152 / 302
2-4 街作りミッション。回転寿司屋さんを建てよう。
お寿司は完成!
しおりを挟む
レーンはゴマトマのドワーフさんが作れるかと思う。仕組みさえ分かっていれば。歯車があったから大丈夫かも。
この世界って電気があるのかな。レーンが使えるかどうか。
「回転寿司ってね、動く床板にお皿を乗せて運んでるんだけど、床板を動かす方法ってないかな?」
聞いてみたけど、チサちゃんは首をかしげるのみ。実物を知らないから、無理もないか。
どうしよう、早くも暗礁に乗り上げたぞ。
「一度、街を見てみるといいかも」
「物件も探さないと、だね」
「そのとおり。行こうダイキ」
◇ * ◇ * ◇ * ◇
「それで、私たちも駆り出されたのか」
エィハスたちにも、協力を仰いだ。
「飲食店経営だからね。エィハスのサポートは必須でしょ」
オンコにも、お願いをしている。
ちなみに、ゼーゼマンには「ガリ」と「ワサビ」の開発してもらった。
食中毒対策だね。
いくら新鮮な魚を使っていても、衛生面は気をつけないと。
お酢としょう油はあるから、問題ない。
「物件に関しては任せてよ。いいところを知っているから」
「助かる。ひとまず私たちは、寿司作りだな」
エィハス一家には、簡単な作り方を教えてある。
魚に慣れている人たちでよかった。
「チサ、ネタは何がいい?」
「サーモン!」
バンザイしながら、チサちゃんがネタを叫ぶ。
「ボクは、マグロの赤身をください」
本当なら、ボクもサーモンが食べたい。
だけど、まずは味見から。
「あいよ」
チサちゃんのリクエストに、エィハスはこたえる。
一度、エィハスたちが作った寿司を味見させてもらう。
ネタは、オーソドックスな赤身だ。
「どうだ?」
口に入れた途端、すぐに身とシャリがほぐれた。
複雑に口の中で具材が絡み合う。
「うまい! ほんとにおいしいよ!」
「ありがとう。客の満足した顔は、料理人の誇りだからな」
ボクたちの賞賛に、エィハス一家も満足そうだ。
店員候補も、何人かズースミックに知り合いがいる。
そこからよこしてくれるらしい。
人員は確保できた。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
数日後、ビントバーの商業ギルドに話を付けて、内部の改装もできあがっているという。
ボクたちは、店にお邪魔させてもらった。
「うわあ、もう完成と行ってもいいんじゃないかな?」
「そんな、気が早いってば、ダイキ」
オンコが、手を振って苦笑する。
「でも、限りなくボクの理想に近いよ」
「気に入ってもらえた?」
「バッチリだ!」
和モダンな食器類などは揃った。高級なお寿司屋さんを営むなら、すぐにでも始められる。
「あとはコンベアの動力だけだな」
そこが一番の問題だった。
この世界って電気があるのかな。レーンが使えるかどうか。
「回転寿司ってね、動く床板にお皿を乗せて運んでるんだけど、床板を動かす方法ってないかな?」
聞いてみたけど、チサちゃんは首をかしげるのみ。実物を知らないから、無理もないか。
どうしよう、早くも暗礁に乗り上げたぞ。
「一度、街を見てみるといいかも」
「物件も探さないと、だね」
「そのとおり。行こうダイキ」
◇ * ◇ * ◇ * ◇
「それで、私たちも駆り出されたのか」
エィハスたちにも、協力を仰いだ。
「飲食店経営だからね。エィハスのサポートは必須でしょ」
オンコにも、お願いをしている。
ちなみに、ゼーゼマンには「ガリ」と「ワサビ」の開発してもらった。
食中毒対策だね。
いくら新鮮な魚を使っていても、衛生面は気をつけないと。
お酢としょう油はあるから、問題ない。
「物件に関しては任せてよ。いいところを知っているから」
「助かる。ひとまず私たちは、寿司作りだな」
エィハス一家には、簡単な作り方を教えてある。
魚に慣れている人たちでよかった。
「チサ、ネタは何がいい?」
「サーモン!」
バンザイしながら、チサちゃんがネタを叫ぶ。
「ボクは、マグロの赤身をください」
本当なら、ボクもサーモンが食べたい。
だけど、まずは味見から。
「あいよ」
チサちゃんのリクエストに、エィハスはこたえる。
一度、エィハスたちが作った寿司を味見させてもらう。
ネタは、オーソドックスな赤身だ。
「どうだ?」
口に入れた途端、すぐに身とシャリがほぐれた。
複雑に口の中で具材が絡み合う。
「うまい! ほんとにおいしいよ!」
「ありがとう。客の満足した顔は、料理人の誇りだからな」
ボクたちの賞賛に、エィハス一家も満足そうだ。
店員候補も、何人かズースミックに知り合いがいる。
そこからよこしてくれるらしい。
人員は確保できた。
◇ * ◇ * ◇ * ◇
数日後、ビントバーの商業ギルドに話を付けて、内部の改装もできあがっているという。
ボクたちは、店にお邪魔させてもらった。
「うわあ、もう完成と行ってもいいんじゃないかな?」
「そんな、気が早いってば、ダイキ」
オンコが、手を振って苦笑する。
「でも、限りなくボクの理想に近いよ」
「気に入ってもらえた?」
「バッチリだ!」
和モダンな食器類などは揃った。高級なお寿司屋さんを営むなら、すぐにでも始められる。
「あとはコンベアの動力だけだな」
そこが一番の問題だった。
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる