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第三章 フリーター、美少女魔王たちと寮の候補地を視察をする
第20話 霧谷館
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「お久しぶりです、霧谷さん」
オレは、両親の友人である中年男性にあいさつをする。
「おお、カズヤくん」
言われなければ、父と同い年の五〇代には見えない。筋肉もたくましく、日焼けをしている。
「カズヤさん、この方は?」と、アンが問いかけてきた。
「霧谷 広一郎さん。父の幼なじみだよ」
「久しぶりだね、カズヤくん。今日は大所帯でお見えになって。個性的な女の子たちばかりだね。うらやましい限りだ」
オレが引き連れている女性陣に、霧谷さんが目を丸くする。
「キミの奥さんたち……ってワケじゃ、じゃないよね?」
「はい。この子たちはとある学校に通う女子生徒と、校長先生です」
今日はヴィル女の生徒だけではなく、校長のベイルさんもいらしていた。本格的に買い取る形になりそうだからだ。
「実は、彼女たちの住む女子寮を探していまして」
「なら、うちはちょうどいいんじゃないかな?」
霧谷さんの横には、洋館がそびえ立っていた。通称、『霧谷館』。オレもガキの頃、よくお邪魔させてもらった。父と同級生で、この屋敷でファミコンを楽しんだという。「ファミリートレーナーやDDRを室内で遊べる」と、誘われて。
お屋敷の壁には、ツタが伸びまくっている。
「どうなさったんです?」
「父が亡くなったんだけど、相続したくないんだよ」
「なぜですか?」
「税金がかかるし、維持できない」
霧谷さんが、不満を漏らす。せっかく東南アジアで格安滞在しているのに、相続のことで日本へ呼び戻されたためだ。
「なにより、ボクは持ち家なんて趣味じゃないんだよ。ボクはとっとと売却して、海外を旅したい。だけど、買い取り手が、息子のボクしかいなくてさぁ。一時帰国したってわけ」
他の親戚も、高額な維持費を理由に手を付けなかったという。自分たちもそれぞれ事業をしているため、霧谷館に固執していないのだ。どちらかというと、さっさと売り飛ばして利益を得たいらしい。
「ドナ・ドゥークーさんでしたね? カズヤくんに売っちゃって、問題ないでしょ?」
「ええ。建物だけは」
「あー。やっぱり土地かーっ!」
霧谷さんは、ドナの発言を受けて顔を手で覆った。
築三〇年を越えると、建物の価値はほぼ無に等しくなる。だが、土地の価値はさして変わらない。ましてや、ここは一等地だ。なので、かなりの額になる。
「また、裏手の山も霧谷家さまの所有ですよね?」
「そうですねえ。うわー。こっちだけでも手放せばよかったかなあ」
霧谷さんが、頭を抱える。
「他の資産はぜーんぶ、親戚や知り合いに売れたんだけど。この屋敷と山だけは、処分できなくて」
「でしたら、土地は我が社が買いましょう。霧谷館は、カズヤの所有に」
「ホントですか? よかったあ」
だが、問題はある。
「いいのか、ドナ? 女子寮にするわけでもないのに、すぐに決めちゃって」
「こんな格安物件は、他にない。土地ごと買い占めてもいいくらいだ」
コンビニや駅もあり、街にも近い。出前圏内で、生活用品はたやすく手に入る。しかも、この大きさ。
「ヴィル女でなくても、どこかの女子大の寮にしてもいい。看護学校とかな」
ドナが、館の西にある病院を指さした。
「ここをヴィル女の寮にするかは、後で決めよう」
ひとまずは、女性陣に館の中を見てもらう。
「クモの巣だらけじゃのう」
部屋の中だけではなく、道や天井のいたるところにクモの巣が張っていた。
「何十年、使ってないんじゃ?」
「でも、掃除すれば住みやすくなるみたいですわっ」
「かもしれんが、重労働じゃのう」
シルヴィアとアンが、意見を言い合った。
「三人はどうなんだ?」
「あたしは、本があればどこでも」
オレが質問すると、シノブが先に答える。さっそく、書斎を見つけたようだ。この館を買い取ったら、シノブの部屋はここになるんだろう。
「古いSF小説が多い」
シノブが本棚から、SFの本を取り出す。
「海外の成功者は、好んでSFを読んでいるらしい。新しい機能と、そのメリット・デメリットが学べる。つまり、未来予測ができるんだってさ」
向こうのギーク……つまりオタクたちは、SFの知識があるから先見の明があり、イノベーションを生み出せるそうな。日本にはない発想だという。
「意外だな。成功者はてっきり、ビジネス書ばかり読んでいるものだとばかり。夢物語な小説なんて、見向きもしないと思っていた。読んでも、せいぜい歴史モノだろうと思っていた」
「知識を凝り固まらせないためには、海外SFは参考になるぞ」
「……遠慮しておこう。頭が痛くなりそうだ」
ドナに小説を進められたが、ドロリィスはやんわりと断った。
「お庭が、案外狭いんですね?」
表に出たフィーラが、庭の感想を述べる。
たしかに建物と庭の割合が、合っていない。
「よくわかったね。昔はもっと、だだっ広かったんだ。けど、母が死んでバラ園のお手入れができなくなって。バラ園は全部、手放した」
最小限のスペースだけ残し、他の土地は国に譲渡したという。今は、国立公園となっている。
続いて、浴室へ。
「広いな。これなら、この人数全員が入ってもお釣りが来そうだ」
ドロリィスが、蛇口をひねる。真鍮製の年代物だ。
「なんだこれは!? 風呂が機能してないぞ!」
お風呂スペースに、水が来ていない。
「潰したんだよ。事情があってさ」
別の部屋に、入浴スペースを移したという。
水の流れさえ替えてあげれば、風呂は復活するらしい。
「あとは内装を作り替えたら、うまくいきそうだな」
「よかったですね、ドロリィス先輩!」
「ああ。風呂がなければ、生きている意味がない」
落ち込んでいたドロリィスを、フィーラが励ます。
「掃除は大変だろうが、住むにはいいんじゃないか?」
「お掃除しがいがありますね! 気に入りました!」
やや躊躇気味なドロリィスに対して、フィーラは楽しげだ。
「家主よ。どうしてこんなに寂れているのだ?」
ドロリィスが、霧谷さんに問いかけた。
「父の部屋を見れば、わかるよ」
霧谷館で、もっともスペースを取っている場所に到着する。
そこには、介護用ベッドが置かれていた。酸素の装置があった形跡も、ある。
「介護施設か」
「そうなんだ。こんな大きな家を手に入れたのに、寝たきりになっちゃってさ」
広一郎さんの母親が亡くなってから、屋敷を手入れする人がいなくなった。アクシデントは続き、父親の方も屋敷の手入れ途中で脳梗塞になってしまったという。
「出入りする人は、もう介護の人くらいしかいなかったらしい。ボクは海外にいたので、わからなかったけど」
「だから、風呂がもう一つあったのか」
「そう。で、前にあったお風呂は壊したんだよ。来客もなくなっちゃったし、潰そうよってなって」
必要最低限の生活スペース以外は、すべて使用できなくしたらしい。
「ボクは社交的なタイプだったんだけど、父は誰も呼ばないんだ。建物の価値も、わざと下げているきらいがある」
「確かに」
手入れすればいいのに、あえて避けている形跡があった。
「なんで、こんな閉鎖的だったんですか?」
「事業主だったからね。色々あったのかもしれない」
かつてはゲストを招くような性格だったようだが、晩年は羽振りが悪くなったようだ。だから、引きこもるようになったのだろう。
遺産のほとんどは生前贈与として、親戚にバラまいたそうだ。面倒くさがりな広一郎さんも、それでいいという。
「遺品整理大変だったよー。まさか、宇宙船の開発にまで手を出していたなんて」
「宇宙開発?」
「えっとパンフがあったはずなんだ。探してみるね」
霧谷さんが、介護部屋にある本棚を漁り始めた。やがて分厚い雑誌と、一枚の紙切れを見つける。
「これこれ! 宇宙船『スパウルブス』の出資案内!」
シノブを追放した宇宙船が、特集されている。
オレは、両親の友人である中年男性にあいさつをする。
「おお、カズヤくん」
言われなければ、父と同い年の五〇代には見えない。筋肉もたくましく、日焼けをしている。
「カズヤさん、この方は?」と、アンが問いかけてきた。
「霧谷 広一郎さん。父の幼なじみだよ」
「久しぶりだね、カズヤくん。今日は大所帯でお見えになって。個性的な女の子たちばかりだね。うらやましい限りだ」
オレが引き連れている女性陣に、霧谷さんが目を丸くする。
「キミの奥さんたち……ってワケじゃ、じゃないよね?」
「はい。この子たちはとある学校に通う女子生徒と、校長先生です」
今日はヴィル女の生徒だけではなく、校長のベイルさんもいらしていた。本格的に買い取る形になりそうだからだ。
「実は、彼女たちの住む女子寮を探していまして」
「なら、うちはちょうどいいんじゃないかな?」
霧谷さんの横には、洋館がそびえ立っていた。通称、『霧谷館』。オレもガキの頃、よくお邪魔させてもらった。父と同級生で、この屋敷でファミコンを楽しんだという。「ファミリートレーナーやDDRを室内で遊べる」と、誘われて。
お屋敷の壁には、ツタが伸びまくっている。
「どうなさったんです?」
「父が亡くなったんだけど、相続したくないんだよ」
「なぜですか?」
「税金がかかるし、維持できない」
霧谷さんが、不満を漏らす。せっかく東南アジアで格安滞在しているのに、相続のことで日本へ呼び戻されたためだ。
「なにより、ボクは持ち家なんて趣味じゃないんだよ。ボクはとっとと売却して、海外を旅したい。だけど、買い取り手が、息子のボクしかいなくてさぁ。一時帰国したってわけ」
他の親戚も、高額な維持費を理由に手を付けなかったという。自分たちもそれぞれ事業をしているため、霧谷館に固執していないのだ。どちらかというと、さっさと売り飛ばして利益を得たいらしい。
「ドナ・ドゥークーさんでしたね? カズヤくんに売っちゃって、問題ないでしょ?」
「ええ。建物だけは」
「あー。やっぱり土地かーっ!」
霧谷さんは、ドナの発言を受けて顔を手で覆った。
築三〇年を越えると、建物の価値はほぼ無に等しくなる。だが、土地の価値はさして変わらない。ましてや、ここは一等地だ。なので、かなりの額になる。
「また、裏手の山も霧谷家さまの所有ですよね?」
「そうですねえ。うわー。こっちだけでも手放せばよかったかなあ」
霧谷さんが、頭を抱える。
「他の資産はぜーんぶ、親戚や知り合いに売れたんだけど。この屋敷と山だけは、処分できなくて」
「でしたら、土地は我が社が買いましょう。霧谷館は、カズヤの所有に」
「ホントですか? よかったあ」
だが、問題はある。
「いいのか、ドナ? 女子寮にするわけでもないのに、すぐに決めちゃって」
「こんな格安物件は、他にない。土地ごと買い占めてもいいくらいだ」
コンビニや駅もあり、街にも近い。出前圏内で、生活用品はたやすく手に入る。しかも、この大きさ。
「ヴィル女でなくても、どこかの女子大の寮にしてもいい。看護学校とかな」
ドナが、館の西にある病院を指さした。
「ここをヴィル女の寮にするかは、後で決めよう」
ひとまずは、女性陣に館の中を見てもらう。
「クモの巣だらけじゃのう」
部屋の中だけではなく、道や天井のいたるところにクモの巣が張っていた。
「何十年、使ってないんじゃ?」
「でも、掃除すれば住みやすくなるみたいですわっ」
「かもしれんが、重労働じゃのう」
シルヴィアとアンが、意見を言い合った。
「三人はどうなんだ?」
「あたしは、本があればどこでも」
オレが質問すると、シノブが先に答える。さっそく、書斎を見つけたようだ。この館を買い取ったら、シノブの部屋はここになるんだろう。
「古いSF小説が多い」
シノブが本棚から、SFの本を取り出す。
「海外の成功者は、好んでSFを読んでいるらしい。新しい機能と、そのメリット・デメリットが学べる。つまり、未来予測ができるんだってさ」
向こうのギーク……つまりオタクたちは、SFの知識があるから先見の明があり、イノベーションを生み出せるそうな。日本にはない発想だという。
「意外だな。成功者はてっきり、ビジネス書ばかり読んでいるものだとばかり。夢物語な小説なんて、見向きもしないと思っていた。読んでも、せいぜい歴史モノだろうと思っていた」
「知識を凝り固まらせないためには、海外SFは参考になるぞ」
「……遠慮しておこう。頭が痛くなりそうだ」
ドナに小説を進められたが、ドロリィスはやんわりと断った。
「お庭が、案外狭いんですね?」
表に出たフィーラが、庭の感想を述べる。
たしかに建物と庭の割合が、合っていない。
「よくわかったね。昔はもっと、だだっ広かったんだ。けど、母が死んでバラ園のお手入れができなくなって。バラ園は全部、手放した」
最小限のスペースだけ残し、他の土地は国に譲渡したという。今は、国立公園となっている。
続いて、浴室へ。
「広いな。これなら、この人数全員が入ってもお釣りが来そうだ」
ドロリィスが、蛇口をひねる。真鍮製の年代物だ。
「なんだこれは!? 風呂が機能してないぞ!」
お風呂スペースに、水が来ていない。
「潰したんだよ。事情があってさ」
別の部屋に、入浴スペースを移したという。
水の流れさえ替えてあげれば、風呂は復活するらしい。
「あとは内装を作り替えたら、うまくいきそうだな」
「よかったですね、ドロリィス先輩!」
「ああ。風呂がなければ、生きている意味がない」
落ち込んでいたドロリィスを、フィーラが励ます。
「掃除は大変だろうが、住むにはいいんじゃないか?」
「お掃除しがいがありますね! 気に入りました!」
やや躊躇気味なドロリィスに対して、フィーラは楽しげだ。
「家主よ。どうしてこんなに寂れているのだ?」
ドロリィスが、霧谷さんに問いかけた。
「父の部屋を見れば、わかるよ」
霧谷館で、もっともスペースを取っている場所に到着する。
そこには、介護用ベッドが置かれていた。酸素の装置があった形跡も、ある。
「介護施設か」
「そうなんだ。こんな大きな家を手に入れたのに、寝たきりになっちゃってさ」
広一郎さんの母親が亡くなってから、屋敷を手入れする人がいなくなった。アクシデントは続き、父親の方も屋敷の手入れ途中で脳梗塞になってしまったという。
「出入りする人は、もう介護の人くらいしかいなかったらしい。ボクは海外にいたので、わからなかったけど」
「だから、風呂がもう一つあったのか」
「そう。で、前にあったお風呂は壊したんだよ。来客もなくなっちゃったし、潰そうよってなって」
必要最低限の生活スペース以外は、すべて使用できなくしたらしい。
「ボクは社交的なタイプだったんだけど、父は誰も呼ばないんだ。建物の価値も、わざと下げているきらいがある」
「確かに」
手入れすればいいのに、あえて避けている形跡があった。
「なんで、こんな閉鎖的だったんですか?」
「事業主だったからね。色々あったのかもしれない」
かつてはゲストを招くような性格だったようだが、晩年は羽振りが悪くなったようだ。だから、引きこもるようになったのだろう。
遺産のほとんどは生前贈与として、親戚にバラまいたそうだ。面倒くさがりな広一郎さんも、それでいいという。
「遺品整理大変だったよー。まさか、宇宙船の開発にまで手を出していたなんて」
「宇宙開発?」
「えっとパンフがあったはずなんだ。探してみるね」
霧谷さんが、介護部屋にある本棚を漁り始めた。やがて分厚い雑誌と、一枚の紙切れを見つける。
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