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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
モナ、自分達用の万能母艦の製作を始める
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「フレームは…… フリーアークを参考にしてと……」
その日のモナは…… 姉弟子の代わりに完成させ、フェアリーガーデンに預けた【フリーアーク】を参考にし、自分達用の万能型母艦の製作を開始しようとしていた。
「見た目は…… 船…… 飛行機…… それとも動物型の方が……」
ミニマザーを経由して、フェアリーガーデンのメインシステムに手伝って貰いながらも、モナは万能型母艦の設計を図にして行く。
「格納庫は、艦の中心部で…… 前方の両舷にメインの機神とかの発進カタパルトと中心部の後方にサブの発進カタパルトを1つかな?」
2つの船を真横に繋げて翼を付けた様な感じのフリーアークに対して、モナの設計した母艦は後方が2つに別れた上から見るとYの字の様な型をしていた。
「後方に……【大型古代機神の動力炉】を改良した新型の大型動力炉を4機と、前方には…… さらに【超大型古代機神の動力炉】を改良した新型の超大型動力炉を取り付けて…… 中心部の前方に主砲6門と後方に4門と副砲は回転砲塔を12門と4連発射の大型ミサイル発射口を前方に4つで、後方に2つと20連発射の小型ミサイルポットを前方と後方に5箇所…… 後は、迎撃系の機関砲とレーザー砲を数ヶ所に設置して……」
設計を仕上げるモナの頭に浮かぶのは…… 今回の冒険で見た伝説の生物の姿だった。
「あのすごい格好よさと力を……(この艦こに持たせたい!!)」
モナは…… 書き上げた設計図に、冒険で見た2体の〝龍〟の姿を重ね合わせるのだった。
・
・
・
~ モナが母艦の設計をしている頃…… ~
「モナちゃんが作りたい艦には…… 生物系の素材も必要なはずだよね?」
「一応…… 艦以外にも使えるから、Lvアップも兼ねての狩りに行く?」
「行こう!」
母艦の製造に入ったモナに素材を渡す為に…… カノン、カンナ、ツグミの3人は狩りに向かう事にした。
『これが…… 巨大モンスター達の巣だと言われる…… ナインアール王国の国内で最大級の地形ダンジョン【異界の谷】か』
カノン達が狩りの場所に選んだのは……
奇しくも、結婚前の母【カナエ】がクォータードワーフっ娘の【ミィナ】と暴れ回った…… あの地形がそのままダンジョン化した【異界の谷】だった。
『この巨大なえぐりとられた様な爪痕みたいな谷の中でも、最低でも8メートル以上のモンスターしか出ないって場所を選んだのは……』
『もちろん! 機神や母艦の素材にする為だよね♪』
『そう言う事…… だから、なるべく傷は少なく倒す様にね? 特にカンナ…… 解ったかい?』
『りょ、了解…… 一撃で倒す様にするよ』
『じゃあ…… 行くよ』
『『はい』』
今回は、素材回収がメインなので…… カノン達は、モナが改修した最初の妖精型量産機神シルフ改に量産型の追加武装ユニットを支援機として、各機に2機連れた状態で来ていた。
『振動を感知…… 前方に数…… 4体、来るよ!』
カノンの機神を支援していたタンク型追加武装ユニットの索敵が、カノン達の前方の敵を知らせると…… 直ぐに姿が見えた。
その姿は、全長9メートル超えのイグアナの様な巨大爬虫類型モンスター達だったが、現れると……
ドッツン!
『先ずは…… 1体』
カノンの機神の狙撃が先頭の頭を吹き飛ばした。
『はや! 速すぎるよ。カノン兄』
『まさに先手必勝…… カンナ、次が来るよ!』
『O.K、ツグミちゃん♪ そっちは任せたよ』
『了解!』
次に現れた爬虫類型のモンスターの首をカンナの機神が大剣で切り飛ばし、もう1体もツグミの機神の刀に切られた時には……
ドッツン!
2発目の狙撃で…… 4体目の爬虫類型モンスターが倒れていた。
『これ…… 使えるのかな?』
『どうかしら? まだ来たばかりだし…… 1番弱いモンスターかもね』
『テッシンさんに聞いて来たけど…… 機神とかの素材なら鱗や骨に角や牙、爪と魔石とか使えるらしいよ』
『なら、とりあえずは魔石を回収するね』
『皮は…… 意外に簡単に切れたから、ちょっと耐久値が低いかも?』
『加工したら使えるかも知れないから、一応は回収しとこうか?』
『3人供ストレージ持ちなんだから、回収して置きましょう』
『そうだ。重量は気にしなくていいんだ』
『よし、直ぐに回収して次を探そうか?』
『『了解!』』
爬虫類型モンスター達をストレージに回収したカノン達は、次の獲物を探してさらに奥に進むと……
『うん…… この反応は……』
『カノン?』
『どうしたの?』
『この先に…… 反応が多数…… たぶん、群れだ』
『群れ…… 引き返す?』
『ツグミちゃん…… それダメみたい』
『ああ…… もう来てる』
3人の機神の前に…… 巨大な影が降り立つ!
『巨大な翼に…… 複数の頭……』
『カノン兄…… このモンスターは?』
『たぶん…… キメラ系の上位種だ』
5メートル超えの獅子の頭を中心に…… 複数の動物系モンスターの頭が付いた100メートル超え合成モンスター……【ギガグランドキメラ】がカノン達の前に現れた。
『ヤバ……』
『うん……』
『囲まれた……』
【ギガグランドキメラ】を中心に…… 複数の巨大モンスター達がカノン達を取り囲んだ。
「「「「「ガァルルルルル……」」」」」
『どうする?』
『どうするって…… カノン兄?』
ガッコン……
『逃げ道無し…… なら、射ち貫くのみ!』
撃鉄を上げ直した狙撃ライフルの銃口を……
ギガグランドキメラに向けて……
『さあ…… 分の悪い賭けを…… 始めようか?』
カノンは、不敵に笑うのだった。
その日のモナは…… 姉弟子の代わりに完成させ、フェアリーガーデンに預けた【フリーアーク】を参考にし、自分達用の万能型母艦の製作を開始しようとしていた。
「見た目は…… 船…… 飛行機…… それとも動物型の方が……」
ミニマザーを経由して、フェアリーガーデンのメインシステムに手伝って貰いながらも、モナは万能型母艦の設計を図にして行く。
「格納庫は、艦の中心部で…… 前方の両舷にメインの機神とかの発進カタパルトと中心部の後方にサブの発進カタパルトを1つかな?」
2つの船を真横に繋げて翼を付けた様な感じのフリーアークに対して、モナの設計した母艦は後方が2つに別れた上から見るとYの字の様な型をしていた。
「後方に……【大型古代機神の動力炉】を改良した新型の大型動力炉を4機と、前方には…… さらに【超大型古代機神の動力炉】を改良した新型の超大型動力炉を取り付けて…… 中心部の前方に主砲6門と後方に4門と副砲は回転砲塔を12門と4連発射の大型ミサイル発射口を前方に4つで、後方に2つと20連発射の小型ミサイルポットを前方と後方に5箇所…… 後は、迎撃系の機関砲とレーザー砲を数ヶ所に設置して……」
設計を仕上げるモナの頭に浮かぶのは…… 今回の冒険で見た伝説の生物の姿だった。
「あのすごい格好よさと力を……(この艦こに持たせたい!!)」
モナは…… 書き上げた設計図に、冒険で見た2体の〝龍〟の姿を重ね合わせるのだった。
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~ モナが母艦の設計をしている頃…… ~
「モナちゃんが作りたい艦には…… 生物系の素材も必要なはずだよね?」
「一応…… 艦以外にも使えるから、Lvアップも兼ねての狩りに行く?」
「行こう!」
母艦の製造に入ったモナに素材を渡す為に…… カノン、カンナ、ツグミの3人は狩りに向かう事にした。
『これが…… 巨大モンスター達の巣だと言われる…… ナインアール王国の国内で最大級の地形ダンジョン【異界の谷】か』
カノン達が狩りの場所に選んだのは……
奇しくも、結婚前の母【カナエ】がクォータードワーフっ娘の【ミィナ】と暴れ回った…… あの地形がそのままダンジョン化した【異界の谷】だった。
『この巨大なえぐりとられた様な爪痕みたいな谷の中でも、最低でも8メートル以上のモンスターしか出ないって場所を選んだのは……』
『もちろん! 機神や母艦の素材にする為だよね♪』
『そう言う事…… だから、なるべく傷は少なく倒す様にね? 特にカンナ…… 解ったかい?』
『りょ、了解…… 一撃で倒す様にするよ』
『じゃあ…… 行くよ』
『『はい』』
今回は、素材回収がメインなので…… カノン達は、モナが改修した最初の妖精型量産機神シルフ改に量産型の追加武装ユニットを支援機として、各機に2機連れた状態で来ていた。
『振動を感知…… 前方に数…… 4体、来るよ!』
カノンの機神を支援していたタンク型追加武装ユニットの索敵が、カノン達の前方の敵を知らせると…… 直ぐに姿が見えた。
その姿は、全長9メートル超えのイグアナの様な巨大爬虫類型モンスター達だったが、現れると……
ドッツン!
『先ずは…… 1体』
カノンの機神の狙撃が先頭の頭を吹き飛ばした。
『はや! 速すぎるよ。カノン兄』
『まさに先手必勝…… カンナ、次が来るよ!』
『O.K、ツグミちゃん♪ そっちは任せたよ』
『了解!』
次に現れた爬虫類型のモンスターの首をカンナの機神が大剣で切り飛ばし、もう1体もツグミの機神の刀に切られた時には……
ドッツン!
2発目の狙撃で…… 4体目の爬虫類型モンスターが倒れていた。
『これ…… 使えるのかな?』
『どうかしら? まだ来たばかりだし…… 1番弱いモンスターかもね』
『テッシンさんに聞いて来たけど…… 機神とかの素材なら鱗や骨に角や牙、爪と魔石とか使えるらしいよ』
『なら、とりあえずは魔石を回収するね』
『皮は…… 意外に簡単に切れたから、ちょっと耐久値が低いかも?』
『加工したら使えるかも知れないから、一応は回収しとこうか?』
『3人供ストレージ持ちなんだから、回収して置きましょう』
『そうだ。重量は気にしなくていいんだ』
『よし、直ぐに回収して次を探そうか?』
『『了解!』』
爬虫類型モンスター達をストレージに回収したカノン達は、次の獲物を探してさらに奥に進むと……
『うん…… この反応は……』
『カノン?』
『どうしたの?』
『この先に…… 反応が多数…… たぶん、群れだ』
『群れ…… 引き返す?』
『ツグミちゃん…… それダメみたい』
『ああ…… もう来てる』
3人の機神の前に…… 巨大な影が降り立つ!
『巨大な翼に…… 複数の頭……』
『カノン兄…… このモンスターは?』
『たぶん…… キメラ系の上位種だ』
5メートル超えの獅子の頭を中心に…… 複数の動物系モンスターの頭が付いた100メートル超え合成モンスター……【ギガグランドキメラ】がカノン達の前に現れた。
『ヤバ……』
『うん……』
『囲まれた……』
【ギガグランドキメラ】を中心に…… 複数の巨大モンスター達がカノン達を取り囲んだ。
「「「「「ガァルルルルル……」」」」」
『どうする?』
『どうするって…… カノン兄?』
ガッコン……
『逃げ道無し…… なら、射ち貫くのみ!』
撃鉄を上げ直した狙撃ライフルの銃口を……
ギガグランドキメラに向けて……
『さあ…… 分の悪い賭けを…… 始めようか?』
カノンは、不敵に笑うのだった。
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