384 / 464
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
お姉ちゃんは、最強緑人の一人【白雷の白虎姫】!!
しおりを挟む
「~♪」
ご機嫌な感じで、鼻歌を歌いながら着替え始めたシロ。
「カノンとカンナかぁ…… 元気に大きくなった♪」
ブルマを履いて平仮名で〝しろ〟と書かれたゼッケンの付いた半袖の体操着を持つシロの胸には…… 心臓の位置に〝蒼い刻印〟が煌めいていた。
「あの人が…… お父さんとお母さんの言っていた。〝僕らの1番上のシロお姉ちゃん〟か……」
カノンとカンナは、新世界を始める前に両親から聞かされていた事が有った。
「お父さんとお母さんが、新世界でお仕事してるのは教えたよな?」
「「うん」」
「ぷろぷれいやーさんなんでしょ?」
「ああ、お仕事中は新世界の中の人達と同じ様に生活して居てなぁ…… お母さんと結婚したのも、新世界の中でなんだが……」
「しってる! おじいちゃんとおばあちゃんに聞いた事あるよ」
「うん」
「それでねぇ…… 新世界にも、お父さんとお母さんの子…… つまり、あなた達の〝姉弟〟が居るの」
「「きょうだい!?」」
「そうだ。新世界でしか逢えないけど、俺達の大切な家族だ」
「たいせつなかぞく……」
「おにいちゃんかな? それとも、おねえちゃん? お母さん、どっちなの?」
「それはねぇ……」
と、嬉しそうに微笑む両親の顔を思い出して、カノンとカンナは模擬戦の準備をして居た。
「だいじょうぶ? おねえちゃん……〝緑人〟だよね?」
「うん…… 新世界のキャラクターNPCのはずだけど……」
「とりあえず、模擬戦で確認しましょう。シロさんの強さを」
カノンとカンナが、シロに羽交い締めになった後……
「なるほど…… キングとクイーンに再戦する為、格闘スキルを鍛えたいと?」
「今度は、機神プロレスで挑む!」
「それには、格闘専用の機神を用意して、僕達自身の格闘スキルをLvアップしないと」
「後は…… 対人で実戦しないとかな?」
「私は、生産スキルのLvアップだねぇ……」
「とりあえず、格闘スキルで討伐クエストしまくる?」
「当分は…… そうやって、機神の素材と資金稼ぎするしか無いね」
「となると…… 盗賊狩りで対人訓練?」
「そうなるかな……」
「盗賊狩り…… 一度やったけど、盗賊って…… 臭いんだよねぇ…… ヤダなぁ……」
盗賊狩り経験者のツグミの目に光が消えた……
「それは…… 確かにヤダねぇ……」
「素材的には、金属系モンスターの方が……」
「で、でも、格闘スキルを対人で試さないと……」
「カノン兄! 臭いって事は…… 汚いんだよ!」
「う、うん……」
「格闘スキルでって事は…… 触らないといけないんだよ? カノンは、積極的に触れるの?」
「ごめん…… できれば避けたい……」
対人訓練に頭を悩ませるカノン達、その様子に……
「なら…… 私と訓練しよう……」
「「「「えっ……」」」」
シロが対人訓練の相手に名乗り出る。
「シロさんと…… 対人訓練?」
「む…… お姉ちゃん!」
「え~と…… だいじょうぶなの?」
「お姉ちゃんに…… 任せなさい!」
と、言うわけで…… シロとカノン、カンナ、ツグミは模擬戦をする事になった。
「終わったら…… みんなでクエスト……♪」
体操着にブルマ姿で準備運動するシロが呟く。
「あの…… シロさん?」
「うー…… お姉ちゃん!」
「シロ「お姉ちゃん!」…… あの…… ですねぇ……」
話し掛け様とするカノンの言葉に、シロが不機嫌に顔をそらした。
「あのねぇ…… お姉ちゃん?」
「何♪」
見かねたカンナが、シロをお姉ちゃんと呼ぶと…… シロが嬉しそうに応えた。
「お姉ちゃんは…… その…… 冒険しても、だいじょうぶなの?」
「うん?」
「その…… 死んじゃったりとか…… しない?」
「お姉ちゃんは大丈夫♪ お母さんが〝蒼人〟と同じ様に……〝死に戻りできる〟様にしてくれたから♪」
王都には〝死に戻る緑人〟が居る…… カノン達生まれる前から、プレイヤー達の都市伝説的に語られる噂である。
この噂の真相は…… 真実だった。
〝ある妖精な混沌神〟が、神になる前の魔王だった頃に…… ダンジョン開発のシークレットクエストで手にしたレアアイテム【蒼の刻印】……
このアイテムは、使用したプレイヤーの好感度が高い緑人を〝蒼人と同じ恩恵を得る〟効果が有るアイテムだった。
つまり…… シロは、寿命や特殊な条件じゃないと死がない〝プレイヤーと同じ様に強くなって生き返る緑人〟になったのだ。
そして、彼女は、この7年の月日をプロプレイヤー達の様に過ごして居た……
「それじゃあ…… 何時でも良いよ」
「なら……」
カノンが姿を消して、カンナとツグミが身構える!
「カノン…… 隠れん坊上手だねぇ…… けど…… ね♪」
「「「!?」」」
「カノン…… 見っけ♪」
カンナとツグミ前から消えたシロが カノンを後ろから抱き締めて居た。
「カノンは恥ずかしがり屋さん? でもね……」
「あぅん!」
カノンの首筋を舐めて、シロが呟く……
「知らなかった? お姉ちゃんからは…… 逃げられないの♪」
「「ヒィ!?」」
シロの顔を見たカンナとツグミは…… 小さな悲鳴を上げる。
夜空に輝く満月の様に、金色に輝く瞳と三日月の様につり上がった口をしたシロの姿は……
カンナとツグミの二人には、獰猛な白虎が嗤っている様見えていた。
~ 冒険屋に居たプレイヤー達 ~
「よっ! 久しぶり♪」
「おっ? 久しぶりだな。最近見ないけど、どうしたんだ?」
「いやぁ~…… 狂剣さんに近付く為に、特殊スキル修行中でなぁ……」
「またかよ。いい加減にやめとけて……【白虎姫】に付きまといは…… アカバンになるぞ」
「けどよ……」
「確かに……【雷装】は魅力的だよなぁ。白虎姫も可愛いし……」
「唯一の〝四神の白虎族〟の生き残りで、緑人最強の一人だからな」
四神獣族の白虎族唯一の生き残りであるシロは…… 特殊伝承スキル【雷装】の唯一の使い手で、そのスキルを求めたプレイヤー達から追われたのだが……
「しつこい奴等は、一瞬で感電死だからな」
「流石は、【白雷の白虎姫】だ」
雷装のスキルを狙い…… シロを付け回したプレイヤー達は、〝白い光〟に包まれて死に戻る事案が多発したが……
そのプレイヤー達のログに残った〝感電死〟の3文字と〝白い光〟から、【白雷の白虎姫】と呼ばれる最強緑人キャラの一人として、大人気になったのだった。
「さあ…… もっと、お姉ちゃんと遊ぼう♪」
「あう!?(ゾクゾク……)」
そうカノンに囁いては…… 無邪気に微笑んで、シロはカノンの耳に息を吹きかけるのだった。
ご機嫌な感じで、鼻歌を歌いながら着替え始めたシロ。
「カノンとカンナかぁ…… 元気に大きくなった♪」
ブルマを履いて平仮名で〝しろ〟と書かれたゼッケンの付いた半袖の体操着を持つシロの胸には…… 心臓の位置に〝蒼い刻印〟が煌めいていた。
「あの人が…… お父さんとお母さんの言っていた。〝僕らの1番上のシロお姉ちゃん〟か……」
カノンとカンナは、新世界を始める前に両親から聞かされていた事が有った。
「お父さんとお母さんが、新世界でお仕事してるのは教えたよな?」
「「うん」」
「ぷろぷれいやーさんなんでしょ?」
「ああ、お仕事中は新世界の中の人達と同じ様に生活して居てなぁ…… お母さんと結婚したのも、新世界の中でなんだが……」
「しってる! おじいちゃんとおばあちゃんに聞いた事あるよ」
「うん」
「それでねぇ…… 新世界にも、お父さんとお母さんの子…… つまり、あなた達の〝姉弟〟が居るの」
「「きょうだい!?」」
「そうだ。新世界でしか逢えないけど、俺達の大切な家族だ」
「たいせつなかぞく……」
「おにいちゃんかな? それとも、おねえちゃん? お母さん、どっちなの?」
「それはねぇ……」
と、嬉しそうに微笑む両親の顔を思い出して、カノンとカンナは模擬戦の準備をして居た。
「だいじょうぶ? おねえちゃん……〝緑人〟だよね?」
「うん…… 新世界のキャラクターNPCのはずだけど……」
「とりあえず、模擬戦で確認しましょう。シロさんの強さを」
カノンとカンナが、シロに羽交い締めになった後……
「なるほど…… キングとクイーンに再戦する為、格闘スキルを鍛えたいと?」
「今度は、機神プロレスで挑む!」
「それには、格闘専用の機神を用意して、僕達自身の格闘スキルをLvアップしないと」
「後は…… 対人で実戦しないとかな?」
「私は、生産スキルのLvアップだねぇ……」
「とりあえず、格闘スキルで討伐クエストしまくる?」
「当分は…… そうやって、機神の素材と資金稼ぎするしか無いね」
「となると…… 盗賊狩りで対人訓練?」
「そうなるかな……」
「盗賊狩り…… 一度やったけど、盗賊って…… 臭いんだよねぇ…… ヤダなぁ……」
盗賊狩り経験者のツグミの目に光が消えた……
「それは…… 確かにヤダねぇ……」
「素材的には、金属系モンスターの方が……」
「で、でも、格闘スキルを対人で試さないと……」
「カノン兄! 臭いって事は…… 汚いんだよ!」
「う、うん……」
「格闘スキルでって事は…… 触らないといけないんだよ? カノンは、積極的に触れるの?」
「ごめん…… できれば避けたい……」
対人訓練に頭を悩ませるカノン達、その様子に……
「なら…… 私と訓練しよう……」
「「「「えっ……」」」」
シロが対人訓練の相手に名乗り出る。
「シロさんと…… 対人訓練?」
「む…… お姉ちゃん!」
「え~と…… だいじょうぶなの?」
「お姉ちゃんに…… 任せなさい!」
と、言うわけで…… シロとカノン、カンナ、ツグミは模擬戦をする事になった。
「終わったら…… みんなでクエスト……♪」
体操着にブルマ姿で準備運動するシロが呟く。
「あの…… シロさん?」
「うー…… お姉ちゃん!」
「シロ「お姉ちゃん!」…… あの…… ですねぇ……」
話し掛け様とするカノンの言葉に、シロが不機嫌に顔をそらした。
「あのねぇ…… お姉ちゃん?」
「何♪」
見かねたカンナが、シロをお姉ちゃんと呼ぶと…… シロが嬉しそうに応えた。
「お姉ちゃんは…… その…… 冒険しても、だいじょうぶなの?」
「うん?」
「その…… 死んじゃったりとか…… しない?」
「お姉ちゃんは大丈夫♪ お母さんが〝蒼人〟と同じ様に……〝死に戻りできる〟様にしてくれたから♪」
王都には〝死に戻る緑人〟が居る…… カノン達生まれる前から、プレイヤー達の都市伝説的に語られる噂である。
この噂の真相は…… 真実だった。
〝ある妖精な混沌神〟が、神になる前の魔王だった頃に…… ダンジョン開発のシークレットクエストで手にしたレアアイテム【蒼の刻印】……
このアイテムは、使用したプレイヤーの好感度が高い緑人を〝蒼人と同じ恩恵を得る〟効果が有るアイテムだった。
つまり…… シロは、寿命や特殊な条件じゃないと死がない〝プレイヤーと同じ様に強くなって生き返る緑人〟になったのだ。
そして、彼女は、この7年の月日をプロプレイヤー達の様に過ごして居た……
「それじゃあ…… 何時でも良いよ」
「なら……」
カノンが姿を消して、カンナとツグミが身構える!
「カノン…… 隠れん坊上手だねぇ…… けど…… ね♪」
「「「!?」」」
「カノン…… 見っけ♪」
カンナとツグミ前から消えたシロが カノンを後ろから抱き締めて居た。
「カノンは恥ずかしがり屋さん? でもね……」
「あぅん!」
カノンの首筋を舐めて、シロが呟く……
「知らなかった? お姉ちゃんからは…… 逃げられないの♪」
「「ヒィ!?」」
シロの顔を見たカンナとツグミは…… 小さな悲鳴を上げる。
夜空に輝く満月の様に、金色に輝く瞳と三日月の様につり上がった口をしたシロの姿は……
カンナとツグミの二人には、獰猛な白虎が嗤っている様見えていた。
~ 冒険屋に居たプレイヤー達 ~
「よっ! 久しぶり♪」
「おっ? 久しぶりだな。最近見ないけど、どうしたんだ?」
「いやぁ~…… 狂剣さんに近付く為に、特殊スキル修行中でなぁ……」
「またかよ。いい加減にやめとけて……【白虎姫】に付きまといは…… アカバンになるぞ」
「けどよ……」
「確かに……【雷装】は魅力的だよなぁ。白虎姫も可愛いし……」
「唯一の〝四神の白虎族〟の生き残りで、緑人最強の一人だからな」
四神獣族の白虎族唯一の生き残りであるシロは…… 特殊伝承スキル【雷装】の唯一の使い手で、そのスキルを求めたプレイヤー達から追われたのだが……
「しつこい奴等は、一瞬で感電死だからな」
「流石は、【白雷の白虎姫】だ」
雷装のスキルを狙い…… シロを付け回したプレイヤー達は、〝白い光〟に包まれて死に戻る事案が多発したが……
そのプレイヤー達のログに残った〝感電死〟の3文字と〝白い光〟から、【白雷の白虎姫】と呼ばれる最強緑人キャラの一人として、大人気になったのだった。
「さあ…… もっと、お姉ちゃんと遊ぼう♪」
「あう!?(ゾクゾク……)」
そうカノンに囁いては…… 無邪気に微笑んで、シロはカノンの耳に息を吹きかけるのだった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる