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4章
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「美味い! 美味い!」
美味いなら何よりだけどさ。数日は持つかと思ったシチューが一晩でなくなってしまた。
ハルが帝国の第3皇子で、シチューを食べ切ってしまったのが護衛のレイヴィ。なんでも過去に召喚された勇者の末裔らしい。仄かな日本人の雰囲気も納得できる。
帝国からの客人は初めてだけどどんな要件でここに来たのだろうか? なんか結構前に第3皇子の話題出たよなーなんだっけ?
「美味かった!」
「お粗末様。落ち着いたなら話を聞いてもいいのか?」
「ハル様に向かって頭が高いぞ!」
今更になってそれを言い始めるのか。この護衛、少しポンコツじゃないのかな。
「レイ、ここはこの方の家なんですよ。それに森の賢者と言えば僕が頭を下げるような存在です」
「俺はそんな偉いような人間じゃないんだけどな。普通に話してくれればいいよ、その代わりこっちも普通に話していいか?」
ハルと向かい合うと、髪の毛がぴょこぴょこと踊り出す。風? いや、窓は開けてるけどそこまで強くないよ?
小さい羽が生えた小人が、ハルの髪の毛に隠れて顔を覗かせている--はっ、驚きのあまり言葉を失ってしまった。
「妖精じゃないか! わ、若葉ー!」
若葉を呼ばないと、それよりもなんで、妖精がここに?
「うっさいわね!」
「若葉! 妖精だ!」
「私は妖精王よ! って妖精だわ!」
「にゃーん」
少しは落ち着けって言いますけども! 驚きもしますよ。
「あんた達! よく来たわね!」
4人の妖精と若葉が抱き合って、出会えたことを喜び合っている。
くっ、泣けてくるじゃないか。よかったなぁ若葉よ。ぐへへ、これで畑の品質を更に上げることができるぜ。
「旅の途中で出会いまして、連れてきました。間違いではなかったのならよかったです」
「ありがとう、ハル! 感謝するよ。いやー、色々な人に話して探してはもらってたんだけどさ。また別に会うことがあれば連れてきてくれよ。何かお礼をしないといけないな」
「私からも感謝をするわ! 人の子ありがとう!」
俺がハルの手を握って振り回すと、その上に若葉も乗って小躍りをする。
「ハル様の人助けもたまに役に立つますね!」
「レイ、君の言い回しが1番失礼だけど」
話を聞けば某御老公のような旅をしてきたらしい。能力だけはあるようだけど、どっちかと言えばこの護衛はうっかりの人の部類ではないだろうか。
「情けは人の為ならずってやつだな」
「情けは人の為にならんから、厳しく接することが大事ということか? であれば、ハル様にはもっと厳しく訓練をして立派な皇帝になってもらわないと!」
「違う違う。人に情けをかければ、回り回って、結局は自分に返ってくるって話だよ。まぁ、見返りを期待しないで、人を手助けするのは自分の為と思って行動しなさいっていう、そう言い聞かせるような話だな」
「深い意味合いがあるんですね。僕なんて行き当たりばったりで、レイに助けてもらわなければ何の力もありませんから」
「そんな事はないだろ、レイヴィさん? だってハルだからこそ着いてきてるんだろ。だったら立派なお前の力さ」
「にゃーん」
偉そうなことを言うようになったなと、姉さんにニヤニヤしながら言われてしまった。少し恥ずかしいよぉ。
「その通りですハル様! 私は貴方の剣ですよ! 結果的には森の賢者が力を貸してくれると言うのだからよかったじゃないですか! 賢者よ、さくら様と会えるようにしてほしいのだ」
「さくらさんと?」
ことの経緯を聞いて、なんか色々思い出してきた。
死人に口無しじゃねーんだよ。あの人は、2人がこっちに移動しているのを察知して、できる限りの酒を持って逃げやがったな。でもだよ、あの人もそこまで極悪人でもない。全くの考えがないって事はないだろう。
ここまで予想していたのかなんて想像していたかは知らないけど、俺を動かせるかどうかも見ていたのか、引きわせるためにここまで誘導したのか、どうなんだろうか。
「そうか、俺が言うのは違うかもだけど迷惑をかけたな。本当に踏み倒す気はないとは思うけど、次に会ったらお灸を据えてもらうよ。そうですよね、姉さん」
「にゃーん」
妖精達を連れてきたことや、ハルの人となりを見て、姉さんも比較的、協力的だ。
「我に策ありだな」
「どんな策か聞いてもいいですか?」
「1年くらい時間はかかるけど、来年にはワインが作れるようになるから、それで誘き出せるはずだ」
「ワインですか? お酒で、さくらさんを呼ぶことができるのでしょうか?」
「論より証拠。うっかりレイヴィ、酒はいける口か?」
「当然だ!」
焼酎とビールを持ってきて、それぞれ一杯だけ振る舞う。
「なんだこれは! 味がわからないのでもう一杯だ!」
「どうだ? ワインも味わってみたいと思わないか?」
「思う! 思うからもう一杯だ!」
どうかね、ハル君よ。
「さくら様ってレイと同レベルの思考をしているんでしょうか」
「うーん、同レベルとは言わないけどさ、意外に単純な人だよ。それでうちは働かざる者食うべからずなんだよね。期間限定で働くと思ってどうだい、1年間のアルバイトは」
「アルバイト? って言葉は分かりませんが、無茶なことがないのであれば働かせてください」
「酒は? 酒はつくのか!」
よしよし、これでとりあえずの労働力の確保ができた。
美味いなら何よりだけどさ。数日は持つかと思ったシチューが一晩でなくなってしまた。
ハルが帝国の第3皇子で、シチューを食べ切ってしまったのが護衛のレイヴィ。なんでも過去に召喚された勇者の末裔らしい。仄かな日本人の雰囲気も納得できる。
帝国からの客人は初めてだけどどんな要件でここに来たのだろうか? なんか結構前に第3皇子の話題出たよなーなんだっけ?
「美味かった!」
「お粗末様。落ち着いたなら話を聞いてもいいのか?」
「ハル様に向かって頭が高いぞ!」
今更になってそれを言い始めるのか。この護衛、少しポンコツじゃないのかな。
「レイ、ここはこの方の家なんですよ。それに森の賢者と言えば僕が頭を下げるような存在です」
「俺はそんな偉いような人間じゃないんだけどな。普通に話してくれればいいよ、その代わりこっちも普通に話していいか?」
ハルと向かい合うと、髪の毛がぴょこぴょこと踊り出す。風? いや、窓は開けてるけどそこまで強くないよ?
小さい羽が生えた小人が、ハルの髪の毛に隠れて顔を覗かせている--はっ、驚きのあまり言葉を失ってしまった。
「妖精じゃないか! わ、若葉ー!」
若葉を呼ばないと、それよりもなんで、妖精がここに?
「うっさいわね!」
「若葉! 妖精だ!」
「私は妖精王よ! って妖精だわ!」
「にゃーん」
少しは落ち着けって言いますけども! 驚きもしますよ。
「あんた達! よく来たわね!」
4人の妖精と若葉が抱き合って、出会えたことを喜び合っている。
くっ、泣けてくるじゃないか。よかったなぁ若葉よ。ぐへへ、これで畑の品質を更に上げることができるぜ。
「旅の途中で出会いまして、連れてきました。間違いではなかったのならよかったです」
「ありがとう、ハル! 感謝するよ。いやー、色々な人に話して探してはもらってたんだけどさ。また別に会うことがあれば連れてきてくれよ。何かお礼をしないといけないな」
「私からも感謝をするわ! 人の子ありがとう!」
俺がハルの手を握って振り回すと、その上に若葉も乗って小躍りをする。
「ハル様の人助けもたまに役に立つますね!」
「レイ、君の言い回しが1番失礼だけど」
話を聞けば某御老公のような旅をしてきたらしい。能力だけはあるようだけど、どっちかと言えばこの護衛はうっかりの人の部類ではないだろうか。
「情けは人の為ならずってやつだな」
「情けは人の為にならんから、厳しく接することが大事ということか? であれば、ハル様にはもっと厳しく訓練をして立派な皇帝になってもらわないと!」
「違う違う。人に情けをかければ、回り回って、結局は自分に返ってくるって話だよ。まぁ、見返りを期待しないで、人を手助けするのは自分の為と思って行動しなさいっていう、そう言い聞かせるような話だな」
「深い意味合いがあるんですね。僕なんて行き当たりばったりで、レイに助けてもらわなければ何の力もありませんから」
「そんな事はないだろ、レイヴィさん? だってハルだからこそ着いてきてるんだろ。だったら立派なお前の力さ」
「にゃーん」
偉そうなことを言うようになったなと、姉さんにニヤニヤしながら言われてしまった。少し恥ずかしいよぉ。
「その通りですハル様! 私は貴方の剣ですよ! 結果的には森の賢者が力を貸してくれると言うのだからよかったじゃないですか! 賢者よ、さくら様と会えるようにしてほしいのだ」
「さくらさんと?」
ことの経緯を聞いて、なんか色々思い出してきた。
死人に口無しじゃねーんだよ。あの人は、2人がこっちに移動しているのを察知して、できる限りの酒を持って逃げやがったな。でもだよ、あの人もそこまで極悪人でもない。全くの考えがないって事はないだろう。
ここまで予想していたのかなんて想像していたかは知らないけど、俺を動かせるかどうかも見ていたのか、引きわせるためにここまで誘導したのか、どうなんだろうか。
「そうか、俺が言うのは違うかもだけど迷惑をかけたな。本当に踏み倒す気はないとは思うけど、次に会ったらお灸を据えてもらうよ。そうですよね、姉さん」
「にゃーん」
妖精達を連れてきたことや、ハルの人となりを見て、姉さんも比較的、協力的だ。
「我に策ありだな」
「どんな策か聞いてもいいですか?」
「1年くらい時間はかかるけど、来年にはワインが作れるようになるから、それで誘き出せるはずだ」
「ワインですか? お酒で、さくらさんを呼ぶことができるのでしょうか?」
「論より証拠。うっかりレイヴィ、酒はいける口か?」
「当然だ!」
焼酎とビールを持ってきて、それぞれ一杯だけ振る舞う。
「なんだこれは! 味がわからないのでもう一杯だ!」
「どうだ? ワインも味わってみたいと思わないか?」
「思う! 思うからもう一杯だ!」
どうかね、ハル君よ。
「さくら様ってレイと同レベルの思考をしているんでしょうか」
「うーん、同レベルとは言わないけどさ、意外に単純な人だよ。それでうちは働かざる者食うべからずなんだよね。期間限定で働くと思ってどうだい、1年間のアルバイトは」
「アルバイト? って言葉は分かりませんが、無茶なことがないのであれば働かせてください」
「酒は? 酒はつくのか!」
よしよし、これでとりあえずの労働力の確保ができた。
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