21 / 64
第三章 アウェー戦! 今度はこっちが攻め込むぜ!
第21話 相手チームからの、対戦要求
しおりを挟む
あたしの眼の前にいるのは、どう見ても「エドワード大学付属 女子高等学校」の生徒だ。
ドワ女のダンジョン部リーダーであるトロちゃんが、サブリーダーのパニさんにおんぶされている。
しかも、ふたりともお揃いの服装をしていた。いわゆる「地雷系ドワーフ」である。ミニのフリルスカートと、レースバチバチの黒ニーソ。前髪に、色違いのメッシュまでかましている。対戦したときは、黒髪だったのに。
ゴスロリカップルは、町中華に場違いなくらい目立っていた。
普段のドワ女って、こんな感じなんだな。普段が建築業と男臭いから、反動でこうなってしまうのかもしれない。
「ほらあ。モモさんが店番しているかもしれないから、避けようって言ったじゃないっすかー」
「でもでも、ごはんを食べるならここがいいって思ったんだよ! ここのチャーハンを、お前に食べさせたかったの! めちゃうまいから!」
ランチを巡って、パニさんとトロちゃんが言い争いをしている。
「あはは、こんちはー、モモさん。Bセット二つ」
「あいよ。オヤジ、Bふたつ!」
気を取り直して、あたしはパニさんからオーダーを受けた。
とはいえ、ありがたい。
ゴスロリでバッチリ決めているなら、おしゃれなカフェなどをチョイスするはず。なのに、うちに来てくれるなんて。
Bセットのチャーハン・唐揚げ定食を、トロちゃんとパニさんに提供する。
「どうぞー」
二人のテーブルに、ランチセットを置く。
「ここ、これはだな! 筋肉痛でおぶってもらっているだけで! 決して、普段からこうやっておぶって移動しているわけじゃないから! わかった!?」
「アッハイ」
「ぜったい公言するなよ!」
「アッハイ……」
よほど恥ずかしかったのか、トロちゃんもパニさんも秒でBセットを食って帰っていった。
ひとまず、客足が落ち着いてくる。
そのタイミングで、学生風の少女が来店してきた。ランチにしては、遅めかな。ランチセットも、終わった時間帯だ。
こちらも白いワンピースとクリーム色のカーディガンといったお嬢様スタイルで、明らかに町中華の中で異彩を放っていた。
町中華の中では、お嬢様スタイルでの入店が流行っているのか?
「天津チャーハンを。デザートに『とろとろ杏仁豆腐』をお願いしますわ」
「あいよ……お? あんたは」
さっきはるたんとの話にでてきた巳柳の二年、愚地 三澄である。
「おっと、天津チャーハンね。オヤジ!」
あたしはカウンターの向こうにいる父に、オーダーをする。
「ショートパンツ姿も、美しいですわね」
「どうもどうも。そういうことを言ってくれるの、オヤジの連れのオッサンくらいしかいないから新鮮だよ」
愚地のテーブルに、天津チャーハンを置く。
卵が大好きなのか、愚地は上に乗った卵と一緒にチャーハンを口へと運んだ。
「うんめ……コホン。おいしゅうございましてよ」
素が出ていましてよ、お客様。オホホ。
「実は、お願いがあってきました」
杏仁豆腐をきっちり食べ終わって、愚地はドリンクのオレンジジュースまでたしなむ。作動みたいな持ち方で、瓶を傾けている。
「おん?」
「うちのダンジョンにいらしてください。歓迎いたします」
対戦要求が、愚地から来た。
「わたくしからというより、我が学校のリーダーが、あなたにお詫びがしたいと」
「お詫び、とな?」
あたしら、相手になんかされたっけ?
「リーダーは、金盞花に自らが出向かなかったことを、恥じております。自分たちの祖母【愚地三姉妹】を倒した金盞花 幹代の孫と、ちゃんと向き合わなかったと」
『できたてホヤホヤのダンジョン部など、姪に偵察させておけばいい』と、リーダーは思っていたらしい。
「リーダーってのは、あんたの伯母さんなんだな?」
「はい。愚地 友希那。わたくしの父の兄の娘です。愚地一族だと、あちらが本家となりますね」
コイツもたいがい強かったのに、もっとヤバい奴がいるってわけか。
「いかがでしょう? 我が姉の提案、受けていただけますでしょうか?」
「はるたんと相談しないとイカンが、あたしはOKだよ」
「ありがとうございます」
「ところで、ルールは?」
「公式ルールで構いませんわ。ドワ女の方々とは、『風魔』ルールで戦ったとお聞きましたので、そちらでも構いませんけど」
「公式ルールでお願いします」
曲者の愚地が提案する【風雲 魔王城!】ルールなんて、事故しか起きねえだろ。沼地に毒とか、ガチで設置しそう。
「もし我らのダンジョン部にいらっしゃるなら、わたくしを含む愚地三姉妹の血族が、全力でお相手いたしますわ」
愚地、姪、姪の妹で、あたしたちの相手をするそうだ。
「おう。楽しみにしてるぜ。といっても、はるたんとの相談の後だけどな」
「よきお返事を。では」
最後まで優雅に、愚地は帰っていく。
* * * * * *
「……モモ。あんた、マジでバカじゃないの?」
翌日、はるたんからめちゃ怒られた。声のトーンが、二オクターブくらい低い。
「安請け合いして。あんた、巳柳のダンジョン部がなんて言われているか知ってるの?」
「なんて呼ばれてるんだ?」
「【蛇塚】よ。通称、【お化け屋敷】」
そのダンジョンは毎回、妖怪大戦争になるという。
「沼地に毒とか設置してそう?」
「バチバチ、してるわよ」
ドワ女のダンジョン部リーダーであるトロちゃんが、サブリーダーのパニさんにおんぶされている。
しかも、ふたりともお揃いの服装をしていた。いわゆる「地雷系ドワーフ」である。ミニのフリルスカートと、レースバチバチの黒ニーソ。前髪に、色違いのメッシュまでかましている。対戦したときは、黒髪だったのに。
ゴスロリカップルは、町中華に場違いなくらい目立っていた。
普段のドワ女って、こんな感じなんだな。普段が建築業と男臭いから、反動でこうなってしまうのかもしれない。
「ほらあ。モモさんが店番しているかもしれないから、避けようって言ったじゃないっすかー」
「でもでも、ごはんを食べるならここがいいって思ったんだよ! ここのチャーハンを、お前に食べさせたかったの! めちゃうまいから!」
ランチを巡って、パニさんとトロちゃんが言い争いをしている。
「あはは、こんちはー、モモさん。Bセット二つ」
「あいよ。オヤジ、Bふたつ!」
気を取り直して、あたしはパニさんからオーダーを受けた。
とはいえ、ありがたい。
ゴスロリでバッチリ決めているなら、おしゃれなカフェなどをチョイスするはず。なのに、うちに来てくれるなんて。
Bセットのチャーハン・唐揚げ定食を、トロちゃんとパニさんに提供する。
「どうぞー」
二人のテーブルに、ランチセットを置く。
「ここ、これはだな! 筋肉痛でおぶってもらっているだけで! 決して、普段からこうやっておぶって移動しているわけじゃないから! わかった!?」
「アッハイ」
「ぜったい公言するなよ!」
「アッハイ……」
よほど恥ずかしかったのか、トロちゃんもパニさんも秒でBセットを食って帰っていった。
ひとまず、客足が落ち着いてくる。
そのタイミングで、学生風の少女が来店してきた。ランチにしては、遅めかな。ランチセットも、終わった時間帯だ。
こちらも白いワンピースとクリーム色のカーディガンといったお嬢様スタイルで、明らかに町中華の中で異彩を放っていた。
町中華の中では、お嬢様スタイルでの入店が流行っているのか?
「天津チャーハンを。デザートに『とろとろ杏仁豆腐』をお願いしますわ」
「あいよ……お? あんたは」
さっきはるたんとの話にでてきた巳柳の二年、愚地 三澄である。
「おっと、天津チャーハンね。オヤジ!」
あたしはカウンターの向こうにいる父に、オーダーをする。
「ショートパンツ姿も、美しいですわね」
「どうもどうも。そういうことを言ってくれるの、オヤジの連れのオッサンくらいしかいないから新鮮だよ」
愚地のテーブルに、天津チャーハンを置く。
卵が大好きなのか、愚地は上に乗った卵と一緒にチャーハンを口へと運んだ。
「うんめ……コホン。おいしゅうございましてよ」
素が出ていましてよ、お客様。オホホ。
「実は、お願いがあってきました」
杏仁豆腐をきっちり食べ終わって、愚地はドリンクのオレンジジュースまでたしなむ。作動みたいな持ち方で、瓶を傾けている。
「おん?」
「うちのダンジョンにいらしてください。歓迎いたします」
対戦要求が、愚地から来た。
「わたくしからというより、我が学校のリーダーが、あなたにお詫びがしたいと」
「お詫び、とな?」
あたしら、相手になんかされたっけ?
「リーダーは、金盞花に自らが出向かなかったことを、恥じております。自分たちの祖母【愚地三姉妹】を倒した金盞花 幹代の孫と、ちゃんと向き合わなかったと」
『できたてホヤホヤのダンジョン部など、姪に偵察させておけばいい』と、リーダーは思っていたらしい。
「リーダーってのは、あんたの伯母さんなんだな?」
「はい。愚地 友希那。わたくしの父の兄の娘です。愚地一族だと、あちらが本家となりますね」
コイツもたいがい強かったのに、もっとヤバい奴がいるってわけか。
「いかがでしょう? 我が姉の提案、受けていただけますでしょうか?」
「はるたんと相談しないとイカンが、あたしはOKだよ」
「ありがとうございます」
「ところで、ルールは?」
「公式ルールで構いませんわ。ドワ女の方々とは、『風魔』ルールで戦ったとお聞きましたので、そちらでも構いませんけど」
「公式ルールでお願いします」
曲者の愚地が提案する【風雲 魔王城!】ルールなんて、事故しか起きねえだろ。沼地に毒とか、ガチで設置しそう。
「もし我らのダンジョン部にいらっしゃるなら、わたくしを含む愚地三姉妹の血族が、全力でお相手いたしますわ」
愚地、姪、姪の妹で、あたしたちの相手をするそうだ。
「おう。楽しみにしてるぜ。といっても、はるたんとの相談の後だけどな」
「よきお返事を。では」
最後まで優雅に、愚地は帰っていく。
* * * * * *
「……モモ。あんた、マジでバカじゃないの?」
翌日、はるたんからめちゃ怒られた。声のトーンが、二オクターブくらい低い。
「安請け合いして。あんた、巳柳のダンジョン部がなんて言われているか知ってるの?」
「なんて呼ばれてるんだ?」
「【蛇塚】よ。通称、【お化け屋敷】」
そのダンジョンは毎回、妖怪大戦争になるという。
「沼地に毒とか設置してそう?」
「バチバチ、してるわよ」
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました
mikadozero
ファンタジー
3月19日 HOTランキング4位ありがとうございます。三月二十日HOTランキング2位ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーー
エマは突然勇者パーティから「お前はパーティを抜けろ」と言われて追放されたエマは生きる希望を失う。
そんなところにある老人が助け舟を出す。
そのチャンスをエマは自分のものに変えようと努力をする。
努力をすると、結果がついてくるそう思い毎日を過ごしていた。
エマは一人前の冒険者になろうとしていたのだった。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる