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最終章 妖精少女の夢は月光に…… 新世界を優しく煌めき照らす編
月のトッププレイヤーの【オール1】は…… 特殊部隊司令官!?
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「オール1さんが…… 増えた……」
「ぼさぼさするな! 死ぬぞ!」
カチャ…… オール1達がそれぞれの銃器を構えた!?
「それでは…… 戦闘開始!」「サンドウォール!」
開始直後に、めておんが壁魔法でオール1達を囲った。
「ナイス! めておん!」
「メテオ系だけが僕の魔法じゃないよ。土系以外の魔法が使い辛い…… 月面だから?」
「油断するな! 新手が来るぞ!」
違う場所から、ビームを放ちながらオール1達が現れる!
「またオール1さんが出た!?」
「これが、あの人が〝フォースコマンダー〟と呼ばれる理由だ! オール1さんを見たら、50人は居ると思え!」
「そんな!? ゴキと同じかよ!」
「その例えは…… 不愉快ですね」
「くっ! アイビーム!」
別動隊のオール1達に、アシュは目から破壊光線を放つ!
「流石はサイボーグ! 全身が武器か?」
「次が来た! どうすれば倒せるんだ?」
「オール1さん本人を倒したら終わりだ! 後のオール1さんは、オール1さんと同型のアンドロイドをあの人が操作しているだけだ」
「だけって…… この数を同時に!?」
「サポートユニットと協力してですが…… ようは、慣れですよ。慣れたら貴方達にも可能なはずです。そうですねぇ…… オンラインの戦略系ゲームで10人と同時に対決して勝てば……」
「「「「「「「いや無理です!」」」」」」」
「そうですか? 意外と簡単だと思うのですが…… ほらそこ」
「くっ!」「あぶな!」
オール1の一人がめておんを狙撃するが、ガイが盾で弾く!
「このままだと数に圧倒される…… チャド!」
「わかった! 魔力強化を付与!」
「トドメは任せる! 大砂津波!!!」
エンチャンターのチャドにより、魔力強化されためておんの土魔法が巨大な砂の津波を発生させて、オール1達を押し流した!
「今だ! 全武装ロック解錠、フルファイヤー!!」
「大・飛斬閃光波!!」
「大列空弾撃掌!!」
めておんの魔法に押し流したオール1に、勇者達が必殺技を放つ!
「どうだ?」
「私の勝ちです」
勇者達の必殺技で立ち上がった砂煙が晴れると、勇者達に銃口を突き付けたオール1達が現れた……
・
・
・
「だぁ~! また殺られた! だから、オール1さんとやるのはやなんだよ! アンドロイドだから、無表情に迫って来るし…… こえぇんだよ!」
「確かに……」
「トラウマになりそうです……」
「流石だな…… オール1。アンドロイド達が、さらに人間っぽい動きをしていた」
「そうかい? めたるまんが誉めてくれるならば、改良したかいがあったよ」
月のトッププレイヤー【オール1】。
彼自身は、高性能通信特化型サイボーグで、普通の人種と宇宙空間に適応している事以外の違いは無いが……
彼は、自身と同型のアンドロイド達を百単位で所有し、自身の特化した通信能力で同時に操作する事で、月でトッププレイヤーに登り上がっていた。
彼の戦闘方法は…… サポートユニットと協力して、複数のアンドロイド達を同時に操り、特殊部隊の様に戦略的に追い詰める……
まさに〝特殊部隊と司令官〟だった。
「まぁ…… 最後の必殺攻撃の威力が乗りきれていなかったせいも…… あるのですけどね」
「アシュの調整不足と地上の勇者の不慣れに救われたって…… 事だな?」
「ええ…… めておんの魔法攻撃には圧倒されましたから…… 新機体のほとんどが砂の下…… 整備が大変です……」
「ダメージ有りでやったのか…… 何体沈んだ?」
「78体……」
「そいつは…… ついてないな……」
「魔法の授業料と思う事にします……」
ほぼ初めての魔法の威力に…… オール1とめたるまんは、ガイとチャドと話すめておんを見ながら、最大の警戒心を持つのだった。
・
・
・
~ 魔王の夜会 ~
「此処が…… 月面か……」
「本当に息ができるね…… どう言う仕組みなの?」
「装備者の魔力や魔石を消費して、生命が生きる環境を薄い膜状に身体を包む様に展開する魔導具…… だそうです」
「で、これからどうするんだ?」
「王?」
「この先だ……」
「そっちって……」
「月の裏側ぴょん?」
「この先に…… 穢れを感じる……」
「王もか……」
「挑戦者?」
「さっきから…… 強者の気配が匂ってやがる…… この先にボスクラスの奴が居やがるな」
「月に穢れ…… 情報では、月に穢れの素になる要素の魔力がほぼ無いので、穢れは無いはずですが…… イベントでしょうか?」
「何を言ってやがる…… 素なら有るだろうが」
「?…… まさか!?」
「ぴょん! 感じるぴょん…… この先に転移する魔物達の気配を……」
「ああ、地上から呼び寄せた魔物達喰らい合わせてやがるな…… 強者の気配が強くなりやがった!」
「間違いない……」
「呼び寄せた魔物達の魔石で、月に穢れ生み出している!? しかし、いったい何者がそんな事を……」
「考える必要は無い…… どうやら、〝答え〟の方から来てくれた様だぜ?」
「これはこれは…… 強力な魔力を感じて来てみれば…… 今生の魔王達が御揃いで……」
「こいつは…… 強者だ。恐らく……〝魔神〟って奴か?」
「様を付けなさい…… 下等な魔王ごときが…… まぁ…… 良い…… 丁度、魔力が不足していたのだ…… お前達で賄うとしよう……」
「見下してくれる…… だが!」
「殺れるもんなら!」
「殺ってみな! 魔神ごときが!」
「その言葉…… 魂となりて悔いるが良い!」
魔神に向かい、挑戦者と魔剣の魔王が構える……
月の表と裏の境界で、魔王達と魔神の戦いが始まろうとしていた。
「ぼさぼさするな! 死ぬぞ!」
カチャ…… オール1達がそれぞれの銃器を構えた!?
「それでは…… 戦闘開始!」「サンドウォール!」
開始直後に、めておんが壁魔法でオール1達を囲った。
「ナイス! めておん!」
「メテオ系だけが僕の魔法じゃないよ。土系以外の魔法が使い辛い…… 月面だから?」
「油断するな! 新手が来るぞ!」
違う場所から、ビームを放ちながらオール1達が現れる!
「またオール1さんが出た!?」
「これが、あの人が〝フォースコマンダー〟と呼ばれる理由だ! オール1さんを見たら、50人は居ると思え!」
「そんな!? ゴキと同じかよ!」
「その例えは…… 不愉快ですね」
「くっ! アイビーム!」
別動隊のオール1達に、アシュは目から破壊光線を放つ!
「流石はサイボーグ! 全身が武器か?」
「次が来た! どうすれば倒せるんだ?」
「オール1さん本人を倒したら終わりだ! 後のオール1さんは、オール1さんと同型のアンドロイドをあの人が操作しているだけだ」
「だけって…… この数を同時に!?」
「サポートユニットと協力してですが…… ようは、慣れですよ。慣れたら貴方達にも可能なはずです。そうですねぇ…… オンラインの戦略系ゲームで10人と同時に対決して勝てば……」
「「「「「「「いや無理です!」」」」」」」
「そうですか? 意外と簡単だと思うのですが…… ほらそこ」
「くっ!」「あぶな!」
オール1の一人がめておんを狙撃するが、ガイが盾で弾く!
「このままだと数に圧倒される…… チャド!」
「わかった! 魔力強化を付与!」
「トドメは任せる! 大砂津波!!!」
エンチャンターのチャドにより、魔力強化されためておんの土魔法が巨大な砂の津波を発生させて、オール1達を押し流した!
「今だ! 全武装ロック解錠、フルファイヤー!!」
「大・飛斬閃光波!!」
「大列空弾撃掌!!」
めておんの魔法に押し流したオール1に、勇者達が必殺技を放つ!
「どうだ?」
「私の勝ちです」
勇者達の必殺技で立ち上がった砂煙が晴れると、勇者達に銃口を突き付けたオール1達が現れた……
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「だぁ~! また殺られた! だから、オール1さんとやるのはやなんだよ! アンドロイドだから、無表情に迫って来るし…… こえぇんだよ!」
「確かに……」
「トラウマになりそうです……」
「流石だな…… オール1。アンドロイド達が、さらに人間っぽい動きをしていた」
「そうかい? めたるまんが誉めてくれるならば、改良したかいがあったよ」
月のトッププレイヤー【オール1】。
彼自身は、高性能通信特化型サイボーグで、普通の人種と宇宙空間に適応している事以外の違いは無いが……
彼は、自身と同型のアンドロイド達を百単位で所有し、自身の特化した通信能力で同時に操作する事で、月でトッププレイヤーに登り上がっていた。
彼の戦闘方法は…… サポートユニットと協力して、複数のアンドロイド達を同時に操り、特殊部隊の様に戦略的に追い詰める……
まさに〝特殊部隊と司令官〟だった。
「まぁ…… 最後の必殺攻撃の威力が乗りきれていなかったせいも…… あるのですけどね」
「アシュの調整不足と地上の勇者の不慣れに救われたって…… 事だな?」
「ええ…… めておんの魔法攻撃には圧倒されましたから…… 新機体のほとんどが砂の下…… 整備が大変です……」
「ダメージ有りでやったのか…… 何体沈んだ?」
「78体……」
「そいつは…… ついてないな……」
「魔法の授業料と思う事にします……」
ほぼ初めての魔法の威力に…… オール1とめたるまんは、ガイとチャドと話すめておんを見ながら、最大の警戒心を持つのだった。
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~ 魔王の夜会 ~
「此処が…… 月面か……」
「本当に息ができるね…… どう言う仕組みなの?」
「装備者の魔力や魔石を消費して、生命が生きる環境を薄い膜状に身体を包む様に展開する魔導具…… だそうです」
「で、これからどうするんだ?」
「王?」
「この先だ……」
「そっちって……」
「月の裏側ぴょん?」
「この先に…… 穢れを感じる……」
「王もか……」
「挑戦者?」
「さっきから…… 強者の気配が匂ってやがる…… この先にボスクラスの奴が居やがるな」
「月に穢れ…… 情報では、月に穢れの素になる要素の魔力がほぼ無いので、穢れは無いはずですが…… イベントでしょうか?」
「何を言ってやがる…… 素なら有るだろうが」
「?…… まさか!?」
「ぴょん! 感じるぴょん…… この先に転移する魔物達の気配を……」
「ああ、地上から呼び寄せた魔物達喰らい合わせてやがるな…… 強者の気配が強くなりやがった!」
「間違いない……」
「呼び寄せた魔物達の魔石で、月に穢れ生み出している!? しかし、いったい何者がそんな事を……」
「考える必要は無い…… どうやら、〝答え〟の方から来てくれた様だぜ?」
「これはこれは…… 強力な魔力を感じて来てみれば…… 今生の魔王達が御揃いで……」
「こいつは…… 強者だ。恐らく……〝魔神〟って奴か?」
「様を付けなさい…… 下等な魔王ごときが…… まぁ…… 良い…… 丁度、魔力が不足していたのだ…… お前達で賄うとしよう……」
「見下してくれる…… だが!」
「殺れるもんなら!」
「殺ってみな! 魔神ごときが!」
「その言葉…… 魂となりて悔いるが良い!」
魔神に向かい、挑戦者と魔剣の魔王が構える……
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