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外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
子供達の新たな決意とイベントの勝利特典に…… 混沌神と破壊神の長女の襲来!?
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~ 王都【冒険屋のモナの部屋】~
「えっと…… ちょっと遅れちゃったかな? 急がないと…… みんな来てるかな?」
あの機神イベントで、キングとクイーンに勝利したモナ達は、プレイ時間制限の問題もあり……
勝利特典などの確認を次の日にする事にして、ログアウトしたのだった。
「遅れてごめんなさい…… どうしたの?」
モナが入ったクランルームには、カノンとカンナにツグミが居たが……
3人がモニターを見ては……
「なっとくできない!」
「がんばったのに!」
「やっぱりか…… 道理で勝てたはずだよ」
カンナとツグミが悔しそうに声を上げ、カノンも不満足に呟いた。
「どうしたの?」
「モナぁ~」
「これよ! これ!!」
カンナに抱き付かれたモナに、ツグミがモニターに映る機神を指した。
「これ? これって…… キングとクイーンの機神? でも……」
「気付いた? 僕らが倒したのは〝レプリカモデル〟…… つまり、手を抜かれていたって事」
「レプリカモデル?」
モニターに映るキングとクイーンの機神のカラーリングが、自分達の倒した機神と違う事に気付いたモナにカノンが説明する。
「キングとクイーンはね…… プロプレイヤーで、機神プロレスの暫定王者、新世界プレイヤーには絶大の人気が有るんだよ。それでね…… そう言うプレイヤーの装備や機神とかは、欲しい人がたくさんいるからね。新世界運営公式グッズとしてレプリカモデルが課金などで売られたりするんだよ」
「たいがいは、本物より性能が下がるけどね」
「それって……」
「そう、私達はファングッズにギリギリ勝ったって事…… あ~! くやしい!!」
「あの動きからして…… 流石にどノーマルでは無いだろうけどね」
モニターに映るキングとクイーンの機神は、キングが金ピカで、クイーンは銀ピカだが……
イベントでモナ達が倒した機神は、キングが黄色で、クイーンが灰色だったのを思い出す。
「でも…… 強かったよね?」
「うん…… 強かった♪」
「次は、本気の勝負がしたい!」
「次は、プロレスでも勝つ!」
「機神プロレスにも出るの?」
「〝これ〟を貰ったから…… 何時かは挑戦したいね」
カノンが取り出したのは、キングとクイーンに勝利した証のアイテム。
【機神プロレス暫定王者挑戦権利書の入ったジュラルミンケース】
このアイテムは…… 機神イベントで、キングとクイーンに勝利した強者の証。機神プロレスの大会で、暫定王者か暫定女子王者、暫定王者タッグに挑む事が出来ます。
注意…… 挑む際には、事前に互いの同意の上で王者戦開催日時を決める為に、事前の申込みが必要です。
「このアイテムが有れば、キングとクイーンが暫定王者の内なら挑戦できるからね」
「次は、格闘専用機神か…… スキルのLvアップしないと……」
「私達も、格闘スキル上げないとだね?」
「先ずは、Lvアップと格闘専用機神の資金と改良の素材集めかな」
「モナちゃんに格好可愛い機神を作って欲しいから、がんばるよ♪」
「次は、みんなの動きに付いて行ける機神を作って見せる!」
バン!!
「その意気!」
「「「「!?」」」」
突然、何者がクランルームに飛び込んで来た!
「うぐぅ!?」
「う~ん(すーはーすーはー)…… 久しぶりの〝弟〟の匂い♪」
「「「カノン(兄)(くん)!?」」」
飛び込んで来た者は、目に見えない動きでカノンを羽交い締めにして首筋の匂いを嗅いで居た。
「そんな…… カノンを簡単に捕まえるなんて……」
「カノン兄を放せ!」
「カンナちゃん!?」
「ふぐぅ!?」
「今度は(くんくん)…… 久しぶりの〝妹〟の匂いだ♪」
カノンを羽交い締めにして居た者に、カンナが飛び掛かるが…… カノンを捕まえて居た者は、逆に今度はカンナを羽交い締めにして首筋の匂いを嗅始めた。
「カンナも簡単に…… この人…… できる!」
「あ、あの~」
「何?」
「貴女は…… 誰ですか?」
「私は……【シロ】。この二人の〝お姉ちゃん〟♪」
そう言って、胸を張る白い髪をポニーテールにした中学生くらいの少女には……
猫の様な耳と尻尾が生えて居た。
突然現れたのは、7年経ち中学生くらいに成長した新世界のジノの猫耳養女のシロだった。
7年の月日の中で…… 幼女から少女になったシロは、さらに美しく可愛い最強の虎に成長して居たのだった。
そして……
モナ達は知らない……
クランルームの扉の前に、黒焦げになった男女が倒れて居た事を……
~ 数時間前…… ~
「中々楽しかったな?」
「うむ。流石は、我の弟と妹じゃ♪」
担当時間が終わり、冒険屋に戻って居たデンライと獣呀は、モナ達との戦いを思い出して話して居た。
「次は、機神プロレスで再戦か? 楽しみだぜ♪」
「そう…… 機神プロレスに?」
「それはのう…… できれば本気で戦いたいからのう」
「そんなに強かったの…… あの子達は?」
「「それは……」」
問い掛けに振り返ったデンライと獣呀が見たのは…… 荒れ狂う白虎の様に白雷を纏うシロの姿だった。
「ま、待つのじゃ、姉上……」
「私より先に逢ったんだ…… あの子達に……」
「お、落ち着け、シロ…… これはその……」
「ふ、不可抗力! 不可抗力じゃよ! 姉上!」
「ふ~ん……」
「そ、そうだ! イベントでしょうがなく……」
「解った……」
「「ふぅ……」」
「でも、許さない……」
その日…… 晴れた王都に白い雷が数回落ちたのだった。
「えっと…… ちょっと遅れちゃったかな? 急がないと…… みんな来てるかな?」
あの機神イベントで、キングとクイーンに勝利したモナ達は、プレイ時間制限の問題もあり……
勝利特典などの確認を次の日にする事にして、ログアウトしたのだった。
「遅れてごめんなさい…… どうしたの?」
モナが入ったクランルームには、カノンとカンナにツグミが居たが……
3人がモニターを見ては……
「なっとくできない!」
「がんばったのに!」
「やっぱりか…… 道理で勝てたはずだよ」
カンナとツグミが悔しそうに声を上げ、カノンも不満足に呟いた。
「どうしたの?」
「モナぁ~」
「これよ! これ!!」
カンナに抱き付かれたモナに、ツグミがモニターに映る機神を指した。
「これ? これって…… キングとクイーンの機神? でも……」
「気付いた? 僕らが倒したのは〝レプリカモデル〟…… つまり、手を抜かれていたって事」
「レプリカモデル?」
モニターに映るキングとクイーンの機神のカラーリングが、自分達の倒した機神と違う事に気付いたモナにカノンが説明する。
「キングとクイーンはね…… プロプレイヤーで、機神プロレスの暫定王者、新世界プレイヤーには絶大の人気が有るんだよ。それでね…… そう言うプレイヤーの装備や機神とかは、欲しい人がたくさんいるからね。新世界運営公式グッズとしてレプリカモデルが課金などで売られたりするんだよ」
「たいがいは、本物より性能が下がるけどね」
「それって……」
「そう、私達はファングッズにギリギリ勝ったって事…… あ~! くやしい!!」
「あの動きからして…… 流石にどノーマルでは無いだろうけどね」
モニターに映るキングとクイーンの機神は、キングが金ピカで、クイーンは銀ピカだが……
イベントでモナ達が倒した機神は、キングが黄色で、クイーンが灰色だったのを思い出す。
「でも…… 強かったよね?」
「うん…… 強かった♪」
「次は、本気の勝負がしたい!」
「次は、プロレスでも勝つ!」
「機神プロレスにも出るの?」
「〝これ〟を貰ったから…… 何時かは挑戦したいね」
カノンが取り出したのは、キングとクイーンに勝利した証のアイテム。
【機神プロレス暫定王者挑戦権利書の入ったジュラルミンケース】
このアイテムは…… 機神イベントで、キングとクイーンに勝利した強者の証。機神プロレスの大会で、暫定王者か暫定女子王者、暫定王者タッグに挑む事が出来ます。
注意…… 挑む際には、事前に互いの同意の上で王者戦開催日時を決める為に、事前の申込みが必要です。
「このアイテムが有れば、キングとクイーンが暫定王者の内なら挑戦できるからね」
「次は、格闘専用機神か…… スキルのLvアップしないと……」
「私達も、格闘スキル上げないとだね?」
「先ずは、Lvアップと格闘専用機神の資金と改良の素材集めかな」
「モナちゃんに格好可愛い機神を作って欲しいから、がんばるよ♪」
「次は、みんなの動きに付いて行ける機神を作って見せる!」
バン!!
「その意気!」
「「「「!?」」」」
突然、何者がクランルームに飛び込んで来た!
「うぐぅ!?」
「う~ん(すーはーすーはー)…… 久しぶりの〝弟〟の匂い♪」
「「「カノン(兄)(くん)!?」」」
飛び込んで来た者は、目に見えない動きでカノンを羽交い締めにして首筋の匂いを嗅いで居た。
「そんな…… カノンを簡単に捕まえるなんて……」
「カノン兄を放せ!」
「カンナちゃん!?」
「ふぐぅ!?」
「今度は(くんくん)…… 久しぶりの〝妹〟の匂いだ♪」
カノンを羽交い締めにして居た者に、カンナが飛び掛かるが…… カノンを捕まえて居た者は、逆に今度はカンナを羽交い締めにして首筋の匂いを嗅始めた。
「カンナも簡単に…… この人…… できる!」
「あ、あの~」
「何?」
「貴女は…… 誰ですか?」
「私は……【シロ】。この二人の〝お姉ちゃん〟♪」
そう言って、胸を張る白い髪をポニーテールにした中学生くらいの少女には……
猫の様な耳と尻尾が生えて居た。
突然現れたのは、7年経ち中学生くらいに成長した新世界のジノの猫耳養女のシロだった。
7年の月日の中で…… 幼女から少女になったシロは、さらに美しく可愛い最強の虎に成長して居たのだった。
そして……
モナ達は知らない……
クランルームの扉の前に、黒焦げになった男女が倒れて居た事を……
~ 数時間前…… ~
「中々楽しかったな?」
「うむ。流石は、我の弟と妹じゃ♪」
担当時間が終わり、冒険屋に戻って居たデンライと獣呀は、モナ達との戦いを思い出して話して居た。
「次は、機神プロレスで再戦か? 楽しみだぜ♪」
「そう…… 機神プロレスに?」
「それはのう…… できれば本気で戦いたいからのう」
「そんなに強かったの…… あの子達は?」
「「それは……」」
問い掛けに振り返ったデンライと獣呀が見たのは…… 荒れ狂う白虎の様に白雷を纏うシロの姿だった。
「ま、待つのじゃ、姉上……」
「私より先に逢ったんだ…… あの子達に……」
「お、落ち着け、シロ…… これはその……」
「ふ、不可抗力! 不可抗力じゃよ! 姉上!」
「ふ~ん……」
「そ、そうだ! イベントでしょうがなく……」
「解った……」
「「ふぅ……」」
「でも、許さない……」
その日…… 晴れた王都に白い雷が数回落ちたのだった。
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