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僕は次に天姉の部屋を訪ねた。
名前が天音で姉だから天姉だ。
「天姉起きてる?」
ノックしながら呼びかけると
「ぬ、ぬわ~あ」
中からゆるい呻き声のようなものが聞こえてきた。
「入るよー」
ドアを開けて中に入ると、電気がついてなかった。
「……電気つけていいよ」
暗闇の中から天姉の声が聞こえたので、スイッチを押して電気をつけた。
するとベッドから転げ落ちたと思われる体勢で天姉が眩しそうに目を細めているのが見えた。
「おはよ~」
天姉はそのままの体勢であくびをしながら言った。
「もう夜だよ」
「マジかよ。二度寝できるじゃん。やったー」
「……うん。まぁ明日は日曜だし好きなだけ寝ればいいけどさ。それにしても変な時間に寝てるね。早寝にしても早すぎない?」
「んー。今何時なの?」
「八時」
「六時半くらいまで起きてた記憶はある。だから多分六時半以降に気絶したんだと思う」
天姉は大きく伸びをした。
「お風呂入ろうかな。今何時だっけ?」
「だから八時だって」
「それさっきも聞いた」
「天姉が訊いてきたから答えたんだよ? あ、でも待って。けいが筋トレしてたから今シャワー浴びてるかも」
「おっけー。じゃあけいが上がったら私が入ろうかな。ってか恭介なんか用だったんじゃないの?」
天姉は首を傾げながら訊いてきた。
「あ、そうだった。二時間後くらいに散歩に行ってくる」
「承知。一緒についてってあげようか?」
「天姉がついてきたいならそれでもいいけど、外寒いよ?」
「寒いのは嫌だ」
「だろうね。じゃあお留守番してて」
「はーい」
天姉はあくびするように返事した。
名前が天音で姉だから天姉だ。
「天姉起きてる?」
ノックしながら呼びかけると
「ぬ、ぬわ~あ」
中からゆるい呻き声のようなものが聞こえてきた。
「入るよー」
ドアを開けて中に入ると、電気がついてなかった。
「……電気つけていいよ」
暗闇の中から天姉の声が聞こえたので、スイッチを押して電気をつけた。
するとベッドから転げ落ちたと思われる体勢で天姉が眩しそうに目を細めているのが見えた。
「おはよ~」
天姉はそのままの体勢であくびをしながら言った。
「もう夜だよ」
「マジかよ。二度寝できるじゃん。やったー」
「……うん。まぁ明日は日曜だし好きなだけ寝ればいいけどさ。それにしても変な時間に寝てるね。早寝にしても早すぎない?」
「んー。今何時なの?」
「八時」
「六時半くらいまで起きてた記憶はある。だから多分六時半以降に気絶したんだと思う」
天姉は大きく伸びをした。
「お風呂入ろうかな。今何時だっけ?」
「だから八時だって」
「それさっきも聞いた」
「天姉が訊いてきたから答えたんだよ? あ、でも待って。けいが筋トレしてたから今シャワー浴びてるかも」
「おっけー。じゃあけいが上がったら私が入ろうかな。ってか恭介なんか用だったんじゃないの?」
天姉は首を傾げながら訊いてきた。
「あ、そうだった。二時間後くらいに散歩に行ってくる」
「承知。一緒についてってあげようか?」
「天姉がついてきたいならそれでもいいけど、外寒いよ?」
「寒いのは嫌だ」
「だろうね。じゃあお留守番してて」
「はーい」
天姉はあくびするように返事した。
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