346 / 464
最終章 妖精少女の夢は月光に…… 新世界を優しく煌めき照らす編
邪神降伏!? 獣が大剣片手にやって来る!!
しおりを挟む
「とりあえずは、めておんが敵陣に魔法を、チャドは補助してくれ」
「了解、ガイは機神の操作を頼んだよ」
「ちぇ、僕も機神を動かしたいのに……」
「自分の機神を転んで大破させたお前に、誰が機神を任せるかよ」
めておん、ガイ、チャドが乗る機神は…… 神国の聖女と帝国勇者が起こした騒動のさいに、神国からの魔法国への合成魔物の侵攻を防いだ事で…… 報酬として渡された機神である。
当初は、各々に機神を渡たされるはずだったが……
近接戦闘が苦手なチャドが、ガイの機神に合体する支援機を望み。めておんが貰った機神で転倒し、魔法学園の施設を半壊させた事で…… チャドの支援機を複座式に改良して、合体時にガイの機神に3人が乗る事に決まった。
「さあ、初めての宇宙戦だ。チャド、強化頼む」
ガイの機神は、魔法国では珍しい量産機神のポーン型後継機神〝ナイト型〟だが…… 各部の関節部等のパーツを魔法国地下ダンジョンで作られた魔導機神の量産型ウィザードの素材に変更されていた。
それによって、チャドの強化系補助魔法の効果が上がる事になり…… 機神を一時的にとは言え、飛躍的にパワーアップする事に成功していた。
「ディフェンスアップ、アタックアップ、スピードアップと…… 敵陣にターゲットロック! めておん君!」
チャドの支援機と合体して、ガイのナイト型機神背後に装備された2本のキャノン型強化ウィザードロットが光ると……
「いくよ! メテオレイン!!」
邪神の配下の魔物と邪神機達に、隕石群が襲い掛かる!
めておんの魔法の照準をチャドが合わせる事で…… 味方への誤爆を防いでいた。
『ふむ…… 流石は勇者と言った処ですか。ですが、まだまだ居ますよ♪』
魔神バショウハンの言葉に合わせる様に、転移陣が複数現れた。
『これは!? 魔物に転移魔法を使う奴が居るぞ!』
新たに現れた転移陣から、再び複数の魔神仕様邪神機達が現れるが……
「その動き…… あの女と同じで不愉快だな……」
『我の基になりし魔神を素体とした邪神機…… アレが我の産みのお袋殿の姿かと思うと…… 確かに不愉快じゃな…… 消えよ!』
複数の転移陣とそこから現れる魔物と邪神機が…… 一瞬にして切り裂かれて消える!?
「産みのお袋とか言いながらも…… 容赦ねぇな」
『我で切り裂いた主には言われとうない…… ところで、主よ…… 宇宙なのじゃが…… なんともないのじゃな?』
大剣モードの獣呀を担いだデンライが…… 何時もの姿で〝宇宙空間〟に現れた。
「俺…… 状態異常無効と環境適応スキルカンストしてるからな……」
『もはや…… 主の方がラスボスと言う者なのじゃ?』
「いやいや、俺程度…… ラスボスにならねぇよ…… あの人達と勝負にならないし……」
『そうじゃな……』
デンライと獣呀が話している間に、新たな転移陣が展開され始めた。
「とまぁ…… 話は後にして、あの不愉快な邪神機達を潰すぞ!」
『了解なのじゃ。我には新たな〝お袋殿がくれた力〟があるからの♪』
「な!? 新たなお袋だと…… まさか!? カナエさんか?」
『うむ♪ 〝親父殿の娘なら私の娘です〟と言うて、お袋殿と呼ぶ許しと新たな力を授けてくらされたのじゃ♪』
「何時の間に…… カナエさん…… たらし過ぎだろ!」
『お袋殿に授かりし力の初披露と行くのじゃ…… 主よ。唱えよ……〝大神魔獣武装〟と!』
「だいたいの予想がつくが…… 唱えてやらぁ!〝大神魔獣武装〟!!」
デンライが唱えた瞬間、デンライの背後に曼陀羅の様な紋様が現れ…… デンライを心臓の位置にして20メートル級の獣の顔した鎧武者が現れた。
『ぬ…… 日ノ本の武人型の機神ですか…… ですか、今さら機神が増えた処で…… お前達、殺ってしまえ!』
現れた巨大な鎧武者に、魔神仕様の邪神機達が迫る!
『はあぁぁぁ…… チェストォォォォォ!!』
何時の間にか鎧武者の手にしていた大剣で、邪神機達が一刀両断されて爆砕した。
『な!? その力は…… その機神は何なのだ!!』
『黙れぃ!』
『!?』
『そうして、聞けぃなのじゃ! 我が名は、【神魔大獣機神 デンライガー】!! 元とは言え、我がお袋殿を利用した罪…… 混沌なる神の力を受けし主と我が剣きばで断つのじゃ!!!』
「お前…… デンライガーって…… 何時の間に機神化する様になったんだよ!?」
『お袋殿に……〝お袋殿、頼むのじゃ! 我を…… 我を機神にしてくだされ!!〟って、頼んだら……〝その心意気、感動した!!〟って…… 笑顔で引き受けて下されたのじゃが?』
「一番頼んじゃ駄目な奴じゃないかよ!? カナエさん、何してんだよ!!」
『お袋殿が言うに……〝フェアリエの人化と同じ様なスキルだから大丈夫! 後、獣呀は私の眷属になったから…… 無理矢理変な事したらダメよ♪〟と、言っていたのじゃ』
「俺の知らない間に…… 相棒が盗られていた!?」
『おのれら、訳の解らぬ事を…… む!? 魔物の動きが…… 貴様が原因か!?』
邪神の配下の魔物達が、デンライのスキル〝獣王の気配〟に怯え出した。
『くっ! だ、だが、我等には始祖の機神が有る。その内部から軍勢を呼べ良い!』
『俺程度に怯える様じゃ…… 邪神の軍も終りだな』
『負け惜しみを……』
その時、始祖の機神の胸部に爆発が起きる!?
『な!? いったい何が!?』
『ほらな…… 来たぜ』
爆発の中から、逃げる様に飛び出した邪神達と…… それを追う様にして機神が現れた!
『覚悟するのじゃ。邪神の軍勢よ! お主達は……〝お袋殿の怒り〟に触れたのじゃ…… 触れてはならぬ。混沌なる神の逆鱗になのじゃ……』
邪神達を追って現れた機神は……
【カオス・F・ブレイブ】だった。
「逃がさないよ…… 邪神、貴方は…… 私の全てを持って叩き潰す!」
その身に…… 怒れる混沌なる女神を乗せて…… 邪神達を睨み付けるのだった。
「了解、ガイは機神の操作を頼んだよ」
「ちぇ、僕も機神を動かしたいのに……」
「自分の機神を転んで大破させたお前に、誰が機神を任せるかよ」
めておん、ガイ、チャドが乗る機神は…… 神国の聖女と帝国勇者が起こした騒動のさいに、神国からの魔法国への合成魔物の侵攻を防いだ事で…… 報酬として渡された機神である。
当初は、各々に機神を渡たされるはずだったが……
近接戦闘が苦手なチャドが、ガイの機神に合体する支援機を望み。めておんが貰った機神で転倒し、魔法学園の施設を半壊させた事で…… チャドの支援機を複座式に改良して、合体時にガイの機神に3人が乗る事に決まった。
「さあ、初めての宇宙戦だ。チャド、強化頼む」
ガイの機神は、魔法国では珍しい量産機神のポーン型後継機神〝ナイト型〟だが…… 各部の関節部等のパーツを魔法国地下ダンジョンで作られた魔導機神の量産型ウィザードの素材に変更されていた。
それによって、チャドの強化系補助魔法の効果が上がる事になり…… 機神を一時的にとは言え、飛躍的にパワーアップする事に成功していた。
「ディフェンスアップ、アタックアップ、スピードアップと…… 敵陣にターゲットロック! めておん君!」
チャドの支援機と合体して、ガイのナイト型機神背後に装備された2本のキャノン型強化ウィザードロットが光ると……
「いくよ! メテオレイン!!」
邪神の配下の魔物と邪神機達に、隕石群が襲い掛かる!
めておんの魔法の照準をチャドが合わせる事で…… 味方への誤爆を防いでいた。
『ふむ…… 流石は勇者と言った処ですか。ですが、まだまだ居ますよ♪』
魔神バショウハンの言葉に合わせる様に、転移陣が複数現れた。
『これは!? 魔物に転移魔法を使う奴が居るぞ!』
新たに現れた転移陣から、再び複数の魔神仕様邪神機達が現れるが……
「その動き…… あの女と同じで不愉快だな……」
『我の基になりし魔神を素体とした邪神機…… アレが我の産みのお袋殿の姿かと思うと…… 確かに不愉快じゃな…… 消えよ!』
複数の転移陣とそこから現れる魔物と邪神機が…… 一瞬にして切り裂かれて消える!?
「産みのお袋とか言いながらも…… 容赦ねぇな」
『我で切り裂いた主には言われとうない…… ところで、主よ…… 宇宙なのじゃが…… なんともないのじゃな?』
大剣モードの獣呀を担いだデンライが…… 何時もの姿で〝宇宙空間〟に現れた。
「俺…… 状態異常無効と環境適応スキルカンストしてるからな……」
『もはや…… 主の方がラスボスと言う者なのじゃ?』
「いやいや、俺程度…… ラスボスにならねぇよ…… あの人達と勝負にならないし……」
『そうじゃな……』
デンライと獣呀が話している間に、新たな転移陣が展開され始めた。
「とまぁ…… 話は後にして、あの不愉快な邪神機達を潰すぞ!」
『了解なのじゃ。我には新たな〝お袋殿がくれた力〟があるからの♪』
「な!? 新たなお袋だと…… まさか!? カナエさんか?」
『うむ♪ 〝親父殿の娘なら私の娘です〟と言うて、お袋殿と呼ぶ許しと新たな力を授けてくらされたのじゃ♪』
「何時の間に…… カナエさん…… たらし過ぎだろ!」
『お袋殿に授かりし力の初披露と行くのじゃ…… 主よ。唱えよ……〝大神魔獣武装〟と!』
「だいたいの予想がつくが…… 唱えてやらぁ!〝大神魔獣武装〟!!」
デンライが唱えた瞬間、デンライの背後に曼陀羅の様な紋様が現れ…… デンライを心臓の位置にして20メートル級の獣の顔した鎧武者が現れた。
『ぬ…… 日ノ本の武人型の機神ですか…… ですか、今さら機神が増えた処で…… お前達、殺ってしまえ!』
現れた巨大な鎧武者に、魔神仕様の邪神機達が迫る!
『はあぁぁぁ…… チェストォォォォォ!!』
何時の間にか鎧武者の手にしていた大剣で、邪神機達が一刀両断されて爆砕した。
『な!? その力は…… その機神は何なのだ!!』
『黙れぃ!』
『!?』
『そうして、聞けぃなのじゃ! 我が名は、【神魔大獣機神 デンライガー】!! 元とは言え、我がお袋殿を利用した罪…… 混沌なる神の力を受けし主と我が剣きばで断つのじゃ!!!』
「お前…… デンライガーって…… 何時の間に機神化する様になったんだよ!?」
『お袋殿に……〝お袋殿、頼むのじゃ! 我を…… 我を機神にしてくだされ!!〟って、頼んだら……〝その心意気、感動した!!〟って…… 笑顔で引き受けて下されたのじゃが?』
「一番頼んじゃ駄目な奴じゃないかよ!? カナエさん、何してんだよ!!」
『お袋殿が言うに……〝フェアリエの人化と同じ様なスキルだから大丈夫! 後、獣呀は私の眷属になったから…… 無理矢理変な事したらダメよ♪〟と、言っていたのじゃ』
「俺の知らない間に…… 相棒が盗られていた!?」
『おのれら、訳の解らぬ事を…… む!? 魔物の動きが…… 貴様が原因か!?』
邪神の配下の魔物達が、デンライのスキル〝獣王の気配〟に怯え出した。
『くっ! だ、だが、我等には始祖の機神が有る。その内部から軍勢を呼べ良い!』
『俺程度に怯える様じゃ…… 邪神の軍も終りだな』
『負け惜しみを……』
その時、始祖の機神の胸部に爆発が起きる!?
『な!? いったい何が!?』
『ほらな…… 来たぜ』
爆発の中から、逃げる様に飛び出した邪神達と…… それを追う様にして機神が現れた!
『覚悟するのじゃ。邪神の軍勢よ! お主達は……〝お袋殿の怒り〟に触れたのじゃ…… 触れてはならぬ。混沌なる神の逆鱗になのじゃ……』
邪神達を追って現れた機神は……
【カオス・F・ブレイブ】だった。
「逃がさないよ…… 邪神、貴方は…… 私の全てを持って叩き潰す!」
その身に…… 怒れる混沌なる女神を乗せて…… 邪神達を睨み付けるのだった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】日本で生まれたのに見た目はファンタジーな私!日本語しか喋れないんだけど、何か悪いの?~ピンク髪のヒロインはVRゲームの中で恋愛する~
黒幸
恋愛
旧々題『ピンク髪のヒロインは今日も不機嫌』
旧題『日本で生まれたのに見た目はプリンセスな私!日本語しか喋れないんだけど、何か悪いの?~ピンク髪のヒロインは電子の妖精の夢を見るか?~』
三度目の正直で今度のタイトルで決定です。
2022/1/15に本編は完結しました!
アリスは幼馴染のタケルと友達以上恋人未満の関係。
傍目には両想いにしか見えない二人の関係はもどかしいまま、一向に進まない。
彼女は想いを素直に口に出せない天邪鬼な性格。
そんな彼女はタケルが全て、分かってくれた上で自分と付き合ってくれていると信じて、疑っていない。
自分は恋物語のヒロインなのだと思い、日々を過ごしていた。
本編25話、後日談16話の構成となっています。
表紙はノーコピライトガール様のイラストをお借りしています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる