですの? あれは。
「サメですわ!」
思考がまとまるより早く、サメはわたくしの縄を噛みちぎりました。
このままわたくしも餌食に、と思っていましたのに、サメはわたくしなんて目もくれず、まっすぐ海坊主の方へ。
高速で、頭突きをかましました。そのまま足をカブリと。
サメの切断力で、海坊主は足を失いました。
「ぷはあ!」
わたしは、どうにか水面から顔をあげます。
船が遠ざかっていくではありませんの!
おのれ、ただでは帰しませんわ!
「せっかく覚えたスキルですもの。目にもの見せて差し上げますわ! 『サメ使い』!」
猛然と海坊主へ向かっていたサメに、ビリビリっと電流のようなものが流れます。
「あの船の底に、穴を開けちまってくださいまし!」
わたくしは、サメに命令を下しました。
サメはわたくしの指示通り、木製の船に体当たりをします。
海坊主の攻撃とサメの一撃により、大型の船が大きく傾きました。船員の何人かが、海へ投げ出されます。その中には、お父様……いえ、シュヴェーヌマンも混じっていました。
「いい気味ですわ! おや?」
ですが、溜飲が下がったのもつかの間。サメが大ピンチになってしまいましたわ! 何本ものタコ足に絡みつかれて、苦しそうにしています! このままでは、全身の骨がくだけてしまいましてよ!
折れた船の帆にしがみつきながら、わたくしは考えを巡らせました。
「……今、助けますわ!」
せっかく、わたくしの指示を聞いてくださった一匹のサメさんです。
彼を助けないで、サメ使いは名乗れませんわーっ!
船の帆を掴んで、突撃しました。
「うおおおおお! 離れなさいまし!」
わたくしは、海坊主の目に帆を突き刺してやりましたわ!
サメさんが脱出しました。
「もうひと仕事、お願いしますわ! 『サメ使い』!」
わたくしは、サメさんの背に乗せてもらいます。
「突っ込みますわ!」
サメに乗って、わたくしは帆を掴み直しました。そのまま、海坊主の目を再度貫きます。
帆が脳に達したのか、海坊主は沈んでいきましたわ。
「はあ、はあ、やりました、わ……」
精も根も尽き果て、わたくしは意識を手放します。
結局、シュヴェーヌマンは助け出されて、船が遠ざかっていきますわ。
いつか必ず、復讐に参りますわね。
でも、いいかもですわ。過ぎたことを悔いても、仕方ありません。
これからは、自分のために人生を過ごすのも悪くありませんわ。
ですが、もう身体も冷たくなってきましたわ。
サメさんと一緒に、この大海原を旅ができたら。
「気が付いた?」
そんな夢を見ながら、わたくしは目を覚まします。
「はあ! 夢でしたのね?」
「うん。目が覚めてよかった」
わたくしは、いつの間にか陸に上がっていました。
側には、フードの付いたラッシュガード姿の少女が。少年と見間違えましたが、下がビキニパンツでしたので、女性だろうと認識できます。
「あなたは」
「ステイサメ。さっきあなたに助けられたサメだよ」
よく見ると、フードがサメの形をしていますわ!
この方が、サメですって!?
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
続・異世界温泉であったかどんぶりごはん
渡里あずま
ファンタジー
異世界の街・ロッコでどんぶり店を営むエリ、こと真嶋恵理。
そんな彼女が、そして料理人のグルナが次に作りたいと思ったのは。
「あぁ……作るなら、豚の角煮は確かに魚醤じゃなく、豆の醤油で作りたいわよね」
「解ってくれるか……あと、俺の店で考えると、蒸し器とくれば茶碗蒸し! だけど、百歩譲ってたけのこは譲るとしても、しいたけとキクラゲがなぁ…」
しかし、作るにはいよいよ他国の調味料や食材が必要で…今回はどうしようかと思ったところ、事態はまたしても思わぬ展開に。
不定期更新。書き手が能天気な為、ざまぁはほぼなし。基本もぐもぐです。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
オタク姫 ~100年の恋~
菱沼あゆ
ファンタジー
間違った方向に高校デビューを果たしてしまい、みんなから、姫と崇められるようになってしまった朝霞(あさか)。
朝霞は実は、ゲームオタクなのだが。
眠るたび、まだやっていない乙女ゲームの世界に入り込むようになってしまう。
その夢の中では、高校の先輩で、朝霞とはあまり接点のないイケメン、十文字晴(じゅうもんじ はる)が、何故か王子様として登場するのだが。
朝霞が王子の呪いを解くと、王子は文句を言い出した。
「どうしてくれるっ。
お前が呪いを解いたせいで、お前を100年愛する呪いがかかってしまったじゃないかっ」
「いや~。
どうしてくれるって言ってる時点で、なんにもかかってないですよね~……?」
(「小説になろう」などにも掲載しています)
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
異世界に転生した俺は農業指導員だった知識と魔法を使い弱小貴族から気が付けば大陸1の農業王国を興していた。
黒ハット
ファンタジー
前世では日本で農業指導員として暮らしていたが国際協力員として後進国で農業の指導をしている時に、反政府の武装組織に拳銃で撃たれて35歳で殺されたが、魔法のある異世界に転生し、15歳の時に記憶がよみがえり、前世の農業指導員の知識と魔法を使い弱小貴族から成りあがり、乱世の世を戦い抜き大陸1の農業王国を興す。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる