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第一章 辺境、廃城・ゴーストタウン・悪役令嬢つき
第3話 結婚しようよ、伯爵令嬢
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「アタシら、出会って五分くらいじゃぞ? そんなスピード婚で」
「だよね。でもリユ嬢、キミが僕のお嫁さんになれば、解決じゃん」
「とはいえ、どうしてそんな話になるんじゃ?」
「キミが言ったんじゃん。自分は婚約破棄されたって」
リユ嬢が、「あ」と口に出す。
だったら、追い出された者同士がくっつけばいい。
「受付嬢、なにか問題はあるのかな?」
「たしかにリユ様がこちらに嫁いできたら、国際問題は解決するでしょう。嫁いできたのだという口実にすれば、特には。ですが、リユ様が許諾なさいますでしょうか?」
ギルド職員さえも、難色を示す。
「伯爵令嬢っていっていたね? この方はどうしてここに住んでる?」
「実はこのシンクレーグは、こちらにいらっしゃるリユ様の土地になる予定でした」
受付嬢いわく、キヴァ伯爵は「ボニファティウスがこの地を捨てた」と考えていたらしい。
「シンクレーグ側も、あなた方ボニファティウス家に見捨てられたと考えていましたので」
「そっか。僕が結婚していたら……」
「はい。ディータさまは今頃、ソラドロアの領主になられる予定でした」
そうなれば、ギルドも本格的にこの土地を捨てるつもりだったという。ボニファティウスに掛け合って。
冒険者に保護されていたあの馬車も、王国へそのむねを伝えるために派遣したそうだ。逃げるだけじゃ、なかったんだな。
あやうくこの地は本当に、ただの荒野になるところだったのか。
「誰もシンクレーグに、手を加えておらなんだ。じゃけん、では勝手に住まわせてもらおうと」
「ですが、領地権が生きていたとなると、うかつに手を出すわけにはいかず」
それだよな。僕だって、この地がまだボニファティウスの所有物だって、最近知ったくらいだし。
「僕は気にしないよ」
勝手に人の庭に入ってやりたい放題されたら、普通なら怒るところだろうけど。
「キミほどの豪傑が、ロマンチックな出会いを気にするのかい? 白馬の王子様がお目当てなら、ボクの出る幕はないけど」
「うう」
腕を組んで、リユ嬢は考え込んだ。
「で、どうする? イヤならいいんだ。別の手を考えるから」
「いや。現時点での最適解じゃ。アタシも、この手しか出てこん」
「帰る場所もないみたいだし、僕と結婚したら、シンクレーグに居場所は確保しよう。当分は、このボロいお城になるけど」
事実、彼女はここをねぐらにしていたみたいだし。
「それはええんじゃ。とはいえ、よく知りもせん相手とうまくやれるかどうか……」
「じゃあ、こうしよう。偽装結婚だ。いわゆる、お試しだね」
お試しと聞いて、リユ嬢も冷静になる。
「気に食わなかったら、いつでも離婚を突きつけてくれ」
「いや。どうじゃろうな? おめえはひねくれモンじゃが、悪党じゃねえ。知恵も回る。アタシに悪いことはせんじゃろう」
「約束しよう」
「迷惑じゃないんか? こんな風来坊をもろうて。また気まぐれで、風に吹かれるかも知れんぞ?」
「答えは風に吹かれてるんだろ? タンポポは風に揺られて、落ちた地に根を張るんだ」
僕は、この荒れた土地に咲いたタンポポを指差す。
「だったら、キミもそれでいいんじゃないかな」
「そんな生き方もええのう」
こうして、僕たちは夫婦になった。偽装結婚だけど。
「おまえ、性格と違って『ろまんちすと』じゃのう」
ほっとけ。
「あとは、祖国に連絡だな」
かといって、この地を離れたらまた魔物の被害が出る。せっかく結婚したのに、帰る場所がなくなってしまう。
「うわ。ホントに魔物たちがいなくなってる」
「パねえ」
冒険者が、馬車を直して戻ってきた。
僕が領主だとわかると、みんながおじぎをする。
「ちょうどいいところに来た。キミらの中に、神官がいたよな?」
「はい。ここに」
女性の神官が、馬車から降りて前に出た。
「教会は……焼けたんだな。ここでいいから、僕たちの結婚の誓いを頼む」
「は、はい」
簡単に、洗礼をお願いする。
「ドレスも用意しなくてゴメンね。
「コホン。では改めて。こんなじゃじゃ馬でも、もろうてくれるか?」
「喜んで」
「アタシもじゃ。このリユ・キヴァ伯爵令嬢は、お前の嫁になる。もろうてくれてありがとう」
「こちらこそ、嫁いできてくれてありがとう。リユ嬢」
僕が返答すると、なぜかリユ嬢が不満そうな顔をした。
「どうした?」
「リユ。アタシはリユじゃっ」
下の名前を、呼び捨てにしろ。
たったそれだけの指示なのに、僕は顔が熱くなってきた。
「はようしてください。でないと、オヤジが納得せんのです」
「はい。わかりました」
なぜか、お互いに敬語になる。
「リ、リユ」
僕が告げると、リユの方も顔が爆発しそうになった。
「だ、だんなさま」
さらに、リユの顔が夕焼けよりも赤くなる。
「ディータでいいよ。対等の関係なんだし」
「わかったわい。ディータ」
「なら、受付嬢の、えっと、名前は?」
リユを抱き寄せた後、僕は受付嬢を呼ぶ。
「ミーサです」
「ではミーサ、誓いのキスをするから、写真を」
「はい」
ミーサが、コンパクトカメラを用意する。
お互いのホホに、口づけのフリをした。
フリなのに、どうしてこんなにドキドキしているんだろう?
「撮ったな?」
「バッチリです」
受付嬢ミーサが、カメラを持ちながら円を作る。
「ボニファティウス王国、エィヒム地方、両国に伝令を」
僕たちが結婚したことを、受付嬢ミーサに書類としてまとめてもらった。
「伝書鳩で失礼するが、よろしく頼む」
「はい。シンクレーグ領の領主様の書状ですから、信頼性はバッチリでしょう」
二羽の伝書鳩が、夕焼け空を飛んでいく。
おそらくだが、誰も疑うことはない。その確信はあった。
父上なら、「やっと身を固めてくれた」と胸をなでおろすことだろう。
リユは、廃城を再建しようとしてくれていたらしい。どころどころ、修繕した跡がある。雨風をしのげる程度だが。炊事などの生活空間は、使用人室を利用していたようだ。
廃城にあるキッチンを片付けて、料理を始める。
作業するのに、ちょっと背丈が足りない。手頃なイスを、足場に使う。
ちょうど、モンスターの肉も手に入った。それを焼いて、土地で採れたハーブと合わせる。
「手際がええのう。さすが冒険者」
僕が料理しているところを、見てリユが感心した。
「シェフにちょっと教わったんだ。僕は勉強より、こっちのほうが好きでさ」
手に職を持っていれば、生活に困らない。お金にならなくても、生きてはいける。
「お部屋も片付けようか。一応、一緒に住む夫婦なんだし」
「じゃのう。それにしても」
リユが舐め回すように、僕を下から上に見つめた。
「とっさに結婚なんて、大胆なアイデア出すなんて。お主、モテモテだったのでは?」
「とんでもない!」
「そうか? チビでもそれだけ度胸があったら、モテようぞ」
「一五年間、女性に好かれたことなんて」
僕の歳を聞いて、リユが目を丸くする。
「おめえ、一五か。タメじゃのう」
「そうなの? お姉さんだと思ってた」
「アタシも、ぐっと年下じゃと思うとったわい。人はみかけによらんのう」
だね。キミの豊満な体を見ていると、僕もそう思うよ。
口が裂けても言えないけど。
「歳の割に、えっちぃ身体やと思うとるやろ?」
「お、思ってませんっ」
「ええぞ。想像ならなんべんでもあいてしてやるけん」
リユが、胸を寄せる。
「からかわないで。じゃ、じゃあリユ、召し上がれ」
焼けたステーキを木皿に盛り付けて、テーブルに置いた。さらに、バジルを少々。
「お、おう。いただきます」
料理を前にして、リユが手を合わせる。東洋の作法かな?
ウルフのステーキにフォークをぶっ刺して、かぶりつく。
「んぐんぐ……」
炭酸の瓶をちょっと氷魔法で冷やし、リユに差し出した。
「すまんの」
リユは炭酸をグビッといく。
僕もいただこうかな。うん、香草が染み込んでで肉の臭みが消えている。ライスが欲しくなるね。採れるかどうか、今度聞いてみよう。
「のうディータ」
「ん?」
「アタシのヨメになってくれ」
いや、さっき結婚したよね!?
「だよね。でもリユ嬢、キミが僕のお嫁さんになれば、解決じゃん」
「とはいえ、どうしてそんな話になるんじゃ?」
「キミが言ったんじゃん。自分は婚約破棄されたって」
リユ嬢が、「あ」と口に出す。
だったら、追い出された者同士がくっつけばいい。
「受付嬢、なにか問題はあるのかな?」
「たしかにリユ様がこちらに嫁いできたら、国際問題は解決するでしょう。嫁いできたのだという口実にすれば、特には。ですが、リユ様が許諾なさいますでしょうか?」
ギルド職員さえも、難色を示す。
「伯爵令嬢っていっていたね? この方はどうしてここに住んでる?」
「実はこのシンクレーグは、こちらにいらっしゃるリユ様の土地になる予定でした」
受付嬢いわく、キヴァ伯爵は「ボニファティウスがこの地を捨てた」と考えていたらしい。
「シンクレーグ側も、あなた方ボニファティウス家に見捨てられたと考えていましたので」
「そっか。僕が結婚していたら……」
「はい。ディータさまは今頃、ソラドロアの領主になられる予定でした」
そうなれば、ギルドも本格的にこの土地を捨てるつもりだったという。ボニファティウスに掛け合って。
冒険者に保護されていたあの馬車も、王国へそのむねを伝えるために派遣したそうだ。逃げるだけじゃ、なかったんだな。
あやうくこの地は本当に、ただの荒野になるところだったのか。
「誰もシンクレーグに、手を加えておらなんだ。じゃけん、では勝手に住まわせてもらおうと」
「ですが、領地権が生きていたとなると、うかつに手を出すわけにはいかず」
それだよな。僕だって、この地がまだボニファティウスの所有物だって、最近知ったくらいだし。
「僕は気にしないよ」
勝手に人の庭に入ってやりたい放題されたら、普通なら怒るところだろうけど。
「キミほどの豪傑が、ロマンチックな出会いを気にするのかい? 白馬の王子様がお目当てなら、ボクの出る幕はないけど」
「うう」
腕を組んで、リユ嬢は考え込んだ。
「で、どうする? イヤならいいんだ。別の手を考えるから」
「いや。現時点での最適解じゃ。アタシも、この手しか出てこん」
「帰る場所もないみたいだし、僕と結婚したら、シンクレーグに居場所は確保しよう。当分は、このボロいお城になるけど」
事実、彼女はここをねぐらにしていたみたいだし。
「それはええんじゃ。とはいえ、よく知りもせん相手とうまくやれるかどうか……」
「じゃあ、こうしよう。偽装結婚だ。いわゆる、お試しだね」
お試しと聞いて、リユ嬢も冷静になる。
「気に食わなかったら、いつでも離婚を突きつけてくれ」
「いや。どうじゃろうな? おめえはひねくれモンじゃが、悪党じゃねえ。知恵も回る。アタシに悪いことはせんじゃろう」
「約束しよう」
「迷惑じゃないんか? こんな風来坊をもろうて。また気まぐれで、風に吹かれるかも知れんぞ?」
「答えは風に吹かれてるんだろ? タンポポは風に揺られて、落ちた地に根を張るんだ」
僕は、この荒れた土地に咲いたタンポポを指差す。
「だったら、キミもそれでいいんじゃないかな」
「そんな生き方もええのう」
こうして、僕たちは夫婦になった。偽装結婚だけど。
「おまえ、性格と違って『ろまんちすと』じゃのう」
ほっとけ。
「あとは、祖国に連絡だな」
かといって、この地を離れたらまた魔物の被害が出る。せっかく結婚したのに、帰る場所がなくなってしまう。
「うわ。ホントに魔物たちがいなくなってる」
「パねえ」
冒険者が、馬車を直して戻ってきた。
僕が領主だとわかると、みんながおじぎをする。
「ちょうどいいところに来た。キミらの中に、神官がいたよな?」
「はい。ここに」
女性の神官が、馬車から降りて前に出た。
「教会は……焼けたんだな。ここでいいから、僕たちの結婚の誓いを頼む」
「は、はい」
簡単に、洗礼をお願いする。
「ドレスも用意しなくてゴメンね。
「コホン。では改めて。こんなじゃじゃ馬でも、もろうてくれるか?」
「喜んで」
「アタシもじゃ。このリユ・キヴァ伯爵令嬢は、お前の嫁になる。もろうてくれてありがとう」
「こちらこそ、嫁いできてくれてありがとう。リユ嬢」
僕が返答すると、なぜかリユ嬢が不満そうな顔をした。
「どうした?」
「リユ。アタシはリユじゃっ」
下の名前を、呼び捨てにしろ。
たったそれだけの指示なのに、僕は顔が熱くなってきた。
「はようしてください。でないと、オヤジが納得せんのです」
「はい。わかりました」
なぜか、お互いに敬語になる。
「リ、リユ」
僕が告げると、リユの方も顔が爆発しそうになった。
「だ、だんなさま」
さらに、リユの顔が夕焼けよりも赤くなる。
「ディータでいいよ。対等の関係なんだし」
「わかったわい。ディータ」
「なら、受付嬢の、えっと、名前は?」
リユを抱き寄せた後、僕は受付嬢を呼ぶ。
「ミーサです」
「ではミーサ、誓いのキスをするから、写真を」
「はい」
ミーサが、コンパクトカメラを用意する。
お互いのホホに、口づけのフリをした。
フリなのに、どうしてこんなにドキドキしているんだろう?
「撮ったな?」
「バッチリです」
受付嬢ミーサが、カメラを持ちながら円を作る。
「ボニファティウス王国、エィヒム地方、両国に伝令を」
僕たちが結婚したことを、受付嬢ミーサに書類としてまとめてもらった。
「伝書鳩で失礼するが、よろしく頼む」
「はい。シンクレーグ領の領主様の書状ですから、信頼性はバッチリでしょう」
二羽の伝書鳩が、夕焼け空を飛んでいく。
おそらくだが、誰も疑うことはない。その確信はあった。
父上なら、「やっと身を固めてくれた」と胸をなでおろすことだろう。
リユは、廃城を再建しようとしてくれていたらしい。どころどころ、修繕した跡がある。雨風をしのげる程度だが。炊事などの生活空間は、使用人室を利用していたようだ。
廃城にあるキッチンを片付けて、料理を始める。
作業するのに、ちょっと背丈が足りない。手頃なイスを、足場に使う。
ちょうど、モンスターの肉も手に入った。それを焼いて、土地で採れたハーブと合わせる。
「手際がええのう。さすが冒険者」
僕が料理しているところを、見てリユが感心した。
「シェフにちょっと教わったんだ。僕は勉強より、こっちのほうが好きでさ」
手に職を持っていれば、生活に困らない。お金にならなくても、生きてはいける。
「お部屋も片付けようか。一応、一緒に住む夫婦なんだし」
「じゃのう。それにしても」
リユが舐め回すように、僕を下から上に見つめた。
「とっさに結婚なんて、大胆なアイデア出すなんて。お主、モテモテだったのでは?」
「とんでもない!」
「そうか? チビでもそれだけ度胸があったら、モテようぞ」
「一五年間、女性に好かれたことなんて」
僕の歳を聞いて、リユが目を丸くする。
「おめえ、一五か。タメじゃのう」
「そうなの? お姉さんだと思ってた」
「アタシも、ぐっと年下じゃと思うとったわい。人はみかけによらんのう」
だね。キミの豊満な体を見ていると、僕もそう思うよ。
口が裂けても言えないけど。
「歳の割に、えっちぃ身体やと思うとるやろ?」
「お、思ってませんっ」
「ええぞ。想像ならなんべんでもあいてしてやるけん」
リユが、胸を寄せる。
「からかわないで。じゃ、じゃあリユ、召し上がれ」
焼けたステーキを木皿に盛り付けて、テーブルに置いた。さらに、バジルを少々。
「お、おう。いただきます」
料理を前にして、リユが手を合わせる。東洋の作法かな?
ウルフのステーキにフォークをぶっ刺して、かぶりつく。
「んぐんぐ……」
炭酸の瓶をちょっと氷魔法で冷やし、リユに差し出した。
「すまんの」
リユは炭酸をグビッといく。
僕もいただこうかな。うん、香草が染み込んでで肉の臭みが消えている。ライスが欲しくなるね。採れるかどうか、今度聞いてみよう。
「のうディータ」
「ん?」
「アタシのヨメになってくれ」
いや、さっき結婚したよね!?
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