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第6話 【推しの】 魔王復活 【ピンチ?】 

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 カギカッコ内の書き込みは、コテハン以外はすべて【聖書者ナナシ】の発言として表記します。

 文頭にアルファベットが書かれていますが、ハンドルネームではなく班名。よって個人の発言ではありません。
 
 二重カギカッコは、固定ハンドルネームコテハンです。
 

 ◆ ******* ◆ ****** ◆


「A:ドラゴンが、モネたんの仲間になった」

「B:しかも、美少女に変身できるとか!」

「C:ちょっと前まで、パン屋の娘さんだったのに。今ではドラゴンメイドを従える立派な聖女に」

「D:感慨深いわね」

「E:他のドラゴンも、モネたんのかわいさに気づいたようだ」

「F:続々と、仲間になっていくなあ」

「G:国を一つ、滅ぼせそうだ」

「D:そうは、なりませんよ。だってモネさんなので」

「G:そうはいうが、魔王が復活するかもしれないって噂があるのだ」

「E:マジかよ。勇者が倒したって聞いたけど?」

「D:そうよ。T様はそれで、勇者として認められたんだから」
 
「A:魔王復活だってよ」

「C:マジ!?」

「F:この世の終わりだ!」

「B:世界がやばすぎる!」

「D:T様、モネさん、死なないで!」


~ 一時間後…… ~

 
「A:ただいまー」

「D:はや! 魔王は」

「B:復活していたには、していたんだけどさ……」

「D:なによ、歯切れが悪いわね?」

「G:実はモネ様と、勇者T殿と、我々騎士団の総出で、魔王が復活したとされるポイントに向かったのだ」

「D:はあ。それで?」

「G:……レッドドラゴンたちに、乗っけてもらって」

「D:あーっ。オチ読めました」
 
「G:魔王並びに、魔族の全員が降伏した」

「B:あのドラゴンな、魔界でもめっちゃ恐れられている存在だったらしくてよお。ジョウイコタイ、とかいうやつだそうで」

「A:ドラゴン界隈における、遊撃手っていえばいいのかな? とにかく、ドラゴンの集落でも自由行動が許されてるんだよ」

「E:で、ソイツが現れたから、魔王たちはもう闘争心をなくして」

「F:聖女モネたんだけなら、イケると思ってたみたい」

「G:だが、レッドドラゴンは『モネ様のほうが、自分の百倍強い』と主張したのだ」


『【上位個体】:事実ですよ』


「A:ワオ! 機械音痴なはずのドラゴンが、掲示板に乱入してくるとは!」

『【上位個体】:上位個体ともなれば、スマホだって触れますよ。ニンゲンの記憶をコピーさせてもらえばいいので。それにある程度ニンゲン社会に慣れていないと、擬態もままなりませんからね』

「G:ご苦労なことだな」

『【上位個体】:魔王は、なんとかなりました。しかし、少々厄介なことが』

「D:ああ、モネさんと、勇者T様との間に、婚姻の話が出ていますよね……」
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