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第三章 フリーター、美少女魔王たちと寮の候補地を視察をする
第16話 召喚士の問題を指摘する
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着替え終わった召喚士が、部屋から出てきた。
「本当に悪い」
オレはお詫びとして、今回のダンジョンポイントはもらわないことにする。
だいたい週一回、オレはポイントを回収することになっていた。週一で、約一ポイントというペースで。
「気にすることはない。ではカズヤどの。今週のポイントだ」
「いいのに。取っておいてくれ」
「どうせ回収するのだ。もらってほしい」
では、遠慮せず。
「なんか包んでこよう。今、オレの管轄で道の駅を作っている。試作品ができたら、真っ先に渡しに来るから」
「楽しみにしておこう」
「これ、お近づきの印のおまんじゅう。道の駅で作った」
「ありがとう。ひよこまんじゅうか。これはいいものだ。いただこう」
そう言っていると、冒険者たちが現れた。例の夫婦だ。
「リューイチ、行くわよ!」
「OKマナカ。派手に決めようぜ!」
召喚士のアンデッドゴーレムと冒険者二人が、ボカボカと殴り合う。
ひよこまんじゅうを二人でつつき合いながら、戦局を見守る。
やはり、アンデッドゴーレムは負けてしまった。いい線いっていたのだが、詰めが甘い。
「やっぱり、ここは狩りやすいな」
「そうね。また来ましょう」
戦利品を得て、冒険者たちは立ち去っていく。
「また、負けちまったな」
「ここで特訓をして以降、一度も勝てていないのだ」
苦労しているんだな。
「ちょっとすいません。お話いいですか?」
ダンジョンを出て、オレは冒険者たちを呼び止めた。
「なんだ!? 民間人がいるなんて聞いてねえ!」
「見られた! 処理しないと」
冒険者夫婦は、身構える。
「怪しいものではありません。オレは、山本 加寿也といいます。こういうものでして」
オレは、名刺を差し出す。
「このダンジョンの……魔王!」
名刺に書かれた肩書を見て、男のほうが目を丸くした。
「つまりあなたが、ここの大家ってこと?」
「そうなりますね」
オレは素性を明かし、善子と一緒に写った画像も見せる。
「ああ。お前さん、あのクソババアの親戚なのか」
「アラフィフをババア呼ばわりしないの。私だって、似たようなものなんだから」
リューイチさんを、マナカさんがヒジでつつく。
「でも、会長によく似ているわ」
「たしかに。大胆なところもな」
二人は自己紹介をする。
「お二人は、いつ頃から冒険者に? きっかけは」
「副業だ。本業は、印刷会社に務めるリーマンなんだ。資産運用がうまくいって安泰なんだが、刺激が欲しくてな」
二人はもう、老後や子育てを気にしなくていいほど、資金は貯まっていた。
「リモートワークでもいいが、どうせならバカみたいな仕事がしたいって思ってな」
奥さんのマナカさんは、元々林業のかたわら冒険者をしている一家だったらしい。リューイチさんを誘ったのをきっかけに、二人は結婚した。子どもはひとりいて、奥さんの家族が預かっているという。
「どうした?」
「いえ。冒険者っていっても、ゲームキャラと違って、生きているんだなーって」
オレが感想を言うと、リューイチさんは笑った。
「そう感じてもらえて、うれしいぜ」
「あなたと私たちは、敵だけどね」
それはそうと、とオレは本題を切り出す。
「あの、クライアントが、このダンジョンのマスターが、アンデッドゴーレムを強くしたいと言ってきています。ポイントや、弱点などがあったら教えていただけると」
「敵に聞くか、それ?」
「なんか、戦闘データ面でヤバいらしくて。ボスにせっつかれているそうなんです。代わり映えがしないって」
召喚士が悩んでいることを、そのまま伝えてみた。
「強くなったら、その分倒したときの報酬もデカくなります。先方も、そのように検討すると申し上げています」
「だったら、教えてあげたら? 歯ごたえのある敵のほうが、面白いわ。別に私たち、ダンジョンでやられてもセーフティがかかるから」
冒険者は瀕死の重傷を負った場合、ダンジョンから自動的に吐き出される。歩いて帰れるギリギリの体力を残されて、締め出すのだ。
「わかった。まず召喚したやつに言っておいてくれ。アンデッドだって、耐久性がいらないわけじゃないからなと」
どうも、アンデッドであるという要素を活かし、不死特性に頼り過ぎなのでは、とのこと。
「それと、攻撃力が低いのが気になるわ。戦う度に身体は大きくなってきているんだけど、力がそのままなのよ。大きくなっても骨の塊だから、攻撃も軽いのよね」
図体だけがデカくなって、動きが緩慢になっていることを指摘された。
「ありがとうございます」
「がんばれ、って伝えておいてくれ」
それでは、と、冒険者夫婦は車に乗り込んでいった。
「だとよ」
オレの書いたメモを、召喚士は食い入るように見ている。
「感謝する」
「じゃあ、がんばって」
帰宅後、オレはドナと夕飯を取った。今日はカレーである。
「冒険者と、直接会話をしたのか」
「ああ。いけなかった、かな?」
越権行為だっただろうか。ドナが起こっていなければいいけど。
「お前が人類に敵対するタイプの魔王なら、『情が移って攻撃ができなくなるぞ』と注意するところだ。が、お前は戦闘要員ではないからな」
オレを咎めることもなく、ドナはカレーをおかわりした。
「ところでドナ、道の駅開発は?」
「順調に進んでいる。見学に来るといい」
一応、名物料理などの試食もしていいとか。
「楽しみだ。で、女子寮の方は」
「仮住まいにしてもらっている。実際に住んでみないと、気になる点などが出てこないからな」
翌日、女子寮改め道の駅予定地に到着する。
オレはシルヴィアと一緒に、元校舎だった宿泊施設へ入った。転送装置などを見せてもらう。
「この紫色に光る紋章が、転送門なんだな?」
空き家の中央に、教室一つ分の紋章が描かれていた。ドット絵の、インベーダーみたいである。
「そうじゃ。ちなみにこの紋章は、アーシの一族の紋章じゃ」
たしかによく見ると、デフォルメされたシルヴィアに見える……かも。
つまり、シルヴィアがいれば作動するらしい。誰でも扱えるわけじゃないんだな。
「他のメンバーは、外か?」
「そうじゃ。作業の手伝いが終わって、今は戦闘訓練をしとるけん」
ここはドナに任せて、オレは訓練の見学に行こうかと。仕事の話ばかりなので、少々疲れてしまった。
運動場では、シノブのロボと、ライオンくらいでかいオオカミが戦っている。
オオカミは、アンの召喚獣のようだ。
アンの召喚獣は、若干小さくなっている気がした。それでも、身体の大きなシノブのロボ相手に、健闘している。
「すごいです、アンネローゼ先輩! 戦闘持続時間が、かなり上がっています」
「ありがとうございます、フィーラさん。でも、これじゃダメなんです!」
アゴに流れてきた汗を、アンは手首で拭う。召喚するだけと言っても、体力は奪われていくらしい。
「ムチャしすぎ。アン先輩は休んで。フィーラ、相手して」
「よろしくお願いします」
フィーラは、ロボ相手に構えを取った。
「もう一戦だけ!」
アンが、戦闘に入る前の二人に懇願する。
「あともう一戦だけ、お付き合いくださいませ」
「そこまで言うなら」
シノブとフィーラが、アンの気迫に圧倒された。
「でも、ホントに無理をし過ぎ。フィーラ。いざとなったら、止めて」
「わかりました。では、始めてください」
フィーラの合図で、また戦闘が始まる。
「ドロリィス、どうだ?」
石段に座って水を飲んでいたドロリィスの隣に、腰掛ける。
「アンの動きはいいな。これなら、汚名返上と行けるんじゃないか?」
「汚名?」
オレが尋ねると、ドロリィスは困った顔をした。「話していいものか」と、思案しているみたいに。
「アンは……いわゆる落ちこぼれなんだ。後輩にさえ遅れを取るほどの」
「本当に悪い」
オレはお詫びとして、今回のダンジョンポイントはもらわないことにする。
だいたい週一回、オレはポイントを回収することになっていた。週一で、約一ポイントというペースで。
「気にすることはない。ではカズヤどの。今週のポイントだ」
「いいのに。取っておいてくれ」
「どうせ回収するのだ。もらってほしい」
では、遠慮せず。
「なんか包んでこよう。今、オレの管轄で道の駅を作っている。試作品ができたら、真っ先に渡しに来るから」
「楽しみにしておこう」
「これ、お近づきの印のおまんじゅう。道の駅で作った」
「ありがとう。ひよこまんじゅうか。これはいいものだ。いただこう」
そう言っていると、冒険者たちが現れた。例の夫婦だ。
「リューイチ、行くわよ!」
「OKマナカ。派手に決めようぜ!」
召喚士のアンデッドゴーレムと冒険者二人が、ボカボカと殴り合う。
ひよこまんじゅうを二人でつつき合いながら、戦局を見守る。
やはり、アンデッドゴーレムは負けてしまった。いい線いっていたのだが、詰めが甘い。
「やっぱり、ここは狩りやすいな」
「そうね。また来ましょう」
戦利品を得て、冒険者たちは立ち去っていく。
「また、負けちまったな」
「ここで特訓をして以降、一度も勝てていないのだ」
苦労しているんだな。
「ちょっとすいません。お話いいですか?」
ダンジョンを出て、オレは冒険者たちを呼び止めた。
「なんだ!? 民間人がいるなんて聞いてねえ!」
「見られた! 処理しないと」
冒険者夫婦は、身構える。
「怪しいものではありません。オレは、山本 加寿也といいます。こういうものでして」
オレは、名刺を差し出す。
「このダンジョンの……魔王!」
名刺に書かれた肩書を見て、男のほうが目を丸くした。
「つまりあなたが、ここの大家ってこと?」
「そうなりますね」
オレは素性を明かし、善子と一緒に写った画像も見せる。
「ああ。お前さん、あのクソババアの親戚なのか」
「アラフィフをババア呼ばわりしないの。私だって、似たようなものなんだから」
リューイチさんを、マナカさんがヒジでつつく。
「でも、会長によく似ているわ」
「たしかに。大胆なところもな」
二人は自己紹介をする。
「お二人は、いつ頃から冒険者に? きっかけは」
「副業だ。本業は、印刷会社に務めるリーマンなんだ。資産運用がうまくいって安泰なんだが、刺激が欲しくてな」
二人はもう、老後や子育てを気にしなくていいほど、資金は貯まっていた。
「リモートワークでもいいが、どうせならバカみたいな仕事がしたいって思ってな」
奥さんのマナカさんは、元々林業のかたわら冒険者をしている一家だったらしい。リューイチさんを誘ったのをきっかけに、二人は結婚した。子どもはひとりいて、奥さんの家族が預かっているという。
「どうした?」
「いえ。冒険者っていっても、ゲームキャラと違って、生きているんだなーって」
オレが感想を言うと、リューイチさんは笑った。
「そう感じてもらえて、うれしいぜ」
「あなたと私たちは、敵だけどね」
それはそうと、とオレは本題を切り出す。
「あの、クライアントが、このダンジョンのマスターが、アンデッドゴーレムを強くしたいと言ってきています。ポイントや、弱点などがあったら教えていただけると」
「敵に聞くか、それ?」
「なんか、戦闘データ面でヤバいらしくて。ボスにせっつかれているそうなんです。代わり映えがしないって」
召喚士が悩んでいることを、そのまま伝えてみた。
「強くなったら、その分倒したときの報酬もデカくなります。先方も、そのように検討すると申し上げています」
「だったら、教えてあげたら? 歯ごたえのある敵のほうが、面白いわ。別に私たち、ダンジョンでやられてもセーフティがかかるから」
冒険者は瀕死の重傷を負った場合、ダンジョンから自動的に吐き出される。歩いて帰れるギリギリの体力を残されて、締め出すのだ。
「わかった。まず召喚したやつに言っておいてくれ。アンデッドだって、耐久性がいらないわけじゃないからなと」
どうも、アンデッドであるという要素を活かし、不死特性に頼り過ぎなのでは、とのこと。
「それと、攻撃力が低いのが気になるわ。戦う度に身体は大きくなってきているんだけど、力がそのままなのよ。大きくなっても骨の塊だから、攻撃も軽いのよね」
図体だけがデカくなって、動きが緩慢になっていることを指摘された。
「ありがとうございます」
「がんばれ、って伝えておいてくれ」
それでは、と、冒険者夫婦は車に乗り込んでいった。
「だとよ」
オレの書いたメモを、召喚士は食い入るように見ている。
「感謝する」
「じゃあ、がんばって」
帰宅後、オレはドナと夕飯を取った。今日はカレーである。
「冒険者と、直接会話をしたのか」
「ああ。いけなかった、かな?」
越権行為だっただろうか。ドナが起こっていなければいいけど。
「お前が人類に敵対するタイプの魔王なら、『情が移って攻撃ができなくなるぞ』と注意するところだ。が、お前は戦闘要員ではないからな」
オレを咎めることもなく、ドナはカレーをおかわりした。
「ところでドナ、道の駅開発は?」
「順調に進んでいる。見学に来るといい」
一応、名物料理などの試食もしていいとか。
「楽しみだ。で、女子寮の方は」
「仮住まいにしてもらっている。実際に住んでみないと、気になる点などが出てこないからな」
翌日、女子寮改め道の駅予定地に到着する。
オレはシルヴィアと一緒に、元校舎だった宿泊施設へ入った。転送装置などを見せてもらう。
「この紫色に光る紋章が、転送門なんだな?」
空き家の中央に、教室一つ分の紋章が描かれていた。ドット絵の、インベーダーみたいである。
「そうじゃ。ちなみにこの紋章は、アーシの一族の紋章じゃ」
たしかによく見ると、デフォルメされたシルヴィアに見える……かも。
つまり、シルヴィアがいれば作動するらしい。誰でも扱えるわけじゃないんだな。
「他のメンバーは、外か?」
「そうじゃ。作業の手伝いが終わって、今は戦闘訓練をしとるけん」
ここはドナに任せて、オレは訓練の見学に行こうかと。仕事の話ばかりなので、少々疲れてしまった。
運動場では、シノブのロボと、ライオンくらいでかいオオカミが戦っている。
オオカミは、アンの召喚獣のようだ。
アンの召喚獣は、若干小さくなっている気がした。それでも、身体の大きなシノブのロボ相手に、健闘している。
「すごいです、アンネローゼ先輩! 戦闘持続時間が、かなり上がっています」
「ありがとうございます、フィーラさん。でも、これじゃダメなんです!」
アゴに流れてきた汗を、アンは手首で拭う。召喚するだけと言っても、体力は奪われていくらしい。
「ムチャしすぎ。アン先輩は休んで。フィーラ、相手して」
「よろしくお願いします」
フィーラは、ロボ相手に構えを取った。
「もう一戦だけ!」
アンが、戦闘に入る前の二人に懇願する。
「あともう一戦だけ、お付き合いくださいませ」
「そこまで言うなら」
シノブとフィーラが、アンの気迫に圧倒された。
「でも、ホントに無理をし過ぎ。フィーラ。いざとなったら、止めて」
「わかりました。では、始めてください」
フィーラの合図で、また戦闘が始まる。
「ドロリィス、どうだ?」
石段に座って水を飲んでいたドロリィスの隣に、腰掛ける。
「アンの動きはいいな。これなら、汚名返上と行けるんじゃないか?」
「汚名?」
オレが尋ねると、ドロリィスは困った顔をした。「話していいものか」と、思案しているみたいに。
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