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4章
冬のひと時
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★悠視点
モモから手紙が来て、リリアちゃんの結婚式に参加する流れとなり、しばらくサイラを預かって欲しいという内容が記載されていた。サイラ宛には子供を心配する母親のような文面で子供ではないのにと、ぷりぷりしていた。仲が良さそうでなによりだよ。
ピーちゃんには折り返しでフルーツ盛り合わせを配達してもらう。
特に蜜柑は時期もあっていっぱい取れたので持てる範囲で持って行ってもらった。
娘を含めて周りは結婚しているというのになぁ。
感傷に浸りながら焼酎をロックで嗜む。寂しい時には強い酒だ。
しんしんと降る雪を見ながらまったりと酒を楽しむ、大人って感じだ。
「ガハハ!」
そしてヴィが雰囲気を壊しながらみかんを肴にビールを飲む。
蜜柑とビールって合うの? ヴィだったら肴もなしで飲むし、何でもいいのかもしれない。
寝言を呟きながら寝落ちしている聡介。聡介に膝枕をしてやるガンジュさん。平和だ。
「ユウ、お前がいた異世界では冬にする遊びとかあるのか?」
俺が異世界人と知ってからヴィがたまに異世界の話を聞きたがる。
「そうだなー、雪像とかはプロの遊びとしても、雪合戦とか?」
「合戦? 戦闘訓練か?」
なんかヴィがワクワクしている。こいつが雪合戦したいとか言い出したら、雪玉の中に石が入ってなくても死ねる自信がある。
「遊びの一種だけど、お前らとやると危険だから、絶対にやらないぞ」
「雪像ならどうなんだ?」
「雪像は技術が必要だなしなー。雪だるまとか、かまくらなんてどうだろうか」
「それはどんな物なんだ!」
「作るか?」
「やろう!」
深夜テンションだ。酔っ払ってるのもあるが、童心に戻って遊ぶのも悪くないだろう。
ベロベロの聡介は寝かせておいて、ガンジュさんとヴィと3人で外に出る。
それぞれに防寒具と手袋などしっかりと装備しているが、思った以上に寒い。真夜中に外に出ることってないもんなぁ。酔いが覚めそうだ。
2人にはスコップを配布して雪山を作るように指示を出す。
普通は1時間はかかると思うが、戦闘力の高い2人にかかればものの数十分で雪山を作ってしまった。
これならでかい、かまくらが作れそうだ。
まずは形を整えて、水をかける。少し放置する時間が必要なので、その間に雪だるまの作成に移る。
2人に指示だしをして、雪玉を転がしてもらい、大きな雪の玉と中位の玉を作って、縦に重ねる。
作るのも楽しいという醍醐味だが、2人はまるで訓練でもしてるようにキビキビと動く。
「ユウ、これが遊びなのか?」
ガンジュさんは不思議そうに聞いてくる。楽しいはずなんですけどね。
「ガハハ!」
ヴィは楽しそうだ。
2人のおかげでそこそこでかい雪だるまが完成する。
適当な枝を持ってきて、両手にして、手袋をはめる。頭にはバケツを乗せて、鼻には人参を、目は蜜柑、口も適度に切った枝で口角を上げてみる。うん、完成。
「ふむ、愛嬌のある顔をしているな。これが雪だるまか、確かに子供らは喜ぶかもしれないな」
「ガンジュさんのとこでも子供達に教えて上げてください」
ヴィは真剣な顔で、雪だるまを見てたかと思うと、人参を取って齧り始めてしまう。
騒ぎはしない、比較的冷静にヴィに問いかけてみる。
「なんで食ったんだ」
「美味そうだったからな!」
「そうか、でも食うのはやめろ」
ガハハと笑う、ヴィにはそのまま人参を上げて、新しい人参を差し込む。
雪だるまから、かまくらに作業を移するが、ヴィに任せたら直ぐに壊しそうなので見学をしてもらい、ガンジュさんと作業を進めていく。
「雪洞か」
「簡単に言えばそうですね。入り口は小さめにして中の雪をどんどん出していきます」
どんどん雪を掻き出してき、見事なかまくらが完成する。
入り口には布をかけて、風が入りすぎないようにする。あとは天井に七輪とか使った時のために空気穴を作る。最後に改めて水を散布して完成。
「手の込んだ雪洞だな」
「俺の世界ではかまくらって言うんです。子供らが喜んでくれるといいんですが」
完成した、かまくらをガンジュさんと眺めていると、ヴィが不満を漏らす。
「ビールを飲んでいた方がよかったな」
「どれも子供がする遊びだしな。でもかまくらの中で飲むビールもきっと楽しいぞ」
「ビールはどこで飲んでも美味い!」
翌日、朝食を食べて、子供らが外に出ると雪だるまを、ほへーという顔で眺めて自分達でそれ以上にでかいのを作ると奮闘していた。
お姫様2人に本当の王族である2人の若者がこき使われている姿が実にシュールだった。
家臣2人が優秀ではなかったせいで、ガンジュさんとヴィが作った雪だるまよりも小さい物になってしまったが、そこは女の子らしく、装飾がだいぶ派手になった。
蜜柑だけではなく、桃や杏まであしらわれている。
子供らが楽しんでいる間にかまくらの内装を整えて完成させる。
ブルーシートにキャンプ用のシートを別に敷いて、厚めの敷布団、こたつを設置。電源がないので、熱した石を厚手の布で包んだ物を入れている。
あとは七輪に干し芋、去年作った餅、干し魚、ジャーキーなど炙れる物を用意する。少しラインナップがおっさん臭いが、お姫様達は喜んでくれた。
「父、ありがとう」
「ありがとうございます!」
勇気君もあうあう、喜んでくれていた。
作ってよかったな。
かまくらについては、しばらく子供らの人気スポットになり、中でおままごとをしたり、勉強をしたりと子供達の秘密基地となった。冬が嫌いだったイールも楽しそうにしているので本当によかった。
当然、夜になると大人の秘密基地になる。
1人で静かに酒を楽しみたい時なんか、最高だ。皆んなで楽しんだり、順番に1人で使ったりとルールを決めて楽しんでいる。
「ふぃー! 寒い寒い!」
ヴィがこたつに足を滑らせてくる。
「ふぃー! じゃないんだよ。今日は俺の番だろうが」
「ケチケチするな」
なんのためのルールだと思ってるんだよ。優雅に1人で楽しむ日だったというのに。
「カァー! このために生きてるんだ!」
干し魚を炙りながら齧り、ビールを満面の笑顔で飲む、ヴィを見ていたら怒る気も失せてきたので、黙って酒を煽り、たまに話しかけてくるヴィと、異世界などの取り止めのない話をして過ごす。
春になればガンジュさん達もいなくなって、夏になったらヴィ達もいなくなる。そう考えると少し寂しくなってしまう。冬って少しセンチメンタルになるな。
モモから手紙が来て、リリアちゃんの結婚式に参加する流れとなり、しばらくサイラを預かって欲しいという内容が記載されていた。サイラ宛には子供を心配する母親のような文面で子供ではないのにと、ぷりぷりしていた。仲が良さそうでなによりだよ。
ピーちゃんには折り返しでフルーツ盛り合わせを配達してもらう。
特に蜜柑は時期もあっていっぱい取れたので持てる範囲で持って行ってもらった。
娘を含めて周りは結婚しているというのになぁ。
感傷に浸りながら焼酎をロックで嗜む。寂しい時には強い酒だ。
しんしんと降る雪を見ながらまったりと酒を楽しむ、大人って感じだ。
「ガハハ!」
そしてヴィが雰囲気を壊しながらみかんを肴にビールを飲む。
蜜柑とビールって合うの? ヴィだったら肴もなしで飲むし、何でもいいのかもしれない。
寝言を呟きながら寝落ちしている聡介。聡介に膝枕をしてやるガンジュさん。平和だ。
「ユウ、お前がいた異世界では冬にする遊びとかあるのか?」
俺が異世界人と知ってからヴィがたまに異世界の話を聞きたがる。
「そうだなー、雪像とかはプロの遊びとしても、雪合戦とか?」
「合戦? 戦闘訓練か?」
なんかヴィがワクワクしている。こいつが雪合戦したいとか言い出したら、雪玉の中に石が入ってなくても死ねる自信がある。
「遊びの一種だけど、お前らとやると危険だから、絶対にやらないぞ」
「雪像ならどうなんだ?」
「雪像は技術が必要だなしなー。雪だるまとか、かまくらなんてどうだろうか」
「それはどんな物なんだ!」
「作るか?」
「やろう!」
深夜テンションだ。酔っ払ってるのもあるが、童心に戻って遊ぶのも悪くないだろう。
ベロベロの聡介は寝かせておいて、ガンジュさんとヴィと3人で外に出る。
それぞれに防寒具と手袋などしっかりと装備しているが、思った以上に寒い。真夜中に外に出ることってないもんなぁ。酔いが覚めそうだ。
2人にはスコップを配布して雪山を作るように指示を出す。
普通は1時間はかかると思うが、戦闘力の高い2人にかかればものの数十分で雪山を作ってしまった。
これならでかい、かまくらが作れそうだ。
まずは形を整えて、水をかける。少し放置する時間が必要なので、その間に雪だるまの作成に移る。
2人に指示だしをして、雪玉を転がしてもらい、大きな雪の玉と中位の玉を作って、縦に重ねる。
作るのも楽しいという醍醐味だが、2人はまるで訓練でもしてるようにキビキビと動く。
「ユウ、これが遊びなのか?」
ガンジュさんは不思議そうに聞いてくる。楽しいはずなんですけどね。
「ガハハ!」
ヴィは楽しそうだ。
2人のおかげでそこそこでかい雪だるまが完成する。
適当な枝を持ってきて、両手にして、手袋をはめる。頭にはバケツを乗せて、鼻には人参を、目は蜜柑、口も適度に切った枝で口角を上げてみる。うん、完成。
「ふむ、愛嬌のある顔をしているな。これが雪だるまか、確かに子供らは喜ぶかもしれないな」
「ガンジュさんのとこでも子供達に教えて上げてください」
ヴィは真剣な顔で、雪だるまを見てたかと思うと、人参を取って齧り始めてしまう。
騒ぎはしない、比較的冷静にヴィに問いかけてみる。
「なんで食ったんだ」
「美味そうだったからな!」
「そうか、でも食うのはやめろ」
ガハハと笑う、ヴィにはそのまま人参を上げて、新しい人参を差し込む。
雪だるまから、かまくらに作業を移するが、ヴィに任せたら直ぐに壊しそうなので見学をしてもらい、ガンジュさんと作業を進めていく。
「雪洞か」
「簡単に言えばそうですね。入り口は小さめにして中の雪をどんどん出していきます」
どんどん雪を掻き出してき、見事なかまくらが完成する。
入り口には布をかけて、風が入りすぎないようにする。あとは天井に七輪とか使った時のために空気穴を作る。最後に改めて水を散布して完成。
「手の込んだ雪洞だな」
「俺の世界ではかまくらって言うんです。子供らが喜んでくれるといいんですが」
完成した、かまくらをガンジュさんと眺めていると、ヴィが不満を漏らす。
「ビールを飲んでいた方がよかったな」
「どれも子供がする遊びだしな。でもかまくらの中で飲むビールもきっと楽しいぞ」
「ビールはどこで飲んでも美味い!」
翌日、朝食を食べて、子供らが外に出ると雪だるまを、ほへーという顔で眺めて自分達でそれ以上にでかいのを作ると奮闘していた。
お姫様2人に本当の王族である2人の若者がこき使われている姿が実にシュールだった。
家臣2人が優秀ではなかったせいで、ガンジュさんとヴィが作った雪だるまよりも小さい物になってしまったが、そこは女の子らしく、装飾がだいぶ派手になった。
蜜柑だけではなく、桃や杏まであしらわれている。
子供らが楽しんでいる間にかまくらの内装を整えて完成させる。
ブルーシートにキャンプ用のシートを別に敷いて、厚めの敷布団、こたつを設置。電源がないので、熱した石を厚手の布で包んだ物を入れている。
あとは七輪に干し芋、去年作った餅、干し魚、ジャーキーなど炙れる物を用意する。少しラインナップがおっさん臭いが、お姫様達は喜んでくれた。
「父、ありがとう」
「ありがとうございます!」
勇気君もあうあう、喜んでくれていた。
作ってよかったな。
かまくらについては、しばらく子供らの人気スポットになり、中でおままごとをしたり、勉強をしたりと子供達の秘密基地となった。冬が嫌いだったイールも楽しそうにしているので本当によかった。
当然、夜になると大人の秘密基地になる。
1人で静かに酒を楽しみたい時なんか、最高だ。皆んなで楽しんだり、順番に1人で使ったりとルールを決めて楽しんでいる。
「ふぃー! 寒い寒い!」
ヴィがこたつに足を滑らせてくる。
「ふぃー! じゃないんだよ。今日は俺の番だろうが」
「ケチケチするな」
なんのためのルールだと思ってるんだよ。優雅に1人で楽しむ日だったというのに。
「カァー! このために生きてるんだ!」
干し魚を炙りながら齧り、ビールを満面の笑顔で飲む、ヴィを見ていたら怒る気も失せてきたので、黙って酒を煽り、たまに話しかけてくるヴィと、異世界などの取り止めのない話をして過ごす。
春になればガンジュさん達もいなくなって、夏になったらヴィ達もいなくなる。そう考えると少し寂しくなってしまう。冬って少しセンチメンタルになるな。
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