356 / 464
最終章 妖精少女の夢は月光に…… 新世界を優しく煌めき照らす編
絶対神アドラギースの真なる目的!? 立ち塞がるは、ヒーローと妖精…… そして、聖女な賢者!!
しおりを挟む
~ 地上 帝国 ~
『魔人と魔物の発生が…… 減った?』
邪神の復活にともない大量の魔人や魔物が発生した帝国の帝都に、攻め行った各国の連合軍が異変に気付く。
『魔物と魔人が尽きたのか?』
『いや…… 何か変だ。これは…… 私の危機感知スキルが反応してる!?』
『しまった! 罠か!?』
『緑人を優先して転移しろ!』
『総員、即時離脱を!?』
帝都に攻め行った軍が撤退を始めた直後に…… 帝都の城や街並みを吹き飛ばして、帝都の地下から巨大な光の柱が上がる!
『やられた…… 帝都その物が地雷だったか!』
『おい! 帝都の外れに、狂賢者と怪盗を見つけたぞ!』
『何!? 奴等め…… 邪神側に付いたか!』
『それが…… 帝国の緑人を守っていました』
『えっ!?』
『どうやら、帝国も邪神に利用されていた様です』
『知らない内に、邪神達の生け贄にされていたのか…… 胸糞が悪い!』
『怪盗からの情報! 帝都の地下で〝巨大な何か〟を作らせていたらしい!』
『巨大な何か…… それが光の柱を出現させたのか?』
『地下に反応!? 何かが上がって来る!』
帝都の地下から上がる光の柱の中に…… 巨大な影が現れる!?
『ギ…… ギェエェェェェェ!』
『四枚羽根の怪鳥……』
巨大な四枚の翼を広げ、40メートル級の鋼の怪鳥が舞い上がる!
『くっ!? 邪神共の隠し玉か? 逃がすなよ! 撃ち落とすんだ!』
『目標に高エネルギー反応!?』
『おいおい……!?』
『総員! 緊急退避!?』
怪鳥の口と翼から閃光が放たれ…… 辺りが灰塵に化した。
『クケケケケ…… ギェエェェェェ!』
巨大な四枚の翼を羽ばたくと…… 怪鳥は浮かび上がり、宇宙へ飛び立った!
・
・
・
キャスルガーの一斉射に残骸と化した竜の骸から、羽化する様にして…… 白い翼の機体が現れる。
『ふむ…… これが終焉の型…… 終焉の翼も来たか……』
『地上から何か来る!?』
『巨大な鳥……?』
『フッ…… 我に逆らいし愚かな者よ…… 終焉を告げる時が来た』
『終焉だと!?』
天使を思わせる白い翼の機体を、地上から上がって来た怪鳥が変形して包み込む様に合体して…… 巨大な六枚の翼を持つ天使型機神が現れてた。
『左様…… これこそが我が真なる目的を遂げる機体…… 我に逆らい拒む愚かな者の世界を破壊し…… その命を使い、我は更なる上位の世界へ飛び立つ!』
『な!?』
『その命と世界を…… 我に捧げよ!【ソウルドレイン】』
『これは…… 新世界の命を吸っている!?』
『不味い! あやつの狙いは、吸収した命を地上に叩き落として世界を崩壊させる事だ!』
『でも…… そんな事をしたら、自分の魂すら消滅するはず!』
『忘れたか…… 最高神共よ! 我は人から神になりし者…… 人だった時のスキルを持っているのだよ……【輪廻転生】をな』
『輪廻転生だと!? だが、そのスキルは…… この世界に転生するスキルだったはずだ! この新世界が消滅したら転生出来んぞ!』
『だからこそ…… この新世界の消滅エネルギーが必要だったのだ。我は、我をこの新世界に転生させた高次元の神の世界へ飛び立つ…… 我を拒絶した愚かな貴様達の命を使ってな!』
『何処までも自己中心的な…… そんな奴に光が惚れる訳がない!』
『フラれた腹いせに、世界を崩壊させて別世界に逃げますって…… 別世界の人達も、あんたなんか迷惑だわ!』
『何処までも女々しいガキが!』
『そんな成功するか解らん事に…… 最早、呆れて言葉すらないのぅ……』
『なんとでも言うが良い…… もう、この新世界と貴様は消えるのだ』
怪鳥と合体して六枚になった巨大な翼をはためかせて、絶対神アドラギースが地上に落下しようとするが…… 閃光が動きを止める!
『俺達との戦いの最中に…… 随分と余裕じゃないか?』
閃光を放ち、アドラギースを止めたのは…… カオス・F・ブレイブだった。
『貴様…… 何故に平然としている? その命は我に捧げられたはずだが……』
『俺の命を捧げたのは、愛する妖精な女神だけだ…… お前では無い!』
『あらあら♪ なら、私の命も、愛する妖精な親友に捧げるって事にするよ』
カオス・F・ブレイブの横に転移陣が現れて、ターニャとフレンが乗る【ジャンヌ・ワイズマン】が現れる。
『何!? 貴様…… その機神は神殺しの機神か!』
『なるほど…… ジャンヌが急に転移した理由が解ったわ。邪神の特殊攻撃が効かないからね?』
『その可能性もありますが…… どうやら、〝姉弟機〟に呼ばれたからみたいですね』
『えっ!? 合体が自動で解除された…… フェアリエ?』
アドラギースの前に〝フェアリエ〟〝カオス・ブレイブ〟〝ジャンヌ・ワイズマン〟が立ち塞がる!
『今こそ…… 我等、姉弟機の使命を果たす時!』
共鳴する姉弟機から、七色の光が溢れ出すと……
『ぬ…… ソウルドレインが打ち消されただと!?』
3機の機神に搭載された【神魂ドライブ】が共鳴し、3機の機体が〝神化〟する。
『この力…… 何だ? 何なんだ貴様等は!?』
『ただのロボット好きな混沌神妖精と……』
『その旦那の混沌神ヒーロー』
『その奥さんの親友』
『何故…… 何故、我の前に立ち塞がるのだ!?』
『あん? あんたが私の始祖の機神をボロボロにしたからだ!』
『お前のでは…… ぶるぅあ!?』
フェアリエのロケット頭突きが天使の顔にめり込んでいた。
『魔人と魔物の発生が…… 減った?』
邪神の復活にともない大量の魔人や魔物が発生した帝国の帝都に、攻め行った各国の連合軍が異変に気付く。
『魔物と魔人が尽きたのか?』
『いや…… 何か変だ。これは…… 私の危機感知スキルが反応してる!?』
『しまった! 罠か!?』
『緑人を優先して転移しろ!』
『総員、即時離脱を!?』
帝都に攻め行った軍が撤退を始めた直後に…… 帝都の城や街並みを吹き飛ばして、帝都の地下から巨大な光の柱が上がる!
『やられた…… 帝都その物が地雷だったか!』
『おい! 帝都の外れに、狂賢者と怪盗を見つけたぞ!』
『何!? 奴等め…… 邪神側に付いたか!』
『それが…… 帝国の緑人を守っていました』
『えっ!?』
『どうやら、帝国も邪神に利用されていた様です』
『知らない内に、邪神達の生け贄にされていたのか…… 胸糞が悪い!』
『怪盗からの情報! 帝都の地下で〝巨大な何か〟を作らせていたらしい!』
『巨大な何か…… それが光の柱を出現させたのか?』
『地下に反応!? 何かが上がって来る!』
帝都の地下から上がる光の柱の中に…… 巨大な影が現れる!?
『ギ…… ギェエェェェェェ!』
『四枚羽根の怪鳥……』
巨大な四枚の翼を広げ、40メートル級の鋼の怪鳥が舞い上がる!
『くっ!? 邪神共の隠し玉か? 逃がすなよ! 撃ち落とすんだ!』
『目標に高エネルギー反応!?』
『おいおい……!?』
『総員! 緊急退避!?』
怪鳥の口と翼から閃光が放たれ…… 辺りが灰塵に化した。
『クケケケケ…… ギェエェェェェ!』
巨大な四枚の翼を羽ばたくと…… 怪鳥は浮かび上がり、宇宙へ飛び立った!
・
・
・
キャスルガーの一斉射に残骸と化した竜の骸から、羽化する様にして…… 白い翼の機体が現れる。
『ふむ…… これが終焉の型…… 終焉の翼も来たか……』
『地上から何か来る!?』
『巨大な鳥……?』
『フッ…… 我に逆らいし愚かな者よ…… 終焉を告げる時が来た』
『終焉だと!?』
天使を思わせる白い翼の機体を、地上から上がって来た怪鳥が変形して包み込む様に合体して…… 巨大な六枚の翼を持つ天使型機神が現れてた。
『左様…… これこそが我が真なる目的を遂げる機体…… 我に逆らい拒む愚かな者の世界を破壊し…… その命を使い、我は更なる上位の世界へ飛び立つ!』
『な!?』
『その命と世界を…… 我に捧げよ!【ソウルドレイン】』
『これは…… 新世界の命を吸っている!?』
『不味い! あやつの狙いは、吸収した命を地上に叩き落として世界を崩壊させる事だ!』
『でも…… そんな事をしたら、自分の魂すら消滅するはず!』
『忘れたか…… 最高神共よ! 我は人から神になりし者…… 人だった時のスキルを持っているのだよ……【輪廻転生】をな』
『輪廻転生だと!? だが、そのスキルは…… この世界に転生するスキルだったはずだ! この新世界が消滅したら転生出来んぞ!』
『だからこそ…… この新世界の消滅エネルギーが必要だったのだ。我は、我をこの新世界に転生させた高次元の神の世界へ飛び立つ…… 我を拒絶した愚かな貴様達の命を使ってな!』
『何処までも自己中心的な…… そんな奴に光が惚れる訳がない!』
『フラれた腹いせに、世界を崩壊させて別世界に逃げますって…… 別世界の人達も、あんたなんか迷惑だわ!』
『何処までも女々しいガキが!』
『そんな成功するか解らん事に…… 最早、呆れて言葉すらないのぅ……』
『なんとでも言うが良い…… もう、この新世界と貴様は消えるのだ』
怪鳥と合体して六枚になった巨大な翼をはためかせて、絶対神アドラギースが地上に落下しようとするが…… 閃光が動きを止める!
『俺達との戦いの最中に…… 随分と余裕じゃないか?』
閃光を放ち、アドラギースを止めたのは…… カオス・F・ブレイブだった。
『貴様…… 何故に平然としている? その命は我に捧げられたはずだが……』
『俺の命を捧げたのは、愛する妖精な女神だけだ…… お前では無い!』
『あらあら♪ なら、私の命も、愛する妖精な親友に捧げるって事にするよ』
カオス・F・ブレイブの横に転移陣が現れて、ターニャとフレンが乗る【ジャンヌ・ワイズマン】が現れる。
『何!? 貴様…… その機神は神殺しの機神か!』
『なるほど…… ジャンヌが急に転移した理由が解ったわ。邪神の特殊攻撃が効かないからね?』
『その可能性もありますが…… どうやら、〝姉弟機〟に呼ばれたからみたいですね』
『えっ!? 合体が自動で解除された…… フェアリエ?』
アドラギースの前に〝フェアリエ〟〝カオス・ブレイブ〟〝ジャンヌ・ワイズマン〟が立ち塞がる!
『今こそ…… 我等、姉弟機の使命を果たす時!』
共鳴する姉弟機から、七色の光が溢れ出すと……
『ぬ…… ソウルドレインが打ち消されただと!?』
3機の機神に搭載された【神魂ドライブ】が共鳴し、3機の機体が〝神化〟する。
『この力…… 何だ? 何なんだ貴様等は!?』
『ただのロボット好きな混沌神妖精と……』
『その旦那の混沌神ヒーロー』
『その奥さんの親友』
『何故…… 何故、我の前に立ち塞がるのだ!?』
『あん? あんたが私の始祖の機神をボロボロにしたからだ!』
『お前のでは…… ぶるぅあ!?』
フェアリエのロケット頭突きが天使の顔にめり込んでいた。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる