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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?

そして、始まるヒーロー○戦…… ではなく、ラスボス大戦イベント!!

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「立てよ、同士達!!」

邪神凶星アドラギースがイベントで、再接近する元帝国跡地にて……

秘密邪教結社エボルシフトの教祖が鼓舞する。

「今こそ我等が神の…… 再臨の時! 新たな進化を拒絶せし異教者供に…… 死の祝福を! 奴等の屍は我等の糧になるであろう」

教祖が砦の上で手をかざすと…… 教団の装束を突き破り、エボルシフトの改造怪人達が現れる。

「行け! 神に選ばれし、神の使徒達よ!!!」

教祖の声に呼応して、改造怪人達が走り出す!

「「「「「そこまでだ!!!」」」」」

動き出した怪人達の前に、無数の影が伸びる!

「な、何奴だ!!!」

メタリックに輝くは、ブレスレットとベルトのバックル……

「みんな、いくよ!」

カラフルなブローチにステッキを持つ者達が一斉に……

『変身!!!☆♪』

と、叫んだ…… その瞬間に辺りが閃光に包まれて、それぞれのイメージカラーに染まったヒーローとヒロインが現れる。

「ちょっ、ちょっと待って…… イエローが少ないんだけど!?」

「何!? カレー大好きがいないだと!」

「いや、時代はイエローは女子ですよ!」

「て言うか…… ピンクも少ない? って、女子がプリとか魔法少女系に流れたから、戦隊要員がいねぇぇぇ!!!」

「くっ、時代は仮面でも女子がいるのに……」

「お客様! お客様の中にピンク、またはイエローの女子は、いらっしゃいませんかぁぁぁ!!!」

「いいから戦えよ!!!」

「馬鹿野郎! 戦隊なんだから、最低でも3人…… いや、女子が欲しいから4人じゃないとダメだろうがぁぁぁ!!!」

「いや…… とりあえず戦えよ」

「くっ、イベント後に探してやるぅぅぅぅぅ!!!」

レッドとブラック、もしくはブルーの二人チームで戦う戦隊が多かった。

そして…… 実はグリーンが1番少なかった事には、誰も気付いて無かった。

「お、おのれ小癪な…… 使徒達よ、巨進化せよ!」

エボルシフトの教祖が杖をかざすと、戦闘員達と怪人達の内部で巨人の命薬のアンプルが割れる……

『『『『『グアァァァァァ!!!』』』』』

倒されたエボルシフトの怪人達と戦闘員達が巨大化する。

「くっ、来い! Bロボッツ!!!」

変身したレッドがブレスレットにコールすると……

ブオォォォォォオォォン!!!

激しい唸りを上げて、猛獣マシンを元に量産化した機神が現れる。

「いくぞ! 合身だぁぁぁ!!!」

それぞれの機神に乗り込み合体するが……

『ぐあ!? メンバーが足りなくて…… 手足のパーツが無いぃぃぃぃぃ!!!?』

『だから、2体合体にしろって言ったろうが!!!』

『だ、だって、戦隊メカだから5体合体したかったんだもん!!!』

『オッサンがもん言うな! きしょいんだよ!!』

飛行システムのおかげで空中浮く…… 頭部と胴体部だけの合体機神達。

『くっ、このままでは…… ただの的になってしまう!!!』

『お~い!』

『はっ、君達は…… って、君達も同じかよ!?』

同じ様に頭部と胴体部だけの機神が近付くと……

『俺等もメンバー足らんのよ。で、提案なんだけど……』

『何です?』

『VSシリーズって…… 事にしない?』

『ばーさす…… なるほど! 前作と今作が登場する劇場版のアレですね!!』

『OVAでもいいけどね。そんじゃあ、いきますかぁぁぁ!!!』

『おお! 合身…… ゴオォォォ!!!』

隣同士の頭部と胴体部の機神が分離して、再び合体したが……

『うわぁ!?』

『すまん! 足の機神がいなかったわ!!』

『はやく言って!!!』

着地しようとしたが…… 脚部の機神がいなかった為にずっこけた。

『あ~もう! いない者はしょうがない…… このまま戦うぞ!』

『ちょっ、正気かブルー!?』

『昔の整備兵が言いました……』

『『『何を……』』』

『足なんて飾りだと!!!』

『おま、それ別の!?』

『しかも、宇宙空間の話ですよ!?』

『それに負けた奴だよね!?』

『ええい、黙れぃ! 空中と宇宙に、なんの違いがあるって言うんだ! 同じちゅうだろうがぁ!!!』

『いやちょっと、此処には重力って奴がな……』

『うなことは…… どうでもいいんだよ! 逝くのか?逝かねのか? はっきりしろやぁ!!!』

『へん…… わぁたよ…… 此処で退いたら男じゃねぇ!! 逝くぜ! ダチ公!!!』

『うわぁ…… 昭和のノリだ……』

『氷河だ!ゆとりだ!さとりだ? うるせぇんだよ!! 俺達の命の一番星…… みせてやらぁぁぁぁぁ!!!』

『ちょっ!? それ自爆特攻~!!!』

『南無三……』

『いや~ん!!!』

パーツの足りない戦隊型ロボ部隊の特攻アタックにより、エボルシフトの戦力が激減した。

『次は2号メカで出撃だ!!!』

『俺、2号メカまでだわ』

『俺も』

『僕は、5号メカまで大丈夫ですよ』

『いや、買い過ぎだろう?』

『予備と保存と普段と普段2と布教と布教2と布教3だから…… 普通ですね』

『いやもう…… お前……』

『『『普通に合体した奴で出撃しろよ!!!』』』

戦隊シリーズの沼も…… 底無しだった。
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