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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
春の機神大乱闘祭!!! カノンとカンナ、そのライフルと大剣で…… 撃ち貫いてぶった切れ!!
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「黒い巨神……」
カノンに迫った対ビーム処理されたPK機神を、吹き飛ばし爆散させたのは……
巨人化した仮面のヒーローカオスだった。
「どうした…… まだやれるだろう?」
『そうだ…… 僕はまだ…… 敗けてない!』
カノンの機神が立ち上がると、それに応える様に量産型の武装ユニットが飛び、損傷した武装を部分換装した。
(カノンくん、がんばれ!)
『モナちゃん…… 君の作った機神と武装ユニットがあるなら、僕はまだ戦える!』
部分換装した右腕部を見て、モナの声援が聞こえた様な気がしたカノンが構える。
「その意気だ」
黒い巨神の姿が消えて行く……
『はい!』
その巨神に応える様に声を上げると、カノンはPK機神達に向かい突撃する。
その背後に複数の頼れる武装ユニット達を連れて……
・
・
・
『ミサイルが…… 止んだ?』
ターニャと小妖精化していたカナエがPKの母艦をまっ二つにした事で、コンテナミサイルが降り止んだカンナの下には、タンク型の武装ユニットが狙撃ライフルを届ける。
(カンナちゃん、あと少しだよ!)
『モナちゃん?』
ガコン…… カンナの機神がライフルの撃鉄を起こし……
『そう…… だよね♪』
呟いたカンナが不敵な笑みで、量産タンク型の武装ユニット達と狙撃を開始した!
『チィ、さらに激しくなりやがった』
『ぐわぁ!?』
『ぎゃあ!?』
・
・
・
『終わった…… かな?』
索敵内の敵機神の反応が消えたので、カンナが狙撃を止めるが……
『あっ、めんだよ!』
『きゃ!?』
突然現れた機神の攻撃を受けてしまい、カンナの機神がダメージを受けた。
ドッゴーン!
『くっ! 遠距離から攻撃か!?』
時を同じく、カノンの機神が遠距離砲撃を受けていた。
『やっぱりあめぇなぁ』
カンナの機神に攻撃したのは、光学迷彩布を巻いた砂漠の兵士の様な近接戦闘型の機神だった。
『戦場に情けなど無い……』
カノンの機神を攻撃したのは、森林に身を潜めていた特殊軍用スナイパーライフルを構えた遠距離攻撃型の機神だった。
『だが…… 感謝してやるぜ』
『何を……』
『てめぇの喰い残しのおかげでなぁ~、かなりのLvアップになったぜ! ヒャ♪』
同じ様に、カノンを狙う遠距離狙撃型機神のパイロットが呟く……
『戦場において…… 武装に手足、推進装置を失った機神など…… ただの的に過ぎ無い。良い経験値ボーナスだったぞ』
カンナが行動不能したPK機神達のコックピットには〝突き刺された跡〟が…… 同じ様に、カノンが行動不能にしたPK機神達のコックピットは〝撃ち抜かれた跡〟があった。
カノンとカンナを襲う前に、自分達のLvアップの経験値にしたのだ!
『次は、てめぇを喰う番だぜ!』
『次の標的は、貴様だ!』
迫るPK機神の刃を掻い潜り、カンナの機神が下がる。
「ちょっと早い? カノンにぃは……」
ガッキャン!
狙撃ライフルから放たれた弾丸を、カノンの機神が切り払う!
『何!?』
「さすが…… 狙いが正確だね。だけど……」
ガッキャン!ガッキーン!
「そのぶん…… 動きが読めるよ」
『くっ、だが! 何時までも弾丸を切れまい』
「来た…… モナちゃんが追加したのは、武装ユニットだけじゃない! アームズチェンジゴー!!」『チェンジモード、バスターキャリバー!』
狙撃を切り払い、カノンの機神が飛ぶと…… 空中で飛行モードに変形したが、その姿は大剣の様だった。
『キャリバー、ダイブインパクト!!』
大剣型の飛行モードのカノンの機神が飛ぶ…… その先は、カンナの機神を追うPK機神だった。
『な!? このくそがぁ!』
飛んできた大剣型モードのカノンの機神の一撃を、PK機神が剣を盾にして堪える。
バキッ…… ビキピキ…… ガッキャン!
カノンの機神を受け止めていたPK機神の剣が砕け散ると、PK機神が勢いのままに天を仰ぐ様に倒れそうになる。
『チィ…… 敗けたか……』
『ひぃっさぁつのぉ~…… ブイサイン切りぃぃぃぃ!!!』
空中で大剣型モードのカノン機神を掴んだカンナの機神が、PK機神をVの字に切り裂いた!
「次はわたし! アームズチェンジゴー♪」『チェンジモード、バスターキャノンライフル!』
空中でカンナの機神がキャノン砲に変形すると…… 機神モードに変形したカノンの機神がトリガーを掴んだ。
『どうやら射程外らしいね…… 悪いけど、この距離なら僕の間合いだよ。狙い射つ!!』
カノンが発射した閃光が、回避しようとした遠距離狙撃型PK機神の右手足を溶かした。
『ぐっ!? だが、この威力…… 連射はできまい! もら……!?』
遠距離狙撃を狙うPKプレイヤーが息を飲んだ…… 狙撃スコープ越しに飛んで来る弾丸が見えたからだ。
「おそい…… 言われた通りにコックピットを撃つことにしたよ」
カンナの機神から受け取った狙撃ライフルでカノンの機神が放った弾丸は、PK機神の狙撃ライフルのスコープごとそのコックピットを撃ち貫くのだった。
「おわっ…… たぁ~……」
その様子を確認して、漸く生産行動から解放されたモナがへたり込む…… その顔は達成感に満ちた笑顔だ。
そして……
今回の戦場で、モナが作った武装ユニット数は…… 50機を超えていた為に……
カノン達のリクエスト機神を作る素材が無くなり……
またあのダンジョンに行くのかと、モナの顔が青くなるのだった。
カノンに迫った対ビーム処理されたPK機神を、吹き飛ばし爆散させたのは……
巨人化した仮面のヒーローカオスだった。
「どうした…… まだやれるだろう?」
『そうだ…… 僕はまだ…… 敗けてない!』
カノンの機神が立ち上がると、それに応える様に量産型の武装ユニットが飛び、損傷した武装を部分換装した。
(カノンくん、がんばれ!)
『モナちゃん…… 君の作った機神と武装ユニットがあるなら、僕はまだ戦える!』
部分換装した右腕部を見て、モナの声援が聞こえた様な気がしたカノンが構える。
「その意気だ」
黒い巨神の姿が消えて行く……
『はい!』
その巨神に応える様に声を上げると、カノンはPK機神達に向かい突撃する。
その背後に複数の頼れる武装ユニット達を連れて……
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『ミサイルが…… 止んだ?』
ターニャと小妖精化していたカナエがPKの母艦をまっ二つにした事で、コンテナミサイルが降り止んだカンナの下には、タンク型の武装ユニットが狙撃ライフルを届ける。
(カンナちゃん、あと少しだよ!)
『モナちゃん?』
ガコン…… カンナの機神がライフルの撃鉄を起こし……
『そう…… だよね♪』
呟いたカンナが不敵な笑みで、量産タンク型の武装ユニット達と狙撃を開始した!
『チィ、さらに激しくなりやがった』
『ぐわぁ!?』
『ぎゃあ!?』
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『終わった…… かな?』
索敵内の敵機神の反応が消えたので、カンナが狙撃を止めるが……
『あっ、めんだよ!』
『きゃ!?』
突然現れた機神の攻撃を受けてしまい、カンナの機神がダメージを受けた。
ドッゴーン!
『くっ! 遠距離から攻撃か!?』
時を同じく、カノンの機神が遠距離砲撃を受けていた。
『やっぱりあめぇなぁ』
カンナの機神に攻撃したのは、光学迷彩布を巻いた砂漠の兵士の様な近接戦闘型の機神だった。
『戦場に情けなど無い……』
カノンの機神を攻撃したのは、森林に身を潜めていた特殊軍用スナイパーライフルを構えた遠距離攻撃型の機神だった。
『だが…… 感謝してやるぜ』
『何を……』
『てめぇの喰い残しのおかげでなぁ~、かなりのLvアップになったぜ! ヒャ♪』
同じ様に、カノンを狙う遠距離狙撃型機神のパイロットが呟く……
『戦場において…… 武装に手足、推進装置を失った機神など…… ただの的に過ぎ無い。良い経験値ボーナスだったぞ』
カンナが行動不能したPK機神達のコックピットには〝突き刺された跡〟が…… 同じ様に、カノンが行動不能にしたPK機神達のコックピットは〝撃ち抜かれた跡〟があった。
カノンとカンナを襲う前に、自分達のLvアップの経験値にしたのだ!
『次は、てめぇを喰う番だぜ!』
『次の標的は、貴様だ!』
迫るPK機神の刃を掻い潜り、カンナの機神が下がる。
「ちょっと早い? カノンにぃは……」
ガッキャン!
狙撃ライフルから放たれた弾丸を、カノンの機神が切り払う!
『何!?』
「さすが…… 狙いが正確だね。だけど……」
ガッキャン!ガッキーン!
「そのぶん…… 動きが読めるよ」
『くっ、だが! 何時までも弾丸を切れまい』
「来た…… モナちゃんが追加したのは、武装ユニットだけじゃない! アームズチェンジゴー!!」『チェンジモード、バスターキャリバー!』
狙撃を切り払い、カノンの機神が飛ぶと…… 空中で飛行モードに変形したが、その姿は大剣の様だった。
『キャリバー、ダイブインパクト!!』
大剣型の飛行モードのカノンの機神が飛ぶ…… その先は、カンナの機神を追うPK機神だった。
『な!? このくそがぁ!』
飛んできた大剣型モードのカノンの機神の一撃を、PK機神が剣を盾にして堪える。
バキッ…… ビキピキ…… ガッキャン!
カノンの機神を受け止めていたPK機神の剣が砕け散ると、PK機神が勢いのままに天を仰ぐ様に倒れそうになる。
『チィ…… 敗けたか……』
『ひぃっさぁつのぉ~…… ブイサイン切りぃぃぃぃ!!!』
空中で大剣型モードのカノン機神を掴んだカンナの機神が、PK機神をVの字に切り裂いた!
「次はわたし! アームズチェンジゴー♪」『チェンジモード、バスターキャノンライフル!』
空中でカンナの機神がキャノン砲に変形すると…… 機神モードに変形したカノンの機神がトリガーを掴んだ。
『どうやら射程外らしいね…… 悪いけど、この距離なら僕の間合いだよ。狙い射つ!!』
カノンが発射した閃光が、回避しようとした遠距離狙撃型PK機神の右手足を溶かした。
『ぐっ!? だが、この威力…… 連射はできまい! もら……!?』
遠距離狙撃を狙うPKプレイヤーが息を飲んだ…… 狙撃スコープ越しに飛んで来る弾丸が見えたからだ。
「おそい…… 言われた通りにコックピットを撃つことにしたよ」
カンナの機神から受け取った狙撃ライフルでカノンの機神が放った弾丸は、PK機神の狙撃ライフルのスコープごとそのコックピットを撃ち貫くのだった。
「おわっ…… たぁ~……」
その様子を確認して、漸く生産行動から解放されたモナがへたり込む…… その顔は達成感に満ちた笑顔だ。
そして……
今回の戦場で、モナが作った武装ユニット数は…… 50機を超えていた為に……
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