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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
登山は…… 新型に乗り換えて?
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『マギナゼウスエンジンの温度急上昇! 緊急冷却開始します♪』
展開していたアーセナルギアの胸部装甲から、激しく白い水蒸気が噴き出して…… アーセナルギア全体が白煙に包まれる。
「やっぱり…… カノン砲は、まだ無理だったかぁ…… ミニダーズ、アーセナルギアの機体チェックして」
『了解♪ 全体の装甲塗装に軽度の損傷を確認…… 4機の追加武装ユニットの損傷を確認…… 武装弾薬の3%の消費を確認…… 動力部、マギナゼウスエンジンの損傷を確認…… マギナゼウスエンジンが損傷の為、マギナゼウスエンジンを緊急停止します』
「サブ動力起動、周囲の被害は?」
『サブの魔導ツインエンジンの起動を開始♪ 周囲の地形への被害は…… 27%です』
「識別が上手くいった…… 聖霊獣ちゃん達、ありがとう」
最後に射った砲撃で地形にダメージが出なかった理由は…… モナ達が連れている〝聖霊獣〟達が魔物達を識別し、聖光系魔法砲撃のダメージを魔物に集束したからである。
邪悪な魔物には効果的な聖光は、地形にとっては浄化の光であり、地形へのダメージが最小限に抑えられたのだった。
なお、モナ達が連れている聖霊獣達は、精霊獣がカノンとカンナの隠し称号(ステータスに???で表記)【神の双子】の効果で、カノンとカンナ、それにパーティーメンバーのモナとツグミと契約時に進化したので…… 実は、神獣の一歩手前くらいにレアな存在である。
「とりあえず、戦闘は終了かな?」
「自動回収にボスドロップの表記発見! フィールドボスも倒したみたいだよ♪」
「「「「「えっ!?」」」」」
「ボスいたの!?」
「最初に踏み潰したドラゴンだったみたいだね。後は…… 突然変異の大型のモンスターって、ドロップアイテムの説明に書いてあるね」
「突然変異…… 邪神星の影響かな?」
「どうだろうね…… とりあえず、魔物の掃討が完了ならば天界に急ぎたいけど…… 行ける?」
「霊峰を登るなら、小型の方が良いと思うよ」
「なら、アーセナルギアは再調整も兼ねて送還、各員は専用機に乗り換えね」
「「「「「了解」」」」」
・
・
・
5体の機神と1機の飛行物体が霊峰を登るが……
ユキとマコが乗る量産の通常武装ガールズ型が2機、モナ専用の特殊車両型ユニット武装の妖精型1機……
それ以外の3機は、モナ製の新型だった。
「カノンくん、新型の調子はどう?」
『まだ、飛行モードにちょっと慣れてないけど…… 大丈夫だよ』
空を飛ぶ機体のカノンに、モナが話し掛けると……
「良いなぁ~。カノン兄とツグミちゃんは新型機で……」
地上で、カンナが不満気にぼやく。
『カンナ、拗ねないの。カンナだって新型の追加武装ユニットでしょ?』
カンナをいさめたツグミだが、彼女も新型の狐型のアニマル型機神に乗り換えていた。
『そうだね。ありがとうモナちゃん♪』
通信から響く、嬉しそうなカンナの声に……
「どういたしまして♪」
モナは、内心ほっとして返事を返した。
移動母艦扱いのアーセナルギアの他に、モナは、カノン達のリクエストに応えた新型を用意していた。
『あっ、センサーに反応…… 飛行型のモンスターか…… 狙い射つ!』
カノンが乗る飛行型機神は、モナがエミリー(を通してカナエ)から渡された改良型のフェアリーバードを基に、カノンの要望だった可変分離型にした機神である。
元々、可変型機神だったフェアリーバードだが、カノンの要望で本来の近接型では無く、射撃型に変更した武装になっている。
『あんな遠くの…… 届く?』
『あっ! 墜ちた!?』
『あの距離で当てたの!?』
『しかも一撃…… 凄い!』
近接型武装では無い為、基の機体よりも機動性は低いが…… その分、索敵と隠密性、防御が上がった機神になっていた。
「ちょっと重い感じだけど…… あの機能だから仕方無いかな? あっ、センサーに反応! これは…… 地中から!?」
カンナの機体からデータを受けて、モナの機体が回避行動に移る!
「地中から…… カンナちゃん、来るよ!」
『了解、任せて♪』
特殊車両ユニットのモナの機神が急発進すると、モナの機神が居た場所の地面を砕いて、地中から巨大なワームが現れた!
「出たね! いくよ~! ブーストインパクトパ~ンチィ!!」
モナの合図に跳んでいたカンナの機神が、腕を飛ばして巨大なワームを地面叩き付けた!
『チャ~ンス♪〝二獣合体〟!』
ツグミの新型の狐機神が跳び上がると、鶴型の飛行アニマル機神が現れ…… 合体した!
「二獣合体機神【鶴狐】見参! 妖刀お揚げ丸抜刀、必剣…… 鶴の舞!」
巨大な障子が現れると…… ワームと鶴狐が障子の中に姿を隠す!
『けして…… 覗かないでね♪』
ツグミの声の後…… 障子に映された巨大なワームの影が細切れになるのだった。
「この子達って…… 強くない……」
「私達…… 必要ないかも……」
ユキとマコが唖然とする様な戦闘を繰り返し、何時の間にか……
「これが…… 天界の入口?」
モナ達は、霊峰の雲の上に隠されていた……
天界の入口の門を見つけ出した。
展開していたアーセナルギアの胸部装甲から、激しく白い水蒸気が噴き出して…… アーセナルギア全体が白煙に包まれる。
「やっぱり…… カノン砲は、まだ無理だったかぁ…… ミニダーズ、アーセナルギアの機体チェックして」
『了解♪ 全体の装甲塗装に軽度の損傷を確認…… 4機の追加武装ユニットの損傷を確認…… 武装弾薬の3%の消費を確認…… 動力部、マギナゼウスエンジンの損傷を確認…… マギナゼウスエンジンが損傷の為、マギナゼウスエンジンを緊急停止します』
「サブ動力起動、周囲の被害は?」
『サブの魔導ツインエンジンの起動を開始♪ 周囲の地形への被害は…… 27%です』
「識別が上手くいった…… 聖霊獣ちゃん達、ありがとう」
最後に射った砲撃で地形にダメージが出なかった理由は…… モナ達が連れている〝聖霊獣〟達が魔物達を識別し、聖光系魔法砲撃のダメージを魔物に集束したからである。
邪悪な魔物には効果的な聖光は、地形にとっては浄化の光であり、地形へのダメージが最小限に抑えられたのだった。
なお、モナ達が連れている聖霊獣達は、精霊獣がカノンとカンナの隠し称号(ステータスに???で表記)【神の双子】の効果で、カノンとカンナ、それにパーティーメンバーのモナとツグミと契約時に進化したので…… 実は、神獣の一歩手前くらいにレアな存在である。
「とりあえず、戦闘は終了かな?」
「自動回収にボスドロップの表記発見! フィールドボスも倒したみたいだよ♪」
「「「「「えっ!?」」」」」
「ボスいたの!?」
「最初に踏み潰したドラゴンだったみたいだね。後は…… 突然変異の大型のモンスターって、ドロップアイテムの説明に書いてあるね」
「突然変異…… 邪神星の影響かな?」
「どうだろうね…… とりあえず、魔物の掃討が完了ならば天界に急ぎたいけど…… 行ける?」
「霊峰を登るなら、小型の方が良いと思うよ」
「なら、アーセナルギアは再調整も兼ねて送還、各員は専用機に乗り換えね」
「「「「「了解」」」」」
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5体の機神と1機の飛行物体が霊峰を登るが……
ユキとマコが乗る量産の通常武装ガールズ型が2機、モナ専用の特殊車両型ユニット武装の妖精型1機……
それ以外の3機は、モナ製の新型だった。
「カノンくん、新型の調子はどう?」
『まだ、飛行モードにちょっと慣れてないけど…… 大丈夫だよ』
空を飛ぶ機体のカノンに、モナが話し掛けると……
「良いなぁ~。カノン兄とツグミちゃんは新型機で……」
地上で、カンナが不満気にぼやく。
『カンナ、拗ねないの。カンナだって新型の追加武装ユニットでしょ?』
カンナをいさめたツグミだが、彼女も新型の狐型のアニマル型機神に乗り換えていた。
『そうだね。ありがとうモナちゃん♪』
通信から響く、嬉しそうなカンナの声に……
「どういたしまして♪」
モナは、内心ほっとして返事を返した。
移動母艦扱いのアーセナルギアの他に、モナは、カノン達のリクエストに応えた新型を用意していた。
『あっ、センサーに反応…… 飛行型のモンスターか…… 狙い射つ!』
カノンが乗る飛行型機神は、モナがエミリー(を通してカナエ)から渡された改良型のフェアリーバードを基に、カノンの要望だった可変分離型にした機神である。
元々、可変型機神だったフェアリーバードだが、カノンの要望で本来の近接型では無く、射撃型に変更した武装になっている。
『あんな遠くの…… 届く?』
『あっ! 墜ちた!?』
『あの距離で当てたの!?』
『しかも一撃…… 凄い!』
近接型武装では無い為、基の機体よりも機動性は低いが…… その分、索敵と隠密性、防御が上がった機神になっていた。
「ちょっと重い感じだけど…… あの機能だから仕方無いかな? あっ、センサーに反応! これは…… 地中から!?」
カンナの機体からデータを受けて、モナの機体が回避行動に移る!
「地中から…… カンナちゃん、来るよ!」
『了解、任せて♪』
特殊車両ユニットのモナの機神が急発進すると、モナの機神が居た場所の地面を砕いて、地中から巨大なワームが現れた!
「出たね! いくよ~! ブーストインパクトパ~ンチィ!!」
モナの合図に跳んでいたカンナの機神が、腕を飛ばして巨大なワームを地面叩き付けた!
『チャ~ンス♪〝二獣合体〟!』
ツグミの新型の狐機神が跳び上がると、鶴型の飛行アニマル機神が現れ…… 合体した!
「二獣合体機神【鶴狐】見参! 妖刀お揚げ丸抜刀、必剣…… 鶴の舞!」
巨大な障子が現れると…… ワームと鶴狐が障子の中に姿を隠す!
『けして…… 覗かないでね♪』
ツグミの声の後…… 障子に映された巨大なワームの影が細切れになるのだった。
「この子達って…… 強くない……」
「私達…… 必要ないかも……」
ユキとマコが唖然とする様な戦闘を繰り返し、何時の間にか……
「これが…… 天界の入口?」
モナ達は、霊峰の雲の上に隠されていた……
天界の入口の門を見つけ出した。
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