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2章
急がば回れ
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「ショーンは戦えるの? ソーズって人はめっちゃ強いでしょ!」
「自分は戦闘要員ではないので、税制とか法律関連は強いですよ」
聞いておいてエリゼちゃんがあからさまに嫌そうな顔をしている。
直ぐに立ち上がって逃げようとするが後ろで話を聞いていたモモがそれを許さない。エリゼちゃんの両肩を押さえつけて、立ち上がろうとはさせない。
「よかったですね、新しいジャンルの勉強ができて」
「ほら、私は冒険者志望だし、訓練をしないと!
地震かと思うほど家が揺れる。どんな小競り合いをしているんだよ!
「にゃーん」
ほら、姉さんが外でやれって怒ってるよ。でも寒くなり始めで外での青空教室は可哀想でしょ。
ショーンさんが来て2日経過したが、作物の状況や、若葉や花のことなど、手紙ではソーズさんに共有しているが、実際に見てもらい体感してもらう。
「非常に有意義な時間でした。明日には出ようと思います」
「早くない! 春までいればいいじゃないですか!」
ショーンさんは絡みやすいから、もっといてくれてもいいのに!
「早く帰らないと雪で帰れなくなりますし、元々はソーズが紹介するって言っていた件の誤解をはやく解いておかない、尾を引いてしまうとも思ったんです。それにさっき言った通りに税については自分がいないと不安な部分もあるので、冬から春にかけてもそれなりに何忙しいんですよ。祭りも再会されてますし」
ああ、春と夏の祭典が再開されているんだっけ? それは帰らないとか。
エリゼちゃんが胸を撫で下ろしている。よかったね、座学の勉強が増えなくて。
ソーズさんの所の赤さんは生まれたばかり聞いているからお土産と一緒に出産祝いも渡してもらおう。お包みでいいかな?
よう今からクラフトできる妖精さんにお願いしても間に合うかな。
「だったら尚更、聞けることは聞いて勉強しましょう。お時間が空いている時でいいので帰ってからも手紙のやり取りは可能ですか?」
「大丈夫ですよ。モモ様は勉強熱心ですね」
「うちのお姉ちゃんも負けてないんですよ、ね?」
「お、お姉ちゃん! そう! 私はお姉ちゃんなので! 勉強も頑張ってるんです! 冒険者にだって知識は必要だしね!」
ちょろい! ちょろすぎるよ、エリゼちゃん! 将来、変な男に引っかからないか不安だよ。
「にゃーん」
ちょろいとこだけ、養父に似るのはどうなんだって、まさか俺のこと言ってます? 俺はそんなちょろくありませんよ。
「本当はもっと早く来れればよかったんですが、後進もなかなか育たず。それも急激に食糧の問題が解決し始めてるという嬉しい悲鳴なんですがね」
「気長に待ってますのでまた遊びに来てください。ソーズさんとお嫁さんにもよろしく伝えてください。5年後になるのか10年後になるのか分かりませんがまた会えるの楽しみにしてます」
「そこまで期間が空かないように善処します。そうだ、重要なことを話すのを忘れてました。来年の予定ではあるんですが、今代の勇者様がこちらに邪魔したいと言っているんです」
勇者ってあの? そうか、まだ会った事ないもんな。嫁とかがいる幸せ野郎でしょ。解析の勇者だっけ。
「忙しいと言うよりも、その能力から引っ張りだこの状態なので周りがお休みを与える余裕がない状態で、それもあって時間を作ってユウさんとはお会いしたいと言ってまして」
「嫁さんも一緒にですか?」
「いえ、くるのであれば一人で、誰か連れて行っても男性がいいとのことです」
ああ、気が休まらないんだろうね。たまには男だけで羽を伸ばしたいってやつだ。
嫁もいない、彼女もいない俺にはその気持ち、わからないけどね!
「まぁ来るものは拒まずってのと、大福が許可を出してくれるなら問題ないですけどね」
「大福様の許可制だったんですね。自分も入れたのできっと大丈夫ですよ」
ショーンさんなら常識人だし問題ないさ。ま、さくらさんとソーズさんも入れた訳だし問題はないのかな?
さくらさんは腐れ縁、筋肉は勝手についてきたところはあったけど、まぁ入れない時は仕方ないさ。家に帰って嫁に慰めて貰えばいいさ。
「ユウさん、少し邪悪なことを考えてませんか?」
「入れなければいいなんて思ってないですよ!」
半分くらいしか思ってないよ!
「大福様、何卒よろしくお願いいたします」
「わん」
勇者のことはともかく、春には学校も始まるし、モモの入学準備も始めないとなぁ。
言っても、モモは収納魔法も使えるし引っ越し準備はいうほど大変ではないし、仕送りも定期的に火の鶏にお願いすることもできるか?
とりあえずは冬のうちに内職をして、モモの鞄だったり、服だったり、必要になる物も多いからお金を稼がないと。
最近は安定的にお金稼げているけど、出ていくお金の量が多くて常に金欠だ。
若葉のおかげで一部の単価は上がったけど、妖精1人では焼石に水感は否めない。やぱり100万でアンロック可能なウィスキーだったり、焼酎とかの酒類を費用もかかるが、長い目で見れば単価も高いし早めに手を出すべきか。
果物関連のアンロックも狙っていきたいけど中々されないし。
お茶の畑であったりとか地道にアンロックだったりで遠回りしながら狙っていくか。
「自分は戦闘要員ではないので、税制とか法律関連は強いですよ」
聞いておいてエリゼちゃんがあからさまに嫌そうな顔をしている。
直ぐに立ち上がって逃げようとするが後ろで話を聞いていたモモがそれを許さない。エリゼちゃんの両肩を押さえつけて、立ち上がろうとはさせない。
「よかったですね、新しいジャンルの勉強ができて」
「ほら、私は冒険者志望だし、訓練をしないと!
地震かと思うほど家が揺れる。どんな小競り合いをしているんだよ!
「にゃーん」
ほら、姉さんが外でやれって怒ってるよ。でも寒くなり始めで外での青空教室は可哀想でしょ。
ショーンさんが来て2日経過したが、作物の状況や、若葉や花のことなど、手紙ではソーズさんに共有しているが、実際に見てもらい体感してもらう。
「非常に有意義な時間でした。明日には出ようと思います」
「早くない! 春までいればいいじゃないですか!」
ショーンさんは絡みやすいから、もっといてくれてもいいのに!
「早く帰らないと雪で帰れなくなりますし、元々はソーズが紹介するって言っていた件の誤解をはやく解いておかない、尾を引いてしまうとも思ったんです。それにさっき言った通りに税については自分がいないと不安な部分もあるので、冬から春にかけてもそれなりに何忙しいんですよ。祭りも再会されてますし」
ああ、春と夏の祭典が再開されているんだっけ? それは帰らないとか。
エリゼちゃんが胸を撫で下ろしている。よかったね、座学の勉強が増えなくて。
ソーズさんの所の赤さんは生まれたばかり聞いているからお土産と一緒に出産祝いも渡してもらおう。お包みでいいかな?
よう今からクラフトできる妖精さんにお願いしても間に合うかな。
「だったら尚更、聞けることは聞いて勉強しましょう。お時間が空いている時でいいので帰ってからも手紙のやり取りは可能ですか?」
「大丈夫ですよ。モモ様は勉強熱心ですね」
「うちのお姉ちゃんも負けてないんですよ、ね?」
「お、お姉ちゃん! そう! 私はお姉ちゃんなので! 勉強も頑張ってるんです! 冒険者にだって知識は必要だしね!」
ちょろい! ちょろすぎるよ、エリゼちゃん! 将来、変な男に引っかからないか不安だよ。
「にゃーん」
ちょろいとこだけ、養父に似るのはどうなんだって、まさか俺のこと言ってます? 俺はそんなちょろくありませんよ。
「本当はもっと早く来れればよかったんですが、後進もなかなか育たず。それも急激に食糧の問題が解決し始めてるという嬉しい悲鳴なんですがね」
「気長に待ってますのでまた遊びに来てください。ソーズさんとお嫁さんにもよろしく伝えてください。5年後になるのか10年後になるのか分かりませんがまた会えるの楽しみにしてます」
「そこまで期間が空かないように善処します。そうだ、重要なことを話すのを忘れてました。来年の予定ではあるんですが、今代の勇者様がこちらに邪魔したいと言っているんです」
勇者ってあの? そうか、まだ会った事ないもんな。嫁とかがいる幸せ野郎でしょ。解析の勇者だっけ。
「忙しいと言うよりも、その能力から引っ張りだこの状態なので周りがお休みを与える余裕がない状態で、それもあって時間を作ってユウさんとはお会いしたいと言ってまして」
「嫁さんも一緒にですか?」
「いえ、くるのであれば一人で、誰か連れて行っても男性がいいとのことです」
ああ、気が休まらないんだろうね。たまには男だけで羽を伸ばしたいってやつだ。
嫁もいない、彼女もいない俺にはその気持ち、わからないけどね!
「まぁ来るものは拒まずってのと、大福が許可を出してくれるなら問題ないですけどね」
「大福様の許可制だったんですね。自分も入れたのできっと大丈夫ですよ」
ショーンさんなら常識人だし問題ないさ。ま、さくらさんとソーズさんも入れた訳だし問題はないのかな?
さくらさんは腐れ縁、筋肉は勝手についてきたところはあったけど、まぁ入れない時は仕方ないさ。家に帰って嫁に慰めて貰えばいいさ。
「ユウさん、少し邪悪なことを考えてませんか?」
「入れなければいいなんて思ってないですよ!」
半分くらいしか思ってないよ!
「大福様、何卒よろしくお願いいたします」
「わん」
勇者のことはともかく、春には学校も始まるし、モモの入学準備も始めないとなぁ。
言っても、モモは収納魔法も使えるし引っ越し準備はいうほど大変ではないし、仕送りも定期的に火の鶏にお願いすることもできるか?
とりあえずは冬のうちに内職をして、モモの鞄だったり、服だったり、必要になる物も多いからお金を稼がないと。
最近は安定的にお金稼げているけど、出ていくお金の量が多くて常に金欠だ。
若葉のおかげで一部の単価は上がったけど、妖精1人では焼石に水感は否めない。やぱり100万でアンロック可能なウィスキーだったり、焼酎とかの酒類を費用もかかるが、長い目で見れば単価も高いし早めに手を出すべきか。
果物関連のアンロックも狙っていきたいけど中々されないし。
お茶の畑であったりとか地道にアンロックだったりで遠回りしながら狙っていくか。
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